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記紀神話で遊ぼ・・7回目の終了です(その6の56)・「百済は、日本の属国で、兄弟だった」
http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/520.html
投稿者 どう思われますか 日時 2018 年 12 月 10 日 09:49:37: Qy4l4lPG05pBg gseCpI52gu2C6oLcgreCqQ
 

★ あらかじめ御断わりしておきますが、私の投稿文は記紀神話をベースにした発想から「とんでも論」を展開していますので、『おかしいのでは』と思われても、『そこは記紀神話の事ですから』ということで御理解ください。

★ また、私の投稿は、記紀神話を学術的に研究するためではなく、記紀神話の二重性とか多重性とか二元論的な反面性などを指摘して、掲示板でオカルト・スピリチュアル的な「お花畑」として遊ぶ事を目的としています。


@ ところで、「百済は、日本の属国で、兄弟だった」に、ご興味をお持ちでしょうか。

 私たちは、百済と日本は別々の国であり、民族も異なるものだと思っていますが、実は、違うのでないか。

  本当は、日本人も百済人も、同じ日本人だったのではないのか、厳密には、同じ呉越系倭人だった、あるいは、中国の揚子江河口部を源流とした「呉越人」だったのではないか。

 ひいては、中国の「漢民族」の本家本元の「周王朝」の長男の「呉の太伯」の家系で、分家だったのではないか。
 (その意味において、日本人こそが「本当の中国人」です。『中国は日本の領土です』)。

★ 詳しくは、(その6の22、23、24、25、26、27、28、29、30)あたりを参照してください)。

 そこで、今回は、この問題を考えてみたいと、思います。


A 日本書紀の記述は、当てに成らない。

   (日本書紀・欽明天皇即位二年春三月の条に)、
 『・・・帝王本紀、多有古字、撰集之人、屢經遷易。後人習讀、以意刊改、傳寫既多、遂致舛雜、前後失次、兄弟參差。今則孝覈古今、歸其眞正、一往難識者、且依一撰而註詳其異。他皆效此)。・・・』
   (簡略の翻訳に)、
 『帝王本紀は、多くの古い文字が有り、撰集者もよく変わった。その後の人が習い読むときに、意図的に削り、改めたりした。
 写本も多く出回り、間違いも有る。前後の順番が失われ、兄弟の順序も違っている。今、古きを推測し、真正に復帰した。ただし、知り難い事は、一つを選んでから、その他の異なるものを注釈して詳細に書くことにした。他のものも、皆、これに従っている。・・・』

 ★ つまり、日本書紀以前には、「朝鮮問題」に関する多くの記録が残されていたが、(奈良時代の時点においての)「日本・大唐帝国の外交問題」や、「日本・新羅の外交問題」などを考慮した。
 すなわち、外交摩擦を起こす問題や、日本の外交上のマイナスに成るような記録は削除した。
   たとえば、
 大唐帝国に属国化した新羅は、日本を利用して中国からの分離独立を画策して、何とか突破口を切り開こうとしていたから、日本との「縁」を頼りたかった、などの推理が働きます。


B 滅亡した百済を、雄略天皇が再興させた。(★真偽不明、要確認)。

    (日本書紀・雄略天皇の段に残された「百済」の記述)
 『廿年冬、高麗王、大發軍兵、伐盡百濟。・・・百濟記云「蓋鹵王乙卯年冬、狛大軍來、攻大城七日七夜、王城降陷、遂失尉禮、國王及大后、王子等、皆沒敵手。』
    (簡略の翻訳の要約に)
 雄略天皇の即位20年に、高句麗が百済を滅ぼした。百済記によれば、蓋鹵王も王子も殺された。

 『廿一年春三月、天皇、聞百濟爲高麗所破、以久麻那利賜汶洲王、救興其國。時人皆云「百濟國、雖屬既亡、聚夏倉下、實頼於天皇、更造其國。』
    (簡略の翻訳の要約に)
 雄略天皇の即位21年に、南朝鮮の久麻那利の土地を割譲して、汶洲王に与えて、再興させた。

 『廿三年夏四月、百濟文斤王、薨。天王、以昆支王五子中第二末多王・幼年聰明、勅喚內裏、親撫頭面、誡勅慇懃、使王其國、仍賜兵器、幷遣筑紫國軍士五百人、衞送於國、是爲東城王。是歲、百濟調賦、u於常例。筑紫安致臣・馬飼臣等、率船師以擊高麗。』
    (簡略の翻訳の要約に)
 雄略天皇の即位23年に、百濟の文斤王が死去したので、末多王(東城王とも?)を雄略天皇の御所に呼び寄せて祝福し、日本から武器や兵士を派遣して百済を防衛させた。さらに日本軍が高句麗を討伐した。


C 日本人の混血児が、百済の重臣に成っている。

ア) (日本書紀・欽明天皇即位二年秋七月の条に)、
 『秋七月、百濟聞安羅日本府・・・遣前部奈率鼻利莫古・・・紀臣奈率彌麻沙等、(紀臣奈率者、蓋是紀臣娶韓婦所生、因留百濟、爲奈率者也。未詳其父。他皆效此也)。・・・』 
    (簡略の翻訳に)、
 『(即位2年)秋7月、百済は、安羅の日本府と新羅が謀略しているとの噂を聞いて、前部奈率の位にあった鼻利莫古(ビリマクコ)・・・紀臣奈率彌麻沙(キノオミ・ナソチ・ミマサ)たちを派遣して…』

 ★ つまり、紀臣奈率(紀臣ナソチ)とは、日本の紀臣が韓の娘を娶って生んだ子供で、百済に留め置かれて、奈率(ナソチ=百済の役職名)の位に就いた者で、その父の詳細は分からない。他も皆、これに同じです。


イ) (欽明天皇即位の四年夏四月の条に)、   
 『四年夏四月、百濟紀臣奈率彌麻沙等罷之。秋九月、百濟聖明王、遣前部奈率眞牟貴文・護コ己州己婁與物部施コ麻奇牟等、來獻扶南財物與奴二口。・・』
    (簡略の翻訳に)、
 『物部施コ麻奇牟(物部のセクトマガム)・・・。物部氏が、朝鮮半島で生んだ子供で、百済の聖明王の重臣。・・・

 ★ ここでも、物部氏の子供が百済の重臣に成っています。


ウ) (欽明天皇即位の五年二月の条の続きに)、
 『別謂河內直(百濟本記云、河內直・移那斯・麻都。而語訛未詳其正也。・・・ 
    (簡略の翻訳に)、
 『河內直は、百済本記によると、河内直(カフチノアタイ)・移那斯エナシ・麻都マツと言う。・・』

 ★ 任那の責任者の一人の河內直が、新羅と同調した話が出てきます。


エ) (欽明天皇即位の五年三月の条の続きに)、
 『・・・今麻都等、腹心新羅、遂着其服、往還旦夕、陰搆姧心。・・・』
    (簡略の翻訳に)、
 『今、麻都らは、新羅に腹心(恭順し従う心)があり、ついに、その新羅の服を着て、朝夕に新羅に往来し、密かに騙そうと準備しています。・・・』

 ★ 上述と同じで、任那の責任者の一人の河內直が、新羅と同調した話が出てきます。


D 「新撰姓氏録」の「諸蕃の百済」の項。(★誤記脱落あり、原典で要確認のこと)。

(百済国の都慕王に繋がる氏族)

★左京 和朝臣  出自は百済国・都慕王十八世孫・武寧王 
左京 百済朝臣 出自は百済国・都慕王卅世孫・恵王 
左京 百済公   出自は百済国・都慕王廿四世孫淵王 
右京 百済伎   出自は百済国・都慕王孫・徳佐王  
右京 不破連   出自は百済国・都慕王之後Z有王  
河内 河内連   出自は百済国・都慕王男陰太・貴首王  
右京 菅野朝臣  出自は百済国・都慕王十世孫・貴首王  
右京  (菅野朝臣同祖) 葛井宿祢 塩君男味散君之後  
右京  (菅野朝臣同祖) 宮原宿祢 塩君男智仁君之後  
右京  (菅野朝臣同祖) 津宿祢   塩君男麻侶君之後  
右京  (菅野朝臣同祖) 中科宿祢 塩君孫宇志之後  
右京  (菅野朝臣同祖) 船連    大阿郎王三世孫智仁君之後  
摂津  (菅野朝臣同祖) 船連    大阿良王之後 

★ 「都慕王」とは、「スモウ」のことで、(その6の29D)の解朱蒙のことだろうか?。もし、そうだとすると、「扶余族」で、ルーツが「濊族」で、「スサノオ」に繋がるかも知れませんが、どうでしょうか。

 それから、「スモウ」とか「スモオ」とかの発音、なんか「スソー王」→「スサノオ」に似てますね。

★ 「今上天皇」の「ゆかり発言」の、桓武天皇の生母の高野新笠(タカノノ・ニイガサ)は、「和氏(ヤマト・ウジ)」の出身ですが、遠祖は百済・25代・武寧王の後裔だそうです。
 高野新笠の一族は、桓武天皇の「縁」で、高位高官に昇りました。


(その他の王族や貴族に繋がる氏族)

右京 三善宿祢           出自は百済国・速古大王 
河内  (三善宿祢同祖) 錦部連  百済国・速古大王之後   
和泉  (三善宿祢同祖) 錦部連
左京 大丘造  出自は百済国・速古王十二世孫・恩率高難延子 
右京 春野連         出自は百済・速古王孫比流王 
右京  (春野連同祖) 己氏  速古王孫休奚之後  
右京  (春野連同祖) ・斯氏  速古王孫・比流王之後  
右京  (春野連同祖) 面氏 ・比流王之後  
摂津 広井連  出自は百済国・避流王  
山城 岡屋公     百済国・比流王之後  
右京 鴈高宿祢  出自は百済国・貴首王  
右京 広津連  出自は百済国近・貴首王  
右京 安勅連  出自は百済国・魯王  
右京 市往公  出自は百済国・明王  
右京 岡連   市往公同祖 ・目図王男安貴之後  
大和 和連    出自は百済国主・雄蘇利紀王  
右京 百済王  出自百済国・義慈王  
右京 百済公  因鬼神感和之義。命氏謂鬼室。廃帝天平宝字三年。改賜百済公姓  
和泉 百済公     出自は百済国・酒王  
和泉  (百済公同祖) 六人部連  ・酒王之後  
右京 刑部  出自は百済国・酒王  
左京 石野連 出自は百済国人・近速王孫憶頼福留   
右京 真野造  出自は百済国・肖古王  
左京 沙田史 出自は百済国人・意保尼王   
右京 広海連  出自は韓王信之後須敬  
右京 麻田連  出自は百済国・朝鮮王淮  
右京 御池造  出自は百済国扶餘地卓斤国主・施比王  
右京 半Z氏  百済国・沙半王之後  
摂津 (真神宿祢同祖) 原首  ・福徳王之後  
右京 飛鳥戸造  出自は百済国・比有王  
河内 飛鳥戸造  出自は百済国主・比有王男V伎王  
河内 飛鳥戸造  百済国・末多王之後  
河内 古市村主  出自は百済国・虎王  
和泉 葦屋村主     出自百済・意宝荷羅支王  
摂津  (葦屋村主同祖) 村主  ・意宝荷羅支王之後  
和泉  (葦屋村主同祖) 村主  大根使主之後  
河内 岡原連  出自は百済国・辰斯王子知宗  
河内 林連   出自は百済国・直支王[古記云周王。]  
河内 水海連  出自は百済国人・努理使主  
左京  (水海連同祖) 調連  百済国・努理使主之後也 誉田天皇[謚応神。]御世。帰化。
                   孫阿久太男弥和。次賀夜。次麻利弥和。
                   弘計天皇[謚顕宗。]御世。蚕織献B絹之様。仍賜調首姓   
右京  (水海連同祖) 民首  百済国人・努利使主之後  
山城  (水海連同祖) 民首  百済国人・怒理使主之後  
河内  (水海連同祖) 調曰佐 
左京 林連        出自は百済国人・木貴公  
右京  (林連同祖) 林   百済国人・木貴之後  
右京  (林連同祖) 大石林  百済国人・木貴之後  
摂津  (林連同祖) 林史  百済国人・木貴之後  
左京 香山連  出自は百済国人・達率荊員常   
左京 高槻連  出自は百済国人・達率名進   
右京 城篠連  出自は百済国人・達率支母未恵遠  
左京 広田連  出自は百済国人・辛臣君  
右京 広田連  百済国人・辛臣君之後  
左京 神前連  出自は百済国人・正六位上賈受君   
左京 小高使主  出自は百済国・人毛甲姓加須流気  
左京 飛鳥部  百済国人・国本木吉志之後   
右京 清道連  出自は百済国人・恩率納比旦止  
右京 大県史  百済国人・和徳之後  
右京 道祖史  出自は百済国主・挨許里公  
右京 大原史  出自は漢人・木姓阿留素西姓令貴  
右京 苑部首  出自は百済国人・知豆神  
右京 高野造  百済国人・佐平余自信之後  
右京 中野造  百済国人・杵率答他斯智之後  
右京 枌谷造  出自は百済国人・堅祖州耳  
右京 坂田村主  出自は百済国人・頭貴村主  
右京 上勝         出自は百済国人・多利須須  
山城  (上勝同祖) 勝  百済国人・多利須々之後  
摂津  (上勝同祖) 勝  ・多利須須之後  
右京 不破勝  百済国人・渟武止等之後  
右京 漢人  百済国人・多夜加之後  
右京 賈氏  出自は百済国人・賈義持  
右京 大石椅立 出自は百済国人・姓蚊尓  
山城 伊部造  出自は百済国人・乃里使主 
山城 末使主           出自は百済国人・津留牙使主 
山城  (末使主同祖) 木曰佐  ・津留牙使主之後 
大和 縵連 連  出自は百済人・狛  
大和 宇奴首           出自は百済国君男・弥奈曽富意弥 
河内  (宇努首同祖) 宇努造  百済国人・弥那子富意弥之後  
大和 波多造  出自は百済国人・佐布利智使主  
大和 薦口造  出自は百済国人・抜田白城君  
大和 園人首  出自は百済国人・知豆神之後  
摂津 為奈部首  出自は百済国人・中津波手  
摂津 牟古首  出自は百済国人[吉志  
摂津 三野造  出自は百済国人・布須真乃古意弥  
河内 佐良々連 出自は百済国人・久米都彦地 
河内 依羅連           出自は百済国人・素祢志夜麻美乃君  
河内  (依羅連同祖) 山河連  ・素祢夜麻美乃君之後  
河内 呉服造  出自は百済国人・阿漏史  
河内 上曰佐   出自は百済国人・久尓能古使主  
和泉 信太首  百済国人・百千之後  
和泉 取石造  出自は百済国人・阿麻意弥  
和泉 衣縫   出自は百済国・神露命


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