★阿修羅♪ > 原発・フッ素45 > 273.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
福島第一原発について、あなたが知らない6つのこと(Huffington Post)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/273.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 12 日 15:19:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

福島第一原発について、あなたが知らない6つのこと
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/10/fukushima-daiichi-nuclear-power-plant-2016_n_9412886.html
2016年03月11日 15時05分 JST 和田千才 Huffington Post


メルトダウンから5年。廃炉作業が続けられている東京電力福島第一原子力発電所は、刻々と姿を変えている。


1. 江戸城ぐらい広い構内。放射線量が1500倍違う場所も


福島第一原発は広い。敷地面積は350万平方メートルと、江戸城内郭に迫る。水素爆発を起こした1号機から、構内の入帯域管理区域付近までの距離は約1キロ。大手門から半蔵門までの距離に相当する。



構内は場所によって放射線量が大きく異なる。入帯域管理区域付近では毎時0.706マイクロシーベルト(μSv)なのに対し、3号機付近の屋外では毎時1500μSv。約1500倍の差になる。(いずれも2016年2月10日午後5時)


事故直後は、敷地境界付近で毎時1015.1μSv(2011年3月12日午後3時29分)、3号機建屋付近で毎時13万μSv(2011年3月23日)だった。



福島第一原発で働く人のために、作業に従事する企業が合同で開設したホームページ「1 FOR ALL JAPAN」より


2. 通勤渋滞は午前4時から始まる


福島第一原発付近は、未だ居住が許されていない地域もあり、作業員らは少し離れた楢葉町、広野町、いわき市、南相馬市などから車で通う。ただし、駐車スペースが限られるなどの理由で、福島第一原発に直接、自家用車で通勤できる人は限られており、原則、約20キロ南のスポーツ施設「Jヴィレッジ」から約45分かけて「専用バス」で通う。



事故当時、原発から半径20キロの立ち入りが厳しく制限された。国や東電は、20キロのちょうど境界にあったJヴィレッジを前線基地に指定。Jヴィレッジを経由しなければ福島第一原発に入れないように、周辺道路を封鎖した。東京駅を起点にすると、横浜市鶴見区付近に、唯一の「関所」が設けられたことになる。


この名残で、現在もJヴィレッジから福島第一原発に向かう専用バスが出る。周辺は毎日渋滞が発生。いわき市からJヴィレッジまで、ラッシュアワーは高速道路を利用しても約1時間かかる。


福島第一原発の朝は早い。午前3時から構内でミーティングが始まる企業もあり、福島第一原発へ繋がる道は、午前4時頃から渋滞が始まる。午後も午後3時頃から帰りのラッシュが始まり、午後7時ぐらいまで混雑が続く。


国土交通省は3月10日、常磐自動車道のいわき中央〜広野インターの約27キロを、これまでの2車線から4車線にすると発表。5年後の完成を目指すとしている。



住民の避難が続き闇に包まれる町(下)と対象的に、ライトに照らされ浮かび上がる東京電力福島第一原子力発電所の建屋(1秒露光)。左下の明かりは車のライト(2016年03月10日夜、福島県富岡町から撮影)


3. 食堂は380円均一。コンビニは缶コーヒーを販売できない


2015年6月からは、構内に新設された大型休憩所に食堂がオープンし、温かい食事を取ることができるようになった。メニューは、昼は5種類、夜は3種類から選べる。1食380円均一で、ごはんは無料で大盛りにできる。



報道陣に公開された福島第1原発の大型休憩所の食堂。その日のメニューが入り口に並ぶ=2015年09月04日、福島県大熊町[代表撮影]


2016年3月には、この休憩所にコンビニエンスストアの「ローソン」もオープン。おにぎりやスナック類、下着類など約1000種類を販売する。ただし、店内で調理する「おでん」などは置かない。出たゴミは構内で保管するため、かさばるビン・缶類、プラスチックの弁当は置いていない。



東京電力福島第1原子力発電所の大型休憩所にオープンしたコンビニエンスストア「ローソン」の店内。タオルやTシャツなどの日用品(右)が並ぶ=2016年03月01日、福島県大熊町[代表撮影]


4. 一面、モノトーンの世界


事故当初はJヴィレッジで防護服に着替えていたが、現在では構内の施設で着替える。2016年3月8日以降は、防護服に着替える必要のない作業エリアが増え、汚染水タンクの見回りなどは、一般的な作業服だけで働けるようになった。


事故当時より放射線量が下がったのは、汚染された土や芝をはぎ取り、木を切り倒して地面を舗装する「フェーシング」が進んだからだ。かつて緑が広がっていた構内は、白とグレーのモノトーンに様変わりした。



フェーシングされた構内(2016年2月25日撮影)


5. 核燃料はないのに…4号機が解体できない理由



原子炉建屋付近では依然、防護服や全面マスクなどが必要だ。メルトダウンを起こした1〜3号機には、溶け落ちた燃料(デブリ)が現在も残っており、ロボットによる建屋内部の調査が続いている。格納容器を水で満たして上からデブリを取り出す方法などが考えられており、2018年度に方針が決まる予定だ。


一方、定期点検中で燃料が装填されていなかった4号機は、2014年12月に核燃料プールから使用済み燃料の取り出しが完了した。しかし、解体した原子炉建屋のゴミをどう処分するか決まっておらず、解体できない。


福島第一原発内には、5年間たまったゴミを焼却する施設ができ、放射性物質の付着したガレキの仮置き場もつくられた。原子力規制委員会は2015年12月に特別委員会を設置し、解体後の建屋ガレキなど、福島第一原発内で出たゴミをどうするのか、議論を進めている。



(左上・右上)構内北部にあるガレキ置き場。盛土式、テント式など、ガレキの種類に応じて保管方法を変えている。(2016年2月25日、Taichiro Yoshino撮影)、(左下)ガレキ置き場のゴミの山(2016年2月24日、Christopher Furlong/Getty Images撮影)、(右下)コンテナに詰め込まれた使用済み防護服。「空いたスペースがあれば積む」(東電担当者)状態だ。(2016年2月24日、Christopher Furlong/Getty Images 撮影)


6. 福島第一原発の中で使われる電気は、東電が発電していない


汚染された地下水が原子炉建屋に流れ込むのを減らそうと、建屋の地下をぐるりと取り囲む「壁」がつくられた。土に含まれる水を凍らせる「凍土壁」だ。



1〜4号機を取り囲む「凍土壁」は、巨大なパイプを通じて高台の施設から送られた液体窒素によって、土に含まれる水が氷の壁を作る仕組みだ。(2016年2月25日 2号機建屋西側高台から撮影)


氷の壁にした理由の一つは、廃炉後にゴミが減るからだった。撤去時は凍結管のみが廃材となる。地中にパイプなどが大量に埋まっている建屋付近では、水のように変形しやすい物質を凍らせるほうが、隙間をつくらず施工しやすいという理由もあった。


しかし、土を冷やすための莫大な電気が必要になる。その電気は、当然ながら、東北電力から買っている。設備点検費、人件費なども含め、経費は年間10億円を超えるという。



福島第一原発から東京に戻ると、街の明るさに気がつく。(2016年1月27日 Kiyoshi Ota/Bloomberg via Getty Images)


▼クリックするとスライドショーが開きます▼
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/10/fukushima-daiichi-nuclear-power-plant-2016_n_9412886.html


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年3月12日 20:40:21 : T5YwXZRFJk : EkJBmPcNFJQ[7]
@ >事故直後は、敷地境界付近で毎時1015.1μSv(2011年3月12日午後3時29分)、3号機建屋付近で毎時13万μSv(2011年3月23日)だった。

130mSv/hと言う数値は、初めて聞く。

この数値は、3月23日のものだから、1、2、3、4号機が、連続的に爆発した直後(3月15日)は、もっと高かったのではないか。

多分、当時、作業に従事した原発作業員、自衛隊員、スパーレスキュー隊員たちの被曝線量は、あっという間に、何百ミリから何シーベルトまで、跳ね上がったと推測される。(3号機が、核爆発だとすると、爆発の時、現場にいた人々は、致命的な被曝をしたはずだ。)

もちろん130mSv/hと言う数値は、隠蔽されて、東電の「福島第一原子力発電所サーベイマップ」には、1度も出て来ない。

A ここに、チェルノブイリ原発事故の当初に、除染に携わった作業員99人の被曝線量を推計した資料がある。(“HEALTH EFFECTS OF THE CHERNOBYL ACCIDENT-a Quarter of Century Aftermath”のPDF24ページ)

http://nrcrm.gov.ua/en/publications/monographs.html(PDFあるいはrarでダウンロードできる。)

それによると、平均線量は、105mSv/h、中央値は、82mSv/hだった。

現場で事故対策に当たった原子力専門家と内務省関係者の被曝線量は、もう少し高く、中央値で、それぞれ、277mSv/hと173mSv/hだった。

B ウクライナ緊急事態省の2011年の報告書(PDF117ページ以下)によると、除染作業員の非腫瘍性疾患の死亡率は、1988年当時で、0.22%だったけれど、漸増して2008年には1.2%になった。

特に、40歳未満と比べて、40歳以上の除染作業員の死亡率は高くなった。

死因としては、心臓血管系の疾患が、断突の79%を占めている。

C 時事通信の記事によれば、2011年12月16日まで、「延べ66万人の作業員が現場に入った」と報道されている。

年間あたり70−80万人以上の人が、福島原発事故の作業に従事したと推測される。

http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/167.html#c5

D チェルノブイリの除染作業員の1988年の非腫瘍性疾患死亡率を、福島原発事故作業員に当てはめて見ると、2012年12月末までの作業員の延べ人数を150万人とすると、この間、3000人以上の作業員が、死亡したと推測される。

E 阿修羅では、これを裏付けるような、投稿がなされている。

>福一の死亡者は3名ではなく4300人が真実

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/137.html

>福島原発の作業員800人死去の情報を東北大学医学部附属病院が緘口令を敷いて、外部に洩れなく(板垣英憲)

http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/427.html

F 政府東電は、福島原発事故では、1名の死者も出ていないとしているけれど、資料を照合すると、これが簡単な吟味にも耐えられない嘘であることが推測できる。


2. 2016年3月12日 20:50:26 : 3avrGsstoM : DaD2EQj8sHg[1]
”Ge”+”Nai”で測定の経験がある者ですが、身近な者に”ささやいて”も
完全”スルー”です(泣)

私は、ネットでは、”東海アマ”氏や、”飯山一郎”氏を”ウォッチ”してます
”アマ氏”は、誹謗を受けて”凍結”の憂き目ですが、”測定器”に一定程度、触れれば理解できる事=誰でも分かることを”ツイート”されてるのです。
これが”凍結”なら、當に”東朝鮮”(笑)
”復活”を願います

対して飯山先生?僭越ですが、”天皇”に期待過剰と思います
”親が親なら”子も子だねと”邪推”してます
”国民”が心底、”心配”ならね‥”警告”位は、”まっすぐに”と‥
”放知技”に書いて信者がの”壁”がね‥

”原始生活”は、あり得るが、”御大”は、”畢竟”どーするのかな?
阿修羅を借りて”疑問”を呈す


3. 2016年3月13日 07:29:07 : QGF9afHHGw : u0XQu@UBSq0[1]
>>01訂正。
気づかれた方もいると思うが、Aのチェルノブイリの作業員の平均線量や中央値の単位は、被曝線量の合計であるから、mSv/hではなく、すべてmSvである。

正しくは、以下のとおり。

>それによると、平均線量は、105mSv、中央値は、82mSvだった。

現場で事故対策に当たった原子力専門家と内務省関係者の被曝線量は、もう少し高く、中央値で、それぞれ、277mSvと173mSvだった。


4. 2021年5月01日 15:06:17 : m7p0RzWtxE : cTdLTzVrTXk3dC4=[3] 報告
福島第一原発にコンテナ8万5千基、劣化進み中身流出も
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A8%E4%B8%875%E5%8D%83%E5%9F%BA-%E5%8A%A3%E5%8C%96%E9%80%B2%E3%81%BF%E4%B8%AD%E8%BA%AB%E6%B5%81%E5%87%BA%E3%82%82/ar-BB1gf18a?ocid=msedgntp

 東京電力福島第一原発でこの春、鋼鉄製の保管用コンテナから漏れ出したとみられる放射能に汚染されたゲル状の塊が見つかった。東電によると、敷地内の屋外には、主に低レベルの放射性廃棄物を入れたコンテナ約8万5千基が並ぶ。雨水などで劣化が進むと、廃炉作業の支障になりかねず、対応に困っている。

 3月上旬に雨が降った後、福島第一原発の構内の排水路で、放射性物質濃度が高まったことを知らせる警報が鳴った。

 調べたところ、特定の区画から出る排水の放射性物質濃度が高く、近くの地面に黒っぽいドロドロしたゲル状の塊(縦90センチ、横30センチ)が見つかった。塊は放射線を出しており、触れた雨水が流れ出て警報が鳴った可能性が強まった。

 現場では、コンテナ270基を別の場所に移す作業が行われていた。そのうちの1基の底部がさびて、穴が開いたとみられる。コンテナには、約450の収納袋に小分けされた吸水シートやホース、布などが大量に入っていた。事故後の混乱期に汚染水などを拭き取った後、中に詰め込んだままになっていたらしい。

 東電によると、事故処理で発生したがれきや使用済みの防護服などの廃棄物は、放射線量が高いものは屋内の保管庫に入れ、低いものは、シートをかけたり、コンテナに入れたりして屋外で保管している。

 そうしたコンテナは現在、8万5469基ある。そのうち、2017年11月以前に詰めた4011基は、中身の詳細な記録が残っていない。放射線量が高いものが入っていないことは確認したが、「不燃物のがれき類」ということしかわからない、という。

5. 2021年5月21日 20:39:29 : F00Y28nDA6 : NEZMN3Z3Mm9jdVU=[8] 報告
原因は高線量「ゲル」 第一原発排水路 放射性物質濃度上昇 東電発表
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AF%E9%AB%98%E7%B7%9A%E9%87%8F-%E3%82%B2%E3%83%AB-%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E7%99%BA%E6%8E%92%E6%B0%B4%E8%B7%AF-%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E7%89%A9%E8%B3%AA%E6%BF%83%E5%BA%A6%E4%B8%8A%E6%98%87-%E6%9D%B1%E9%9B%BB%E7%99%BA%E8%A1%A8/ar-AAKdm96?ocid=msedgntp

東京電力福島第一原発の1号機原子炉建屋北側を通る「物揚場排水路」で三月に雨水の放射性物質濃度が上昇した問題について、東電は二十日、排水路上流にある廃棄物一時保管エリアのコンテナから漏えいした高線量のゲル状の塊が原因だったと発表した。

 東電によると、コンテナに保管していた吸着剤から染み出た水分によってコンテナの一部が腐食し、最大で毎時一三ミリシーベルトのゲル状の塊がコンテナの外に漏えいした。降雨によって雨水がゲル状の塊に当たり、放射性物質を含んだ雨水が排水路に流れ込んだとみられる。

 東電はゲル状の塊とコンテナ底部の水について分析し、核種や化学的な性質が類似しているとして関連性があると結論付けた。

 原子炉等規制法に基づき、福島第一原発の核燃料物質防護規則に該当するとして東電は二十日、原子力規制庁に報告した。

 東電は対策として、塊が漏れ出たエリアの地表面のアスファルトを剥ぎ取り、再舗装した。今後、構内で内容物が把握できていない約四千基のコンテナについて内部の水分の有無を確かめ、エリア周辺の側溝などの点検を強化する方針。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素45掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
原発・フッ素45掲示板  
次へ