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徹底検証「原子力行政の闇」官邸主導のもんじゅ廃炉の裏〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/759.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 11 日 08:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             高速増殖炉もんじゅ (c)朝日新聞社


徹底検証「原子力行政の闇」官邸主導のもんじゅ廃炉の裏〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161109-00000204-sasahi-soci


 原発の再稼働を続ける安倍政権は選挙で原発の争点化をそらしてきた。だが、新潟をはじめとする知事選で住民は再稼働に明確なノーを突き付け始めた。高速増殖炉もんじゅの廃炉に向け、ようやく官邸が重い腰を上げたように見えたが、裏があるという。ジャーナリストの桐島瞬氏が報告する。

* *  *
「多くの国会議員が、次の国政選挙で原発を争点にすべきかどうか関心を持っています」

 衆議院議員の河野太郎氏はそう話す。このところ知事選で相次いで“脱原発”を掲げる知事が当選しているためだ。

 7月の鹿児島では、元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏がマニフェストで「川内原発を停止して、施設の点検と避難計画の見直しを行う」と表明し、自民が推す伊藤祐一郎前知事を破った。新潟でも米山氏が、泉田前知事の路線を引き継ぐと明言し、当選。

 そうした状況の中、自民党議員らも脱原発の風を感じているというのだ。河野氏は原発推進政策を進める自民党の中で、脱原発を強く打ち出す言動を続けてきた異色の政治家だが、最近になり異変が起きたという。

「自分より強硬に“脱原発”を唱える議員が党内に増えてきたのです」(河野氏)

 10月下旬に開かれた自民党原子力政策・需給問題等調査会の原子力政策小委員会合同会議では、若手や中堅議員の間からこんな意見が飛び出した。

「廃炉も除染費用もこれまでの数字を大きく上回っている。他の先進国では原発がコスト割れしつつある議論がされている。原発が一番安いなどという数字を出す経産省は信用ができない」(柴山昌彦衆議院議員)

「原発と再生可能エネルギーを分けられる市場になっているのか。廃炉会計にしても、託送料金で回収しなくてもよい方法はあるのに、そうでなければならないという議論はおかしい」(秋本真利衆議院議員)

 いずれも原発立地県以外を地盤とする議員からの声だ。さらに、前内閣府副大臣で再稼働に肯定的な高鳥修一氏でさえ、新潟県知事選の主な敗因を原発とし、「国民が納得する原発政策を党として出す必要がある」と危機感をにじませた。

 河野氏は自民党議員の意識が変わりつつある理由をこう解説する。

「経産省の説明を鵜呑みにしていたが、福島原発事故後に説明を聞いたら辻褄が全然合っていないことに気がつき始めた。経産省は原発事故後には電気が不足しないために原発は必要と言っていました。だが、全部の原発が止まっても足りている。その次は燃料費が上がって国富流出だという。ところがこれも本当に上がっているのかさえ怪しい。つまりインチキがばれてしまったのです。安倍政権は原発への依存度をできる限り低減させると公言している。ところが実際には経産省と電力会社が描いた絵の上にのってしまっているのが現状です」

 その代表的なのが、高速増殖炉もんじゅを巡る動きだ。

 もんじゅは、発電しながら消費した以上の燃料をつくり出す「高速増殖炉」の開発段階でつくられた原型炉。増殖した燃料を使って繰り返し発電すればエネルギー問題の解決につながる。もんじゅで発電技術を確立し、核燃料サイクルを実現するのが国の当初の計画だった。だが、水で冷やす一般の原子炉と違い、高速炉は中性子を「増殖」させるために金属ナトリウムを冷却材に使う。ところがナトリウムは空気中の水分と反応するだけでも爆発するため制御が難しく、1995年に冷却配管からのナトリウム漏れで火災事故を起こした。

「事故後に当時の運転主体だった『動力炉・核燃料開発事業団』が公表した事故映像ではナトリウムが飛び散った映像などをカットし、情報隠しと問題になりました。その後、2度にわたる組織の統合再編を経て、ようやく10年の試験運転再開にこぎ着けましたが、すぐに重さ3トンを超える装置を炉内に落とす事故を起こし、12年には1万点近い機器の点検漏れも発覚するなどトラブル続きだったのです」(原子力関係者)

 度重なる不祥事を受け、原子力規制委員会は昨年11月、当時の馳浩文科相に新たな運営主体を特定することなどを求める勧告を出す。

 文科省の有識者を集めて開いた「『もんじゅ』の在り方に関する検討会」では、当初は廃炉も選択肢のうちに入っていたが、いつの間にか存続ありきの議論に切り替わった。今年5月に方向をまとめた報告書でも廃炉には踏み込んでいない。

 ところが9月21日の原子力関係閣僚会議では、一転して菅義偉官房長官が「高速炉開発会議で本年中に廃炉を含めた抜本的な見直しを行う」と発言。突如として再び廃炉が現実味を帯びてきたのだ。なぜなのか。全国紙記者が解説する。

「政府がもんじゅを動かし続けた場合の費用を試算したところ、今後10年で約6千億円との結果が出ました。すでに1兆2千億円を使っています。文科省はまだ存続の道を探っているとはいえ、こんなにカネを食うようでは国民の理解が到底得られないと官邸サイドで判断したようです」

 決断の時期を12月としたのは、地元対策や総選挙のタイミングを見据えたものだと分析するのは元経産官僚の古賀茂明氏だ。

「3カ月あるのは、それまでにもんじゅの地元福井県と再処理施設のある六ケ所村が納得するような仕組みを作れと官邸主導で話が進んでいるのではないか。それに年明けともいわれる総選挙前に『文科省や原子力村の反発が強いなかで安倍首相が遂にもんじゅの廃炉を決断した』という絵を見せれば、選挙で有利に働きます」

 もんじゅが廃炉になれば、一向に動かない核燃料サイクルを続けるために無駄な税金を使わずに済むが、実際には何も変わらないと古賀氏は続ける。

「経産省は原子力政策全体の中で腐った重要パーツであるもんじゅを切り捨てることで、原発政策を維持できるように仕向けました。それにもんじゅがなくても核燃料サイクル維持に困らないのは、フランスが開発中の高速炉『アストリッド』プロジェクトに日本も参画しているからです。国の核燃料サイクル計画は今までどおり続き、経産省、文科省にはプロジェクトを通して大きな利権が生まれる構造になっているのです」

 アストリッドは、高速増殖実証炉の「スーパーフェニックス計画」が失敗したフランスが新たに打ち出してきた高速実証炉計画。2030年代半ばの運転開始を目指し、日本政府も研究開発に参加することを14年に合意している。問題は巨額な開発費がかかることだ。原子力資料情報室の伴英幸共同代表が言う。

「アストリッドの開発費は5700億円と評価されているが、これで終わるとは思えません。日本はもんじゅと同じくらいの費用を要求されるかもしれない。そこで得られた成果が日本で生かせるか不明だし、仮にうまくいったとしても、原発よりもはるかに危険な高速炉を今後受け入れる自治体はおそらく国内にはないでしょう。つまり、計画に協力しても無駄遣い以外に何もないということです」

 古賀氏も「日本の原子力関連産業にお金が落ちるためにフランスに付き合っているだけ」と話す。

 核燃料サイクル自体、すでに破たんしている。

 原発で燃やした使用済み核燃料を再処理して抽出した日本のプルトニウム保有量は、核保有国を除いて最大の48トンにも上る。だが、本来の使い道の高速増殖炉ができないからたまる一方だ。プルトニウムを消費させるために考えついたプルサーマルにしても、稼働しているのは伊方原発の3号機だけ。日本のプルトニウムの3分の1を保有する東京電力は、福島第一原発3号機と柏崎刈羽原発の3号機がプルサーマルだが、稼働のメドさえ立っていない。

 行き場のない使用済み核燃料は国内に1万7千トンあり、六ケ所の再処理工場の貯蔵プールも設備が動かないのにすでに9割が埋まっている。そんな中で原発を動かせば、さらに使用済み核燃料はたまっていく。

 前出の河野議員は「破たんした核燃料サイクルは手じまいをしないといけない」とし、国が続けようとする理由をこう説明する。

「まず六ケ所の再処理工場の問題です。持ち込んだ使用済み核燃料を再処理しないとなると、青森県からは核のゴミだから持ち出せと言われる。だが、持ち出す場所がないからやめると言えないのです。もう一つは原発を動かすと20年には使用済み燃料プールがいっぱいになってしまう。そのために再処理を続ける。こんな本末転倒な話で明らかに不要なコストを国民に回しているのが現状です。政府は原発の問題点を国民にきちんと説明し、経産相は青森県に頭を下げ、最終処分地を探さないといけません」

 

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コメント
 
1. 2016年11月11日 08:18:51 : MySLQRVUeA : gy4oBnRrxPI[3]

 
 

>フランスが開発中の高速炉『アストリッド』プロジェクトに日本も参画しているからです。国の核燃料サイクル計画は今までどおり続き、経産省、文科省にはプロジェクトを通して大きな利権が生まれる構造になっているのです

       高速炉 は  フランスで やってください 

          開発費は 電力会社 で

            税金とは別物です
 
 
 
 、


2. 2016年11月11日 11:36:49 : ewNNsB3YVQ : AqufzZSxc8U[2]
アストリッド計画は、スパーフェニックスの二番煎じで、冷却材に、水に触れると爆発するナトリウム、燃料に制御不能な核連鎖反応が起きるプルトニウムを使っている時点でアウトだ。

3. ダイビング[125] g1@DQ4Nyg5ODTw 2016年11月11日 11:57:14 : GLUiH1o95U : z_48yBWfvSI[130]

文科省に溶け込んでいる元の科技庁人員がヘロヘロになっているので

相対する経産相との力関係を調整するために官邸主導なんて宣っているのだろう。

最初の原子力予算を提出し、最初の科技庁長官である大勲位が

鬼籍に入ってくれれば、いろんなことがはかどる。

あと数年か。 放射能にも強いんだな。

彼岸に行ったら、フクイチ収束にあの世から手を貸してやれよな。


4. taked4700[5783] dGFrZWQ0NzAw 2016年11月11日 16:10:07 : iRTgOtP37U : YMpN41JjnTk[19]
>ナトリウム漏れで火災事故を起こした

これを読むと、液体ナトリウムが急激に酸化されて炎が上がったと思ってしまいがちですが、そうではありません。事故当時、平常運転がされていて、事故原因は設計ミスでした。つまり、窒素が装置がある部屋に充てんされていて、酸素はその部屋の空間内には無かったのです。あくまで炎が上がったわけではなく、もともと、液体ナトリウム自体がある程度の高温であるため、それが室内の空間で立ち上り、それを火災報知機が検知しただけです。
もし、多少大きな地震が起こっていれば、ほぼ確実に部屋の密閉は損なわれ、窒素が漏れ、酸素が入り込み、本格的なナトリウム火災になります。そうなれば、100%打つ手はありません。

それほど、ナトリウム冷却は危険なのです。

「ナトリウム漏洩火災事故」という言い方は、ナトリウム漏れ火災が発生したが、無事に復旧したという誤解を招く表現です。決してそうではありません。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85#cite_note-mj_accipanf-32
ナトリウム漏洩火災事故[ソースを編集]
もんじゅの冷却材である金属ナトリウムは200℃以上の高温で運用されており、空気中の酸素に触れるだけで自然に発火するため、取り扱いにあたっては非常に注意を要する[28][29][30]。
1995年、二次冷却系で温度計の破損によって金属ナトリウムが640kg±42kg(推定)が漏洩[31]し、火災となった。この事故は国際原子力事象評価尺度ではレベル1と判定されたものの、事故への対応の遅れや動力炉・核燃料開発事業団(当時)による事故隠しが問題となった[要出典]。
この事故以来、もんじゅは運転休止状態が続き2010年まで運転を停止していた。
事故の経緯[ソースを編集]
12月8日、もんじゅでは運転開始前の点検のための出力上昇の試験が行われた。 その後目標の熱出力43%を目指し、出力を徐々に上げていたところで事故が起きた。
19時47分:二次冷却系配管室で配管のナトリウム温度計がわずかに低下、その後200℃前後まで急低下した後に480℃まで復帰してすぐに「温度高」を示した。通常480℃のところ600℃の目盛りを振切っていて、実際何度になっているか判らなくなってしまった(なお、この温度検出器は熱電対であり、断線するとオーバーレンジとなってしまうため、ナトリウムが600℃以上になったわけではない)。
19時47分:火災報知器が2か所発報し、ナトリウム漏洩を知らせる警報が発報し、運転員は2次主冷却系配管室で「もやっている程度の煙」(ナトリウムエアロゾル)[32]を確認した。その後も火災警報の範囲は広がり、ついには階を超えて発報を始めた。
20時00分:火災警報機が14ヶ所発報した時点で、運転員らは異常時運転手順書「2次主冷却系のナトリウム漏洩」に従い原子炉の停止を決定、原子炉の出力を徐々に落とし始めた。
原子炉を急激に停止させる「緊急停止」は炉に負担をかけるため、炉を保護する為に緩やかな出力降下を目指した。その後、非常に大きなベル音が連続して鳴動するため、 運転操作の妨げになるとしてベルの停止操作を行った。そのため、別の火災報知器がさらに発報していることに気づくのが遅れた。
20時50分:運転員が現場で白煙の増加を確認。
21時20分:事故発生から1.5時間後、火災警報器が34か所発報にも及んだ時点で、事態を重く見た運転員らが手動で原子炉を緊急停止させた。充満した白煙と高温により、防護服を着用しても現場に立ち入ることは困難で、被害状況は全くつかめなかった。しかし、原子炉停止後も火災報知器の発報は続き、最終的には66か所に及んだ。
22時40分:二次冷却系Cループ配管内のナトリウムの抜き取り操作を開始した(9日0時15分終了)。
23時13分:二次冷却系Cループ配管室及び蒸気発生器室の換気空調系が停止。
翌日午前2時、事故現場に立ち入り状況を確認したところ、高融点の鋼鉄製の床が浸食され、さらにナトリウムが周囲にスプレー状に飛散していた。 なお、漏洩した金属ナトリウムは二次冷却系のもので、放射能漏れは無かった。


5. 2016年11月11日 17:05:57 : RvSCLSpRxk : lWWQU5w1BiQ[-5]
常陽と京大実験炉も早く廃炉にしてよ
核兵器製造工場の噂のある三兄弟

[32初期非表示理由]:担当:毎回IDが変わってしまう方が、ペンネームを使わずにコメントし、管理人がネット工作員判定した場合には苦情を受け付けません。 http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/415.html

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