★阿修羅♪ > 経世済民106 > 864.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
百貨店、本格的崩壊期へ…高齢者以外は来ず、看板外しただのテナントビル化(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan106/msg/864.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 28 日 00:30:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

百貨店、本格的崩壊期へ…高齢者以外は来ず、看板外しただのテナントビル化
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14440.html
2016.03.28 金森努/金森マーケティング事務所取締役、マーケティングコンサルタント Business Journal


 世の中の動きや新商品の狙い、ヒット商品が売れるワケなどを「マーケティング」を切り口として考えてみようという連載を今回から始めたい。まずは百貨店の未来についてだ。

■百貨店は小康状態

 3月18日に日本百貨店協会が発表したニュースリリースでは、「2月は温暖な気候と、閏年による営業日一日増などを要因に客足が好調に推移。降水量の多さを払拭して0.2%増と2か月ぶりにプラスを記録した」と、百貨店業界が小康状態を示している様子が伝えられたが、マクロで見れば大変厳しいといわざるを得ない。もっと踏み込んでいうなら、「このままでは未来がない」という状況だ。

■百貨店は誰のためのものなのか

 古くはバブル経済でこの世の春を謳歌した百貨店は、バブル崩壊以降、ターゲット顧客を可処分所得が高い層に集中して生き残りを図ってきた。

 その際たる例が、東京の京王百貨店新宿店だろう。2004年11月に創業40周年を迎えたのを機に同店は、高齢社会に対応した改装や売場づくりを打ち出し、5・7・8階の3フロアを高齢社会や中高年層の生活感変化などに対応した売り場に改装。商品構成を変更し、フロア構成も見直すことで従来中高年顧客を主要ターゲットとしてきたポジショニングを一段と進化させ、競合環境のなかでひときわ目立つ存在となった。

 京王百貨店に限らず、多くの百貨店では高齢者層を狙い居心地のいい、滞留時間の長い店舗をつくろうと、店内の至る所に休憩用の椅子が配されるようになった。

■高齢者で稼いできたツケが廻ってきた

 しかし、高齢者狙いだけでは生涯価値(同一顧客が連続的に購入することにより得られる利益)が残り少ない顧客と心中することになる。

 行き過ぎた高齢者対策が原因で、ひとつの都心郊外百貨店が歴史の幕を閉じようとしている。そごう柏店である。2000年頃から近隣に親子3代で楽しめるショッピングセンターの出店が相次ぎ、同店は対策を打っていた。

「そごう柏店はシニア層にターゲットを絞った品ぞろえやサービスに力を注いできた。2012年には百貨店内にカルチャーセンターを誘致し、俳句や短歌、音楽やダンスの講座を開くなど、シニア客の流入を図った。(略)結果としては、シニア層以外の施策が乏しく、(略)2016年2月期の売上高は115億円と、ピーク時の2割程度にまで落ち込んでしまった」(3月13日付「東洋経済オンライン」より)

 今や、高齢者以外の顧客は百貨店に来ず、家族がお祖父ちゃん・お祖母ちゃんを伴ってショッピングセンターに行ってしまうのだ。そごう柏店も閉店後は16年4月に開業する予定のショッピングセンター「セブンパーク アリオ柏」に小型店として出店するという報道もある(3月8日「都市商業研究所」報道より)。

■ショッピングセンターのテナント化

 ショッピングセンターへの小型店出店はそごうだけではない。高島屋は昨年10月に三井ショッピングパークららぽーと海老名に、化粧品・婦人雑貨・ライフスタイル雑貨・カフェなどを併設した新業態店「タカシマヤスタイルメゾン」を開業した。狙いは、「ショッピングセンターを訪れる“百貨店初心者”のファミリー層を取り込む事」(2015年12月13日付日経MJ記事より)だという。

 そう、長く百貨店は「手っ取り早く稼げるシニア」に力を入れすぎて、本来の主力顧客となり得る層を遠ざけてしまっていたのだ。同店は主要顧客として意識するのが30〜40歳女性だ。「まずは足を踏み入れたいという雰囲気づくりにこだわった」(同)という。もはや百貨店での買い物の仕方や“お作法”から慣れてもらわねばならないほど、ターゲットと百貨店の間には距離ができていたのである。

■小型店に分裂

 小型店を展開するのは郊外のショッピングセンターだけではない。3月9日にJR名古屋駅前に誕生した大名古屋ビルヂングの地下1階から地上2階のフロアに三越伊勢丹ホールディングスは「イセタンハウス」を出店し、流行に敏感な主婦層やビジネスパーソンに対応した商品を取りそろえるという。同社は小型店展開に力点を置いており、すでにショッピングセンターで雑貨・食品を中心に「エムアイプラザ」、ルミネなどの駅ビルに、化粧品に特化した「イセタン ミラー」、東京六本木に婦人向け・丸の内に紳士向け高感度ファッション層ターゲットの「イセタンサローネ」などを計100店出店しているという。専門性を高めてターゲットを絞り小型店展開を加速していくのは、ひとつの潮流だとみて間違いないだろう。

■消えていく「百貨店」という「館」

 では、「百貨店」という「館」はどうなっていくのか。大丸・松坂屋の百貨店を運営するJ.フロント リテイリングは「マルチリテーラー戦略」を掲げている。

「パルコやプラザをグループしたうえで、キャラクターグッズ専門店やファストファッションなどの業態の異なる流通業者を入店させる戦略」(15年6月10日付日本経済新聞より)

 その一環で名古屋店にはヨドバシカメラを誘致している。また、現在建て替え中の松坂屋銀座店跡は、「マルチリテーラー戦略」に加えてインバウンド需要を極端に強化しているようで、現在銀座通りに路上駐車しているアジアを中心とした観光客のバスを、丸ごと館内に飲み込めるように建物地下にバスターミナルを完備設計するようになっているという。また、「『松坂屋』の看板がつかない商業施設とする」(同)というから驚きだ。

 松坂屋の展開は少々極端かもしれない。しかし、小型店に分裂化してテナントと化す方向性は今後、さまざまな形態を実験的に行いながらも加速するだろう。また、松坂屋のようにテナントビル化して看板を外すような店舗も増えてくるだろう。

 百貨店業界の蹉跌は、「バブル崩壊」というマクロ環境の大きな変化に対して、「ターゲット顧客は誰なのか」という再定義をきちんとせず、「お金を落としてくれる人がお客様」とでもいうように、可処分所得の高い高齢者を中心顧客に置いてしまったことに始まる。その結果、百貨店という業態自体が旧態依然としたポジショニングになり、若年〜中年までの新規顧客層には魅力的に映らず、むしろ遠ざける結果となってしまった。さらにショッピングセンターなど業際を越えた新たな競合が勃興し、中心顧客すらも奪われるようになった。

 あとは、そのショッピングセンターなどの商業施設に百貨店としての売り場を分解して入店するか、自らが「箱」として集客力のあるテナントを迎え入れるという姿になっていこうとしているのである。

 どこか昭和な香りを残す「百貨店らしい百貨店」は、中高年の記憶の中だけにしか存在しなくなるのだろう。

(文=金森努/金森マーケティング事務所取締役、マーケティングコンサルタント)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年3月28日 02:20:41 : n3NynvnzZw : zK4YvdVoHCM[15]
百貨店は高級品のバーゲンセールの時は重宝するが、それ以外の時はわざわざ行く気にはならない。全年高級品のバーゲンセールをやっていれば、何時行っても高級品を安く買えるのだが。

まぁあまり金を持っていない若者に縁がないのは仕方がない。貧乏な年寄りは時々嫌でも高級品に頼らないと生活できない場合があるので利用する機会はあるだろうな。


2. 2016年3月29日 00:28:49 : npDLF2UBNs : 3clQILjO0Ws[230]

★:アヘンミクスが、大大大大だぃ〜〜失敗ぃ〜〜〜


     ケケ中君の、「正社員なんて一人もいなくなればいい・・・」 現経済諮問委員


  地方でも、百貨店はとうとう100円ショップを入れて、その売り場だけが大繁盛。
  確かに、高級百貨店は倒産し、庶民派百貨店のヨーカドーも、ガラガラの閑古鳥。
  今更ながら、ユニクロ並みの格安で、衣料品は半額で充実させるも、イメージが高め
  が拭えずに客が戻らず、3〜4割がテナントどころか、入らないでシートで囲ってる。
  8の付く日の消費税ゼロ円の日しか、客が居ない。

  ヤマダ電機も何処も人が入らない。
  ネットの方が安いからか。

  新婚家庭なんぞ、西松屋の380円のシャツやズボンしか購入しない様で・・・
  靴屋も、ドンキも、何処も、時間外の幽霊屋敷のように淋しいね。

 ========== 

  夏に向けて、石油が上がるので、更に倒産ラッシュだなぁ・・・

    やはり、越後屋ODAばら撒きの、アヘンミクス・・・

      選挙後は、年金を3割減らすんだろう・・・・

〜〜〜

〜〜〜


3. 2016年3月29日 03:43:45 : AiChp2veWo : crH3ggO@jw4[223]
夢も誇りもあるだろう有名百貨店が、コンス、やってんなよ!、馬鹿か?。スーパーも、レジのおばちゃんや兄ちゃんが肘張って挨拶、あほなのかよ?。経営者、オーナー、投資者、大丈夫か、頭?。日本人か?。この国の誇りはどうした!。

4. 2016年3月29日 03:49:07 : AiChp2veWo : crH3ggO@jw4[224]
ついでに、上下背広も百貨店じゃ買わないだろが、一皮めくらずともガラの悪いチェーンの販売店なんかでは絶対買わないぞ。

5. 2016年3月29日 07:57:00 : RQpv2rjbfs : DnS7syXjc2g[133]
小売りは消費税痛い、下手をすると税の肩代わりをさせられる、というか税の肩代わりをさせられたんだ。業者はもっと地団駄踏んで反対するべきであった。

物品税を始めたのは日本が初めてらしいが殆ど全ての商品に一律課税する暴挙を始めたのも日本だった、これは明らかな失敗だ、商品管理の電子化が進んでいるのだから商品ごとに税率を決めるのは簡単なはず。

失敗を認めて早くに消費税を廃止するべし。


6. 2016年3月29日 09:42:29 : VpqbKkIwFc : 9HuNY0oOt0A[110]
消えゆく 商売の 一つ。
昔 大店舗 法が 成立して 駅近くの 商店街が 消え、シャッター通りに
なっている。

時代の変遷。


7. 2016年3月29日 10:27:44 : Blrs1P9M7I : b5BFVVyojjk[27]

百貨店で背広を買ったことを、つい会社で口を滑らしたら聞いていた若い社員から、

エ〜ッ、未だに百貨店でスーツ買ってるんですか?、そんなこと若い人に聞かれたら馬鹿にされますよ」と笑われました。


8. 2016年3月29日 13:18:27 : w3M1BHSquE : 5KToaZSVnLw[382]
まずそもそも、日本の地価が 実情を反映しておらず 税金をむしり取る事しか考えていない“お役人”が元凶
駅前の一等地が、本当に商業価値が有るのかどうか ロクに考えてなどいない

地価が高い → 税金が高い → 売られている商品の値段が高い こういうイメージが定着し なおかつ
地価が高い → 駐車場が無い → 電車で行くしかない 沢山の買い物が出来ない となる
(ただし、中国人だけは別で 平気で爆買いするが)

郊外型ショッピングセンターと 価格面で競争できず、完全に駅前なんて商業価値は薄れている
なのに地価はまったく下がらず 実情を反映していない
地価を下げたら 固定資産税や相続税を むしり取る事が難しくなるからである。


9. 2016年3月30日 00:13:55 : G9pRncd5P6 : kNLawzAmjgA[517]
栄枯盛衰は世の習いというからな。
「百貨店の歴史」とかいうのを見ればわかるんだろうが、戦前からのせいぜい百年足らずってとこだろう。
私にも昔、地元のデパートに親に連れて行ってもらって「お子様ランチ」を食べさせてもらい、屋上の遊園地で遊んだ幸せな思い出もあるんだが、今、子供をも持つ親たちが同じことをするとは思えない。もはや、ビジネスモデルとしてはどうにもならないところまできてしまってるんじゃないのか?

10. 2016年3月31日 03:24:50 : DMnf7phIkh : sC3EusQkKnc[4]
>>03さんに同意。



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)|(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(なしでも可能。あったほうが良い)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
最新投稿・コメント全文リスト  コメント投稿はメルマガで即時配信  スレ建て依頼スレ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民106掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民106掲示板  
次へ