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雑感。日本株の現状(在野のアナリスト)
http://www.asyura2.com/16/hasan107/msg/560.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 4 月 16 日 23:54:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

雑感。日本株の現状
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52805214.html
2016年04月16日 在野のアナリスト


16日未明にM7.3の地震がおき、熊本地震は新局面に入りました。気象庁は14日は前震で16日が本震、としますが、地震学者の中にはどちらも本震とする人もいます。誘発されたとはいえ、断層が異なれば違う地震、という話ですが、そうなるとまだ大きな地震がくるかもしれません。そうなると再建どころか、安全や安心すら遠のきます。今回の地震は、こうした誘発地震が考えるのなら、特に慎重な判断が必要になりそうであり、長期化も心配されます。余震の多さからみても、地震が力の解放ではなく、堤防の決壊のように一部でも崩れてしまうとそこに水が集中してくるように、14日の地震でここに力がかかり易くなったとしたら、さらに何が起こるか分かりません。今は一刻も早い究明と、見通しを示すことが肝心なのでしょう。今回でも、地震の余地は難しいことがよく分かりましたが、少なくともそのために予算をかけ、研究もしてきたのですから。

米国で開催されていたG20が閉幕しました。「金融政策、財政政策、構造改革を総動員」「為替レートの過度な変動や無秩序な動きは、経済・金融にとって悪影響」という従来通りの認識を示すとともに「タックスヘイブンはすでに合意している国際的な枠組みの効果的で幅広い実施の重要性」との文言を確認しました。要するに、従来通りのことを確認した、というに過ぎません。

明日のOPEC加盟、非加盟国会合で何が決まるかもありますが、各国とも余裕がなくなり、利害が鋭く対立するようになり、これまでとて国際会議で何かが決まることは少なかったのですが、ここに来てさらに決められなくなった。原理原則は保つ、ということはできても、踏みこんで対策を打つことができない。毎回、それを確認する会議となったのがG20などの多国籍会議です。

最近の株式市場で気になるのは、リーマンショック前なら国際会議や重要イベントがあると、積極的にポジションを構築しようとの動きが顕著でした。しかし今週がそうであったように、今はポジションを落としてイベントに備える、といった動きが起こります。つまり今週の上昇は、弱気相場の戻りを試す動きであって、今はまだ下落局面にある、ということを示しています。

米国では逆に、ポジションをつくる動きもあって、年初来高値をとってきました。原油相場がもどるなら、シェールオイル関連企業の破綻も回避でき、米経済は堅調。米国はふたたび金融政策を緩和する余地もあり、上に行くとの期待しかない。自動車版サブプライムの問題、シェールオイル企業の負債の高止まり、消費が思ったほど伸びないなど、マイナス面はあってもそれを見ない。楽観に支配された相場だからこそ、新たに買いのポジションを構築しようとします。

日本は、日本にとって都合のよい国際合意もとれず、金融緩和は手詰まり。どころか悪材料にすらされかねず、先をみれば円高、株安しかない。しかも不意の変動のときは日本に資金を置いておきたくない。それが今の株式、為替市場を覆っているポジション落としの流れなのです。

日本が陥っている現状、日本人が考えているよりよほど深刻なのでしょう。外国人投資家がポジションを落とすときしか株価が上がらない。外国人投資家が心変わりすれば…といってみたところで、そのキッカケすらつかめません。そしてふたたびの震災。局所的とみられていた段階は、まだ影響も少なかったのですが、今後はその被害の拡大によって財政出動ではなく、震災対応に財政を回さないといけなくなってもきます。G20で示された対策、日本では構造改革ぐらいしか対応できないのですが、それすら安倍政権では困難。それが打つ手なし、下にいくしかない、という外国人投資家の意識をうみだしているなら、構造どころか、発想の改革をしない限り、日本株の凋落は止めようがない、というところまで来てしまっているのでしょうね。
 

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コメント
 
1. 2016年4月17日 03:38:51 : q931E3NW4E : Xao0gDyXwoc[55]
「ただ無益で無能な連中が集まって会食しているだけに過ぎない」という感想しかない。

2. 2016年4月17日 11:04:07 : SKLssvmpSU : bqq1LCfyCG0[29]
誘発地震というのは、単に結果論的にいっているにすぎない。今の地震知識には、全くない領域のものですから。つまり、あの巨大なプレート境界型の地震でさえ、連動するのか、単独で起きるのか、なんの区別もできておらず、連動が起こるかもといっているくらいです。あとづけしかないのです。事前に本当にどの程度の地震になりそうなほどのひずみにある地域がどこまでなのか、なんて何もわかっていないのですから。
 当然、決壊による別の場所への力の集中といったことも、データがないといえましょう。

国際的な経済関係がここまで緊密になったことは過去ないでしょう。したがって、現在の世界的なデフレ的なことにも全く理論的な基礎的知識がかけているのではないだろうか。その中で経済学に素人の政治家がいいかげんな取り組みをしているのではないかと思われるこの頃です。


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