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7月の首都圏マンション新規発売、大幅減続く 日経下げ200円超 NZ通貨安完敗 中国量子通信衛星 鉄鉱40ドルに下落か
http://www.asyura2.com/16/hasan112/msg/121.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 8 月 16 日 14:04:58: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 


7月の首都圏マンション新規発売 #発売も契約も大幅減 在庫増 u 当り単価下落 先安期待

統計概要(表)
Tomoko Sato
2016年8月16日 13:04 JST 
不動産経済研究所が発表した 首都圏のマンション新規発売統計は次の通り。
===============================================================================
7月 6月 5月 4月 3月 2月
2016 2016 2016 2016 2016 2016
===============================================================================
--------------------前年同月比(%)--------------------
新規発売戸数 -30.7 -12.9 -14.1 -13.5 -39.6 -13.9
契約戸数 -47.5 -23.0 -14.4 -24.0 -48.7 -15.8
繰越販売在庫数 30.4 24.2 18.8 19.8 15.7 17.7
1 戸当り平均価格 -5.0 -2.5 18.3 8.4 8.7 1.4
1 u 当り単価 -5.2 -0.7 21.2 9.0 9.0 2.8
------------------------各数値-------------------------
新規販売戸数 3,317 3,050 3,002 1,978 2,693 2,237
販売戸数 - 予想 3,500 3,000 3,500 2,500 4,500 2,500
契約戸数 2,101 2,124 2,129 1,313 1,820 1,630
月間契約率(注) 63.3% 69.6% 70.9% 66.4% 67.6% 72.9%
繰越販売在庫数 6,498 6,130 6,037 5,881 6,039 6,119
===============================================================================
7月 6月 5月 4月 3月 2月
2016 2016 2016 2016 2016 2016
===============================================================================
1 戸当り平均価格 56,560 56,720 56,920 57,510 56,380 57,730
1 u 当り単価 806 823 823 826 802 835
翌月販売戸数 - 予想 2,500 3,500 3,000 3,500 2,500 4,500
===============================================================================
注:月間契約率は契約戸数を新規発売戸数で除して求める。円の表示単位は千円。
出典:不動産経済研究所
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-16/OBZI026TZ01X01

午後の日経平均下げ200円超す、円高進み心理悪化−内需中心安い
赤間信行
2016年8月16日 07:58 JST 更新日時 2016年8月16日 12:47 JST

16日午後の東京株式相場は先物主導で下げ幅を広げ、日経平均株価は200円以上安くなった。昼休み時間帯に為替市場でドル安・円高圧力が強まり、市場参加者の心理が悪化した。不動産や食料品、小売株など内需セクター中心に安い。
  午後0時42分現在のTOPIXは前日比12.11ポイント(0.9%)安の1304.52、日経平均株価は188円49銭(1.1%)安の1万6681円7銭。
  木証券の勇崎聡投資情報部長は、「米国では早期利上げ期待の後退が株高をもたらしているが、その裏返しとしてのドル安・円高への警戒感が日本株の足かせだ」と話している。
  日本株の前引け後に為替市場で円高の動きが強まり、ドル・円相場は一時1ドル=100円30銭台と7月11日以来のドル安・円高水準に振れた。朝方は101円20銭付近だった。
  資源株の上昇などから朝方のTOPIX、日経平均はともに反発して始まったものの、国内企業決算の発表が終了、政策をはやす動きも一巡しているほか、引き続き夏季休暇中の投資家も多く、売買エネルギーは低水準。先物などの影響を受けやすい状況にある。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-15/OBZ2R56JTSEE01


 

米金融当局のアプローチ再検討を示唆−SF連銀総裁の小論文
Jeanna Smialek
2016年8月16日 11:46 JST

新たな経済の現実の下では、中央銀行の政策運営にも新たなアプローチが必要になる。これが米金融当局者の間で支持が広がりつつあるメッセージであり、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁がこのほど、かつてない強い調子でこの点を主張した。

  ウィリアムズ総裁は15日公表の小論文で、景気の過熱、減速のいずれにもつながらない自然利子率の水準が低下していると指摘。自然利子率が低い新たな環境では、低インフレを目指す米金融当局の政策はもはや理にかなわないとの考えを示した。

  米経済がニューノーマルの局面に入ったと論じたり、米金融当局の対応の在り方に疑問を投げ掛けたりするのは、同総裁が最初ではない。セントルイス連銀のブラード総裁は、経済の潜在成長率に悲観的であり、長期の予測を立てるのはもはや有益ではないと考えている。また、シカゴ連銀のエバンス総裁は、米金融当局は行き過ぎたインフレ高進を避けるために早期の利上げに踏み切るよりも、インフレ率が2%に達するまで利上げを待つべきだと主張している。

  それでも、ウィリアムズ総裁の新たな論述は、ニューノーマル時代に新たな枠組みが必要との見解が主流となるのに役立つだろう。著名な研究者の1人で、金融政策で中道派と目される同総裁のコメントは、現行の政策決定のアプローチが正しいものかどうか連邦公開市場委員会(FOMC)の中核ないしその近辺で、真剣な議論が交わされつつあることを物語る。

  RBCキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、トム・ポーセリ氏(ニューヨーク在勤)はウィリアムズ総裁について、「考え方が現実的であり、いずれにせよ極端な思考の持ち主ではない。米金融当局の多数の人々の考えが多くの点で反映されていると思う。再考の過程にあるのは確かだ」と語った。
  仮に米金融当局が戦略見直しの検討に着手したとしても、そのような動きが急速に進展すると信じる理由はない。ウィリアムズ総裁も小論文で、混乱を招きかねない「突然の進路変更の提言」を行っているわけではないと説明した。

  ルネサンス・マクロ・リサーチの米経済担当責任者ニール・ダッタ氏(ニューヨーク在勤)は「このようなアプローチの費用対効果を検討しなければならない。われわれは未知の領域にあるため、考察には時間がかかるだろう」と話している。
原題:Fed Orthodoxy Shows Cracks as Another Top Official Urges Rethink(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-16/OBZA796TTDSH01


アングル:NZドル高に歯止め掛からず、通貨安競争で完敗

[ウェリントン 15日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)は高金利通貨であるニュージーランドドル(NZドル)の下落を切望している。しかし主要先進国の中銀がこぞって政策金利をゼロ近辺かマイナスへと引き下げているため、通貨安競争で完敗している。

中銀はNZドルを押し下げようと口先介入を繰り返し、昨年6月から政策金利を6回も引き下げたが、それでもNZドル高に歯止めを掛けることができないでいる。

先週11日には政策金利を過去最低の2%に下げたが、NZドルは1%強も上昇した。NZドルはその後は上昇分を吐き出し、15日には利下げ前の水準に戻った。

現在の実効レートは中銀が一連の利下げを始めた時点に比べ、1.5%上昇している。

2%というニュージーランドの政策金利は先進国で最も高い。英国は0.25%、オーストラリアは1.5%、米国はゼロ近辺で、日本と欧州はマイナスだ。こうした利回り差がキャリートレード需要を引き付ける強力な要因となっている。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のシニアエコノミスト、フィリップ・ボーキン氏は「一部の国ではボラティリティが比較的小さく、流動性がじゃぶじゃぶで、利回りが非常に低いかマイナスになっていることを考えると、ニュージーランドは極めて異色だ」と話す。

AMPキャピタル・ニュージーランドのマネジングディレクターのグラント・ハッセル氏も「先進各国の10年物国債利回りの一覧を作れば、ニュージーランドはダントツだ」と述べた。

現在の10年物国債利回りはニュージーランドが2.15%程度であるのに対して、米国は1.51%、英国が0.53%で、日本とユーロ圏はマイナスとなっている。

こうした状況下、RBNZは積極的に利下げを進めるだろうし、10月から実施する住宅ローンの規制強化策が不動産市場での投機的な動きの抑制につながることを期待している。

ウエストパック銀行のシニア外為ストラテジストのイムレ・スパイツァー氏は、RBNZは事実上「無力」で、外為市場でNZドル高に歯止めを掛けるには政策金利を1.0%まで下げる必要があるとみている。

しかしRBNZは金利をゼロかその近辺にまで引き下げることは考えていない。90日物銀行手形金利に織り込まれた今後の利下げはあと1、2回で、1.5%が下限となっている。

ただ問題はNZドルがこれに反応して下げるかどうかだ。RBNZは2018年末までにNZドルが5%下がると期待しているが、為替トレーダーは相場のこれまでの動きから非常に懐疑的だ。

スパイツァー氏は「流れが明らかに変わるまで」、NZドルを米ドルに対して買い持ちにし続け、NZドルが下げれば買いを入れるつもりだと述べた。

(Rebecca Howard記者)
http://jp.reuters.com/article/nz-dollar-idJPKCN10R0AY?sp=true

豪中銀議事録:インフレと成長見通し改善、利下げ奏功−8月会合
Michael Heath
2016年8月16日 12:33 JST 更新日時 2016年8月16日 13:27 JST

力強い成長の可能性を低金利が下支えしている可能性
雇用とインフレ圧力について依然「かなりの不確実性」がある

https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/i3DaJk7iqBjc/v2/-1x-1.png

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は16日、今月2日の金融政策決定会合の議事録を公表し、ここ約4カ月で2回目の利下げを決めたことについて、住宅価格をめぐる懸念が和らいだことに加え、インフレは低水準にとどまり、経済成長が加速する可能性があると説明した。
  豪中銀は同会合で政策金利を過去最低の1.5%に引き下げた。議事録は「成長見通しは前向きで、より力強い成長を遂げる余地もあり、そうした状況を低金利が下支えしている可能性がある」と指摘。「家計部門のレバレッジ拡大や住宅価格の急速な上昇に関連したリスクは低減している」と分析した。
  議事録では、「国内の労働市場の勢いや国内のインフレ圧力が今後数年でどの程度上昇するかについては、依然としてかなりの不確実性がある」との認識も示された。

  豪ドルは逆方向に動いており、1月半ばに付けた底から約12%上昇。米金融当局は政策の引き締めに慎重で、日欧では中央銀行がゼロ金利やマイナス金利政策を導入し、債券購入プログラムを拡大している。豪中銀は鉱業ブーム後の経済に必要な調整が「為替レートが上昇すれば困難になりかねない」との見解をあらためて示した。
  豪ドルはシドニー時間午後0時23分(日本時間同1時23分)現在、対米ドルで1豪ドル=0.7659米ドルと小幅下落。議事録公表前の段階では同0.7670米ドルだった。
  市場は年内最後の12月会合で豪中銀が追加利下げに踏み切る確率を50%と予想しているが、議事録は金融政策について何の手掛かりも示さなかった。 
原題:RBA Cut Rate to Boost Inflation, GDP as Housing Worries Ease (2)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-16/OBZF1Z6JTSEC01

中国、世界初の量子通信衛星打ち上げ 傍受不能の通信確立へ前進

[北京 16日 ロイター] - 中国は16日未明、世界初となる量子通信衛星を打ち上げた。国営メディアが明らかにした。

習近平国家主席の下、宇宙開発を積極的に進める中国が、ハッキング不能とされる量子通信の確立に向けて前進したことになる。

今回、中国甘粛省の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた量子科学実験衛星(QUESS)は、宇宙・地上間の量子通信の実験を行う。

新華社は、分離や複製ができない量子を使った通信の傍受・解読は不可能であるため、量子通信は「超高度の安全性」を誇るとした。

量子通信衛星により、北京と新疆ウイグル自治区ウルムチ間の通信の安全性を確保することができるという。
http://jp.reuters.com/article/china-space-satellite-idJPKCN10R0C4


 
鉄鉱石価格は40ドルに下落か、中国の鉄鋼需要鈍化で−モルガンS
Jasmine Ng
2016年8月16日 12:31 JST 
季節的な需要鈍化と供給増加が鉄鉱石価格に打撃与える可能性
中国では冬季に鉄鋼の需要と生産が例年鈍る
 
鉄鉱石価格の今年の上昇は、季節の変化に伴い困難な状況に陥る可能性がある。米モルガン・スタンレーは、中国で鉄鋼の需要と生産が例年鈍る冬季が近づくため、鉄鉱石価格は7−12月(下期)に1トン=40ドルに下落すると予想している。
  ジョエル・クレーン氏らアナリストはリポートで、「中国で鉄鋼の需要と生産ペースが鈍化する9、10月に鉄鉱石価格が季節要因で下げると当行の短期的見通しは引き続き想定している」と説明。過去10年の鉄鉱石価格を見ると、9、10、11月に概して値下がりしていると指摘した。
  中国では景気刺激策導入と不動産ブームで需要が押し上げられ、過去3年間下落していた鉄鉱石価格が今年に入り値上がりしている。さらに下落するとの見通しを裏切って価格は上昇し、モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス・グループなどの金融機関は先に価格見通しを上方修正した。モルガン・スタンレーのリポートによれば、中国の鉄鋼生産は今年これまでのところ堅調だが、夏の終わりに伴って需要は軟化する可能性がある。
  メタル・ブレティンによると、中国・青島港に荷揚げされる鉄鉱石(鉄分62%)の価格は今年これまでに38%上昇し、15日は1ドライトン=60.22ドル。
原題:Iron Ore Seen at $40 by Morgan Stanley as China Pullback Is Nigh(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-16/OBZEHG6K50XT01  

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コメント
 
1. 2016年8月16日 14:10:42 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[571]
中国、世界初の量子化暗号レーザー通信衛星「墨子」を打ち上げ
Posted 10 hours ago, by Anthony Holt
中国は15日、Long March-2D (Chang Zheng-2D)ロケットを使って世界初となる量子化暗号通信衛星「Mozi(墨子)」の打ち上げを実施した。

Moziは、地上の2カ所に設置された地上ステーションとの間のレーザー通信で中継を行う通信中継機能を有したレーザー通信衛星となるが、同時に2カ所間の通信によって生じる量子状態(量子のもつれ)を観測することで、解読不可能な量子暗号キーを生成する能力を有した、この種のものとしては史上初の衛星となる。

量子化暗号通信については、既に光ファイバーによるものが実験されていたが、光ファイバーを用いて2カ所間の通信によって生じる量子状態を観測するには、最大距離が200キロ前後が限界とされ、量子化暗号通信はこれまで長距離通信に応用することは困難とされてきた。

今回、中国は、この量子化暗号通信の物理的制約を突破するために、人工衛星を開発することにより、量子暗号の可能領域を大陸間通信にまで拡大させた実験に着手することとなる。

Moziにはまた量子中継装置も搭載されており、これを使って、地上での量子暗号通信用の量子鍵を生成する機能も有している。

量子化暗号通信衛星の概念は、オーストリアの世界的な量子物理学者となるAnton Zeilinger(アントン・ツァイリンガー)によって提唱、理論的な枠組みが組み立てられたもので、その後、ツァイリンガーはESAに働きかけることにより、ESAの主導でこの量子化暗号通信衛星の実験を行うことを計画した。

しかし、ESAによる量子化暗号通信衛星の計画は、予算獲得ができず、その後、頓挫してしまったことにより、中国が研究成果を引き継ぐことで、今回の世界初の量子化暗号通信衛星の打ち上げに至った。

Anthony Holt is contributing writer of the Business Newsline. Send your comment to the author
http://business.newsln.jp/news/201608160401350000.html


 


中学レベルの数学で量子テレポーテーションを理解してみよう

DATE:2013.08.25 20:00 BY:寄稿
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今回は林田さんのブログ『misatopology』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/404198をごらんください。

中学レベルの数学で量子テレポーテーションを理解してみよう

10月9日にノーベル物理学賞が発表*1されて、量子コンピューターへの関心が高まっていますね。今回お話しする量子テレポーテーションもまた、Wineland氏やHaroche氏らの貢献した装置やしくみを使用して実験します。

*1:「【2012年ノーベル物理学賞】量子光学から量子コンピューターまで」 2012年10月09日 『misatopology』
http://misatopology.com/2012/10/09/quantum_optics/

量子テレポーテーションとは、前回*1ご紹介した量子の不思議な性質を利用して情報を伝達できるしくみのこと。ファックスのように、送られた量子情報が遠隔の場所にコピーされて届くのです。極秘情報も安全に送信でき、量子コンピューターにも利用できると期待されています。

量子テレポーテーションでは、前回お話しした量子の性質に加え、さらに不思議な現象がおきます。その現象とは、ある特殊な量子と量子の間では情報が瞬時に送られ、「情報は光速を超えて送ることはできない」という法則を破ってしまう、というものです。(このため、アインシュタインは「薄気味悪い(spooky)」といって量子力学を嫌いました。)

実際のところ、通信自体が超光速になるわけではありません。量子テレポーテーションでは、送られた情報の解読のために、別経路の従来の(光などの)通信による「鍵」が必要になるからです。

しかしこの量子テレポーテーションが実験で実証されて、現在は実用化にまで手が届きそうなところまできました。量子の不思議な現象も実証されたことになります。

さて、本記事はちょっと長めです。全部読んでいただければ、どうやって量子をテレポートするのか理解できます。ちょっと頭のエクササイズをしてみたい方は紙とペンをご用意いただいて、ロジックをフォローしてみてください。(えほん素粒子論第二弾「タウ氏と小悪魔ニュートリノ」*2のテーマも量子テレポーテーションです。現時点ではまだ完結していませんが、よければフォローください^^)

*2:「えほん素粒子論「タウ氏とこいびとニュートリノ」」
http://misatopology.com/picturebook_tauslove/

量子テレポーテーションの概要はこう

まずニュー君とリノちゃんの2人がいたとしましょう。二人はそれぞれ、ある特殊な量子を持っています。この二つの量子は、「もつれ」あっていて、一方に対する操作が、他方にも影響を与えます。(二つがどれだけ遠くに離れていても、瞬時に影響は伝達されるのです!)


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/011.jpg
さて、ニュー君はもつれた量子の一方とともに、地球の外に旅行にいきました。リノちゃんは、ある秘密をニュー君に送ろうと思います。その秘密の情報を持った量子を、リノちゃんの手元にあるもつれた量子と一緒に測定します。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/022.jpg
その測定情報を、惑際電話でニュー君に伝えます。ここで、送らなければならない情報は2ビット(00, 01, 10, 11)。つまり、1か2か3か4かという情報です。誰かが電話を盗聴していたところで、そこに送られている情報はまるでありません。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/031.jpg
ニュー君はリノちゃんから受けた情報を元に、手元にあるもつれ量子にある操作を行います。すると、ニュー君のもつれ量子はリノちゃんの秘密量子と全く同じ状態になるのです。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/041.jpg
つまり、情報を送るのに、情報自体を送る必要はなく、2ビットの測定結果を送ればよいということになります。

さて、いったい何がそんなにスゴイんだ、共有したモノをあらかじめ持っているんだから、2ビットのコードがあれば送れて当然じゃないか、とお思いになるかもしれません。

しかし考えてみてください。リノちゃんが手元の量子を測定した時点で、すでにニュー君の量子はその影響を受けているのです!

けれどそのままでは、4つの状態が考えうるのです。これをリノちゃんの秘密量子の状態に絞るために、2ビットの情報が必要ということになります。

ここまで読んで、わけがわからないと思われた方はいらっしゃいますか。いったい「測定する」だとか「状態をとる」だとか「測定情報」だとか、なんの意味があってそういうややこしい言い方をするのかというと、それは、量子という不思議な性質のためです。前回記事*1をまだご一読いただいていない方は、まずそちらを読んでいただければその意味が明らかになるかと思います。量子ビットでは、日常の電子回路で使われるような「ON/OFF」のロジックだけでは表現できないのですね。

さて、では量子ビットからはいりましょう。

量子ビットともつれ

前回の復習をしますと、0と1という2つの状態をもった量子ビットは、数学でこのように表されます。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/051.jpg
ここで、0と1は、量子のとびとびの量をあらわす状態。aとbは、係数です。この式の現す意味は、1つの量子が2つの状態を同時にとっている、ということでしたね。従来のコンピューターでは、1ビットは0か1かどちらかしかとれませんが、量子は1ビットで2つの状態を合わせもっています。

そして量子ビットが2つ以上あると、互いにもつれた状態になることも学びました。

たとえばこの最大限にもつれた「ベル状態」↓


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/061.jpg
このベル状態がじつは量子テレポーテーションのニュー君とリノちゃんが共有している「特殊な量子」です。

さてこのようにもつれてからまりあっている量子ビット。コンピューターとして機能するためには、測定しなくてはなりません。量子ビットを測定する、とはどういうことなのでしょうか。

量子ビットを測定するというのは?

量子は測定すると、ある値に確定されます。つまり、0と1の重ね合わせだったものが、0なり1なりの値をとることになります。(その値をとる確率が、係数のaとbで表せるのでしたね。)

1つの量子ですと、それで話はおわります。しかし、量子コンピューターの威力を発揮するためには、2つ以上のもつれあっている量子を考える必要があります。

たとえば2つの量子ビットがあって、1つ目の量子ビットを測定します。その結果が、残された量子のシステムに影響を与えるのです。

というと難しく聞こえますが、数学的には簡単です。

まだ測定されていない2つの量子ビットは、こんなふうに書けます。(ただ単に括弧を展開しただけです)


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/071.jpg
(注:01と10は違う状態です。01は、1つ目の量子ビットが0で2つ目の量子ビットが1という状態。10は、1つ目の量子ビットが1で2つ目の量子ビットが0という状態。ですので、(ad+bc)01のようにまとめることはできません。)

そして、一つ目の量子ビットを測定すると、結果が0だったとしましょう。すると、残された量子は、上記の式の項のうち、1であるものを消せばよいのです。(そして確率が1になるように、係数の二乗の和の平方根で割ります)


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/081.jpg
これだけです。(測定するときに、0か1かを決めるような測定である必要はありません。たとえば、(0+1)か(0?1)かを決めるような測定でも有効です。)

測定することの他にも、量子状態に影響を与えることのできる操作が、いくつも理論的に証明されており、実験でも実現されているものもたくさんあることを前回ご紹介しました。量子ゲートとよばれるものです。

ここでは量子テレポーテーションに使われる量子ゲートを紹介していきましょう。

前回ご紹介した0はそのままで1の符号を反対にする(+→‐)、Zゲート


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/091.jpg
の他にも、0と1をひっくり返す、Xとよばれる量子ゲート


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/102.jpg
0を(0+1)に、1を(0‐1)に変換する、Hとよばれる量子ゲート


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/1110.jpg
などがあります。インプットが1量子ビットである必要はありません。

たとえば2量子ビットで行う操作としては、Wineland氏が実現したCNOTがありましたね。アウトプットの1つ目は、インプットの1つ目に同じ。アウトプットの2つ目は、インプットの1つ目が1である場合だけ、インプットの2つ目の量子をひっくり返します(0→1, 1→0)。インプットの1つ目が0の場合はそのまま。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/122.jpg
こちらも量子テレポーテーションで使われる重要な量子ゲートです。

さて、これで量子テレポーテーションを理解する準備は整いました。

量子テレポーテーション完全理解!

したい方は、ペンと紙でいっしょに計算してみてください。数学的には中学校レベルで充分です。

まず、ニュー君とリノちゃんが共有している特殊な量子とは、ベル状態にある量子です。つまり↓


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/131.jpg
この1つ目の量子をリノちゃんが、2つ目の量子をニュー君が持っているとしましょう。そしてニュー君は地球外に出掛けます。

さて、リノちゃんがニュー君に新しく送りたい量子を用意します。この量子の状態はこれ↓


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/141.jpg
aとbの値はわかっていません。

さて目標は、ニュー君がリノちゃんから惑際電話で2ビットの情報を得たあとに、ニュー君の手元の量子がリノちゃんが送りたい秘密量子になるように操作することです。

まず、リノちゃんは、秘密量子と手元のベル量子をCNOTにかけます。秘密量子がインプットの1つ目、ベル量子がインプットの2つ目です。すると、アウトプットがこのように計算できます。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/151.jpg
次に、CNOTでえられた2つ目(下)のアウトプットに注目します。そして、まん中の量子ビット、つまりベル量子の1つ目のビット(=リノちゃんの手元にあるベル量子ビット)を測定します。すると、0か1かが結果としてでてきます。この結果によって、残された2つの量子(秘密量子とニュー君のベル量子)の状態が変わります。この状態を計算するとこのようになります。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/161.jpg
次に、リノちゃんの秘密量子をHにかけます。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/171.jpg
そしてこのアウトプットを測定するのです。この測定結果も0か1のどちらかです。そしてその結果により、残されたニュー君の手元にあるベル量子の状態が計算できます。それがこちら。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/181.jpg
さあお気づきでしょうか。1番上のニュー君のベル量子は、リノちゃんの秘密量子と同じ状態になっています。2番目はZの操作を、3番目はXの操作を、4番目はXの操作とZの操作を組み合わせれば、それぞれリノちゃんの秘密量子になるのです!

つまり、惑際電話でリノちゃんから2ビットの情報が送られてきたら、その情報に準じた操作を行うことで、ニュー君のベル量子はリノちゃんの秘密量子と一緒になるというわけです。

これが量子テレポーテーション。量子自体がテレポートするわけではありません。量子状態がテレポートするのです。そしてこのとき、リノちゃんの秘密量子もベル量子も最終的には測定するので、量子状態は壊れてしまいます。つまり、一方の量子が壊れて他方に状態がコピーされて、あたかもその場に瞬間移動したかのようになります。

すべてまとめると、このようになります。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/08/191.jpg
実験で証明されました 次は宇宙展開!?

さて、この量子のもつれを利用して量子テレポーテーションが可能だと理論で示したのが、1993年。ノーベル賞候補と名高い、Charles H. Bennett氏、Gilles Brassard氏、William Wootters氏他です。

量子は、測定しなければ位置やエネルギーなどの量が不確定で、測定しまうと量子に影響を与えてオリジナルの量子ではなくなってしまいます。測定できない量子の状態をテレポートするのは至難のわざ。

そこで3氏他は、測定せずにトランスポートできる「量子のもつれ」を使った手法を考案したのでした。

これは、1998年に実験で実証されます。光子を1メートルほどテレポートさせるのに成功したのです。

それからというもの、レーザー光やイオンなどで実現したり、レーザーから原子にテレポートに成功したり、量子テレポーテーションのフロンティアを開拓すべく研究グループが世界中で競争を繰り広げてきました。

重要なのは、テレポートした距離のフロンティアもグングンのびて、今では140キロメートルもの距離をテレポートするのに成功しています。

これは、衛星に使える単位の距離になりつつあるということです。次は衛星での検証の競争が始まるでしょう。WIRED SCIENCE*3の記事によると、日本でも2014年に打ち上げられる予定のソクラテス衛星で実験がされる計画があるとのことです。

*3:「The Race to Bring Quantum Teleportation to Your World」 2012年10月03日 『WIRED SCIENCE』
http://www.wired.com/wiredscience/2012/10/quantum-satellite-teleportation/

急速に延びている量子コンピューターの世界。これからの展開が楽しみですね!

執筆: この記事は林田さんのブログ『misatopology』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年08月24日時点のものです。
http://getnews.jp/archives/404198


2. 2016年8月16日 14:26:25 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[572]
【2012年ノーベル物理学賞】量子光学から量子コンピューターまで
09火曜日10月 2012
POSTED BY MISATOPOLOGY IN 量子
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2012, もつれ, ノーベル物理学賞, ベル状態, 確立分布,David Wineland, 量子, 量子コンピューター, 量子光学,量子力学, Serge Haroche,実験
ノーベル物理学賞が発表されました!今年はDavid Wineland氏とSerge Haroche氏、量子の状態を壊さずにコントロール/観測を実現されたことによるものです。科学技術の新たなブレイクスルーと期待されている量子コンピューターの実現への大きな一歩です。
量子コンピューターとは、物質のごく小さな単位である量子の性質を利用して、とても速い計算や従来のコンピューターでは不可能な情報の伝達などを可能にするコンピューターです。しかし量子は非常に扱いづらいため、実現にはいろいろな障害があります。

量子はとても魅力的で不思議な性質をもっていますが、外界の環境(温度など)や他の粒子に影響を受けやすく、なかなか思い通りにゆきません。観測しようとして光をあてたりするだけで、量子の状態は変わってしまったりします。両氏の功績は、そんな量子を孤立させ、量子状態を保ったままコントロールしたり観測したりできるような装置を開発したことです。
そもそも量子って?
量子はよく物質の最小単位と言われますが、素粒子である必要はありません。中性子や陽子、電子や素粒子などのサイズになると、全ての粒子が量子のふるまいをすることになります。原子核や原子、イオン(電荷をもった原子)、小さな分子でも量子的性質を示しますし、光子もそうです。
「量子の性質は人間の理解を超える」とか「量子を理解している人は1人として存在しない」などと聞かれたことがあるかもしれません。それで、「無理なんだ、まだ理解できてないんだ」と考えてしまいます。でもそれは違うのです。
量子は確かに不思議な性質があります。けれどその性質を受け入れてきちんと計算すると、量子は想定通りのふるまいをします。量子力学という分野は、いくども実験に検証された確立した分野なのです(ミクロの世界を超えると限界がありますがそれはさておき)。
その不思議な性質とは、量子は測定されるまで「もやもや」とした存在、ということ。そのもやもやの状態は、確率で正確に表されます。
つまり、たとえば量子の位置を測定すると、ここに現れる確率がこれこれで、あそこに現れる確率がこれこれということを計算することができます。この確率は、波のような形で分布しているので、「量子は粒であり波である」ともいわれます。量子は測定されるまで、この波の性質を持ちます。

いや、量子はもともとある一カ所に存在していて、人間にとっては測定して初めて位置が明らかになるだけでないの?とお思いになるかもしれません。でも違うのです。量子の位置が確定するまでは、量子は波のようにふるまいます。そして確定すると、その瞬間に波はつぶれるのです。
どうしてこう考えざるをえなかったか、ということをご説明しましょう。
ある板に細いスリットを二つあけます。

ここに波、たとえば水面上の波紋を送ると、板のスリットを通り抜けた波は弱め合ったり強め合ったりして干渉します。けれど粒は干渉しません。つまり、板の反対側でどのような分布を見せるかをみれば、粒か波かがわかるのです。
この実験を量子で行います。すると、なんと量子はスリットを波のように抜けて、スクリーンに波の干渉縞をつくります。
なぜこれが不思議なのかというと、この実験は、量子を一個ずつ送って行うからです。たくさんの量子が干渉しあっているのではないのです。量子1つがスリットを通り抜け、向こう側でスクリーンに受けて観測されると、量子はスクリーン上のある一点に出現します。つまり、粒として観測されます。これだけでは波の分布か粒の分布かはわかりません。ある程度の時間をおいて、また一つまた一つと量子を送って、スクリーン上の分布を見ます。すると、干渉縞があらわれるのです。量子1つが自分自身と干渉しているとしか説明がつきません。
量子は観測されるまでは波であり、観測されると値(例えばどこにいるか)が確定するのです。これはわたしたちの日常的な感覚ではなかなか理解できません。けれど、これを受け入れて、
「量子の状態は常に波の確率分布で、位置やエネルギーといった量は意味をなさない。ある量を測定して確定すると、波がつぶれて確定された状態に落ち着く(このとき他の量が不確定になります)」
として、数学で表現します。すると、量子はきちんと計算通りにふるまいます。
量子コンピューターが期待されるわけ
上記が量子の性質の説明ですが、量子の本来の意味は、観測できる量子量の値がとびとび、ということ。
たとえばエネルギー。私たちの身の回りでは、エネルギーはいろんな値がとれます。キッチンの火力をつまみで調整できるようなもの。それに対し、量子のようなとても小さな世界では、量子間で受け渡しできるエネルギーの量や、原子核の周りを回っている電子のエネルギーは、あるとびとびの値のどれかしかとれず、その値の中間には存在しない、という現象がおこりえます。
こういった性質を利用して、とてつもなくパワフルなコンピューターをつくることができます。これを量子コンピューターといいます。まだ実用化にはほど遠いものですが、この考えを支える実験結果がさまざまに出てきています。
今回のノーベル賞は、そんなブレークスルーを起こした両氏に授与されました。
まずは、直感で理解しづらい量子を、簡単な数学で表してみましょう。
量子力学の数学は、意外にシンプルです。ここでは、量子コンピューターの説明のために、量子の状態を、0と1でという2つの状態を想定します。これは、従来のコンピューターのビットも0と1をとるからです。(量子の場合、状態が2つである必要はありません)
ここで、0と1は、量子のとびとびの量をあらわす状態と考えてください。この量は、たとえば水素原子核の周りを回っている電子1個のエネルギーであったり、粒子のもつスピン(小さな磁石のような値で、上下の二つの値をとれます)や、光であれば偏光など、さまざまな測定できる「量子量」を指すことができます。
aとbは、係数です。この係数の値がわかっていると、量子の状態がわかっているということになります。(観測したときに、0である確立がaの二乗、1である確立はbの二乗。aの二乗とbの二乗の和は1である必要があります。)
この式の現す意味は、1つの量子が2つの状態を同時にとっている、ということです。従来のコンピューターでは、1ビットは0か1かどちらかしかとれません。しかし、量子は1ビットで2つの状態を合わせもっているのです。波が重ね合って干渉するように、状態が重なって存在しているのです。これが、量子は量の値が確定しない、という意味です。
この量子のビットを「量子ビット」と呼びます。
つまり、それだけ多くの情報を一度に表すことができると考えることができます。これは、1つの量子ビットだけではその威力を見ることはできません。しかし、2量子ビットでは4つの状態を、3量子ビットでは8つの状態を、という具合にビット数とともに量子のもつ状態が莫大な数に増えていきます。
これがたとえば500量子ビットあったとしましょう(たとえば水素原子500個)。すると2の500乗個の状態を一度にもっていることになるのです。これは、宇宙に存在する粒子の数と宇宙の年齢をフェムト秒(0.000000000000001秒)で数えた数とを掛け合わせた数よりも大きい数になります。従来のコンピューターでは何億年もかかる計算が一瞬でできるようになるかもしれません。
これが、量子コンピューターが期待される理由です。(しかし、量子の性質上、従来のコンピューターのできることが全てできるわけではありません。)
ところが量子はたいへん扱いにくく、他の量子にすぐに影響されたり、温度に影響を受けたりと、なかなか実験も難しいのです。けれど従来のコンピューターのチップがどんどん小さくなれば、いずれ量子サイズで頭打ちしてしまうことは明らか。そういう意味でも、量子の理解はとても大切なんですね。
さて、従来のコンピューターでm個のビットがあると、それぞれのビットは0と1をとれるので2をm回足した数、(2×m)個のパラメータ(次元)を持っていることになります。これが量子ビットだと2をm回かけた数、(2m)個になるのです。
この違いはどこからくるのでしょうか?実は、それが「量子のもつれ」とよばれるものなのです。
量子は互いにもつれている
上記の(2×m)と(2m)との差分は、2つ以上の量子がもつれた状態があることからきています。もつれている、とはどういう状態かというと、からまりあって量子を別々に割くことができない状態です。数学的には、
http://misatopology.files.wordpress.com/2012/10/e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2012-10-08-9-06-07-pm.png 
のように、括弧に因数分解できない状態をいいます。たとえばこれ↓
http://misatopology.files.wordpress.com/2012/10/e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2012-10-08-9-16-52-pm.png 
ベル氏が見つけたので「ベル状態」と呼ばれ、いわば最大限にもつれた状態です。
量子コンピューターを実現するためには
従来のコンピューターはの回路は、AND(2ビットとも1なら1、それ以外は0)やOR(2ビットとも0なら0、それ以外は1)などのゲートの組み合わせでできています。量子コンピューターも、これに対応するような量子ゲートで構成されます。
ということは、量子に思い通りの操作をさせる必要があります。たとえば、0はそのままで1の符号を反対にする(+→ー)、Zとよばれる操作
http://misatopology.files.wordpress.com/2012/10/e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2012-10-08-9-44-26-pm.png 
があります。アウトプットは量子状態をもったまま、しかしその状態をうまいぐあいに変えてあげなくてはいけません。
しかし、量子状態を保ったまま操作するのは非常に難しいのです。なぜなら、量子は他の粒子に近づきすぎるといっきに量子状態が壊れてしまいますし、かといって遠ければ影響を与えることはできません。
それを実現したのが、今回のノーベル賞受賞者のお二方です。
Wineland氏は、イオンの量子を孤立させるために電場をつかい、イオンが動かないようにレーザーで精密にコントロールしました。さらにレーザーを断続的なパルス状にしてそれを制御することにより、イオンの量子状態、つまり0と1の重ね合わせの状態を壊すことなくみたり制御したりすることを可能にしました。
Wineland氏は、CNOTという量子ゲートを初めて実証した人でもあります。CNOTは、アウトプットの1つ目は、インプットの1つ目に同じ。アウトプットの2つ目は、インプットの1つ目が1である場合だけ、インプットの2つ目の量子をひっくり返します(0→1, 1→0)。インプットの1つ目が0の場合はそのまま。

https://misatopology.files.wordpress.com/2012/10/e382b9e382afe383aae383bce383b3e382b7e383a7e38383e38388-2012-10-08-10-07-31-pm.png

量子コンピューターではとても重要な操作です。
対し、Haroche氏は、光を二枚の鏡の間で何度も反射を繰り返していったりきたりさせることで、一カ所に閉じ込めて、光子の量子状態をみました。Wineland氏が原子を見るために光を使ったのに対して、Haroche氏は、光を見るために原子を使いました。光子を閉じ込めている鏡の中に原子を送りこみますが、普通の原子では光子にぶつかって量子状態を壊してしまいます。
そこでHaroche氏は、リュードベリ原子という、電気的性質が非常にかたよっていて外の電場に影響を受けやすい巨大原子(普通の原子の1000倍のサイズ)を使いました。この原子を光の中に送ってもつれさせると、光子の量子状態の波の位相だけが変えることができ、量子状態を壊すことなく数えたり制御したりすることができるのです。
量子は外界の環境にとても影響されやすく、すぐに壊れてしまう性質があります。しかし量子コンピューターを実現するためには、計算結果を測定したり制御したりする必要があるのです。そこで、測定や制御に大変な精密さや工夫が求められるのですね。
両氏のおかげで高速計算や量子テレポーテーションといった、実現不可能と思われていたものが一歩実現に近づきました。ここでは量子コンピューターについてばかり書いてしまいましたが、両氏の実験の意義はそれにとどまりません。数学でしかなかなかうまくとらえられない不思議な量子の性質を、実験で検証したのです。
なかなかとらえどころのない量子の世界ですが、日常的に使う日はそう遠くないかもれませんね。今後の展開が楽しみです。
http://megalodon.jp/2012-1010-1853-03/misatopology.com/2012/10/09/quantum_optics/ 



3. 2016年8月16日 18:26:53 : hKRNRNsg7U : ZKs9_WJa1ss[33]
なんでETFで日銀が買ってるのに下がるんだよ。売りの勢いが半端ないということじゃないのか。

4. 2016年8月17日 18:46:21 : cn3aLuP7Oo : x4p4ez0ELlY[9]
  ウィリアムズ総裁は15日公表の小論文で、景気の過熱、減速のいずれにもつながらない自然利子率の水準が低下していると指摘。自然利子率が低い新たな環境では、低インフレを目指す米金融当局の政策はもはや理にかなわないとの考えを示した。>

<自然利子率の水準が低下していると指摘>

誰が決めた自然率だい?

おとぎ話かい?

今日は利上げヤムナシに変更。


一日も持たない。



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