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ECB、主要政策金利据え置き 予想通り 資産購入プログラム変更の可能性 ドラギ総裁の発言要旨 
http://www.asyura2.com/16/hasan112/msg/893.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 9 月 08 日 23:27:48: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

ECB、主要政策金利据え置き 予想通り

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は8日、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.00%に据え置くことを決めた。

上限金利の限界貸出金利と下限金利の中銀預金金利も、それぞれ0.25%、マイナス0.40%で据え置いた。事前予想通りだった。

月間800億ユーロの資産買入も2017年3月まで続けるとした。
http://jp.reuters.com/article/ecb-interest-unchange-idJPKCN11E1H2



ECB、資産購入プログラム変更の可能性を検討 期間延長は見送り

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は8日、ユーロ圏のインフレ率がECBの目標を大きく下回る状況が続くなか、ECBが資産買い入れプログラムの変更の可能性について検討していることを明らかにした。

ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、「理事会は買い入れプログラムを円滑に実施できるよう、関係各委員会に可能な選択肢を検討するよう要請した」と述べ、資産買い入れプログラムの変更の可能性についてECB内部で意見をとりまとめることを決定したことを明らかにした。

ただ具体的な検討事項については明らかにしなかった。

ECBは今回の理事会で月間800億ユーロの資産買入について2017年3月まで続けることを決定したが、期間の延長は見送った。金利については、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.00%に据え置くことを決定。上限金利の限界貸出金利と下限金利の中銀預金金利もそれぞれ0.25%、マイナス0.40%で据え置いた。

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ECBはまた、この日に公表したスタッフ予想で2017年の成長率とインフレ率見通しを若干引き下げ、インフレ率は2018年を通してECBの目標を下回る状態が続くとの見通しを示した。

ドラギ総裁は記者会見でユーロ圏経済に対する下方リスクについて警告し、なかでも英国による欧州連合(EU)離脱決定の影響によるリスクについて指摘。

ただ「現時点では(見通しの)変更は何か行動を起こさなければならないことを正当化するほど大きくない。われわれの金融政策は効果を発揮している」と述べ、現時点で行動を起こす必要はないと見ていることを明らかにした。

ドラギ総裁はこのほか、各国政府による構造改革推進の必要性についてこれまでと同様に強い口調で主張。「財政政策も景気回復を支援する必要がある」とし、生産性の向上、企業の事業環境の改善、インフラ整備などに向け各国政府は一段と努力する必要があるとの立場を示した。
http://jp.reuters.com/article/ecb-mulling-changes-to-asset-purchase-pr-idJPKCN11E1Z3


 
ECB理事会後のドラギ総裁の発言要旨
9月8日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は理事会後の記者会見でECBの行動する意思や能力、力量についてこれまでも述べており、これに疑問の余地はないなどと発言した。写真は同日、フランクフルトのECBで記者会見するドラギ総裁(2016年 ロイター/Ralph Orlowski)
9月8日、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は理事会後の記者会見でECBの行動する意思や能力、力量についてこれまでも述べており、これに疑問の余地はないなどと発言した。写真は同日、フランクフルトのECBで記者会見するドラギ総裁(2016年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は8日、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.00%に据え置くことを決めた。

上限金利の限界貸出金利と下限金利の中銀預金金利も、それぞれ0.25%、マイナス0.40%で据え置いた。事前予想通りだった。

月間800億ユーロの資産買入も2017年3月まで続けるとした。

ドラギECB総裁の会見での発言要旨は以下の通り。

<ドイツ財政政策で景気押し上げ>

財政的な余地がある国々は活用すべきだ。ドイツには財政的な余裕がある。

<二次的影響>

われわれは動向を注視しており、二次的影響が及ぶ兆しが見受けられれば、行動する用意がある。

<行動する>

これまでにも行動する意思や能力、力量について述べており、これに疑問の余地はない。

<低い金利>

金利は全般的に大きく低下している。

低い金利は、これまで実施された異例の金融緩和による支援が今後も続くとの見方をある程度、反映している。

<どうして今行動しないのか>

(経済見通し)の変更は差し当たり、行動に踏み切るのを正当化するほど大幅ではない。われわれの金融緩和政策は有効だと考えている。

<物価圧力>

基調的な物価圧力は引き続き、確固たる上向きのトレンドに欠けており、依然として懸念材料だ。

<効果的な刺激策>

われわれのプログラムは効果的で、実行に集中すべきだ。現時点の予想は、3月の政策決定の効果を完全に反映している。既存プログラムの実施を続けていく。

<量的緩和延長は議論せず>

(量的緩和プログラムをいつ延長する可能性があるのかを問われ)景気評価や広範なマクロ経済予測を話し合ったが、ほかのことは討議しなかった。

(量的緩和プログラムの延長時期については)議論しなかった。

<構造改革>

構造的な失業を減らし、ユーロ圏の潜在成長率を引き上げるためには、構造改革の実行ペースを加速する必要がある。すべてのユーロ圏諸国で構造改革が必要だ。

<成長の下振れリスク>

ユーロ圏の成長見通しに対するリスクは依然下向きで、主に外的環境が要因だ。

<資産買い入れの選択肢>

理事会は当該委員会に対し、買い入れプログラムの円滑な実施を確実にするための選択肢を検討するよう指示した。

<景気回復の足かせ>

ユーロ圏の景気回復は今後も、英国の欧州連合(EU)離脱決定をめぐる不透明感を背景とする外需の低迷継続や多くのセクターで必要なバランスシートの調整、構造改革の鈍い進展によって阻害される見通しだ。

<銀行融資>

銀行融資の動向は、景気循環に遅れる傾向に沿っている。だが金融刺激は波及し始めている。

<財政スタンス>

ユーロ圏の財政スタンスは、2016年はやや拡張的、その後17、18年は総じて中立的になる見込みだ。

<金融支援を保持>

ECBとして極めて相当な量の金融支援を保持していく。それはスタッフ見通しに基づくものであり、インフレ率が中期的に2%を超えずそれに程近い水準へと確実に戻るために必要である。

もし正当化されれば、責務の範囲内であらゆる手段を用いて行動する。

<緩やかな成長>

実質域内総生産(GDP)は依然、緩やかながら着実な伸びが見込まれるほか、域内インフレは今後数カ月間、すでに示してある2016年6月のスタッフ見通しに沿って段階的に上昇するものと引き続き予想される。

<非常に注意深く監視>

理事会として引き続き、経済・金融市場の動向を非常に注意深く監視していく。

<下方リスク>

これまでに入手された証拠から、継続している世界的、経済的な先行き不透明感に対しユーロ圏経済には耐性があることが示されているが、われわれの基調的なシナリオは引き続き下方リスクに基づいている。
http://jp.reuters.com/article/ecb-chief-presser-idJPKCN11E1XW

 
ECBスタッフ予想、2017年成長率・インフレ率やや下方修正

[フランクフルト 8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は8日に公表したスタッフ予想で、2017年の成長率、インフレ率見通しをともに若干引き下げた。また、インフレ率は2018年を通してECBの目標を下回る状態が続くとの見通しも示した。

2017年の域内総生産(GDP)伸び率予想は1.6%とし、6月発表の1.7%から引き下げた。これについてドラギ総裁は英国による欧州連合(EU)離脱決定の影響を踏まえたものと説明した。

詳細は以下の通り。(カッコ内は6月発表の予想)

       2016 2017 2018

GDP growth 1.7 (1.6) 1.6 (1.7) 1.6 (1.7)

Inflation 0.2 (0.2) 1.2 (1.3) 1.6 (1.6)
http://jp.reuters.com/article/ecb-cuts-2017-growth-inflation-forecast-idJPKCN11E1XK


 

ECB、金利と量的緩和の現状を維持−景気回復に差し迫った脅威なし
Alessandro Speciale
2016年9月8日 20:59 JST 更新日時 2016年9月8日 21:26 JST 
中銀預金金利はマイナス0.4%で据え置き
QEの技術的調整の有無に注目 

https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iRIIWNxHtkWM/v2/-1x-1.png

欧州中央銀行(ECB)は8日、3つの政策金利の据え置きと量的緩和(QE)プログラムの現状維持を発表した。英国の欧州連合(EU)離脱選択などからのリスクもユーロ圏の景気回復に対する差し迫った脅威ではないと判断した。
  政策委員会は主要政策金利であるリファイナンスオペの最低応札金利を0.00%で据え置くことを決めた。下限政策金利である中銀預金金利はマイナス0.4%、上限政策金利の限界貸出金利は0.25%で維持した。金利は長期にわたり、また資産購入の終了後も当分、現行またはそれ以下にとどまるとの見通しを示した。
  資産購入規模は月額800億ユーロ(約9兆1900億円)で現状維持。少なくとも2017年3月まで実施し、必要に応じその後も継続すると確認した。いずれにしても、インフレ率が中銀の目指す方向に沿った軌道で持続的な調整が認められるまで続けると表明した。
  この後開かれるドラギ総裁の会見では、QEプログラムの技術的調整について発表があるかに注目が集まる。調整は債券購入の期間延長に向けた準備を示唆する。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストの大半は年内に期間延長が発表されるとみている。  

原題:ECB Keeps Stimulus Unchanged in Sign Economic Risk Muted for Now(抜粋)
ECB Leaves All Three Rates Unchanged、MORE: ECB Keeps Asset-Purchase Program at EU80b/Month
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-08/OD6OUD6K50Y601





 

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