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超長寿時代に破産しないための「税金・年金・保険」裏ワザ ゼロからわかる「トンチン年金」(週刊現代)
http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/266.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 11 日 08:36:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


超長寿時代に破産しないための「税金・年金・保険」裏ワザ ゼロからわかる「トンチン年金」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49893
2016.10.11 週刊現代


長生きすることが幸せと同時に「リスク」にもなってきた今の時代。せっかくの長寿を、おカネに苦労せず乗り切るためのワザを紹介。

「トンチン年金」を知っていますか?

長生きすればするほど得をする新しい保険商品が出た!


■百まで生きれば1・5倍

いま、これまで日本の保険業界には存在しなかった、まったく新しい仕組みの個人年金保険が注目を集めているのをご存じだろうか。

その仕組みとは、「トンチン年金」と呼ばれるものだ。口に出してみると、どことなく間の抜けたような言葉だが、「頓智」も「トンチンカン」も関係ない。17世紀のイタリアの銀行家ロレンツォ・トンティが考案したとされる、長く生き残った者が得をするという「究極のサバイバル・ゲーム」のことだ。

上の図をご覧いただきたい。単純化して言えば、最初に100人の人がトンチン年金に加入したとする。そのうち50人が年金を受け取るまでに死ぬと、生き残った50人が100人で積み立てた原資を山分けして年金として受け取っていくという仕組みだ。

途中で死亡した人の遺族に払い戻される掛け金はごくわずかか、まったくないこともある。その代わり、年金開始時まで生き残った加入者だけが、積み立てられた年金原資を元に、高いリターンの年金を受け取ることができる。まさに仁義なき生存競争。それがトンチン年金の原理だ。

今年4月、日本で初めてこのトンチン年金の仕組みを取り入れた商品「グランエイジ」を発売したのが、日本生命だ。

グランエイジの眼目は、「5年保証終身年金」という年金の受け取り方。これまで保険会社が扱ってきた個人年金保険では、受け取り期間は70歳からの10年間などと期間が区切られていたが、終身年金ならば何歳まででも受け取れる。

極端に言えば、100歳まででも110歳まででも、毎年一定額の年金を受け取り続けることができることになる。まさに「長生きすればするほどドンドン得になる」保険というわけだ。上の図で示したように、50歳時に加入し70歳で支払いを終えて年金支給開始となった男性の場合、99歳まで生きれば、自分が支払った掛け金の総額に対して約156・4%、つまり1・5倍以上の金額を受け取ることができる。

この高利回りを可能にしたのが、トンチン年金の仕組みだと、日本生命広報部は明かす。

「平均寿命が延びて、80歳、90歳まで生きることが当たり前になりつつあるなか、従来のように65歳から75歳までの生活のための年金保険だけでは、その後の長い人生に対応できないという課題意識を抱えてきました。

しかし、終身でお支払いをする年金商品を開発しようにも、この超低金利ではおカネをお預かりして必死に運用しても、なかなか計算が立たない。そこで、『長生きした方にみなさんから集めたおカネを回して支える』というトンチン年金の仕組みに着目したのです。これは保険会社としては逆転の発想でした」

逆転の発想とはどういう意味なのか。比較して考えてみてほしいのは、生命保険の仕組みだ。

「生命保険の場合、大勢の方がおカネを出し合って、たまたま不幸なことがあった方に大きな額のおカネを回します。その代わり、何事もなく無事に過ごした方には、大きな金銭的メリットはないかもしれない。けれども『助け合っている』という安心感があります。

トンチン年金の場合は、この反対なのです。互いにおカネを出し合って、たまたま、非常に長生きされた方に資金を回す。長生きをすることはめでたいことなのですけれども、経済的にはリスクとも考えられます。貯金が底をついたら、折角入居した介護施設も出なければならないかもしれない。そうした『長生きをするリスク』に対応するのが、この商品なのです」(日本生命広報部)

グランエイジは50歳から加入でき、70歳から年金を受け取ることができる。だが、70歳の時点での健康状態など、事前に分かるはずもない。そのため、加入に際してはとくに持病などの告知事項の条件もない。


■早死にしたらもらえない

一方で、70歳まで生きたものの、どうやら自分はそれほど長生きできそうにもないという場合には、年金開始時に受け取り方の方法を変更できる。終身年金以外には、年金開始以後10年間で年金を受け取る方法(10年確定年金)や、すべてをまとめて受け取る一括受取がある。だが、もちろん一番お得になるのは終身年金を選んで、かつ実際に長生きをした場合だ。

先に、終身年金について「5年保証終身年金」と紹介したが、5年保証とは年金開始から満5年未満で死亡した場合は死亡一時金が支払われるが、6年目以降は何もない、ということ。

終身年金を選んだものの、自分の余命を見誤っていると、十分なメリットが得られないこともある。社労士でFPの岩田健一氏は、こう指摘する。

「今回の日生の商品を見てみると、男性の場合、月々約4万円と高めの掛け金を20年支払って、70歳から毎年約50万円が受け取れるようです。

ただ、計算してみると支払った総額を取り戻せるのは、89歳以上まで長生きをしたとき。89歳になる前に死んでしまったら、20年間自分で毎月4万円貯金したほうが手元に残る資金は多くなります。また高めの掛け金を払い続けるのが苦しくなり途中解約すると、死亡した場合と同じでおカネはほとんど戻ってきません。本当に自分のニーズに合っているか、よく考える必要があるでしょう」

一方で、日本生命広報部は、こう話す。

「生命保険の場合で考えてみてください。『自分には何の不幸もなかったから、保険金をもらえず損だ』と考えては、保険そのものが成り立ちません。『早くに死んだら元が取れない』というご批判もありますが、大勢の人たちで助け合って長生きした方を支えることが、この商品の趣旨なのです」

公的な年金は、たとえば国民年金の場合、満額もらえても月当たり約6万5000円に過ぎない。その年金からも所得税や住民税が引かれ、固定資産税の支払いなどもある上に、今後は消費税の再増税も見込まれる。生活を切り詰めても家計が赤字続きになることは、十分あり得るだろう。

そんな状態で20年、30年と長い老後を過ごしていれば、貯蓄は思いがけないスピードで底をつき、「老い楽」という言葉からは程遠い、苦しい生活を強いられる可能性も高い。長生きをすればするほど、そのリスクは大きくなっていく。

トンチン年金の仕組みを利用して、生きていれば生きただけ、死ぬまでもらえて得をする新しい年金保険。日生のグランエイジは87歳まで加入できる。どうするべきか考えるのは、いまからでも決して遅くはない。

「週刊現代」2016年10月8日号より



 

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