例えば南朝鮮のルノー・サムソン自動車。南朝鮮国内に自動車メーカーが乱立して過当競争に陥り、サムソンが売却した自動車メーカーをうれしそうに買い取った。そして日産自動車に命じてエンジンやプラットフォームを提供させて、膨大な支援を行なった挙句、赤字体質は全く改まらない、悲惨な経営状態なのである。

ロシア連邦のアフトワズにしても、ルノー・日産アライアンスが資本参加して技術支援や資金援助をしているにも関わらず、危険なレートで膨大な赤字を垂れ流す状況は全く改善されない、極めて危険な経営状態のままである。

このようにルノー・日産アライアンスはズタボロ状態なのに、これに三菱自動車も押し込むのかと言いたいのである。ゴーンが今までやってきたことは、エンジンやプラットフォームの他社との教養であり、そこには設計思想や企業理念と言うものはない。ただ、安上がりに新型車を送り出せればいいとしか思わない、「堕落した守銭奴」と言うのが、ゴーンの正体である。

ゴーンなら、三菱自動車の得意とする4WD技術を吸い取り、それのエンジンやプラットフォームを流用して日産ナバラや日産パトロールをつくるくらいなものだろう。はっきり言って、ブランドが今まで築いてきた信用とプライドを完全にズタズタにすることしか頭にないのである。

フランスのルノーなど、製品を見ても、他社に比べて優れている点が全然ないではないか。性能ならドイツ車に負けるし、信頼性なら日本のほかのメーカーに負ける。乗用車より商用車の方がまだましだが、それすら他社と共同生産している。つまり、ルノーの商用車など、ただのバッジを変えているに過ぎない。

日産の商用車も、ゴーン体制下でますます「どうでもいい」存在になりつつある。日産NV200を買うくらいなら、トヨタを買うでしょう。トヨタの方が、頑丈で品質も高いし、長く使えるじゃないか。ランドクルーザーだと、20年はおろか30年も40年も使っているよ。商用車で比較するならハイエースだが、このハイエースも驚くほど頑丈だ。

●三菱自動車も、長年経営が苦しく、ようやく相川社長の登場で製品に個性が出されるようになり、何とか再建できそうな目処が立ったと同時に、くだらない燃費問題で失脚してしまった。これはどう考えても陰謀だ。自動車業界のトップ・ヒールのゴーンと、自動車の免許のないくせに自動車メーカーのトップにいる益子の陰謀だと言われているが、あの騒動で日産自動車の人気も暴落してしまい、「フルライン不人気」になっているのである。

オーストラリアでも、トップの人気を誇るトヨタ・カローラとマツダ3の影に隠れて、全然売れないパルサーの例もあるし、日産アルティマなどトヨタ・カムリのライバルとすら見なされていない事実をどう説明するのか。ゴーンよ、逃げずに正々堂々と答えろ !

三菱自工の社員もご愁傷様です。