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ボジョレー、輸入量半減でブーム終了か…そもそも「○年に一度の出来」PRは間違い(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/797.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 19 日 00:22:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

               仏ボジョレーのワイン畑(「Thinkstock」より)


ボジョレー、輸入量半減でブーム終了か…そもそも「●年に一度の出来」PRは間違い
http://biz-journal.jp/2016/11/post_17229.html
2016.11.18 文=編集部 Business Journal


 11月17日、ボジョレー・ヌーボーが解禁となった。1980年代のバブル期からボジョレー解禁イベントは人気が高まり、90年代後半の赤ワインブーム以降、解禁日は例年お祭り状態となった。ワイン業界も「50年に一度」「100年に一度」「過去最高といわれた去年よりおいしい」「21世紀最高」などと毎年煽り、輸入量は拡大の一途をたどった。

だが、ワインが日常的に飲まれるようになり、ボジョレーに特別感を抱かない消費者が増えてきたようだ。通年でのワイン輸入量は伸びているが、ボジョレーに限っては15年の輸入量はピークだった2004年の半分程度にまで激減している。

 今年は、「『100年に一度の出来』と謳われた03年以来の出来栄え」との触れ込みで、ワイン業界はPRしているが、かつてのような盛り上がりは見られない。

 この週末で味わってみようと考えている方も多いと思うが、実際のところ、今年の出来栄えはどうなのか、ワイン販売業者と専門家に話を聞いてみた。

「『2003年以来の出来栄え』という触れ込みですが、正直なところは『悪くはないが、特別おいしいというほどでもない』といった印象です。全体的に、ベリー系の果実のようなフレッシュさが特徴ですね」(東京・渋谷の輸入ワイン販売業者)

 そもそも、ワイン業者が「今年はまずい」などと言うわけもないので、本当においしいかどうかを見抜くのは難しいのではないだろうか。

「おいしい、まずいというのは主観的な要素なので、試飲してみて、好きか嫌いかで判断するしかないですね」(同)

 日本のワイン業界は、かなり大げさなキャッチコピーをつけて宣伝している。フランスのボジョレーワイン委員会は、毎年10月下旬に試飲会を開き、そこでその年のボジョレーを評価しているが、その後に日本のワイン販売業者らが「販売文句としてキャッチコピーをつくっているのだ。過去の評価を見てみると、総じてボジョレーワイン委員会は日本での販売文句に比べて控えめだ。

 たとえば、03年のボジョレーワイン委員会の評価は「並外れて素晴らしい年」だ。出来が良いのは間違いないが、「100年に一度」などとは言っていない。ほかにも、「21世紀最高の出来」とのキャッチコピーだった11年の委員会評価は「3年連続で、偉大な品質となった」であり、売り文句がいかに大仰であるかがわかる。

 ちなみに、今年のボジョレーの委員会評価は「エレガントで、魅惑的なワイン」だ。

■フライング販売が横行

 ワインの輸入販売を行っている株式会社ヴィアッジオ代表取締役でワインエキスパートの戸田輝氏は、客観的事実として、今年の葡萄は出来が良いという。

「ボジョレーの生産者として高い評価を得ているドメーヌ・ド・ラ・マドンヌの現当主、ブルーノ・ベレールのレポートによると、夏から秋にかけて晴天が続き、葡萄の葉も実も極めて優れた健康状態を保ったようです。病気や霜などの被害もありませんでした。つまり、今年は天候的には平均的な年よりも良かったようです。原料となる葡萄は良い出来栄えだったので、つくり方をよっぽど間違えない限り、今年のボジョレーは良いワインだということができそうです」

 ただし、「そもそも過去と比較すること自体に意味がない」と戸田氏は指摘する。

「実際に飲んでみて、今年のヌーヴォーはおいしかったです。ただ、人間の味覚の記憶はあいまいなので、去年やほかの年に比べてどれくらいおいしかったかというと、比較試飲ができないので明言できません。また、年の違いよりも生産者による違いのほうが大きく、毎年同じ生産者を飲み続けているようなマニアックな人以外には、ほかの年と比較するのはあまり意味がないと思います」

 一口にボジョレーといっても、無数のブランドが店頭に並んでいるため、自分の好みに合う商品と合わない商品がある。「今年はおいしいらしいから買おう」と考えていると、ボジョレーの良さがわからないかもしれない。ひとつのイベントとして銘柄関係なく飲むのも結構だが、自分の好みに合うボジョレーを探してみることをお勧めしたい。

 また、ボジョレー解禁のお祭り騒ぎで昨今、問題視されているのが「フライング」だ。かつては、毎年11月第3木曜日の0時までは税関を通れなかったので、新東京国際空港(成田空港)で解禁イベントが行われていた。

 それが今では、酒類販売店や飲食店には特別措置として事前に卸され、解禁とともに速やかに発売できるようになった。その特別措置を無視し、フライング販売している店が増えているのだ。客に対して特別感を与えためなのだろうが、解禁時間を守っている同業者からは怒りの声が上がる。

「解禁の時間を守っているからこそ、ボジョレーには価値がある。あくまでも特別措置であることを自覚しなければ、事前に配送を受けることが禁止される可能性もある。なかには、フライング販売を堂々と掲げて客を呼び込む悪質な店もある」(都内の飲食店経営者)

 お祭り好きな日本では、さまざまなイベントで、過熱するあまりマナー違反者が続出することが多々ある。ボジョレーもほとぼりの冷めた感があり、落ち着いて楽しむ土壌を築く時期にきたのかもしれない。

(文=編集部)

 

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コメント
 
1. 2016年11月19日 08:38:56 : PEydaeNekk : MWgiustUkaI[93]
ボジョレーはマーケティングの産物でガメイは熟成に適さないので早くのまざろう得ない。
しょうがないからフレッシュを売りにしてる。そもそも値段も安いしフランス人はテーブルワインと同じぐらいに見てるよな。

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