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三越伊勢丹、「鉄壁」基幹3店が一斉売上減の異常事態…地方店は赤字垂れ流し、服売れず(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/833.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 20 日 00:30:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

               三越本店(撮影=編集部)


三越伊勢丹、「鉄壁」基幹3店が一斉売上減の異常事態…地方店は赤字垂れ流し、服売れず
http://biz-journal.jp/2016/11/post_17233.html
2016.11.20 文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント Business Journal


 三越伊勢丹ホールディングスの苦戦が鮮明となりました。11月8日発表の2016年4〜9月期決算は、売上高が5821億円(前年同期比5.2%減)、本業の儲けを示す営業利益が61億円(同57.9%減)と大幅な減益になりました。百貨店業が深刻で、同期の営業利益は4億円の赤字(前年同期は89億円の黒字)です。

 これまで好調だったインバウンド需要が、円高や中国の輸入関税の引き上げなどにより冷え込んだことが影響しました。同期の免税売上高は234億円で、前年同期比で66億円のマイナス(同22.1%減)となりました。

 今回の大幅な減益要因は、免税売上高の落ち込みの影響だけではありません。従前から指摘されている、百貨店業が抱えている構造的な問題が解決されていないことにあります。三越伊勢丹の百貨店業における大きな問題点は以下の2つがあります。

・地方店の不振
・衣料品の不振

 このうち、特に地方店の不振は深刻です。広島三越、松山三越、伊勢丹松戸店、伊勢丹府中店の4店舗については、抜本的なテコ入れを図っていくことが示されました。広島三越の16年3月期の最終損益は1億円の赤字、松山三越は3億円の赤字です。両店は以前から継続的に赤字を垂れ流している状況です。伊勢丹松戸店の16年3月期の売上高は192億円ですが、三越と伊勢丹が統合した後の09年の263億円と比べると大幅に低下しています。伊勢丹府中店も同様で、16年は189億円と、09年の235億円から大きく後退しています。

 不振の千葉三越と多摩センター三越を来年3月に閉店することがすでに決まっています。ほかの地方店も多くが業績低迷状態にあり、不採算店舗の閉鎖や抜本改革が待ったなしの状況となっています。

 基幹3店と位置付ける伊勢丹新宿店と日本橋三越本店、銀座三越で地方店の不振をカバーしている状況です。しかし、銀座三越の売上高は成長しているものの、伊勢丹新宿店は横ばい傾向を示し、日本橋三越本店は16年3月期の売上高が1683億円で、09年の2531億円から大きく後退しています。16年4〜9月期では、成長している銀座三越でさえ売上高が前年同期比で8.2%減、一番の稼ぎ頭である伊勢丹新宿本店も3.7%減と低迷しています。現状は、基幹3店で地方店をカバーしきれない状況にあるといえます。

■衣料品が売れない百貨店

 衣料品の不振も深刻です。衣料品の売上構成比は16年3月期が36.3%で、09年の39.8%から年々縮小傾向を示しています。特に衣料品のなかでもっとも大きな比率を占める婦人服が打撃を受けている状況で、16年の構成比は20.3%と、09年の24.2%から大きく後退しています。

 衣料品の販売不振は、三越伊勢丹だけの問題ではありません。百貨店各社が抱えている問題です。ショッピングモールやアウトレットモールの拡大、ファッション通販の充実などにより、百貨店で衣料品を購買する必要性がなくなりつつあります。また、ユニクロなどファストファッションの台頭により、百貨店が扱う高額衣料品の需要は低下しているといえます。さらに、消費者の節約志向から、過去に買った衣料品を積極活用するリユース意識の高まりも影響しているでしょう。

 衣料品以外の産業との競合も考えられます。「モノの消費」から「コトの消費」へ移行している近年では、携帯電話やインターネットなどによる通信費、交際費、サービス分野などへの消費が増え、衣料品にかける資金が減っています。モノのなかでも、購入を減らしても困らない衣料品は、振替対象の最前線にあるといえるでしょう。百貨店が主に扱う高額衣料品となるとなおさらです。

 三越伊勢丹では、地方店の不振および衣料品の不振が鮮明になっています。従来どおりの百貨店業を続けていては、退潮は避けられないでしょう。そうしたなか三越伊勢丹は、13年9月に編集型小型店「MI PLAZA(エムアイプラザ)」の1号店を青梅市に出店しました。三越伊勢丹のブランド力を生かした雑貨や食品ギフトを展開し、半径2km圏内に住んでいる生活感度が高い消費者をターゲットにしています。

 不振傾向の衣料品を外し、雑貨と食料品に特化することで収益性を高めようとする狙いが見えます。また、シーズン、歳時記、オケージョン(行事)に合わせた売り場提案を行うことで、コトの消費にも対応した店舗づくりを行っています。そして、カジュアルな雰囲気の演出と、地域コミュニティの拠点となる「集いの場」を提供することにより、弱みとなっている地方での出店を進めることができます。既存のサテライト店と合わせて19年3月期までに140店舗体制の実現を目指すとしています。

 三越伊勢丹は、基幹3店などごく一部の店舗以外を整理し、エムアイプラザのような小型店舗へ集約していく必要があるでしょう。大都市の基幹店で三越伊勢丹ブランドを発信し、地方では消費者のニーズに対応した小回りのきく中小型店舗の出店を進める戦略です。三越伊勢丹は抜本的な選択と集中が求められているといえそうです。

(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)
 

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