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まさにド級のサプライズ!三井住友銀行「仰天トップ人事」全内幕 「本命」はなぜ外されたのか…(週刊現代)
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/737.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 13 日 10:42:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

まさにド級のサプライズ!三井住友銀行「仰天トップ人事」全内幕 「本命」はなぜ外されたのか…
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50677
2017.01.13 週刊現代  :現代ビジネス

下馬評を裏切る超ダークホースの頭取就任
敗れた副頭取が本誌だけに心境を語る

人事は「トップからの究極のメッセージ」と言われる。では、今回のサプライズ人事には、いったい誰に向けた、どんなメッセージが隠されていたのか。その全真相を、当事者たちが初めて明かす――。

■元会長が「名前も知らない」と

三井住友銀行元会長で、現在は名誉顧問を務める岡田明重氏が、今回の人事を知った際の「率直な感想」を明かす。

「今度の人事についてはね、取締役会が終わった後に紙が回って来て、それで知ったんです。

僕は西川善文さんが頭取時代の会長ですが、現頭取の國部(毅)さんや、現社長の宮田(孝一)さんのことはよく知っています。頭取候補に挙がっていた車谷(暢昭)くんも僕の下で働いてもらったことがあり、とてもできる男です。あと、安倍総理とよくゴルフをしている副頭取の名前も候補として聞いていました。

でもね、実際に頭取に選ばれたナントカさんというのは全然知らないんです。会ったこともないし、名前も知らないし、顔もわからない。まったく知らない人が頭取になるのは、今回が初めてのことですよ」

かつてのトップですら、かくも驚く人事は珍しい――。

三井住友銀行が昨年末に電撃発表した「師走のトップ人事」がいま、金融業界で注目の的だ。

そもそも同行のトップ人事をめぐっては、ともに1980年入行で旧住友銀行出身の橘正喜副頭取、旧三井銀行出身の車谷暢昭副頭取と、1982年入行の太田純専務(旧住友)の3人がド本命で、伏兵は「安倍総理と懇意」の高橋精一郎副頭取(旧住友、'79年入行)とされてきた。

それがいざフタを開けてみれば、頭取に選ばれたのは島誠専務(旧住友、'82年入行)。これまでメディアにほぼ注目されてこなかった超ダークホースだったため、「ド級のサプライズ」と行内外が大騒ぎになっている。

当然、本命とされてきた当事者たちも戸惑いを隠せない。橘氏は人事発表直後、本誌記者にこう語っている。

「いやもう、この人事は僕が決める話ではないですし、ジャッジメントにかかわったわけでもないので、ちょっと僕に感想と言われても困るんですがね。まぁ、僕の性分としては、毎年いかに完全燃焼するかということでやってきましたから、『あとは自らを語らず』です。

それに僕は人事の仕事を長くやりましたから、そういう人間がみずからの人事を語っては成り立たない部分も出てきます。

彼(島氏)のことは米州本部長として僕の後任だったので、よく知っています。本当に優秀でグローバルな人ですから、なるべき人がなったと思っていますよ。

僕のこれからですか? それは、僕自身も知りません。なにも隠し立てするわけではなく、本当にこれからだと思いますので」

戸惑ったという点では実は島氏本人も同様で、國部氏から呼ばれて後継指名された際、発した一声は、「えっ?」。

國部氏が、「いや冗談ではない」と言っても、「え、えっ?」としか言葉が出なかったという。

■1年間、極秘で候補者を採点

それほどの仰天人事だけに、背景事情についてさまざまな揣摩臆測が流れているが、今回本誌は複数の当事者、関係者らに取材し、その「真相と核心」を摑んだ。

「まず押さえておかなければいけないのは、この後継選定は'15年10月から1年以上をかけて、複数の人間でじっくり吟味していたという点です」

三井住友銀行の現役幹部がトップ人事の「舞台裏」を明かす。

「この人事を考えるうえで外せないのが、『人事委員会』の存在です。うちはこれまで持ち株会社の三井住友フィナンシャルグループ(FG)よりも三井住友銀行(BK)がグループの実権を握る『親子逆転』の統治機構でしたが、'17年4月からFG中心のグループ体制に大きく変革することが決まっていました。

そんな組織大改革のタイミングで、FG会長−社長、BK会長−頭取の人事を新たにする必要がある中で、その重要人事を集中議論する場とされたのが『人事委員会』です。

委員会は取締役会内に置かれ、6名の全委員がFGの取締役でした。そこではまず、『どういう人物がこれからのトップとしてふさわしいか』『会長、社長、頭取の役割分担はどうするか』というところから議論をしていきました」

そんな重責を担う委員長にはFG社外取締役で経営コンサルタントの横山禎徳氏が就き、委員にはFG会長の奥正之氏も名を連ねた。國部−宮田両トップはあえてメンバーには入らず、両氏が出す候補者リストを委員会が精査するという方法がとられた。

別の現役幹部も言う。

「人事委員会ではトップに求められる資質として、国際性、戦略立案力(企画力)、営業力といった項目を絞り込み、次の段階で、候補者リストに挙がる人たちが項目にどれだけ当てはまるか『採点』していきました。

候補者にそれとは知られないように、それこそ1年かけて、彼らが役員会でどんなことを話すか、どんな態度をとっているかをひっそり眺めて、ふるい落としていったわけです。

すると、メディアで言われている本命たちにもウィークポイントが見えてきた。たとえば車谷氏は、東日本大震災後の東京電力支援スキームを作り上げるなどの戦略立案能力は『◎』だけど、営業経験不足から客に顔が売れていないという点が『△』だった。

橘氏にしても営業感覚は抜群で『◎』だけれども、米州本部長時代にライバル行に人材を引き抜かれたことがある……など、減点項目が出てきた」

■「白水会」と「二木会」

太田氏の場合も、通称「別室」と呼ばれる全銀協会長を支える部署での活躍で企画力は抜群だが、プロジェクトファイナンスという限られた分野でのキャリアが長すぎることが「△」。一方で、そんな太田氏と同期の島氏はというと――。

「米ゴールドマン・サックス社長とも気脈を通じていて、海外営業で大手各社のトップにも顔が売れている。入行時3年ほどの京都支店勤務以外はほとんど国際業務と偏ったキャリアは太田氏に似ているようだが、実は奥頭取時代には米国から経営企画部部付部長としてわざわざ呼び戻され、ヘッドとして中期計画の策定を任されたほどの企画のプロ。

おまけに、広島出身のがらっぱちな性格で部下にも好かれるなど『△』となる項目がまったくないことで、一気に急浮上してきた。

今回の人事は金融庁にきちんと説明できる点も重要で、銀行式の減点方式で選べば説明がつきやすかった面もある。結局、國部−宮田両トップが最終的に人事委員会に提出したのが『島頭取プラン』で、受けた人事委員会は満場一致でそれに同意した」(前出・幹部)

続けてサプライズ人事の真相を明かしていくと、今回の人事では、「たすき掛け人事の終焉」もまた驚きをもって受けとめられている。

というのも、これまでBK頭取は旧住友、FG社長は旧三井が慣例だったが、今回はFG社長に旧住友の國部氏が就き、BK頭取ともに旧住友が独占。さらに、旧三井の宮田氏がFG、BKの両会長に押しやられたため、「住友が三井を完全支配した」と言われているが、実はその見方は間違っている。

「そもそも、FG社長の座を國部さんに譲ったのは、宮田さんなんです」

と明かすのは、内情に詳しい財界関係者だ。

「三井と住友のバランス人事については表立っては指摘されていない面がありまして、大事なのはグループの社長会である『白水会』と『二木会』の存在。

住友のグループ企業トップらが月に一度ほど集まるというのが白水会、三井の場合が二木会ですが、ともに、『この会に出席できるだけのメンツを保つ人事をしてくれよ』というのが不文律なんです。

どういうことかと言えば、白水会には社長職しか出席できないのですが、二木会は会長職でも出席できる。つまり、今回の人事でいえば、宮田さんは会長職さえ確保してくれれば、國部さんに配慮して社長を譲っても問題なかったのです。

さらに言えば、重要なのはたすき掛けではなくて、『数』です。2つの会長、社長、頭取という4つのポストを半分に分け合えたので、今回はバランス人事が保たれたことになっている」

しかし、それならばFG社長は國部氏ではなく、同じ住友出身の橘氏でもよかったのではとの疑問も浮かぶが、そうはできない事情もあった。グループ幹部が言う。

「FG傘下のグループ子会社トップらの『入行年次』が理由です。証券、カード、リースなどの社長の中心年次は'75〜'79年で、'80年の橘氏より上。この4月からFG社長がグループトップとして君臨しなければいけないのに、下をまとめあげるのが『年次が下の上司』では正直、不安だった。

だから、組織改革の移行期間は、'76年入行の國部氏みずからが先頭に立たざるを得ないという判断にいたったのです」

■國部頭取が本誌に語った

実際、國部氏は人事発表会見でFG社長に就いた理由に「円滑な移行」を挙げており、その移行期間は2〜4年と見られている。グループ幹部が続ける。

「國部氏はこの間に、子会社のトップたちの年次を次々に若返らせていく腹積もりです。頭取レースでこぼれた橘氏や車谷氏にしても、三井住友ファイナンス&リースなど子会社のトップとして出される可能性はある。

しかし、それで橘、車谷両氏が終わりかと言うと、そう単純な話でもない。これから子会社トップをすべて若返らせた後に、國部氏がFG社長を譲るタイミングで、彼らを再抜擢する可能性があるからです。

そのとき彼らを子会社に出していても、そこから戻すことは十分にある。最近、子会社に出した役員を副頭取として戻す人事の『前例』も作っています」

つまり、今回の人事は見る人が見れば、「まだまだ先がある」――。敗れた本命たちも希望が残るように、子細な配慮がちりばめられているのだ。

今回の人事発表はそのタイミングも「電撃」だったが、実はここにも知られざる配慮が隠されている。銀行業界を長く取材する記者は言う。

「國部−宮田両氏は自分たちがトップに就く際、発表前に読売新聞に報じられて嫌な思いをしているんです。当時は年末に報じられたため、年始にお客様と挨拶をする新年立礼で、まだ発表もされていないのに『おめでとう』と言われたり、胡蝶蘭が届いたりして、『本当に苦痛だった』と言っていた。

今回のトップ人事も、当時抜いた読売新聞のE記者と、抜かれた日本経済新聞のT記者がどちらが先に報じるかを熾烈に争っていた。そんな記者たちの意表を突いてあえて電撃発表することで、島氏に配慮してあげたわけです」

ほとんど知られていないが、その電撃発表の翌日の土曜日、非公式という形で國部氏は役員陣を招集し、島新頭取を紹介して見せてもいる。

國部氏本人が言う。

「その場では、この4月から始める新中期経営計画について議論をしました。早めに人事を発表したのも、この1〜3月で中計を作っていくにあたり、新体制で早く準備をして臨んでもらいたいということもありました」

言い方を換えれば、「時間はたっぷりやるから、しっかり準備しろ」と発破をかけたわけだ。つまるところ今回の人事は、本命も穴も、住友も三井も、OBも金融庁も、みなが文句を言えないように精巧に作り上げられたものだったといえる。しかし、前述したように、この人事にはまだ「先」も残されている。

「ポスト國部をめぐる壮絶な闘いです。役員陣の間では、机の下で足蹴りし合うような熾烈なバトルがもう始まっている」(前出・グループ幹部)

このメガバンクの人事から、しばらく目が離せそうにない――。

「週刊現代」2017年1月14日・1月21日合併号より


 

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