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権威が垂れ流す大嘘「脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源にしている」を斬る!
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/309.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2017 年 1 月 18 日 09:58:48: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
 


権威が垂れ流す大嘘

「脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源にしている」を斬る!

脳はざっくり分類すると

「グリア細胞」と
「ニューロン」で構成される。

「グリア細胞」は思考しない。

思考を司らない。

思考することができない。

一方、

「ニューロン」が
脳の主役であり
本丸であり
心臓部で、
思考を司るのである。


したがって、
あなたの思考は
ニューロンで行われているし、

間違っても、
グリア細胞では行われていない。

たとえば、

1+1という高等数学の難問は、

あなたのニューロンの偉大な活動の結果、

2という偉大な答えが導き出されるのである。

まず、
ここをしっかり理解しないと
脳を語る資格はないと断言する。

巷のバカ医者は
このことすら知らず
日本国から
医師の国家試験をもらって
医師と言う仕事を
今日もバカ面下げて行っている。

さて、
では、
脳は
何をエネルギー源にしているか?

その本題に入ろう。

その前に、
既に申し上げたが、
脳と言ってもグリア細胞と
ニューロンは
細胞の特徴や仕組みや機能が
まったく異なる
ものである。

したがって、
エネルギー源が
それぞれ異なることを
まずは知っていただきたい。

わかりやすい例で説明しよう。


筋肉が理解しやすいと思うので、
筋肉で説明する。

筋肉には筋肉の表面に構える
速筋という瞬発力系の筋肉が存在する。

この筋肉の特徴は
筋肉細胞のエネルギー産生装置が
解糖系に大幅に依存していることである。

解糖系の特徴は
言うまでもなく
瞬発力と細胞分裂の
エネルギー産生が
本質である。

ボディビルなんてやってると、
筋肉の速筋の解糖系が亢進するから
どんどん筋肉が
細胞分裂を引き起こし、
筋肉モリモリになると言う仕組みになる。

たとえば、
ステロイド等を利用すると、
さらに解糖系が亢進し拍車がかかるから、

短期間で筋肉モリモリになるのは、
このような理由からである。
(ステロイド→解糖系→細胞分裂促進)

ただこういった薬剤を使った後は、
地獄が待っているのであるが・・

解糖系(速筋)の
嫌気的瞬発力のエネルギー源は
ブドウ糖であり、

この速筋は通常
息をとめて(嫌気的行為)
「せーの」
で重量挙げをしたりした時に
使う瞬発力の筋肉である。

この時、
我々は
この瞬発力系の筋肉を用い
「嫌気的解糖作用」を行って
重量挙げを行っている。

この時、
以下の機序で
代謝が行われている。

ブドウ糖⇒解糖系(ATP 2分子)⇒乳酸

一方、
筋肉には内部に遅筋という
持続力は旺盛だが、
瞬発力に欠けた筋肉が存在する。

この遅筋の細胞の特徴は、
速筋と真逆である。

細胞分裂はほとんど行わず、
細胞内の解糖系はひじょうに少なく
代謝の主体は、
脂質と酸素由来のミトコンドリアによる
エネルギー産生に99%依存することである。

ミトコンドリア主体の細胞の特徴は、
言うまでもなく、
持続力であり、
細胞分裂はほとんどしない。
神経細胞やニューロンや心筋の遅筋等が、
ミトコンドリア主体で持続力旺盛な細胞で、
神経細胞やニューロンは
ほとんど細胞分裂はしないで
生涯を過ごすことになる。

遅筋の代謝は、
以下のような機序になる。
遅筋の機能に富む
マラソンランナーや競歩の選手は、
以下の機序で代謝を行っている。

脂質⇒β酸化⇒酸素+ミトコンドリア(ATP 130分子)⇒二酸化炭素・水

蛇足だが、
万が一、運動中に、
脂質が不足した場合は、
速筋で分泌された乳酸が
遅筋に取り込まれ
ピルビン酸に変換され
酸素と一緒に
ミトコンドリアでエネルギーになるという
鮮やかなるセーフティネットも兼ね備えている。

これで、

速筋(ブドウ糖による解糖系エンジン)と
遅筋(酸素と脂質によるミトコンドリアエンジン)について
聡明な読者なら理解いただけたと思う。


さて、
この理解に満足した上で、

実際、
脳のグリア細胞とニューロンで
いったいぜんたい、
どのような代謝が行われているのかを
簡単に説明しよう。

グリア細胞のエネルギー産生の99%は、
解糖系に依存している。
したがって、

グリア細胞のエネルギー産生の機序を以下に記す。

ブドウ糖⇒解糖系(ATP 2分子)⇒乳酸

ということで、
大人で1時間でおおよそ
3〜4gのブドウ糖がグリア細胞によって、
利用されている。

したがって、

「正確には脳ではなく
グリア細胞においてブドウ糖が
毎時おおよそ3g〜4gエネルギー産生に寄与している」

というのが正しい理解になる。

断わっておくが、
50sの体重の人で、
空腹時血糖値を100とすると
血液量はおおよそ、
4リットルで、血糖値100の
ブドウ糖の濃度は0.1%であるから、
血糖値100であれば、
おおよそ、4gのブドウ糖で、
血糖値100となる。

これにグリア細胞でのブドウ糖代謝量1時間当たり
  ⇒(3〜4g)なので、「4g」と設定する 

赤血球でのブドウ糖代謝量1時間当たり⇒「2g」

肝臓と腎臓による
糖新生によるブドウ糖の供給量を毎時

⇒(6〜10g)なので「8g」と設定する。

血糖値の初期値を血糖値100と設定すると
1時間後の血糖値は以下のようになる。

4g(初期値)+8g(糖新生)−4g(グリア細胞)−2g(赤血球)

    =6g(1時間後の机上計算上の血糖値)

ということで1時間後の空腹時血糖値は、
かなりの高血糖になる計算になる。

しかし、聡明な読者なら
既に気付いているだろう。

愚かな人は無理だろうが・・

この計算式にインスリン基礎分泌の効果が
加味されていないのは明白である。

おおよそ、
毎時2gの血中ブドウ糖を
インスリン基礎分泌が取り込み、
空腹時の血糖値の恒常性を
保っているのである。

さて、横道のそれたので
本題に戻る。


さて、
脳の主役である脳の要である
ニューロンの代謝は、
エネルギー産生は、
どうか?

というと、
ご存知、
ニューロンは持続機能に特徴を持つ細胞なので、
真性のミトコンドリア主体の細胞で、
解糖系はほぼないに等しい。

ニューロンの細胞を顕微鏡でみてみると、
ミトコンドリアだらけである。

したがって、
ニューロンのエネルギー産生は、

脂質⇒β酸化⇒酸素+ミトコンドリア(ATP 130分子)⇒二酸化炭素・水

と言いたいところだが、

ここでも聡明な人は、
突っ込みを入れる。

脂肪酸は血液脳関門をくぐれない・・・

通常、ニューロンに侵入する為には
「血液脳関門」を潜り抜けなければならない。
通常、脂肪酸はそのサイズが大きくて、
血液脳関門をかいくぐれないとされている。

では、解糖系がないに等しい、
ミトコンドリアによるエネルギー産生に
依存しているニューロンのミトコンドリアは、
どうやって、
エネルギー源を得ているのか?

これから説明することは、
巷の医師免許持つ馬鹿医者には、
理解不能な説明になる。


これには二つのエネルギー供給ルートが存在する。

ひとつは、
血液中のケトン体を
ニューロンが取り込み、
代謝前にケトン体(この場合アセト酢酸になる)を
アセチルCoAに変換して
ミトコンドリアでエネルギー産生に利用するルートである。

ケトン体は糖質制限をやっていなくても
低濃度のケトン体は
血中に存在している。

ケトン体は水溶性なので、
血液にすばやく溶け
血流と同じ速度で、
全身を駆け巡り
全身の細胞の
ミトコンドリアに素早くエネルギー供給できる
すぐれものの、
ミトコンドリア向けのエネルギー源である。

通常、脂肪酸は、
血液に溶けないから
タンパク質のカプセルに入って、
血液中をフワフワ漂っているが、
ケトン体は脂肪酸ではなく
水溶性なので、
タンパク質のカプセル等に入る必要もなく
素っ裸で、
ミトコンドリアに血流と言う
ジェットコースターに乗って、
ひじょうにスピーディーに
ミトコンドリアに到達できる
コストパフォーマンスに優れた栄養源なのである。

空腹の時や、
糖質制限を行うと
ひじょうに頭がさえ、
頭の回転がスピードアップして
思考に切れがでてくるが、
その理由は、
血中のケトン体濃度の上昇と、
血糖値が90前後になるので、
血流が良くなるからで、
酸素とケトン体が、
ニューロンにふんだんに供給されるからである。

ブドウ糖は脳のエネルギーになるからと言って、
おにぎり三個も食ったり
ケーキを三個も食ったら、

もう、脳は機能停止に陥ります。

ブドウ糖を摂取したら最後
脳のキレが損なわれ、
集中力が途切れ、
時として眠くなったり・・

悪いことは言わない、

勉強前に
糖質食ったらあきまへん

さて、

もう一つのエネルギー産生について触れよう。

ケトン体が不足している時には、
どうなるか?

筋肉細胞での速筋で分泌された
乳酸を遅筋が
取り込みエネルギーにする手法を
思い出して欲しい。

グリア細胞とニューロンの間でも
同じようなことが行われている。


血中のケトン体濃度が低下すると
グリア細胞で分泌された乳酸が、
ニューロン内の
乳酸トランスポーター(MCT)に導かれ、
ニューロンに運ばれ、
その乳酸はピルビン酸に変換され、
酸素と一緒にニューロン内のミトコンドリアに
取り込まれ(ATP 130分子)のエネルギーを産生するのである。

ニューロンは24時間、365日、
その人が死ぬまで働き続けなければならない。
そんなニューロンにエネルギー供給不足があってはならない。

そういうことで、
このセーフティネット機能が存在するのである。

もし、仮に万が一、
ニューロンに解糖系があったとしよう。

ブドウ糖を取り込んで解糖系で ATP 2分子の
エネルギー産生で、
一体全体、何分、ニューロンの活動を維持できるのか?

無理である。

蛇足だが、

心臓の速筋で代謝された乳酸も、
心臓の遅筋で取り込まれ
遅筋の細胞内のミトコンドリアでエネルギー産生に
何かの時にの為に利用される
セーフティーネット機能を持っている。


これを読んで理解できない輩は
それまでだが、

まあ、

ウチのバカ息子の頭を良くしたいから
朝から角砂糖を舐めさせて、
授業中も頭が冴えて良くなるように
飴玉舐めるように言っている
とてつもない馬鹿な母親が
日本中に夥しい数跋扈しているが、

そんな輩には、

「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖である!」

という愚かなる金言が相応しいんだろうな。


<補足>

通常、癌は、
臓器の上皮細胞等、
解糖系が多い
細胞分裂を得意としている細胞において
嫌気的解糖作用の亢進で発症するが、

一般的に脳の癌とか言われる
脳腫瘍は、

聡明な賢者なら
ここまで言えばわかるだろう。


グリア細胞の細胞内の
解糖系が、
ブドウ糖を激しく取り込み

異常な細胞分裂を引き起こし、
嫌気的解糖作用の亢進を引き起こし
脳腫瘍に至るのである。

したがって思考を司るニューロンが
癌になることはほとんどの場合ないのである。

〜まとめ〜

1.脳はグリア細胞とニューロンという
 まったく性格や特徴が異なる臓器からできている。

2.グリア細胞は思考しないし、思考できない。

3.思考を司るのはあくまでもニューロンである。

4.グリア細胞は毎時、3〜4gのブドウ糖を代謝している
 ※グリア細胞でのブドウ糖必要量は、
  糖新生による6〜10gのブドウ糖で充分過ぎる程
  賄われており、飽和分のブドウ糖はインスリン基礎分泌で
  取り込まれる

5.ニューロンにはブドウ糖を代謝する解糖系がほぼ見当たらない。
 結果的にミトコンドリアによるエネルギー産生に依存しているので、
 ブドウ糖はエネルギー源にならない。

6.ニューロンは血中のケトン体をエネルギー源に利用している。
 ケトン体が不足した時は、グリア細胞の乳酸をMCTで
 ニューロン内部に引き込み、乳酸をピルビン酸に変換して
 ミトコンドリアで酸素と一緒にエネルギー産生に利用している。

 

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コメント
 
1. 中川隆[6139] koaQ7Jey 2017年1月18日 13:01:15 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6585]
糖質制限すると頭に血が昇らなくなって知恵遅れになるんだよな

2. 2017年11月23日 14:57:04 : sCcnaYJUKE : wdF3hk9XV1Y[3]
 実に論理的な合理的な説明、亡き安保徹さんを越える勢いの講義で、アンガトよ。小生、大島清氏の『歩くとなぜいいか?』(PHP、2007)を愛読しおるが、BRIAN ENO氏は大島説を更に補強し、深いレベルで理論付けてるよ。当説を具体的に実践する健康法・食事法・トレ−ニング法・運動法等の紹介や、刊行が待たれるよ。取り敢えず、ハイレベルの、実践に活用できる医学・生理学理論の紹介、再度、アンガト。F1放射能由来のHPやプルーム水蒸気により、東日本全域は重度汚染で、住民は本格的にヤラレだしたが、こうした状況踏まえた、生き抜くための医学理論なら更に歓迎。

3. 2017年11月24日 15:31:08 : SPD0jPXxbc : zrwSxA8uK0M[1]
実に解りやすい内容で、とても勉強になりました。
故・安保徹氏が同じような内容を著作にして、免疫と癌、自律神経について説明しています。
確かに、今の医者は、こういう知識ありませんよね。
彼らは、癌が何たるかを知らないのです。

4. 2017年11月25日 18:05:13 : z0SQdjEyNM : pYIKdJH9r_s[211]
別にどうでもよい、変なものを切るな。

5. 2017年12月07日 09:54:59 : 432VfsM5dk : HA4_OuBFhTQ[1]
これからはケトンが見直される!

6. 2017年12月12日 05:39:44 : 432VfsM5dk : HA4_OuBFhTQ[2]
ケトン体が人類を救う by宗田哲男 先生

7. 2019年9月15日 09:06:41 : MPFUYSiXDk : ZFFjV2VJYkt6T00=[64] 報告
誰も言ってない論に反論すんな。

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