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鳥類と哺乳類、血糖とインスリン作用の違い
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/537.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2017 年 7 月 06 日 10:10:52: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
 


インスリンは飢餓時の蓄えのために
進化の過程で誕生したホルモンであることは
すでに繰り返し述べている。

ただ、飢餓時の蓄えのホルモンが、
そのホルモンを効かせることで、
生体に甚大な害悪をもたらし
われわれヒトを心身の疾患に導き
寿命を大幅に短縮することも書いた。

さて、今日は
自然界ではほとんど
がんにならないという鳥類に言及しよう。

鳥類の研究は事実上、
ほとんど進んでいない。

なぜか、金にならないからである。

まずは、
鳥類は、
哺乳類と大幅に違う。

血糖値が、
哺乳類はおおむね
100前後であるが、

鳥類は300くらいである。

あと、哺乳類で言う
追加インスリン的な作用が
ほとんど見られない。

血糖値はむしろ、
グルカゴンの作用で、
高値安定させていて、
下げようとしない。

まあ、もっとも
ほとんどの鳥類が、
肉食である。

例によって、
体内合成で
血糖値300を維持している。

だから、
インスリンの作用がないから
ブドウ糖を取り込み
脂肪酸合成に導く作用はない。

なぜか?

たぶん、
子供でも分かるだろう。


脂肪酸合成で
体内に
飢餓時の蓄えの為の
中性脂肪を貯蔵すると
体重が増加して
重力に逆らえなくなるからである。

飛べなくなるのである。

※飛ぶことをやめた鶏やペンギンの
 話は除外する。

だから、
鳥類には哺乳類のような
人間のようなデブはいない。

鳥が飛べなくなると
狩猟ができなくなり
餓死する。

そのために
インスリンの作用が
ことごとく抑制されている。


もうひとつ、

皆さん鶏で構わない
彼らはすでに飛ぶことを放棄したが、

そんな彼らでも、
肉の中に、
脂身を見たことがあるだろうか?

豚肉や牛肉のような
明確な白っぽい脂身の層はない。

運動するときに、
運動の妨げになるのが、
中性脂肪であり
脂身である。

だから、かろうじて
皮の部分に若干の脂肪が含まれている。

飛ぶという動作に
脂身は足かせになる。

飛ぶという重量に反する
行為を完結させるためには、

中性脂肪の蓄積を査定に抑制し
体重を軽くし

飛ぶときの運動の妨げになる
肉に同居する中性脂肪の構築は行わないのである。


ここまで説明したら、
なぜ、インスリンの作用が
哺乳類のように発達していないか、
理解できただろう。

さて、次は血糖値の謎に言及する。

300という高血糖の維持が
何に使われるのか?

簡単である。

地面から飛び立つ時の
運動エネルギーに
この300という血糖は使われる。

もちろん筋肉内にも
グリコーゲンが貯蔵されていて、
最初にそれが利用される。

さて、鶏肉を見たことあると思うが、
早い話がほとんどが
白っぽい、
速筋である。

速筋は白い。

遅筋は赤い。

速筋はまさに
解糖系の塊である。

ブドウ糖を取り込み
飛び立つ時の瞬発力の為の筋肉で
鳥類の筋肉はおおわれているのである。

こうやって説明すると、
必ず、長距離を飛行する渡り鳥は
遅筋では?


という愚かな質問をするバカが必ずいる。

渡り鳥も、
筋肉(速筋)を激しく
利用するのは、
地面から
飛び立つときだけである。

二次元で生活している人間は
バカだから、

少し、上昇しただけで

強烈な上昇気流を含めた
気流の強烈な流れの存在を知らない。

少し、羽を使って、
気流に乗れば、

羽根の角度を変えるだけで、
長旅が可能になる。

上層に言えば行くほど、
強烈な気流の恩恵にあずかれるという寸法である。

本当に羽根の角度を少し変えるだけで、
グライダーのように、
長距離を移動できるのである。

遅筋など出番がないのである。

鳥類には

大気中の気流の流れが、
視覚、嗅覚、聴覚、超音波、その他第六感などで、
体感できるのである。

だから気流を読んで、
目的地に最低の運動コストで、
飛行できるプランを持っているのである。


さて、

高血糖の自然界の鳥類になぜ、
がんが見たらないのか?

もっとも自然界の哺乳類にも
糖尿病やがんは皆無だが、

哺乳類にとっての高血糖が
がんの大きな要因になることを
説いている私には、

高血糖なのにがんの発生が
みられない鳥類の謎に
言及する義務と責任があるのである。


答えは簡単である。

哺乳類のような、

臓器の上皮細胞での
血糖由来の
ブドウ糖の取り込みがないのである。

ヒトの場合、
高血糖は、
強い浸透圧の結果
さまざまな不具合が
発生するので、
それを避けるために、

以下の機序がプログラムされている。

@高血糖→臓器の上皮細胞によるブドウ糖の取り込み→嫌気的解糖作用の亢進(がん)

A高血糖→インスリンによるブドウ糖の取り込み→脂肪酸合成の亢進(肥満)

鳥類の場合、
高血糖はいいことなのである。

したがって、

上記の@Aは否定され、
そのプログラムや機序はあり得ない。

あくまでも、

血糖値300を堅持して
飛び立つ時の
エネルギーにしたいという
神の意志が働くのである。

したがって、

臓器の上皮細胞で
嫌気的解糖作用の亢進
すなわち、がん発生には至らないのである。

血液中のブドウ糖は、
臓器の上皮細胞に取り込まれないのである。

断わっておくが、

ヒトも糖質制限を行って
高血糖に導かなければ、
臓器の上皮細胞で
ブドウ糖の取り込みは行われないから
がんにならない。


鳥類ががんにならない機序を
理化すれば

鳥類でない
あなたも
がんにならない人生を歩めることになる。

高血糖でも
鳥類の場合
その高血糖を保持、堅持しようとし、
ブドウ糖を血管の外に逃がして
臓器の上皮細胞などで、
ブドウ糖を代謝させようとしないのである。

ヒトの場合は、
高血糖の時は、
その高血糖を抑制しようとし、
ブドウ糖を血管の外に逃がして
臓器の上皮細胞などで、
ブドウ糖を代謝させようとして
結果的にがんになる。


ということである。


鳥類を研究することで、
哺乳類の弱点が理解でき
われわれ哺乳類が
どうすればがんを防げるか?

理解できるようになるのである。

カネにならないからと言って
鳥類の研究を無視するのは
自殺行為であることだけは、

言っておこう。

 

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