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乳がん、卵巣がん、子宮がんは手術すべきなのか?(女性セブン)
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投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 20 日 07:09:41: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

乳がん、卵巣がん、子宮がんは手術すべきなのか?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160820-00000008-pseven-soci
女性セブン2016年9月1日号


 女性の罹患率トップで小林麻央(34才)、北斗晶(49才)など、有名人の罹患も目立つ乳がん。「手術せず放置すべき」との声もあるが、昭和大学乳腺外科学教室准教授の明石定子さんは、「原則、切るべき」と指摘する。

「乳がんの大部分はステージ2までの早期で見つかり、治療すれば10年後の生存率は9割に達します。乳がんを放置しておくと、骨や肺などに転移したり、皮膚の表面からがんが顔を出す“花咲きがん”になり、出血や細菌で悪臭を放つことがあります。

 どうしても手術が嫌な場合、ラジオ波で焼く、凍結するなど、手術以外の治療もないわけではありませんが、臨床試験の段階です。また、取りきれたかどうかの確認が顕微鏡でできないので、切除が原則です」(明石さん)

 乳がんの手術では、リンパ節転移があれば、原則リンパ節を除去する。この夏、『週刊現代』が行った複数の医療特集では、「手術は受けてはいけない」と多くの手術を真っ向から否定し話題となったが、この処置についても、10人に3人は腕がパンパンに腫れる「リンパ浮腫」になると警告していた。

 これに対して、明石さんはこう反論する。

「乳がんの手術を受ける患者さんの6割以上のかたは、センチネルリンパ節生検という方法でリンパ節の一部のみを除去します。この方法では、リンパ浮腫の可能性は1%以下になります。万が一、患者がリンパ浮腫になってもマッサージなどで対処できます。確率の低いリンパ浮腫を恐れて、より深刻な結果を招く乳がんを放置する理由はありません」(明石さん)

 子宮がん(子宮頚がんや子宮体がん)、卵巣がんなど、ほかの婦人科のがんも適切に処置すべきだと主張するのは、医誠会病院レディスセンターのセンター長・金岡靖さんだ。

「婦人科のがんの場合、薬物治療だけで治るのは絨毛がんなど限られるので、原則は手術です。『週刊現代』は、“卵巣がんの手術を受けさせてはいけない”としていましたが、他に適切な治療法もないのに手術をするなといってよいのでしょうか。婦人科のがんに対する腹腔鏡手術は普及しつつありますが、まだ歴史が浅く、実績のある施設や医師に依頼するのが適切です」(金岡さん)

 40代以上の実に4人に1人が罹患するという子宮筋腫は良性の腫瘍であり、早期の乳がん同様、「すぐ手術せず様子を見るべき」との意見もあるが、金岡さんはこう解説する。

「時間をかけて様子を見た結果、症状がひどくなり手術を余儀なくされるケースもある。また、子宮粘膜の直下に筋腫ができると薬物治療が効きにくく、手術するしかありません。しかも、筋腫が無数にあれば取り切るのは難しく、子宮全摘出が必要となることもあります。

 同程度の結果が得られるならば、体の負担がより小さい医療が望ましく、当院は腹腔鏡や子宮鏡を利用した“傷の小さな手術”を推奨しています。さらに子宮摘出手術に代えて、マイクロ波を使用する切らない治療を選択できる場合もあります」(金岡さん)

 妊娠を望む女性ならば子宮機能を残す必要があり、子宮全摘出に踏み切れるかどうかという難問がある。

「最初から子宮を全摘出すれば再発や悪化の恐れはありませんが、子供がほしいから子宮全摘術に代えて患部のみの除去を選ぶかたもいます。目的を達成するためにリスクを取るかたもいるわけです。

 しかし、全摘出を5〜6年待つ間に再発するかたもいます。排卵を一時停止させて筋腫の薬物治療をしている間は妊娠できません」(金岡さん)

 妊娠を望む女性は、以下のような婦人科の手術のリスクを知っておきたい。

「薬物治療が困難な子宮腺筋症で、子宮機能を温存するために腺筋症切除手術を行うと、妊娠分娩時に子宮破裂が発生する頻度が10%程度あります。卵巣子宮内膜症性のう胞(チョコレートのう胞)を手術で切除する場合は、正常な卵巣組織にダメージを与えることがあります。こうしたリスクは手術前に医師から説明があります。妊娠を希望する女性は、それらのリスクを承知した上で手術を受けることが大事です」(金岡さん)

 子宮筋腫、子宮腺筋症などによる月経過多や月経痛、貧血など閉経するまでの一過性の症状でも、手術に踏み切った方がよいケースもある。

「たとえ一過性の症状でも、それが続くと仕事や生活に支障が出るケースがあります。出血が多くて白い服が着られないとか、貧血で立てなくなるなど、切実な問題を抱える女性は多いんです。

 さらに、30代や40代の仕事のキャリア形成時期に婦人科の疾患で適切に活動できなかったら、女性の人生にとって大きな損失になります。躊躇しているよりも、早く治療して、100%の能力を発揮する方が有益となるケースもあります」(金岡さん)
 

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