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北欧デンマークからの警告「その手術と薬、はっきりいってムダです」(週刊現代)
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/271.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 24 日 10:27:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


北欧デンマークからの警告「その手術と薬、はっきりいってムダです」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49522
2016年08月24日(水) 週刊現代 :現代ビジネス


■風邪に薬は出さない


「クリニックに行くと、広い診療室に案内され、医師が握手をして迎えてくれます。日本の病院のようにカーテンの仕切りなどではなく、完全な個室なのでプライバシーも保たれますし、親密な雰囲気で医師と信頼関係が築きやすかったですね」


デンマークの首都コペンハーゲンに住む日本人、鈴木優美さんは初めてデンマークの病院を訪れたときの印象をこう話す。


「日本とデンマークの医療は制度の面でも意識の面でもまったく違います。


患者には必ず『かかりつけ医』がいて、診てもらうには予約が必須です。日本のようにアポなしで大病院を訪れるということはまずありません。インターネットでかかりつけ医の空いている時間を調べて、予約を入れてから出かけます。


一人当たりの診療時間は15分ほどです。受診の際の主な症状だけでなく、普段ちょっと気になったことなどもゆっくり話せます。時間がないからと途中で追い返されるようなことはないですね」


デンマークの医療は、しばしば世界で最も充実していると評される。OECD(経済協力開発機構)も「卓越した医療制度が整備されている」と讃えるほどだ。しかも医療費は、基本的にすべて無料である(ただし、一部の歯科治療は除く)。税負担は重いが、その分、無駄な医療費に対する国民の目も厳しい。同じ国民皆保険でも、医療費の使われ方に対する意識が低い日本とはそこが違う。


これだけ聞くと、さぞかし素晴らしい治療が行われているだろうと思うが、実際のところは、日本人の想像するものとはまったく違う医療サービスがデンマークでは提供されている。


デンマークの政府関係者が語る。


「この国では自己責任が徹底されており、簡単な病気、例えば風邪を引いたくらいでは『自分で治しなさい』と、病院では診てくれない。たとえ予約を入れて診察を受けても『ゆっくり寝ていれば治る』と言われるのがおちで、薬を出されることはまずありません。


その一方で、個人の努力ではどうしようもないような大きな手術や難しい治療は、たとえそれが何千万円かかったとしてもすべて無料です」


デンマークの医療制度で最も日本と違うのは冒頭にも話が出た「かかりつけ医」の存在だ。多摩大学大学院教授で海外の医療事情に詳しい真野俊樹氏が解説する。


「デンマークでは、どんな病気であってもまずは、ジェネラリストであるかかりつけ医を受診することがほとんどです。症状が深刻で専門医の治療を受ける必要があると判断されれば、初めて大きな病院に行くことになる。日本のように、最初から大病院で受診することはありません。


デンマークに限らず、スウェーデンやイギリスではかかりつけ医や在宅ケアに携わる看護師のサービスが充実しており、QOL(生活の質)の向上を助けてくれるので、日本のように少しのことで病院にかかるような必要がないのです」


■健康診断など存在しない


かかりつけ医は10年、20年と同じ患者を診続けているので、健康状態から家庭のことまでよく把握している。患者もちょっと具合が悪いときには病院まで行かずとも、かかりつけ医に電話して気軽に判断を仰ぐこともできる。


ここでポイントになるのは、かかりつけ医の報酬の仕組みだ。デンマークには医者が何人のかかりつけの患者を診ているかで報酬が決まる「人頭払い」という制度がある。それ以外にもどのような治療をしたかという「出来高払い」の部分もあるが、すべてが出来高払いの日本とは決定的に違う。


前出の政府関係者の弁。


「日本だと短い時間でたくさん患者をさばけばさばくほど、病院が儲かる仕組みになっている。しかも面倒な検査をしたり、難しい手術を行えば、それだけ点数がつくので、いきおい無駄な検査や不要な手術といった過剰医療が生じやすい。


一方、デンマークでは患者にかかりつけ医として登録してもらえば、それだけ定期的な収入につながりますから、必然的に長期的視点で患者の立場に立った医療を行うようになる。無駄な投薬や検査もしない。クリニックには検査のためのCTやMRIなどはなく、レントゲンの機械すらない所も多いですよ」


このような状況なので、デンマークでは定期的な健康診断は一部の病気(乳がん、子宮頸がんなど)を除いて行われていない。自覚症状がない場合は、検査もしなければ、手術もしないというのが当たり前の状況なのだ。


「検査の機会が少ないため、早期にCTを撮っていれば、助かったかもしれないようながん患者が出てくることは確かです。しかし医療全体のバランスで見て、費用対効果を考えたときに、無駄な検査や治療におカネをかけ過ぎないほうがいいというのがデンマークなど北欧諸国の医療の考え方なのです」(真野氏)


■高齢者はがん手術をしない


投薬の量も圧倒的に少ない。'13年の医薬品費の対GDP比率は日本が2・1%、デンマークは0・5%とわずか4分の1。これにはとりわけ薬剤費のかかる高齢者医療のあり方にも理由がある。


「デンマークの高齢者も薬は飲みますが、日本のように一日に5錠も10錠も飲む人は圧倒的に少ない。複数の医者から似たような薬を重複して出されることはないし、医者としっかりコミュニケーションを取るので、薬漬けになることもない。


また、患者は医者が提案する手術を自分の意思で断ることもできます。とりわけ高齢者の場合、がんなどの手術をしてもその負担がきっかけで大きく体力を落とし、結局残りの人生を楽しめなくなることが多い。


とくに高齢の男性は内臓にポリープができてもそのまま放っておいて人生を全うする人がかなりいます。それで十分な医療が受けられなかったなどと泣き言を言う人はいません。ましてや長期間の胃瘻(胃に直接栄養を送り込む治療)など無意味な延命治療は行われません」(前出の政府関係者)


検査や投薬、手術をしないからといって、医療を否定しているわけでは決してない。むしろデンマークは日本以上に健康増進に国を挙げて取り組んでいる面もある。その核となるのが全国民が登録している医療のポータルサイトだ。このサイトでは、日本でいうところのマイナンバーを入れると患者の通院・治療歴、カルテ、処方箋、遺伝子情報にいたるまですべて見ることができる。


ちなみにデンマークでは行政機関のIT化が進んでおり、国からのお知らせなどはすべて電子メールで届く。80歳を超えるような高齢者も認知症などでない限り、みなiPadなどを自然に使いこなしている。



「日本では患者がカルテを見ることはまずないですが、デンマークは患者本位の治療を行うためにはきちんと情報共有したほうがいいという考え方です。日本のようなお医者様と患者という主従関係ではなく、対等な関係にあるべきだという意識なのです。医療情報が完全に透明化されているので、医者は適当な処方や手術はできない。


そして国民の健康に関するビッグデータを匿名化して集計し、どうすれば『健康寿命』を延ばせるかという研究に力を入れています。病気を治療するよりも、予防医学に力を入れたほうがいいという考え方なのです」(前出の政府関係者)


病人を薬漬けにするのではなく、いかに健康に長生きしてもらうか、国ぐるみで取り組む—デンマークの医療制度には、ますます高齢化が進む日本にとって重要なヒントが無数にひそんでいる。


「週刊現代」2016年8月20日・27日合併号より


 

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コメント
 
1. 2016年8月26日 22:44:56 : YsACM3TXsw : Gfozs0QLszc[28]
癌は生活習慣病だともいわれる
高額な治療を保険適応でうけて一時的に治し
生活を見直し反省し改善することなくまた癌になれば
何度も治療を受ける日本の高齢者

2. 2016年8月27日 22:09:36 : 7MzcoSx86U : a64icPnAh20[5]
>「この国では自己責任が徹底されており、簡単な病気、例えば風邪を引いたくらいでは『自分で治しなさい』と、病院では診てくれない。たとえ予約を入れて診察を受けても『ゆっくり寝ていれば治る』と言われるのがおちで、薬を出されることはまずありません。

それは欧州では普通だな。
風邪はウィルスが原因な場合が多いから抗生物質では治らない。

>自覚症状がない場合は、検査もしなければ、手術もしないというのが当たり前の状況なのだ。

病気は自覚症状があるとは限らない。
慢性的な病気の場合は自覚症状が出ないことの方が普通。
自覚症状がなくても少しずつ進行し、自覚症状が出てきたときには重症で
取り返しのつかないことがある。

>検査の機会が少ないため、早期にCTを撮っていれば、助かったかもしれないようながん患者が出てくることは確かです。

当然そういうこともでてくる。
CTをやたら受けるのは被ばくの点から疑問だが。

だが腎臓病なども自覚症状が出てくるのは透析直前。
腎臓移植が期待できない日本では、年500万円の医療費がかかる透析を死ぬまで
続けることになる。
検査を全くしないというのも疑問だな。


3. 2016年9月11日 16:17:04 : KaY8rgKWDY : jCX7kzKAnOk[1]
>患者は医者が提案する手術を自分の意思で断ることもできます。とりわけ高齢者の場合、
>がんなどの手術をしてもその負担がきっかけで大きく体力を落とし、結局残りの人生を楽し
>めなくなることが多い


日本の大病院は、患者が手術を絶対断れない。
何故か? 自己責任とか上手いことを言っているコメントがあり、いかにも医療現場に
患者の意見・意志が通るような、ことを書いている人がいますが、病院の現実とはかけ離れています。

例を上げてみます。
肺がんのマーカーがあがっていた親戚のAさんは、検査入院を示唆されます。
「よくわからないので、検査だけ受けてください。」とB医師が言います。
検査当日には、ご家族を立会いにお願いします。

検査当日、家族が2名で待合室で待つも、なかなか終わりません。
4時間30分を回ったところで、B医師が肺の左側。下葉部分を切除した臓器をステンレストレーに入れて出てきました。上部に肺がん部位があり、この20cm×12cmぐらいあり、どっしりした立派なものです。

ここで、家族は「がんの肺部位が見つかりましたので切除してもいいでしょうか?
と一切、聞いてきません。判断を家族にも患者にも求めてこないのです。これが現実です。

肺がんとなれば、大病院の外科ではレールができているのです。Aさんや家族の意思はこのレールを外れることはできません。このAさんはヨーガの先生で普段からがんには自然治癒と考えていた・・ (Aさん自身の意思は通りませんでした 麻酔がかかっているのでまな板の鯉状態)

しかし、4年を過ぎた頃に、また、再発しているかもしれないので検査が必要だ、家族の立会いのないまま・・放射線で叩かれ、抗がん剤を処方している。

・・Aさんはこの1年後、5年生存を通過した、瞬間に、声は出なくなり、夏の終わりに子供が見舞いに来た夜、体調は急悪化してしまいました。(5年生存率の多い病院の比較も全く、伝統的がん3大療法ではあてになりません。)

近くの、クリニックで対応してもらい、回復に至るも、真剣にお墓の準備や身の回りの整理
を始めました。

医療での患者は麻酔で意思表示は不可能、家族は検査手術と言われ、がんの思わしき部位が見つかりましたので、取りましょうか、検査だけで終わりましょうか?と家族に判断を仰ぐことが必要です。
家族が判断する材料背景の説明が必要ではないか? 肺がんを切除した場合、Aさんの今後の人生にどのような影響が考えられるか、他の肺がんの症例からわかっているのはずです。
・・この病院とCさんは同様な、対応に怒り裁判を起こしています。

何故こういう事がおこるのか?   大病院は手術の腕が良い。しかし、医療費抑制で、外科は一定数の手術数をこなさなければならない。その場合、患者に心配をなるべくかけることなく
安全、かつ最小限の傷口で、成功裏に手術を終わらせたい・・

そうするとこんな言い方になるのか
「がんマーカーがはっきりしないので・・検査入院で、がんかどうかを調べたい」
こんな言い方をしてきたら、患者や家族は注意するべきでしょう!

周りに流される傾向〜のある人は、上の言葉を聞いたら要注意です。

デンマークのやり方の良い点は取り入れるべき。



4. 2018年10月14日 12:32:44 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8522] 報告
2018年10月14日(日)

財務省が恣意的引用

日医批判「予防医療活動に水」

 財務省が「予防医療」の医療費抑制効果を否定するために新聞記事を恣意(しい)的に引用していたことが明らかとなり、医療関係者から批判を浴びています。

 財務省は9日の財政制度等審議会の分科会に出した、社会保障費のいっそうの抑制・削減を求める提言のなかで、康永秀生東京大学教授の昨年1月の「日経」の連載記事を引用しました。

 そのさい、8回連載の初回と最終回をまるで1本の記事のように加工したうえで「大半の予防医療は、長期的にむしろ医療費や介護費を増大させる可能性があります」などの主張を紹介。医療・介護費の抑制には、予防医療の推進ではなく医療・介護の給付抑制と負担増が必要だという財務省の主張の根拠づけに利用しました。

 しかし、康永氏は引用された連載の同じ回で「予防医療によって病気の発生や進行を抑え、健康を維持・増進することは、国家レベルでも個人レベルでも優先度が高い」(初回)、「国・地方自治体や医療従事者は今後も引き続き、予防医療を積極的に推進すべきだ」(最終回)などと予防医療推進の重要性を繰り返し指摘していましたが、財務省の提言はその部分を引用しませんでした。

 これに対し、日本医師会の横倉義武会長は10日の記者会見で「今回の財政審の主張は現在進められている地域での健康づくりの活動に水を差すものであり、強い怒りを感じる」と批判。記事の引用の仕方について「大変恣意的」だと断じました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-14/2018101402_02_1.html

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