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乳がん発見遅れる背景に大がかりな検査したがらぬ医師の存在(女性セブン)
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/336.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 03 日 13:28:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             なぜ乳がん発見は遅れるのか?
  

乳がん発見遅れる背景に大がかりな検査したがらぬ医師の存在
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161003-00000013-pseven-soci
女性セブン2016年10月13日号


 2014年2月、夫の市川海老蔵(38才)と受診した人間ドックで、左乳房にしこりが見つかった小林麻央(34才)。担当医師はがんの可能性を「五分五分」と伝え、すぐに大きな病院に再検査の予約を入れた。このとき、長女の麗禾(れいか)ちゃんは2才、息子の勸玄(かんげん)くんは9か月で、まだ授乳中だった。

《娘の授乳時から2年以上の間、週に一度、乳腺の状態を良くするための母乳マッサージに通いケアをしていたため、乳房に関しては大丈夫》

 ブログでは当時、どこか安心していたことをそう綴っている。知人の乳腺専門医2人から「授乳中のしこりでがんの可能性が五分五分だなんて、その先生はオーバーだね」と言われたことも無関係ではなかった。さらに再検査でマンモグラフィー(乳房X線撮影)と超音波検査を担当した医師にも「授乳中のしこりだから心配いらない」と告げられ、半年後の8月に再検査することになった。

 しかし日々の生活の忙しさからあっという間に10月になり、ある日左の乳房にパチンコ玉のようなしこりを見つける。すぐに検査に行くとすでに脇のリンパ節に転移していることがわかった――。

 一般的に、乳がんは40代後半から50代前半にかかる人が多く、35才未満の乳がんは全体の3%に満たないといわれている。そのため、自治体が実施する検診も、乳がんは40才以上となっており、検診を受けない人もいる。さらに検診を受けたとしても麻央のように若年性の乳がんは見つけにくい。湘南記念病院乳がんセンター長・土井卓子さんは次のように指摘する。

「特に、妊娠授乳中の乳房は硬くなり乳腺も発達するため、乳腺炎と見分けがつきにくく、画像診断も難しい。本当に悪性の腫瘍なのか、妊娠授乳期特有の状態なのか、専門家でもすぐに判別できないケースはたくさんあります」

 またマンモグラフィーに出てくる「石灰化」は、乳がんであるかそうでないかを判断するひとつの現象だが、これも事態をこじらせている。

「石灰化」とは、乳腺の分泌物に含まれるカルシウムが、乳腺の組織に付着した状態をいうが、これは乳がんより高い確率で、乳腺症でも散見されるからだ。

◆良性を確認して安心するか、良性の可能性が高いなら痛い生検をしないで経過観察にするか――決めるのはあなた自身

 マンモグラフィーや超音波検査の結果、乳がんの疑いがあるとわかったとしよう。その場合も、はっきりさせるには、乳房に細い注射針を刺して細胞を採取する「細胞診」と、さらに太い針で組織を採取する「組織診」を受ける必要がある。細胞診は麻酔も使わず、比較的簡単に検査できるが、組織診ほど確実にがんを診断できない欠点がある。

「細胞診は、例えるならば白い食パンに爪楊枝を刺して黒いカビを探すようなもの。取るものがすごく少ないから、はっきりとわからない場合もあります」(土井さん)

 また、これらの検査は、疑いがあるからといって乳腺専門医以外では簡単に受けられるものではない。細い針を刺し、比較的負担のかかりづらい細胞診ですら嫌がる医師もいる。

 医療ジャーナリストで、自身も乳がん経験者である増田美加さんはこう分析する。

「1000人がマンモグラフィー検査を受けたとして、再検査になる人は80人。そしてそこからがんとわかる人は5人。このような低い確率のため、専門医以外の医師は大がかりな精密検査をしたがらない傾向にあります。

 また、乳腺の専門医であれば、経験も豊富でその場ですぐに細胞診をすることもできますが、専門医でなかった場合、見過ごしてしまったり、はっきりとわからず『とりあえず経過観察に』と判断してしまう場合もあります」

 組織診はさらに負担を伴う検査となる。

「組織診は局所麻酔をして太い針を刺すので、小さな手術をするようなもの。特に、妊娠・授乳中に組織診をすると、乳汁漏といって皮膚から乳汁が漏れるなど乳房にダメージを与えることもあり、悪化すると乳汁に血液が一時的に混じることもあります。もちろん、それによってがんが大きくなることは100%ないですが、体に負担がかかるのは事実です」(土井さん)

 2011年に乳がんと診断され、2度の再発の後、右乳房を全摘出した生稲晃子(48才)は、再検査のつらさを振り返る。

「身体的にいちばんつらかったのは、再検査での細胞診。麻酔もなく、胸に何度も針を刺されるのはかなり痛く、本当に堪えました。もちろんがんなのか、がんじゃないのかを判定するために非常に大切で重要な検査であることはわかっているのですが…」

 そもそも若い世代にはほとんど乳がん患者がいないから。特に授乳中は乳腺症が起こりがちだから――そんな“常識”のもと、痛みを伴う生検は「経過観察」という言葉にとって代わり、若年性乳がんは、医師からも、患者からも、初期の段階で見落とされる傾向にあるのだ。

 

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