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欧米によるソフト・パワー文化攻撃(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/16/kokusai13/msg/790.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 19 日 01:21:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

欧米によるソフト・パワー文化攻撃
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-c203.html
2016年5月19日 マスコミに載らない海外記事


Wayne MADSEN
2016年5月17日
Strategic Culture Foundation



音楽、映画やソーシャル・メディアが政治戦争の兵器となり、益々相互に絡み合うようになっている世界で、欧米が、得点を稼ぐため、ソフト・パワー“ジャンク文化”をひっきりなしに利用するのに、世界中の国々は益々うんざりしつつある。


年次ユーロビジョン歌謡コンテスト以上に、ソフト・パワー兵器としての音楽利用を実証するものはない。ストックホルムで開催された今年のユーロビジョン・コンテストでは、優勝者は、ウクライナのジャマラだった。彼女が優勝したのは、第二次世界大戦の真っ最中に、クリミア・タタール人を国外移住させたことに関する反ヨシフ・スターリンの歌“1944”を彼女が歌ったおかげだ。スターリンは、タタール人が、ドイツ・ナチスと協力するのをおそれていたのだ。スターリンには、アドルフ・ヒトラーのタタール人とのつながりをおそれるそれなりの理由があったのだ。ヒトラーとヨーロッパのイスラム教徒との相思相愛関係が、第三帝国に吸収された、ボスニア、サンジャクやアルバニアなどのバルカン・イスラム教コミュニティー中に広がっていた証拠は明らかだった。


現状ユーロビジョンのいつもの状況と同様、ジャマラと彼女の歌は、2014年のクリミア・ロシア連邦編入を巡り、ロシアを非難する方法として選ばれたのだ。ロシア人歌手のセルゲイ・ラザレフが、今年のユーロビジョン優勝者の本命候補だったことなど、ユーロビジョン当局にとってはどうでも良いのだ。


ロシアは、ジャマラの勝利は、2014年ユーロビジョンの優勝者で、髯を生やしたオーストリアの服装倒錯者“コンチータ・ヴルスト”としても知られているトーマス・ノイヴィルトの記憶を呼び覚まされた。アメリカ国務省と、ジョージ・ソロスの様々な非政府組織フロント団体が進めるレスビアン、ゲイ、両性愛者と性転換者(LGBT)に反対している、ロシアや他の保守的な東ヨーロッパ諸国に、“ソフトパワー”メッセージを送る為に、コペンハーゲン・ユーロビジョン・コンテストが、ノイヴィルトを選んだのは明らかだった。


今年のユーロビジョンにおける、ウクライナ人参加者の政治的優勝は、来年キエフでのユーロビジョン・コンテストの良い前兆とは言えない。ユーロビジョン自身の規則によれば、ユーロビジョン公演の舞台では、政治には触れないことになっているが、ロシアを攻撃し、正教キリスト教徒が暮らす東では不人気な大義を推進するのに利用され、コンテストは決定的に政治的変化を遂げた。ロシア連邦国防・安全保障委員会の第一副議長、ロシア上院議員フランツ・クリンツェヴィッチは、lユーロビジョンが、欧米による文化的ソフト兵器として利用されているのを良く理解している。ウクライナでの来年のユーロビジョン・コンテストをさして、ウクライナが、催しを、安上がりな反ロシア・プロパガンダの場として利用するのは確実なので、ロシアはコンテストをボイコットする可能性があると、クリンツェヴィッチは述べた。


大半のくだらない外交政策戦略同様infecting欧米世界、戦略的な戦力増強剤として“ソフトパワー”を利用するという考え方は、アメリカ諜報機関が資金提供しているシンクタンクや、秘密主義的な支配層の研究所におけるグローバル主義のつわものによって編み出された。ソフト・パワーの生みの親は、そのイニシャルが中央情報局(CIA)と一緒なのは偶然ではない“CIA”であるハーバード大学国際問題研究所(Center for International Affairs)常連ジョセフ・ナイだ。ナイは、外交問題評議会、三極委員会、アスペン研究所と戦略国際問題研究所(CSIS)の実力者でもある。ナイはクリントン政権で働き、旧友のジョン・ケリー国務長官に重要な外交政策助言をしている。


世界中の出来事を巧みにあやつるため、ソフト・パワーを利用することを長年唱導してきたナイは、バラク・オバマの外交政策にとって、陰で糸を引く教祖となった。ナイの2004年の著書『ソフト・パワー―21世紀国際政治を制する見えざる力』は、オバマ政権に群がる介入主義者にとっての必読書だ。ソフト・パワー投射は、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領に対する“憲法クーデター”へのオバマ政権による支持で、つい最近も今年のリオデジャネイロ・オリンピックの数カ月前に、アメリカ政府に利用された。夏季オリンピック開会式で、世界中が、ルセフに注目するのではなく、マスコミの注目は、かわりにアメリカ政府がルセフの代替に据えた右翼で信じられないほど腐敗しているミシェル・テメル副大統領に集中し、もし犯罪的違法行為のかどで、事前に大統領職から追い出されなければ、彼がリオで夏季大会を開会し、アメリカ政府内のソフト・パワー推進者を喜ばせることになる。


アメリカ政府のリオ・オリンピック計画によれば、右翼で、原始ファシストのテメルが、南米で初めて開催されるオリンピックで、世界の指導者たちを歓迎することになる。ルセフがオリンピックを開会して、ボリビア、ベネズエラ、チリ、ウルグアイ、エクアドルやエルサルバドルの進歩的な指導者たちを喜ばせるのではなく、テメルが、お仲間の中南米指導者原始ファシスト連中 - アルゼンチンのマウリシオ・マクリ、パラグアイのオラシオ・カルテスや、ホンジュラスのファン・オルランド・エルナンデスとともに注目を浴びるのだ。


ユーロビジョンや、ワールド・カップが政治的に利用されたのと全く同じように、オリンピック大会を政治的に利用するのに、アメリカ合州国には何のためらいもない。アメリカが率いた1980年、モスクワでの夏季大会ボイコットは典型だ。以来、オリンピック・ボイコット判断としては、ソ連が率いた1984年の報復ボイコットと、アメリカが推進したLGBT挑発シリーズによる、2014年のロシア・ソチ冬期大会がある。1988年以来、オリンピックの独占放映権をもっているNBCが、アメリカ政府の挑発者連中が、放送中ずっと、容易に政治的、社会的論評をするのを保障している。NBC創設者デヴィッド・サーノフは、冷戦中、アメリカ・プロパガンダ戦争の立て役者だった。


国際サッカー連盟(FIFA)を揺るがせたスキャンダルは、奇妙なことにprompted byアメリカ司法省と、連邦捜査局FBIと、アメリカ国税庁が開始した捜査。明らかな狙いは、ロシアでの2018年ワールド・カップ前に、FIFAの評判を傷つけることだった。アメリカ合州国が、数人のFIFAや、世界中の国々のサッカー幹部を起訴したのは、対抗ソフト・パワー兵器使用最初の例の一つだ。ロシアが、国際的に人気の高いワールド・カップを主催して優位な立場にあるので、アメリカ合州国は、FIFAと、そのつながりで、ロシアを攻撃するのに、アメリカの法執行機関を利用して、ソフト・パワー戦争で反撃したのだ。サッカーは、アメリカ合州国における一番人気の高いプロ・スポーツの中にさえ入っておらず、アメリカン・フットボール、バスケットボール、野球や、アイス・ホッケーなどによって、脇に追いやられ続けられよう。それゆえ、FBIと司法省が、国際サッカーで、世界の警察官になるという決定は、一層疑わしくなる。


世界中の報道機関に対する、アメリカソフト・パワーの伝統的優位が、アメリカ合州国、特に元国務長官ヒラリー・クリントンが、ロシアのRT、中国のCCTV、イランのPress TVや、ベネズエラのTeleSurのような世界中の衛星放送局への出演に対し、なぜ極めて否定的なのかという理由だ。アメリカでは、現在本物のジャーナリズムとして、価値あるものが全く欠如しているので、国務省と、NGO子分連中は“他の”国際ニュース・ネットワークを、プロパガンダ放送局で、“陰謀論”の提供者だと非難する手にでているが、後者はCIAにとって、アメリカを批判する人々の名声を傷つけるための長年お気に入り軽蔑語だ。


ハリウッドは、アメリカのソフト・パワー腐敗のかなめであり続けている。概して、ロシア人、中国、アラブ人と、イラン人が、多数のハリウッド・スリラーで悪漢として描かれ続けている。アメリカ国防省、CIAとFBIの全てが、ロサンゼルスに“エンタテインメント連絡事務所”を維持している事実が、ハリウッドとアメリカ軍-諜報機関複合体の間で、常に存在してきた密接な協力を示している。


世界が、アメリカソフト・パワー文化“くず”に、うんざりしつつある兆しが増している。多くの国々が、キャプテン・アメリカ、スーパーマン、バットマンや、スパイダーマンなどのホモらしきアメリカ輸出品から、子どもの関心を奪い返しつつある自国の英雄を再発見している。ともあれ、モンゴルのチンギスカン、ズールー王国のシャカ・ズールー、清の康熙帝、ロシアのピョートル大帝、ペルシャのクセルクセス大王や、マケドニアのアレンサンダー大王の方が、ジャマラやコンチータ・ヴルストよりはるかに興味深く、人の心をつかんで離さない誇れる人物だ。


記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/05/17/the-west-soft-power-cultural-aggression.html

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