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(社説)トランプ氏が大統領候補になることの意味 哲学も知識もない人物が共和党の大統領候補に選ばれた現実は何を意味するか
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投稿者 軽毛 日時 2016 年 7 月 22 日 22:05:24: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

【社説】トランプ氏が大統領候補になることの意味

変化の担い手として生み出してきた不確実性が今後の障害に
共和党大会で演説するドナルド・トランプ氏(7月21日)  
2016 年 7 月 22 日 19:05 JST

 米オハイオ州クリーブランドで開かれた共和党全国大会で21日、ドナルド・トランプ氏は大統領候補の指名を受諾した。同氏は米国の近代政治史に前例のない人物だ。このため世論調査によると、この華々しい瞬間でさえ無党派層と多くの共和党支持者はまだ態度を決めかねている。読者はわれわれの社説から同様の迷いを感じ取っているかもしれない。

 「トランプ現象」には大きな矛盾がある。トランプ氏が政治規範を次々と破壊していることは、変化の担い手としての魅力となっている。しかし彼がここに至るまでに生み出した不確実性は、自身がこれから乗り越えなければならない最大の障害にもなっているのだ。

 有権者が大統領を選ぶ際、自制心が強く、政治知識が豊富で、予見可能性が高い人物、少なくとも大統領として何をするつもりかが分かる人物を好む傾向がある。2016年は有権者がこれまでの慣習を捨て、トランプ氏が政治・経済の現状を覆すことになるとしても大統領に選ぶ価値があると判断するのだろうか。優雅でしゃれているという以外に、トランプ大統領とはどのような大統領なのだろうか。 
***

 トランプ氏にはチャンスがある。ワシントンの統治は傲慢(ごうまん)でお粗末なうえ、経済成長が10年にわたって低迷しているためだ。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた世論調査によると、米国人の約69%が同国は「間違った方向に向かっている」と回答。「正しい方向に向かっている」と回答したのは23%にとどまった。1970年代以降、世論がこれほど悲観的だったことはない。

 ホワイトハウスは今週、16年と17年の経済成長率予想をそれぞれ1.9%、2.5%に引き下げた。国内総生産(GDP)の数値は抽象的なように見えるかもしれないが、経済成長率が3〜4%の時と過去10年のような1〜2%の時では、潜在能力を発揮する機会が与えられない国民の数に数百万人の差が出る。

分析ではなく感情と直感

 トランプ氏の台頭について、米国人は低成長をニューノーマル(新常態)として受け入れないという楽観的な解釈もある。現状に満足し、足元の経済は米国がなし得る最高の状態にあると信じている人々はヒラリー・クリントン前国務長官を支持している。しかし次の4年間が過去8年間より良いものになることを望む人々にとっては、「米国を再び偉大な国にする」ことが変革と米国の復活に必要だ。従来型の共和党候補なら、クリントン氏とオバマ大統領の政策がなぜ役に立たないか、トランプ氏の政策構想がいかに未来を明るくするかを大局的な観点から訴えるだろう。

 だがそれはトランプ氏のやり方ではない。同氏はビジネスにおいても政治においても常に、分析ではなく感情と直感をつかさどる右脳に訴えてきた。彼に言わせれば、景気低迷は米国の指導者たちの愚かさと弱さがもたらすものであり、そうした指導者の主な欠点は彼らがトランプ氏でないことだ。

 トランプ氏の政治は基本的に個人的なもので、それは単に注目の的になりたいというだけではない。公的な事柄に関する同氏の信念はとらえどころがない。自身の政策を十分に説明できず、しかも政策は日々変わる。指針となる思想があるとすれば、それは自分の直感や実務能力、人間の本質に対する理解への揺るぎない信念である。

 トランプ氏は世界を、勝者と敗者を生み出すゼロサムゲームと見なしている。同氏はそれを「取引の技法(the art of the deal)」と呼び、勝者になることを目標としている。それを除くと、トランプ政権は未知の世界だ。共和党員が同氏を大統領候補に指名した時に飛び込んだ世界と変わらない。

 おそらくトランプ氏は、中間層の所得向上や雇用創出などの公約を実行したいと考えているだろう。同氏が直感のかたまりだとしても、大統領としては「超自我」の役割を共和党が多数を占める議会に委ねるかもしれない。税制改革や医療問題、規制撤廃などでポール・ライアン下院議長やミッチ・マコネル上院院内総務と協力することもあり得る。

国境の「壁」は仮想に終わる

 最高裁判所の判事指名でも同じことが言える。オバマ大統領がメリック・ガーランド氏を最高裁判事に指名した件と、ジョージ・ブッシュ前大統領がハリエット・マイヤーズ氏を指名しながら結局取り下げた件は、議会の影響力を浮き彫りにした。これまで司法哲学に興味を示したことがないトランプ氏が、法廷をリベラル派の支配から守る可能性があることは皮肉と言えるかもしれない。

 移民問題については、拍手を誘うトランプ氏の決めぜりふに反して、国境の「壁」はおそらく仮想的なものとなり、メキシコがその費用を払うことはないだろう。ただ、13年に上院に提出された移民関連法案に書かれた「国境のセキュリティー強化」は実現できるかもしれない。これは共和党の政治的コンセンサスとなっている。

 ロナルド・レーガン元大統領は、功績が認められるかどうか気にしなければ、実行可能な善に限界はないと述べた。ライアン氏とマコネル氏もうまくトランプ氏のことを立てれば、大いに役に立つことができる。

***

 トランプ氏は、多くの政策問題についてほとんど理解しておらず、細かいことも気にしない。このため、もし聞く耳を持つなら、歴代の大統領より顧問団に頼ることになるだろう。トランプ政権は選挙戦と同じくらい即興的でまとまりのないものになるだろう。

 しかし、一部の批判者が言うようにトランプ氏が「ファシスト」のように統治することにはならない。同氏は米国の統治制度に組み込まれた制約事項とアカウンタビリティー(説明責任)を負う。オバマ大統領の言い分を認めているマスコミは、トランプ大統領をリチャード・ニクソン元大統領のように扱うだろう。

外交が最大の懸念

 トランプ氏の直感が最も大きな懸念となるのは外交政策だ。外交政策では大統領が憲法上の大きな権限を持つ。同氏は貿易協定そのものには反対していないが、より有利な条件を得るために関税を課すとしている。中国、メキシコ、日本には別の考えがあるだろう。金融市場は、貿易戦争を起こして景気後退を招きかねない大統領をこらしめるだろう。

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 トランプ氏は、第2次世界大戦以降、共和党を特徴づけている国際主義に背を向けている。同氏が世界の無秩序化を米国の安全保障・国益に対する顕著な脅威と見なしているのは正しい。しかし同氏はオバマ大統領の対応を引き継ごうとしているように見える。つまり、より良い結果につながる可能性のある関与からの後退である。

 世界システムの要としての米国が存在しなかったら、中国やロシア、イランといった敵対国が今後も覇権を得ようとするだろう。トランプ氏は今週、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対する米国の防衛義務に疑問を投げ掛けた。まるで同盟国が不動産融資業者のようにいじめられても構わないと考えているかのようだ。トランプ氏は過激派組織「イスラム国(IS)」を掃討することを約束しているが、そのための具体的な政策は入国規制しかない。世界における米国の役割はトランプ氏を巡る最大の賭けの対象だ。

***

 これほど多くの疑問符がつく候補者は普通なら負ける。だがトランプ氏が戦うのはジョージ・ワシントンやビル・クリントンなどではない。トランプ氏が負ければ、ヒラリー・クリントン氏が率いる第3期オバマ政権が誕生する。世論調査でトランプ氏の支持者の大半を反クリントン派が占め、クリントン氏の支持者の大半を反トランプ派が占めているのも不思議ではない。共和党も民主党も、「不人気度」が過去最高レベルの候補者を選んだ。トランプ氏とクリントン氏のどちらが大統領になっても米国を二分するだろう。

 トランプ氏は、自身に対するのと同じくらいの信頼を有権者から勝ち取り、能力と自信を見せつければ本選で勝てるかもしれない。あるいは自滅し、共和党の上院議員を、場合によっては下院議員も道連れにするだろう。型破りで予測不可能なトランプ氏が大統領候補になるというのはそういうことだ。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiknNHakIfOAhWEi5QKHae4DdQQqQIIHjAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10352986937800543568904582204654017733864&usg=AFQjCNERMwd4jFcqZP3ZPaykH2p3mB_9Cw


【社説】トランプ氏が選ばれた「現実」
哲学も知識もない人物が共和党の大統領候補に選ばれた現実は何を意味するか

2016 年 5 月 5 日 16:53 JST

 ドナルド・トランプ氏は保守派の地盤であるインディアナ州の予備選で勝利を収め、共和党の大統領候補としての指名獲得を確実なものとした。共和党有権者の多くが選んだのは固い信念も政策に関する知識もなく、大統領候補として最も強い拒否反応を示されていた実業家だった。さて、どうしたものだろう。

***

 トランプ氏は第1の選択肢ではなく、15番目の選択肢ですらなかったが、現実には多くの共和党支持者がトランプ氏を選んだ。いくつもの計算ミスが重なり、トランプ氏による「敵対的買収」が可能となった。最大の計算ミスは初期の予備選でトランプ氏以外の候補者がトランプ氏ではなくお互いを攻撃する戦術を取ったことだ。テッド・クルーズ氏とその支持者も「エスタブリッシュシュメント」(既成の政治勢力)や移民に対する怒りを煽りたて、トランプ氏を勢いづけることに手を貸した。

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 ともあれ、共和党支持者は最終決定を下した。米国民に民主主義を葬り去るつもりがないのであれば、彼らの決定は尊重するしかない。トランプ氏が1カ月前にウィスコンシン州の予備選で敗れた後、共和党の有権者には考え直すチャンスがあった。しかし、彼らはその後もトランプ氏を支持し、トランプ氏は各州で過半数を獲得して7連勝を果たした。

 この結果を期待を込めて解釈すれば、共和党支持者はトランプ氏に米国の復活を託していると言える。彼らは海外で力を失い、賃金を引き上げられずにいる米国の姿に直面し、それに抵抗している。日本人やフランス人のように戦わずして衰退を受け入れるつもりはない。

 その意味で、共和党支持者はトランプ氏が「第2のロナルド・レーガン」となり、既存の政治に嵐を巻き起こし、現状を覆してくれることを期待している。トランプ支持者の多くが、1970年代に米国が経験した数々の失敗とレーガン政権がもたらした復活を知る高齢者だからこそ、こうした期待を持つのかもしれない。

 問題は、トランプ氏は「ジッパー」(レーガン氏のあだ名)ではないという点だ。レーガン氏は40年という年月をかけて小さな政府と米国の国益を追求する哲学を確立した。彼の書簡からも分かるように、時代の争点を把握する卓越した才能を持つ、優秀な政治戦略家だった。トランプ氏は政治的戦術家としては有能だが、その政策からも発言からも「大きな仕事をしたい」という欲望以外のまともな目的は見えてこない。

 共和党が上下両院で多数派を確保するという前提での話だが、トランプ氏が11月の本選で勝利した場合、これは期待できる材料となるかもしれない。議会は税制や医療保険制度について法案を作成するとみられるが、トランプ氏は国境に「壁」を作りさえすればあとはほとんどなんでも受け入れるかもしれない。クリントン氏が大統領になるよりも、トランプ大統領のほうが経済成長を取り戻せる可能性が高い。

 だが、それよりはるかに厄介な問題もある。それは外交政策に関するトランプ氏の本能だ。トランプ氏は「アメリカ・ファースト(米国最優先)」を訴えているが、世界のリーダーとしての役割から降りたいという点ではオバマ大統領と一致している。トランプ氏が過激派組織「イスラム国(IS)」を制圧するには、彼が主張している規模をはるかに超える兵力を配置しなければならないし、ロシアのプーチン大統領が欧州に突き付けている困難については何も知らない。トランプ氏の通商政策は無謀で、世界から拒絶されるか、世界を不況に陥れるのどちらかになるだろう。

 これら全てはトランプ氏が大統領選で勝利することが前提だが、トランプ氏は高い不支持率にもかかわらず、「容易に」勝てるとうそぶいている。そうした楽観的な考えの背景にある主な理由の1つは、クリントン氏もトランプ氏と同じくらい嫌われているということだ。 ただ、民主党はほぼ一枚岩を維持しており、クリントン氏の救いはそこにある。一方、トランプ氏を支えるはずの共和党は分裂状態にある上、トランプ氏は率先してヒスパニックや女性などの浮動票を遠ざけている。

 とめどなく飛び出す侮辱的な発言を抑制すれば、トランプ氏はイメージを改善できるかもしれないが、それができるようにも、そうするつもりがあるようにも見えない。トランプ氏の政治の本質は個人的なものであり、他のやり方を知っているかどうかははっきりしない。

***

 要するに、トランプ氏は史上最も「読めない」大統領候補となりそうだ。トランプ氏に勝利の機会はあるが、あまりに多くの有権者を遠ざけ、恐怖にさらしている可能性があり、大統領選で大敗するばかりか、共和党は道連れにされ、上下両院で多数派を失う可能性もある。全国の共和党支持者はトランプ氏を支持するかどうか、それぞれが計算する必要があるが、トランプ氏が敗退した場合に、他の共和党候補への影響を最小限に抑えることを重視すべきだ。

 今後半年の間にわれわれがなすべきことは、自由な国民と米国の繁栄にとって何が一番いいかという観点からクリントン氏と同様にトランプ氏を詳細に検討することだ。どちらを選んでも魅力はないが、2人のうちのどちらかが次期大統領になる。われわれはその現実を最大限に活用しなければならない。

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コメント
 
1. 仁王像[900] kG2JpJGc 2016年7月22日 22:41:11 : OTxsHRV43a : 4JAaiOFnUWI[4]
「哲学も知識もない」とは誰が判定したのか。しっかり調べたのか。

 たとえなくとも、国家を経営する{智慧」があれば良い。足らないところは優秀なブレーンを整えればよいのだ。


2. 2016年7月22日 23:50:27 : SwOuhU4CLc : Xk3NoFnuTuE[12]
「他国にアメリカを押し付ける」哲学と「戦争して富を分捕る」知識を持ったヒラリーが好きなんだな。

3. 2016年7月23日 00:26:49 : GtKiigYRrE : J1zVX1W3Wag[34]
知識も哲学もある「大統領」って誰?

下品な政治家の代名詞と化していた(インテリの間では・・・)ニクソンは米中接近をやってのけ、ケネディーがエスカレートさせたベトナム戦争を何とか収めた。
レーガンという(いわゆる)「偉大なる大統領」は3流の役者上がりで、初期の政治活動としては、俳優組合委員長として赤狩り協力=ハリウッドを売ったと言われていた(インテリからは・・・)。そんなレーガンが(いわゆる)「偉大なる大統領」になったわけで、ブレーンが実務をやるんだから、「大統領」なんて看板にすぎない。

トランプ氏だって、どーってこなくに務まるよ。


4. 2016年7月23日 16:45:50 : Q82AFi3rQM : Taieh4XiAN4[315]
どこの「社説」なんでしょうか。

なん回もくりかえして頭から読みましたが「社説」の社がどこかわかりません。
気持ち悪いので、すみませんが教えてください。


5. 2016年7月23日 22:31:33 : Z28gxvkzxU : slxFhphOpb4[21]
>>4

リンク先をクリックすればWSJということがわかります。

Google検索結果の画面に表示されたリンク先をコピーするとこうなるのですが
そうせずに
http://jp.wsj.com/articles/SB10352986937800543568904582204654017733864
とすべきでしょうね。

ところで、有料記事をここにコピペしていいのでしょうか?


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