南シナ海「判決」触れず　ＡＳＥＡＮ首脳会議
声明を発表
2016/9/7 20:44日本経済新聞　電子版
　【ビエンチャン＝京塚環】東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）は７日、２日間の首脳会議を終え、議長国のラオスが声明を発表した。フィリピン、ベトナムなど一部の加盟国が領有権を巡り中国と対立する南シナ海問題では、中国の埋め立てや軍事施設建設を念頭に「深刻な懸念」を表明した。だが中国の主張を否定した７月の仲裁裁判所判決への言及は避けた。

７日、ラオス・ビエンチャンで写真撮影に臨むＡＳＥＡＮ加盟各国の首脳ら＝ＡＰ

　懸案の南シナ海問題では「最近の開発に深刻な懸念」を表明。また「複数の首脳が埋め立てや活発化する活動に懸念を表明した」と首脳会議の議論にも言及し、深海底の資源は各国共通の財産であることなどを定めた国連海洋法条約の順守も改めて強調した。

　一方、海上での緊急事態に関する外交当局同士のホットライン開設や、他国艦艇と予期せず遭遇した際の行動基準「海上衝突回避規範（ＣＵＥＳ）」を南シナ海でも適用するなど、中国側と合意した緊張緩和措置について「歓迎する」とした。

　ただ中国への配慮から仲裁裁判判決には一切触れないなど、７月の仲裁裁判決後に開いたＡＳＥＡＮ外相会議後の声明の内容を踏襲した。議長声明は加盟国間での調整が難航し、数日遅れで公表されることも多いが、今回は迅速に発表されたのはこのためだ。

　声明では2015年末の創設以降、具体的な進展が滞っているＡＳＥＡＮ経済共同体（ＡＥＣ）について、さらなるインフラ整備や域内各国間の経済格差是正を掲げた「25年までの統合深化」も強調した。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM07H6H_X00C16A9MM8000/ 　

コメント
1. 2016年9月07日 23:04:34 : YFp1Jp0f7c : o5_@_EINh5g[4] ▲△▽▼ 国連海洋法条約にも加盟していない米国の横やりとフィリピンそそのかしで始まった海洋法に基づくと称する仲裁裁判所判決なんて、実質意味あるわけないじゃないか。 もはや実質的にGDP世界1位になった中国に逆らえる近隣諸国はいない。 ちなみに中国のGDP世界1位は、CO2排出世界1位からの推測。

フォローアップ:

★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 国際15掲示板　次へ 　前へ

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。