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なぜいま、角栄ブームなのか〜石原慎太郎まで乗っかる、その「うま味」(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/502.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 19 日 08:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

なぜいま、角栄ブームなのか〜石原慎太郎まで乗っかる、その「うま味」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47969
2016年02月19日(金) 山崎 元「ニュースの深層」 現代ビジネス


■石原慎太郎『天才』の読み方

元首相の故・田中角栄氏が、今、静かなブームを呼んでいるようだ。1、2年前から、書店に立ち寄ると、田中角栄氏を取り上げた本がしばしば目に付くようになった。田中氏の業績をあらためて振り返る本もあるし、田中氏の過去の発言を教訓となるべき名言としてコレクションした本も複数ある。

そして、先月、作家で元東京都知事であった石原慎太郎氏が『天才』というタイトルで、田中角栄氏の生涯を一人称で綴った小説仕立ての書籍を幻冬舎が刊行し、大ベストセラーとなっている。

『天才』は、田中角栄氏が、もっぱら一人称「俺」として、しかし著者の石原慎太郎氏のボキャブラリーで語り出す、職業作家が書いたにしては何とも素朴な作品だ(例えば、田中氏が「エスタブリッシュメント」などという単語を使うとは思えない)。

筆者は文学としてこの著作を論じるつもりはないが、敢えて作家志望の高校生が習作として書いたような生硬でワンパターン且つ自意識過剰の文章(田中氏に「あの石原慎太郎」と言わせている箇所がある)を、多くの人が(筆者自身も含めてだが)読んでみたがる「商品」に仕上げた、石原氏と幻冬舎はさすがだ。

この隙だらけの文章が、読者のレベルに合わせて意識的に作られたものだとすると、それはそれで石原氏もたいしたものだ。

田中角栄氏と石原慎太郎氏の二人は、最終的に、政治家としてそれぞれに不本意な挫折を味わったかも知れないが、日本人は、この二人に対して一時期随分大きなチャンスを与えたものだと、振り返って思う。

だが、二人の資質には大きな差があった。田中氏の、人の感情を読み且つ掴む能力、お金の動きに対する理解、数字に対する強さ、記憶力、決断力、などに比肩しうる能力を持つ人間は、そもそも稀有だ。比較すると、石原氏は「スター性のある凡人」に過ぎなかった。

お二人とも、平時には、周囲を明るく照らすような、余人にない「華」のある人だった。しかし、両人には、能力以外にも、自分が追い詰められた時に、頻繁に瞬きして照れたり怒ったりする「イライラして狭量」を感じさせる石原氏と、あくまでも相手の眼を見つめながら、開き直ったり自分を笑い飛ばしたりできる「胆力と愛嬌」を使って勝負が出来る田中氏の人柄と度量の違いがあった。

『天才』は、石原氏が田中氏を心から羨やましく思ったことの告白として読むのが適切な本だ。

■まぶしくも懐かしい存在

興味深いのは、多くの人がなぜ今、田中角栄氏の物語を求めているのか、その理由だ。「田中角栄的」という言葉を聞いた時に、思い浮かべるイメージは多様だろう。「日本列島改造論」や日中国交回復に象徴されるような構想の大きな政治的リーダーシップを懐かしむ人もいるだろうし、「田中金脈」、「ロッキード事件」。

さらに大派閥を裏から操り「闇将軍」などと言われた、最近の言葉であれば「政治とカネ」の問題を象徴するダーティーなイメージを持つ人もいるかも知れない。

しかし、後者のイメージについては、ご本人が亡くなってから年月が経ち、「死者を悪く言わない」日本的寛容さが世間で作用したことに加えて、田中氏の政治的失脚につながったロッキード事件の背後に、アメリカの一部の勢力の暗躍を指摘する見方が拡がるのと共に、戦勝国で超大国でもあるアメリカに対する日本人のそこはかとない反感が背後にあるように思える。

石原慎太郎氏の『天才』にあっても、田中氏は、確かに巨額のお金を裏で動かしたが、それは個人的な蓄財のためではなく、日本のために政治を動かす手段として、むしろ無私な動機の下に行ったことと、彼の失脚が米国の不興を買って米国によって陥れられたものであったことが描かれている。

政治家時代に立場としては敵対していたが、一方で、故・盛田昭夫氏と共に『「NO」と言える日本』を著した石原氏としては、あらためて振り返ってみて、共感できる人物だと思えたのではないか。

日本が自立した国でありたいと思う日本人にとって、田中角栄氏は、まぶしくも懐かしい存在だ。

他方、「金言」、「名言」などと銘打った田中角栄本の読者の多くは、かつての田中氏の言動に、仕事のコツや、人生の生き方、人心掌握術、などの教訓を見ようとする「自己啓発ニーズ」に応えている。

代表的な名言を二、三拾ってみよう。

■数々の金言

例えば、「できることはやる。できないことはやらない。しかし、全ての責任はこのワシが負う。以上」(「田中角栄の金言」(株)ダイアプレス、より)は、多くの角栄名言本で上位に紹介される人気のフレーズだ。

田中氏が大蔵大臣に就任した時の大蔵官僚を前にした挨拶の一節だが、スッキリと責任を取らない政治家や上司を眺めている多くの国民にとって、鮮烈で溜飲の下がるフレーズだし、田中氏は、この言葉を裏切らない有言実行の人だった。

「初めに結論を言え。理由は3つまでだ。この世に、3つでまとめきれない大事はない」(同)も心に響く。物事の要点を速やかに掴んで、実行する能力に於いて突出していた田中氏に学びたいと思うビジネスマンは少なくない。

「人にカネを渡す時には、頭を下げて渡せ」(同)といった金銭哲学も奥が深い。お金を受け取る側の後ろめたい胸中まで慮って渡してこそ、生きたお金になる。

もう一つ行こう。「祝い事には遅れてもいい。ただし葬式には真っ先に駆けつけろ。本当に一が悲しんでいる時に寄り添ってやることが大事だ」(「田中角栄100の言葉」宝島社より)。田中氏は、人の心がよく分かる「感情の達人」であった。学ぶべき点は、数多い。

さて、政治家としての田中角栄氏は、「日本列島改造論」に国の成長に向けた構想を著し、実際に、交通インフラの整備をはじめとする多くのプロジェクトを動かした、当時の「成長戦略」の担い手だった。

現代の成長戦略は、モノとヒトを物理的に移動させる新幹線や空港といったインフラの整備ではなく、情報の流通とビジネスをよりスムーズにする規制緩和だろうが、2012年末にいわゆる「アベノミクス」がスタートした際に提示された「3本の矢」の3本目である「成長戦略」にあって成果が乏しいとの不満は、国民の間に少なくない。

実際、円安で資産価格が上がり、失業率が下がって、富裕層と労働市場の弱者の状態が改善されたが、中間層の経済厚生は成長戦略が機能して経済全体が成長するのでなければ改善されようがない理屈なのである。多くの勤労者層の実質賃金が改善しない(むしろ悪化している)ことの原因は、金融緩和政策にあるのではなく、成長の不在にこそある。

成長戦略は、効果の発揮まで時間の掛かるものではあるが、具体的に何をやるのかを明言して、直ちに実行に移す、田中角栄氏のようなリーダーが今欲しいと多くの国民は思っている。

■「弱者にやさしい政治」への渇望

また、公共事業が利権につながった点に相応の批判は受けるべき一面はあったが、田中角栄氏は、貧しい「地方」に、中央のお金を再分配する、「再分配政策」の体現者でもあった。

世間は「格差」という言葉に敏感になっているし、政策パッケージとしてのアベノミクスは、もともと再分配政策を欠いている。

目下、日銀がマイナス金利を導入するなどの手段を講じているが、「2%のインフレ目標」の達成には、まだまだ道半ばだ。現時点では、金融緩和をより有効に機能させるために、有効需要を追加する財政的な政策こそが有効だ。そして、適切な支出の方向は、経済的な弱者に対する幅が広くてフェアな「再分配政策」だろう。

本人が存命でないので、確かめようがないのだが、頭脳明晰であると共に弱者に優しい情の人でもあった田中角栄氏であれば、たとえば再分配制度として「ベーシックインカム」の長所をたちどころに理解しただろうし、制度を実現する行動力があったのではないか。

「角栄ブーム」の背景には、多くの国民の「弱者に優しい政治」への希求があるのではないか。そして、その実行は同時にアベノミクスの政策目標の達成に大いに資するものなのではないか。「もし、田中角栄がいてくれたなら」と思うと、そのような想像も膨らむ。

 

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コメント
 
1. 2016年2月19日 08:53:07 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[438]
公共事業への糞サヨらの攻撃、やれ談合だの、シロアリだの 甘い汁だの
そんなことで、国民の衰退があるのじゃな。
 莫大な公共事業で需要が増え、国民のフトコロもあったまるってことが
分からんのだな糞サヨは。

ヒトラー先生わ、超巨大公共事業で奇跡的な経済復興を成し遂げたわけだが。
そのさい、公共事業費が、一部の地主やゼネコンに渡って労働者にわたらん
やうなことを避けるために監視機関まで作ったという。今、日本の公共事業は
その経費は地主やゼネコンに大部がわたって、労働者には数%以下しか渡らん
やうだな。ここいらを改善して、ナチスドイツ時代のやうに5割は労働者に
わたるやうにせなあかん。


[32初期非表示理由]:担当:アラシコメント多数のため全部削除

2. 佐助[3385] jbKPlQ 2016年2月19日 10:08:32 : 9WzTFdu8Dw : EvnuAppFUfU[102]
石原慎太郎氏の『天才』を読んでないので批評することはできないが,

田中角栄氏の金言はさておき,「弱者にやさしい政治」や「日本列島改造論」は共鳴する部分が多い。

今回の悲劇は80年ぶりの世界恐慌(信用収縮と金融鼠講)とドル一極集中の交代なので,日本列島改造のように世界的な産業革命が人類を救えることができる。

蒸気機関の発明が、汽車から船、そして自動車から飛行機と驚くべき産業革命を牽引したが、コンデンサー電子半導体電池が、電子機器から家庭と工業電力、そして、電車・船・自動車・飛行機・ロケットにも使われる技術革新が今回の悲劇を救えることになる。

第一次産業革命は、蒸気機関の発明によって開始されました。そして、蒸気から石炭へ、石炭から石油へと動力の中心原料をかえながら、技術革新を拡大させました。最初は揚水や機織の動力でしたが、船・機関車・自動車・航空機と対象は拡大させました。

次期産業革命とは「放射能・CO2を発生させない動力」への転換革命です。すでに実用化されていますが、政府と大企業は既得権益(設備・技術)を失うため、遅延させている。

先進工業国の基幹産業は、自動車とエレクトロニクスと住宅です。この基幹産業の好不調が、約3年半ごとの景気の上昇下降を決定しています。だから、三大基幹産業の製造は上昇すると、全産業に産業革命は拡大し、景気は上昇します。すると、企業レベルの世界信用恐慌は、三年に短縮し脱出することができます。ところが政府大企業の抵抗が脱出を遅らせているのです。

産業革命に早期シフトした国家は、CO2の発生を75%減らすことに成功すると同時に、世界の技術革新をリードし、全産業を活性化させることができます。

家庭も工場も乗り物も、電子電池電源で動く時代になるので、都市も農業も漁業も本当にかわり、人類は産業革命を謳歌することになる。石原慎太郎氏の『天才』に「日本列島改造論」に変わる「産業革命」の早期実現を取り上げて欲しかった。


3. 2016年3月26日 23:05:06 : 0KqoVHGsTQ : @7k0cx1I@Yo[-399]

「田中角栄」元総理の婚外子 参院選へ出馬宣言

デイリー新潮 1月18日(月)4時0分配信

通常国会が4日に召集され、早くも半年後の参院選に向けた腹の探り合いが始まった。10増10減の選挙区は改選73、比例代表は48の計121議席を巡り、権謀術数が渦巻くわけである。

 昨年暮れに二十三回忌を迎えた田中角栄元総理の“意を継ぐ人物”をご紹介しよう。

 といっても真紀子元議員や、新潟選挙区の改選数が2から1減したのに伴い、早々に比例代表へと転出してしまった夫の田中直紀参院議員(75)にあらず。今回は元総理が芸者との間にもうけた田中京氏(64)のお話である。東京・銀座や神楽坂で飲食店経営に携わってきた彼は現在、来るべき戦いを見据えているという。

「京氏は、自民党の公認を得た上で、比例代表からの出馬を模索しています。すでに、熊本に住む旧田中派の重鎮のもとを挨拶に訪れているのです」(政治部記者)
■「父のモノマネをしても仕方ありません」

 その来訪を受けた、県連の顧問である浦田勝・元参院議員が言う。

「昨年暮れに『角栄先生のご子息が会いたいそうだ』と聞かされました。終生、先生にお世話になった身としては会わないわけにはいきません。もちろん真紀子さんや直紀さんと交流はありますが、京さんとは初対面。ですが見た目も声もやはり先生に似ていて、お会いした時はしびれました」

 会談は1時間に及び、

「お話では、参院選への出馬の意向があるとのこと。『田中』の名で心を打たれる人は大勢いるはずです。ただ私も表立っては応援できないので、京さんには後日『母校の日大ルートで支援を広げてはどうか』と伝えました。彼は人柄も穏やかで、筋も通っている。やはり血ですね」

 が、現状では公認の見通しは未知数でしかない。京氏本人に聞くと、

「この10年、何度も中国を訪れましたが、私は角栄の息子ということで特別扱いでした。そこで、父の名代でなく自分で日中関係のために何かできないかと考え始めたのです。私が出ればマスコミは『兄弟対決』だと騒ぐかもしれません。しかし私は直紀さんを義兄だと思っており、純粋に応援したい。姉(真紀子元議員)とは、私が乳飲み子の時に会ったきりです。父が倒れた時、『見舞いに行きたい』と手紙を送ったら未開封のまま送り返されてきたこともある。でも、元々絆があったわけではないので、マスコミの言うような“絶縁”ではない。出馬するとなれば、父のモノマネをしても仕方ありませんが、演説巧者だったDNAは、姉だけでなく私の中にも宿っていると思うのです」

 そう意気込むのだ。

「特集 2016年 永田町最大のイベント 悪だくみが始まった『参院選』の策謀」より

「週刊新潮」2016年1月14日迎春増大号 掲載



[32初期非表示理由]:担当:要点がまとまっていない長文が非常に多いので全部初期非表示


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