中国が南シナ海の西沙（英語名パラセル）諸島に地対空ミサイルを配備したのを受け、日本政府が米国に南シナ海での警戒監視活動の強化を働きかけたことが分かった。人工島周辺に艦船を派遣する「航行の自由」作戦の派遣頻度を増やすよう求めた。自衛隊は中国と領有権を争うベトナムやフィリピンと連携して同海域への関与を拡大、中国へのけん制を強める。

　米太平洋軍のハリス司令官は17日、日本政府高官に「航行の自由作戦は今後も続ける」と伝達。日本側から「艦船などの派遣頻度を増やしてほしい」と求めたという。米国は昨年10月と今年１月に、中国が「領海」と主張する人工島などの12カイリ（約22キロメートル）内を航行させた経緯がある。

　海上自衛隊は16〜18日、アフリカ・ソマリア沖での海賊対処に派遣していたＰ３Ｃ哨戒機２機を日本への帰途、ベトナム中部のダナンに寄航させた。ベトナム海軍との初めての共同訓練として、南シナ海で船が遭難し、自衛隊とベトナム海軍が協力して救助する図上訓練を実施した。

　約３カ月ごとに日本とアフリカを往復する哨戒機の給油地としてベトナムやフィリピンを積極的に選ぶ方針。南沙（スプラトリー）諸島に近いベトナムのカムラン湾にも16年度中に初めて艦船を寄港させる。

　南シナ海では昨年10〜11月、自衛隊と米軍が共同巡航訓練を実施した。中谷元・防衛相は17日のハリス司令官との会談で、南シナ海での共同巡航訓練の継続を確認。訓練する艦船や時期などを調整する。

　南シナ海は日本の輸入原油の８割が通る交通の要衝で、５月の主要国首脳会議（伊勢志摩サミット）の議長国として海洋安全保障を議題にする考えだ。ただ警戒感の強い日米に比べ、距離が遠い英国など欧州は切実さに欠けるため、外務省幹部らを派遣し、対中包囲網づくりへの協力を働きかけている。

http://www.nikkei.com/article/DGXKASFS18H5S_Y6A210C1PP8000/

天木さんも、その名の通り甘い。外交官なら、日本が南沙諸島にちょっかい出したら、国連憲章の「敵国条項」に該当するくらいの知識はあるだろうがW。
恐ろしくて説明できないかW。