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「「現場」で戦い続けているジャーナリストを応援したい:toriiyoshiki氏」
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/650.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 07 日 20:31:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「「現場」で戦い続けているジャーナリストを応援したい:toriiyoshiki氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19965.html
2016/5/8 晴耕雨読


https://twitter.com/toriiyoshiki

本放送で見逃していたNスペ「そしてバスは暴走した」を再放送で摑まえる。

力作である。

よく取材している。

同じ世界で生きてきた人間として、これだけの内容をテレビの画面に出すのが(出演交渉など)どれだけ大変だったか骨身に沁みて解っているので、ここは脱帽する思い。

NHK報道の底力を感じた。

Nスペ「そしてバスは暴走した」の読後感は、ただただ悔しさ、そしてやり切れなさ…。

所謂「規制緩和」が労働環境を悪化させ、安全を犠牲にするものでしかないということは、ぼく自身を含めて何度番組を作って世に訴えてきたことか。

その甲斐もなく、またしても事故が繰り返されたのは本当に悔しい。

こうなることは、ぼく自身を含めて多くのジャーナリストが予見し警告を発してきたのである。

ぼくが規制緩和の問題を初めて番組にしたのは20年近くも前のことである。

そのとき協力をいただいた内橋克人氏などはさらに早くから的確に問題を指摘していた。

…そう、解っていたことなのだ。

だから悔しい。

軽井沢のバス事故は疑いもなく人災である。

国交省は、事故が起きるたびに初めて問題を認識したような顔をして対策に乗り出すが、規制緩和の方向性そのものが見直されるわけではないので、所詮は対症療法であり、根治には至らない。

私たちの社会はどれだけ「同じ過ち」を繰り返せば気がすむのか?

所謂「規制緩和」は、合理的な根拠もないまま「よくなるはずだ」「活性化するはずだ」と効果を謳い上げられ、推進されてきた。

事実による反証があってもその信念(?)は変わらない。

こうなると経済政策論というより宗教である。

そして、その宗教を布教するのは、それによって利益を得る人たちである。

こうした明確な構図を私たちは見失ってはならない。

美辞麗句を信じるな。

事実を見つめよ。

宮内義彦や学者の皮をかぶった竹中平蔵などの政商の言を信じてはならない。

小泉政権以来、この二十年足らずのあいだに私たちの社会がどれほど歪められたか、ぼくはつぶさに見つめてきたのだ。

悔しくてならない。

宮内義彦や竹中平蔵のような人たちが声高に「規制緩和」の必要性を主張したとしても、それによって生じるビジネスチャンスに自ら食い込むようなマネを自制するだけの節度を持ち合わせていればまだしも信頼できたのかもしれないが、そうでないことは周知の通りである。

その名を口に出すさえ汚らわしい。

>ママサン 参入規制の緩和を唱える人々は、参入規制緩和と同時に不可欠な事後規制の強化には絶対言及しない。それどころか小さな政府をも唱えて、既存の規制機関の縮小に励む。結果、無法者が稼ぎ放題、焼き尽くされた荒野しか残らぬ事態が起きる。。

同じ業界で生きてきた人だから、ぼくと同じ現実を見つめている。

そこに「幻想」が介入する余地はない。

報道人のリアリズム。

>>本放送で見逃していたNスペ「そしてバスは暴走した」を再放送で摑まえる。力作である。よく取材している。同じ世界で生きてきた人間として、これだけの内容をテレビの画面に出すのが(出演交渉など)どれだけ大変だったか骨身に沁みて解っているので、ここは脱帽する思い。NHK報道の底力を感じた。

>同じ労力を、沖縄や国会前にも向けたらいい。そうでないと、この番組は道交法強化、警察、交通協会の権限強化、違反金の荒稼ぎのためのプロパガンダ発信の域を出ない。

NHKが沖縄や国会前の現状を伝えなければこの番組が「プロパガンダ発信」で、伝えればそうでなくなるという理屈が皆目理解できない。

というか、論理として成立していない。

これも一種の「宗教」か。

ぼく自身も古巣であるNHKの報道姿勢を危惧し、批判を呟いたことは一度や二度ではないはずである。

しかし、多くのNHK批判者が間違っているのは、この組織をあたかも一枚岩のように理解していること。

現実はそうではない。

組織中枢の意向がどうあれ、担当したのが誰かによって全く違う結果になる。

だから、籾井会長の言動や政治部、経済部の姿勢については厳しく批判しながら、一本一本の番組については是々非々…良いものは褒め、ダメなものは貶すという姿勢で臨んでいる。

批評するなら具体的に美点や欠点を指摘しなければダメ。

NHKはダメ、民放もダメという十把一からげの議論は無意味である。

受信料の不払いは視聴者が自らの意思を伝える最後の手段。

籾井さんが会長をやっている限りは受信料を払わない、というのはよく理解できる話だが、やるなら「運動」としての広がりを保ちながらやってほしいと思う。

個人レベルの異議申し立てでは、たぶん意図が伝わらず、NHKへの影響力は小さい。

元NHKの職員(ディレクター)として言わせていただければ、そうした批判や受信料の不払い運動をシマゲジさんやエビ・ジョンイルさんが会長の時代にもやって欲しかったと思う。

籾井さんはあまりに稚拙で、安倍政権があまりに強権的なので目立ってはいるが、シマゲジ時代の方がよほど酷かったと思う。

もともと島桂次氏は宏池会(旧大平派)の構成員で、海老沢勝二氏は田中派。

政治記者が自民党の派閥の構成員と見做されるのはNHKに限らず珍しいことではなかった。

有名なのは読売の渡辺恒雄氏で中曽根派として知られる。

島桂次氏の場合、派閥での序列が鈴木善幸氏(元首相)より上位だったことを自慢にしていたのは知られた話。

ジャーナリズムの人間が特定派閥の構成員として活動することは、ぼくに言わせれば大変恥ずかしい話なのだが、自慢にしていたくらいだから氏は恥ずかしいとは思わなかったのだろう。

こうした人物が実権を振るったとき、組織がどういうことになるのかはいうまでもないだろう。

「問題意識を持って番組を作るのがけしからん」と公然と言われていた時代である(1980年代の後半)。

籾井さんでもさすがにそこまでは言わない。

報道内部では骨のある社会部幹部の粛清が行われた。

島さんの時代には「ドキュメンタリー」は禁句だった。

ぼくたちは旅番組に身をやつして、ドキュメンタリー的な番組を作ろうとしていた。

だから「問題意識で番組を作っているのか」と叱責されたのである。

もちろん、ぼくたちは「問題意識で番組を作って」いたので、それを隠そうとも思わなかったが…。

その後、従軍慰安婦に関する「ETV2001」番組改変事件は海老沢勝二会長の時代である。

当時、自民党からの圧力が問題にされたが、要は安倍さん(当時官房副長官)たち自民党右派と海老沢体制の連携プレーである。

海老沢さんがドキュメンタリーを嫌っていたのは今井彰「ガラスの巨塔」に詳しい。

権力に批判的なスタンスをとることが多いドキュメンタリー番組(昨夜再放送の「そしてバスは暴走した」も政府の規制緩和を明確に批判している)は、政治部出身者には忌み嫌われ、彼らが権力を握るたびに弾圧され、作り手集団が解体されていったのがNHKをめぐる歴史の一断面である。

ぼくらドキュメンタリーの作り手は、ETVの番組などを作りながら一種の異端児として細々と生き残った。

つまり、籾井会長になって突然酷くなったわけではない、ということだ。

しかし、件のNスペのように気概のある番組を作る連中は組織のあちこちでまだ頑張っている。

ぼくは彼らを応援していきたい。

>NHKユニオンは何をしているのか理解できません。個人の顔も余り見えず、どうしても全体としての批判になってしまいます。 局内の籾井会長批判派は、どこで発言しているのでしょうか。 (素朴な質問です。失礼はお許しください)

組合(日放労)は内部の勉強会を重ね、外に対しても発信を続けているはず。

そして、組合どころか、理事など組織の最高幹部が退任に対して相次いで籾井体制批判を行なったことはニュースとして報道された(もちろん他社に、だが)。

戦いは続いている。

「戦う」ってなんだろう?…必ずしも籾井体制を打倒することではないだろうし、その「戦い」にそれほど大きな意味がないことは縷々書いてきたNHK裏面史からも明らかだろう。

ジャーナリズムの現場にとって「戦い」とは、誰が会長であろうと、どんな政権であろうと、きちんとした報道を続けることだ。

NHKの報道姿勢がかなり酷いことになっているのは疑いない。

しかし、あちこちの現場で頑張っていい仕事をしている後輩たちがまだたくさんいる。

彼らは日常的に、そして懸命に戦っているのだ。

彼らの「戦い」の成果が一本一本の番組として提示される。

ぼくは一進一退の彼らの「戦い」を熱く支持する。

そして、それは民放であっても、新聞であっても同じことである。

ぼくがTwitterに積極的に関わる理由のひとつは、「現場」で戦い続けているジャーナリストを応援したいからである。


 

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コメント
 
1. 2016年5月08日 07:08:01 : CjuYuoNVkQ : B7d2jTuxDec[1]
現場魂をもっと報道に表現してもらいたいものだ

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