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政治的圧力があったことにしたい圧力はどこから? 空回りの朝日新聞、各局キャスターは圧力を揃って否定(JBpress)
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/421.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 08 日 00:17:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

            テレビ局への政治的圧力はあったのか?(写真はイメージ) 


政治的圧力があったことにしたい圧力はどこから? 空回りの朝日新聞、各局キャスターは圧力を揃って否定
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47027
2016.6.8 古森 義久 JBpress


 国内外の一部のマスコミやジャーナリストが「日本のテレビ局に政府・自民党の政治的圧力がかかっている」と主張している。だが、テレビ局のニュースキャスターたちは一様に「そんなことはまったくない」と否定する。一部マスコミの主張は事実に反しているのか、それともキャスターたちがウソをついているのか。

■「何らかの圧力や局側の忖度があった」?

 マスコミの中で、テレビ局への政治的圧力の存在を特に強く主張するのが朝日新聞である。

 朝日新聞はこのところ「日本のニュースメディアは政府・自民党の政治的圧力を受け、報道スタンスを変えている」という主張を熱心に広めている。テレビのニュース番組に関しても「政治権力の圧力」を強調するようになった。

 ごく最近では4月20日の朝刊で「政治権力の側からテレビ局への『注文』が相次いでいる」と明記していた。同日から始まった「教えて! ニュースキャスター」というタイトルの連載インタビュー記事では、問題提起として以下のようなことが書かれている(これらの記述は誰かの言葉を引用したわけではなく、朝日新聞の記者が書いた地の文章である)。

「テレビでは国谷裕子、岸井成格、古舘伊知郎の三氏が番組を去った。(中略)何らかの圧力や局側の忖度があったのではないかとの疑念も残る。研究者やジャーナリストたちから、政府・与党の動きに対して懸念の声も上がっている」

「テレビの表現の自由は揺らいでいないか。日々のニュースは、萎縮することなく伝えられているのか」

■古舘氏が明かす驚きの“演出”とは

 ところが5月31日付の朝刊では、テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」の前キャスター、古舘伊知郎氏が、その種の政権からの「圧力」「要求」の存在を完全に否定していた。むしろ逆に「圧力があったかのような」空気を醸し出す演出をしたというのだ。

 古舘氏と朝日新聞の佐藤美鈴記者との一問一答の一部を以下に紹介しよう。

 佐藤記者「政治からの圧力は本当になかったのですか」

 古舘氏「僕に直接、政権が圧力をかけてくるとか、どこかから矢が飛んでくることはまったくなかった。圧力に屈して辞めていくということでは決してない」

 佐藤記者「それでも、なんらかの圧力があったのではと受け止められた」

 古舘氏「画面上、圧力があったかのようなニュアンスを醸し出す間合いを僕がつくった感はある。実力が足りなかった」

 佐藤記者はとにかく「政治的圧力」の存在を認めさせようと執拗に迫る。それに対して古舘氏は一貫してきわめて明確に否定する。それどころか、「圧力があったかのようなニュアンスを醸し出す」ことに画面上で努めたというのだから驚かされる。

 佐藤記者は古舘氏に、他のテレビ局のキャスターたちにも政治的圧力があったのでは、という疑問を提起する。その部分のやり取りは以下のとおりである。

 佐藤記者「この春、NHK『クローズアップ現代』の国谷裕子さん、『NEWS23』の岸井さんも相次ぎキャスターを降りました」

 古舘氏「岸井さんも国谷さんも、会ったことはありません。同時多発に辞めたのは不思議ですね。通底する何かがあるんですか? むしろ朝日新聞にお聞きしたい」

 これも象徴的な言葉のやりとりである。古舘氏の側は他の局のキャスターが辞めた理由などなにも知らない、という。朝日新聞に教えてほしいと逆に頼むのである。

 なお古舘氏はこのインタビューで、自主規制的な傾向については、視聴者からのメールや電話での意見に最も大きな影響を受けたと明かしていた。

■NHKも日テレもキャスターが否定

 朝日新聞は前記の「教えて! ニュースキャスター」というインタビュー連載で、NHKの「ニュースウォッチ9」のキャスター、河野憲治氏にも同様の質問をしていた。朝日新聞の記事によると河野氏は以下のように語ったという。

「昨今、国会では『政治的公平性』が話題になっていますが、僕たちの現場で外から圧力を感じたり、萎縮して忖度したりすることはありません。忖度という言葉が独り歩きしている部分もあると感じます」

「忖度」(そんたく)というのは「他人の心中をおしはかること」という意味である。この場合は、政府や与党の考え方、あるいは野党や他のメディアの考え方を勝手におもんばかって、自分の表現を左右するという“自主規制”を指す。つまり、NHKニュースの看板キャスター河野氏は、政府や政権からの圧力も、政権側の意向に配慮して自主規制することもないと明言している。

 さらに、日本テレビの「ニュースゼロ」というニュース番組のキャスターの村尾信尚氏も同様の趣旨を語っていた。これも朝日新聞の同じ連載インタビューでの回答だった。

「キャスターの端くれである僕が外部からの圧力を感じたことは一切ない。圧力を感じて自分たちの意見を曲げるとか、発言を控えたことは1回もありません」

 このようにテレビ朝日の古舘氏、NHKの河野氏、日本テレビの村尾氏が、朝日新聞が執拗に提起する「政権からの政治的圧力」を揃って否定している。彼らの言葉が事実ならば、朝日新聞がしきりに宣伝する「圧力」や「忖度」は虚構の“でっち上げ”ということになる。しかも、きわめて政治的な意図が露骨な虚構のようにも見える。そうした政治的意図を含んだ論調こそが、圧力のかかった報道と言えるのではないか。


 

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コメント
 
1. 2016年6月08日 02:02:01 : 6jC6Ok4X3M : r9HiorRuc1w[526]
有ったにきまっているだろう。寿司奢られた位であれだけ政府の不備を報道しないなんて考えられない、さもなければ余程の利益供与が有ったんだろう。
テレビなど報道機関とは言えないような状況に陥っているには、それ相当の理由が無ければならない、本来ジャーナリズムは権力の不備・不正を追及するのが本業だ、本業を放棄させられる様な圧力や利益供与が無ければ今の状況は有り得ない。
おそらく最大の圧力は司法からのものだろう、他の圧力なんぞ枝葉のことで司法の圧力は誰でも身近に感じる程になって来ている。

2. 2016年6月08日 03:06:37 : p87UK9jp4c : Vmutppz55LA[2]
はい産経の古森
イラク戦争のときブッシュとイラク戦争支持で有名でしたね

3. T.M[17] gnOBRIJs 2016年6月08日 08:26:00 : 4rurNusFIM : 7SjF77m9tnY[4]
どのキャスターもそろって、「私の所には『直接』圧力は無かった」と言っているだけ。

結局、番組スタッフがキャスター本人が圧力を感じないようにしていただけの話でしょ。


4. 2016年6月08日 09:02:12 : tHIVKuZsdo : _YgkBQOb_8U[875]
「岸井さんも国谷さんも、会ったことはありません。同時多発に辞めたのは不思議ですね。通底する何かがあるんですか? むしろ朝日新聞にお聞きしたい」
…部分の読み取り方に恣意を感じる。

古舘は何らかの裏の可能性を感じている。だからこそ情報を欲している。
相手が朝日であろうがアルジャジーラであろうが、
相手が自分や盟友に下された奇怪な同時多発テロについて何等か情報を握って居そうな雰囲気であれば
全く同じ質問を投げかけたと、この言葉からは見える。

殊に古舘は(…にも限らない。俺もだ。或いは多くの人が気付いて居た筈だが)、
国谷氏の最終回に発した件進退に関わる暗喩を意図したと思しき重要な一言を聞き逃しては居ない筈だ。
ともなればこの純粋な疑問は(面識の面で全く分断されているが故に尚更)彼に在って、それは当然であろう。

恐らく鳥越や、或いは前出の理由から特に国谷各氏にとっても同じくの処と云えよう。
環境が同じくなら必ずやその奇怪に符合する同じくの処遇に対する純粋な疑問に対しての情報を得ようとする筈だ。
基より彼らはジャーナリストなのだ。何らおかしな行動ではない。

そして基より彼らはジャーナリストなのだ。トラップは仕掛ける方も仕掛けられる方も多数経験済み且つ手管の誘導論法は攻守心得ている。
そして古舘は取材を受けた。 此れが結果だ。

此の結果を「誘導的『二次利用』」して記事を「演出」しているのが何者なのかを
今我々が見ている訳だ。

この記事の文末にその証左を見る。 
> 言えるのではないか。
これが此の記事の全てだ


5. 2016年6月08日 10:40:30 : 6jC6Ok4X3M : r9HiorRuc1w[528]
報道番組のキャスターなら死んでも圧力に屈したなんて言えないだろう、こんな聞き取り調査は何の意味も持たない、首相の不都合な発言や過去の発言との齟齬をスルーしておいて圧力が有りましたなんて言えば、報道番組じゃなくてヨイショ番組だって事を自白していることになる。

6. 2016年6月08日 11:36:30 : QrRJl0EEHQ : 97G@RQmaj54[3]
どうかね、辞めた人。誰か次の東京都知事選に出んかね。誰であれ橋下や東よりはましだろう。

7. 2016年6月09日 12:27:32 : 3VbCQUYwdw : N6p_TNO57dI[416]
この議論の組み立て、かなり雑だ。

国際社会から報道の自由度を香港より、韓国より下だといわれ、腹立たしいんだろうが、
一方では自民党憲法草案にみるように安倍やそれに同調する産経などが目指すのはお上に不都合な言論の取り締まりなんで、それを外から指摘されたことでいきり立つこともないはず。

何だろう、国際社会へ向けてはちょっとカッコつけたいのか。
自由と民主主義の価値観とか言ってみたくなる。
でも、西洋的道徳、価値観への懐疑とか、それに代わる日本的道徳の優位性とか、国体精神なんて言いたがるのにねぇ。


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