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元NEWS23岸井成格氏「政権からの巧妙な圧力あった」(女性セブン)
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/524.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 10 日 09:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

               「最近のNHKが心配」と語る元『NEWS23』の岸井成格氏
  

元NEWS23岸井成格氏「政権からの巧妙な圧力あった」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160610-00000010-pseven-ent
女性セブン2016年6月23日号


 各局がしのぎを削るニュース番組の現場。そこへ、政権側からの注文が目立つようになっている。特に今年2月、放送行政を司る総務省のトップ、高市早苗総務相の発言は、圧力として受け止められ、広く報じられた。

 高市大臣は、放送局が政治的に公平性を欠く放送を繰り返す場合は放送法第4条に違反するとし「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の反応もしないと約束するわけにいかない」と発言し、“電波停止”をにおわせたのだ。

 放送は、新聞や雑誌と異なり、国の認可事業だ。総務省が発行する免許を5年ごとに更新できないと放送を続けられなくなる。電波停止とはその免許を剥奪することを意味するもので、“反政権の姿勢”を貫く番組があると、その放送局は政府によって放送をできなくする──そう圧力をかけたと指摘されたわけだ。

 元民放連職員で、立教大学社会学部メディア社会学教授の砂川浩慶さんは「高市大臣は法律の内容を理解していない」と言う。

 この議論の中心にある放送法は、戦前の政府が言論弾圧していた過去を踏まえて制定されており、第1条ではその目的を《放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること》としている。

「いったい誰が、《放送の不偏不党、真実及び自律を保障》するのか。それは、放送局ではなく、政府です。政府が自律を保障しなくてはならないのです。また、第4条の“政治的に公平であること”という項が注目されますが、“意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること”という項もあります。つまりニュース番組には、視聴者に対して、考えるための材料を提供することが求められているのです。この観点で見ると、NHKは政府の考えを肯定するような報道が目立ちます。政治的公平という点でいえば、NHKは偏ったニュースを放送しています」(砂川さん)

 つまり反権力の報道ではなく、親権力の報道こそ、政治的に公平ではないというわけだ。時間をかけた独自の取材で定評のある『報道特集』(TBS系)でキャスターを務める金平茂紀さんも次のように指摘する。

「政治が世論と違う方向に突き進んでいくときに政府に物申したからといって、それが公平性を欠くとはいえないでしょう」

 ところが、反権力の姿勢だったと自認する『報道ステーション』(テレビ朝日系)の古舘伊知郎さんや、『NEWS23』(TBS系)のアンカーだった毎日新聞特別編集委員の岸井成格さんなど、番組内で政権に批判的な発言をしたキャスターが今春、次々と番組を降りた。そこには放送法でしばられたテレビ局への政権からの圧力があったからだという説が今も根強い。

「直接的なものはなかったけれど、あったか、なかったかでいえば、圧力はあったと思います。ただ、やり方が非常に巧妙で、『テレビ局の都合で決めました』となる」

 そう話すのは、岸井さんだ。

「総理官邸や自民党幹部が『岸井のあの発言はまずいんじゃない?』と言っていたなどという情報は、しょっちゅう、私の耳にまで届いていました。そういったことはテレビ各局の上層部にも伝わり、そこから現場へも伝われば、現場は自粛したり、萎縮する傾向はあります。政権側としては、味をしめるでしょう。最近のNHKが心配です」

 降板したもう1人の古舘さんは朝日新聞(5月31日付朝刊)のインタビューで直接の圧力については否定した上で、こう語っていた。

《画面上、圧力があったかのようなニュアンスを醸し出す間合いを、僕がつくった感はある。実力が足りなかった。原発事故後の福島の甲状腺がんの特集も、ドイツのワイマール憲法の特集も、考え方が違う人は『偏っている』と言う。その気配を察して、僕を先頭に番組をつくる側が自主規制をしたきらいがないか。だれかから文句を言われる前に、よく言えば自制、悪く言えば勝手に斟酌(しんしゃく)したところがあったと思う》

 萎縮・自主規制・斟酌…それこそが、今のニュースの制作現場に蔓延している雰囲気だ。民放のニュース番組ディレクターは首をすくめてこう語った。

「原発や安保など、賛否が二分されるテーマほど扱いにくくなっています。企画を出すときも番組を作るときも両方の意見を均等に入れるように上から指示されたり、“慎重に”と釘を刺される。でも、それじゃあ尺も足りないし、やる意味があるのかということすら思えてきます」

 気がつけば、放送されるのは当たり障りのないどうでもいいニュースばかり、という笑えない状況も必ずしも絵空事ではないかもしれない。

 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国[1998] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2016年6月10日 09:22:49 : IeaB3HQJJg : 1uIcocViqWs[776]

ほう、女性誌では、そこまで“踏み込んで”言いますか、岸さん。

TVじゃ“圧力云々”ってトコは口を濁して漂わす程度でしたが。

>親権力の報道こそ、政治的に公平ではないというわけだ。

はい、まったくその通りだね。

報道に携わる全ての人間は、『第4の権力』、『社会の木鐸』という言葉を噛み締め直しなさい!

アンタらの仕事は、“子供たちが見てる”んだゾ!?


2. 2016年6月10日 09:34:35 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-201]

ゴケン的な、あるぃわ、反権力をもってカッコいいというような連中は

政府が圧力をしっかりかけて、公に出さないようにしなければならない。

政府の責任であり義務でもある。


[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

3. 2016年6月10日 10:10:32 : 04G1tVicEQ : AJsJL31M9hI[19]
この方は小泉内閣のときは、政権側だったような気がしますね
とにかくよいしょしてたし
民主党の時はなんでも批判してたようです

今回は、圧力というよりも お役目を外されたということなんでしょうね



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