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「清冽な地下水」政治勢力の結集を図るー(植草一秀氏)
http://www.asyura2.com/16/senkyo208/msg/892.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 06 日 14:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「清冽な地下水」政治勢力の結集を図るー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sos8mp
6th Jul 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


参院選投票日まで4日となった。

メディアが終盤情勢について、改憲勢力が参院3分の2を占有する可能性が浮上していることを伝えている。

しかし、各種調査は有権者の約4割が投票先を決めていないと回答しており、

この層の行動によって投票結果が大きく変化する。

安倍政権与党は投票率が上昇しないことを希望していると見られる。

投票率が低ければ、組織選挙が有効に効力を発揮するからである。

政治に無関心ではいられても、政治と無関係ではいられない。

すべての主権者の投票行動を促さなければならない。

安倍政権は「アベノミクス」を争点に掲げるが、

「アベノミクス」の実態は正しく伝えられてない。

「アベノミクス」の失敗は客観的に明確なのだが、メディアがアベノミクスの実績を正確に伝えないから、

有権者はこれを正当に評価できていない。

3年半の間、「アベノミクス」が唱えられ続けてきたが、主権者の経済環境は悪化の一途を辿っている。

「アベノミクス」を排除しなければならないのだが、そのアピールが有権者の手元に届いていない。

残り4日間であるが、すべての主権者が投票所に足を運び、この国の政治の方向を定めるために、

貴重な一票を投じなければならない。


安倍政治の暴走は明確だが、それを止める側の行動に迫力が足りない。

最大の理由は、野党第一党の民進党の姿勢が曖昧だからだ。

この政党が解体されない限り、日本政治の刷新は難しいだろう。

安倍晋三氏と岡田克也氏が前面に立ったときに、どちらかを選べというのは「究極の選択」である。

安倍政治の暴走は止めなければならないが、

日本政治をここまで転落させた主導者の政党に投票したくはない、という気持ちはよく理解できる。

日本政治の刷新は、現在の民進党の分離が実現するまでは、待つ必要があるだろう。

「水と油の混合物」である民進党が水と油に分離して、

「清冽な地下水」勢力が大同団結すれば大きな力を発揮するだろう。

野党4党で候補者を一本化する努力が傾けられてきたのに、

例えば香川県では民進党が野党統一候補の支援に背を向けている。

これでは、野党共闘の努力も水泡に帰するのはあたりまえだ。

岡田克也氏は「安倍政治を許さない!」主権者の大連帯で安倍政治を後退させることを目指すなら、

32の1人区の「共闘」に全力を注ぐべきなのである。


日本を既得権益が支配する構造を維持したい勢力が、もっとも力を入れているのは、

民進党を「水と油の混合物」にしておくことにあると思われる。

民進党の代表者が「清冽な地下水を代表する人物」になることを阻止するために、

既得権勢力は全力を注いできた。

2009年に小沢一郎氏を総攻撃した際、

5月の代表選で既得権勢力が新代表に就任させようとしたのが岡田克也氏だった。

しかし、「清冽な地下水」勢力は踏みとどまり、鳩山由紀夫氏を新代表に選出した。

その結果、2009年の政権交代の偉業が成就された。

既得権勢力は、この「悪夢」を払拭するために民主党内のクーデターに力を注いだ。

民主党の実権を「清冽な地下水」勢力から、「汚れた油」勢力が強奪することが画策され、

現実にクーデターが挙行された。

民主党「悪徳10人衆」が権力を強奪し、「清冽な地下水」勢力を脇に追いやった。

「清冽な地下水」グループを主導する小沢一郎氏、鳩山友紀夫氏が民主党を追われ、

現在の民進党は「汚れた油」勢力が支配する政党になっている。

このために、野党共闘が大きなパワーを発揮できていない。


事態を打開するには、民進党を

「清冽な地下水」勢力と

「汚れた油」勢力に

分離することが必要不可欠である。

民進党が現状の「水と油の混合物」である間は、野党共闘が本来の大きな力を発揮することが難しい。

民進党のなかには「清冽な地下水」勢力が残存している。

「清冽な地下水」勢力が「汚れた油」勢力を排除して大同団結することにより、

「安倍政治を許さない!」政治勢力の本当の意味での大連帯が実現することになる。

共産党がよりすそ野の広い主権者の支持を獲得するために、市民政党に脱皮することも重要だろう。

本当の勝負は次の衆議院総選挙である。

曖昧政党を排除して、安倍政治に対峙する政治勢力の「純化」を図ることが喫緊の課題である。

とはいえ、参院選ではすべての主権者の投票を促し、

当落線上にいる「安倍政治を許さない!」政治勢力の候補者の当選に全力を注がなければならない。


安倍政権は国政選挙に勝つための情報戦略をより強化している。

1.投票率をできるだけ引き下げる

2.与党勝利予想を流布する

3.アベノミクスを宣伝する

4.共産党を含む野党共闘を攻撃する

5.重要争点を隠す

の戦術が一貫して実行されている。

「勝ち馬に乗る」行動と

「諦めて選挙に行かない」行動が

誘導されている。

それでも、

「安倍政治を許さない!」

勢力が、これに対抗するアピール力を発揮すれば情勢は変わる。

1.投票率を引き上げる

2.メディア情報のウソを暴く

3.アベノミクス失敗の真実を知らせる

4.政策を基軸に投票を決める

5.本当の選挙重要争点を明示する

ことが重要である。


そして、政治に関心の低い層の関心を高めるためのイメージ戦略も重要になる。

未来に「夢と希望」を抱かせるリーダーの言葉が重要になる。

日本政治に大きなうねりを引き起こした

土井たか子氏、

小沢一郎氏、

鳩山由紀夫氏

などのような大きな牽引力が必要である。

その新しい人材が求められるが、その人材の払底がこの国の危機を象徴している。


ここは、もう一度、

小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏による日本政治刷新の牽引を期待することが必要なのかも知れない。

この両名であれば、野党を牽引する日本共産党、社会民主党、

そして、民進党内の「清冽な地下水」勢力とがっちりとした連携を構築することを期待できる。

いまや、安倍政治の暴走を止めるには、共産党の全面的な関与が必要不可欠である。

安倍自民党は「民共合作」を批判するが、

「民共合作」批判は、むしろ民進党の内部に強いのだ。

「民共合作」を批判する勢力を内包する民進党が野党共闘の中核に位置すること自体が、

そもそもの論理矛盾である。


2009年に政権交代の偉業が実現し、

2010年以降、この偉業が破壊された現実を、私たちは、もう一度、精密に検証する必要がある。

日本政治転落の主因が

「民主党=民進党の水と油混合状態」

にあることを、改めて見つめ直すことが必要である。

2009年の政権交代は、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏が連携して、

旧民主党内の隠れ自公勢力を押さえつけたことによって実現したものである。

ところが、政権発足後に「隠れ自公勢力」が跳梁跋扈して、政権を転覆させてしまった。

ここから、すべての悲劇が始まった。

その原点に回帰することを、私たちは真剣に検討するべきである。

 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国[2535] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2016年7月06日 14:50:18 : Ihir5pcR5A : _8AvK2G84Zw[298]

1から10まで、植草さんのおしゃる通りっ!!


2. 2016年7月06日 14:58:14 : owfLPhoaN2 : _YSW9I66aYs[3]
まず、自民やネトウヨといっしょになって
民主党政権をおもしろおかしく叩いたのを謝罪すべきです
野田らの民主は確かに問題がありました
しかし安倍よりはマシでした
それを叩いて安倍政権を誕生させたことは
何よりも罪が重いです
それを反省しないことには民進の発展はありません
そして民進が伸びないことには、いつまでたっても
安倍政権は安泰です
「僕は悪くない民主が悪いんだ」
と安倍をアシストし続け
ありもしない「ぼくのかんがえた さいきょうの政党」を
夢想しているきですか?

3. 2016年7月06日 15:56:15 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-424]

ゴケンの旗を降ろさにゃ駄目だって

何度言うたら分かるんかぃ 植草くん。



[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

4. 2016年7月06日 16:47:22 : vW7J2lkXCo : VIWwekXlGP4[106]
「安倍政治の暴走は明確だが、それを止める側の行動に迫力が足りない。最大の理由は、野党第一党の民進党の姿勢が曖昧だからだ。この政党が解体されない限り、日本政治の刷新は難しいだろう。」

困ったものですね。
これから日本は、宗主国・米国から独立するのです。本物の民主主義を獲得するのです。それが、この細長い島国で生まれた者が、子々孫々に対して遺せる最大の遺産です。
主権者全員の願いです。

植草氏、がんばってください。応援しております。


5. 2016年7月06日 18:00:30 : 9lIdkczTic : LofoVITqTZ8[6]
いつの間にか、頼りになる政党は共産党だけになってしまったようです。イタリア

共産党が市民政党に脱皮してオリーブの木を形成し、広範な市民の支持を集めて政

権を取ったように、日本共産党も変わっていってほしい。政治的民主主義、経済的

平等、平和主義を徹底して追求することが大切であり、その道の彼方に社会主義と

して思い描いたようなものに近い社会が無理な革命なぞを経ずして見えてくるもの

ではないだろうか。政治主導による革命というような無理をすれば必ず悲劇が伴う

のが歴史の教えるところです。


植草さん、応援しております。頑張ってください。



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