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争点なき謀略の醜聞合戦と消去法 都知事選の薄っぺら(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/787.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 20 日 22:35:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



争点なき謀略の醜聞合戦と消去法 都知事選の薄っぺら
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186053
2016年7月20日 日刊ゲンダイ 文字お越し



候補者同士の足の引っ張り合い(左から)小池百合子氏、鳥越俊太郎氏、増田寛也氏/(C)日刊ゲンダイ


 投開票まで2週間を切った都知事選。各社の情勢調査では、パフォーマンスに長けた小池百合子元防衛相がトップを走り、それにジャーナリストの鳥越俊太郎氏が肉薄、自民・公明などが推薦する増田寛也元総務相が追いかける展開になっている。

 もっとも、メディアは選挙情勢を伝えるばかりで、有力3候補が掲げる政策については、ほとんど報道されていない。何を基準に投票すればいいのか、困惑している有権者も少なくないはずだ。

 19日も3人そろってフジテレビのバラエティー番組に生出演したが、「おすすめの本」や「好きなバラエティー番組」など都知事選とは関係のない話題に終始。唯一、舌戦といえるのは、小池が街頭演説で「政策も何もない、病み上がりの人をただ連れてくればいいというものではない」と発言したことに対し、鳥越が「がんサバイバーに対する大変な差別、偏見だ」と噛みついた場面くらいだ。

 これは街頭演説で病気の話ばかりする鳥越にも問題があるが、他の候補も似たり寄ったりで、都知事選は政策論争ではなく、すっかり誹謗中傷合戦の様相だ。

「メディア側は“人気投票はダメ”と言いながら、3者のバトルを面白おかしく取り上げる。政策で選べというなら、泡沫扱いしている候補も登場させて話をさせなければおかしいのです。

 有力候補の誰かが失言するのを手ぐすね引いて待ち、センセーショナルに取り上げることしか考えていないように見える。そうやって争点を覆い隠してしまい、人気投票の流れをつくっているのはメディアの側です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 自民党政治は一貫して、既得権益を守ることに主眼を置いてきた。これに対し、「国民の生活が第一」を掲げた民主党は、政権運営の蹉跌で対立軸を失ってしまった。民進党に衣替えしたところで、もはや自民党の劣化版でしかなく、与野党の政策の違いは鮮明にならない。そうなると、候補者のキャラクターで選ぶ人気投票になってしまうのも致し方ない面はある。

 だから、選挙戦が人格攻撃を含む足の引っ張り合いになるのだが、今後、投票日まで熾烈な醜聞リーク合戦が繰り広げられるはずだ。週刊誌が相次いで鳥越のスキャンダルを報じるという情報も流れている。

■「ダメ比べ」は権力者の思うツボ

 大事な都知事選で増田が劣勢に立たされているのに、なぜか自民党は余裕の構えだ。トップである党総裁の安倍首相は、外遊から戻るや山梨の別荘でゴルフに興じ、ナンバー2の谷垣幹事長が趣味の自転車で転んで入院。この緊張感のなさを見ていると、危機感はまったく感じられない。謀略で敵を陥れ、固めた組織票で逃げ切る算段なのだろう。

「どの候補も醜聞報道はあるでしょうが、今回の都知事選がどういう状況の中で行われる選挙かを有権者はいま一度、思い出すべきです。猪瀬元知事、舛添前知事が2代続けて『政治とカネ』で辞任した。舛添氏を袋叩きにして引きずり降ろしておいて、後任を選ぶ選挙で小池氏が情勢調査でトップということが、まずおかしい。政治資金の問題では真っ黒といわれている政治家なのに、イメージカラーのグリーンで上塗りしてゴマカしている。増田氏に至っては、岩手県知事時代の出張が100回以上に及び、しかも飛行機はファーストクラスを愛用していたという。税金に対する意識は舛添氏と何ら変わりません。こういう人たちが出てくること自体、あり得ないし、前任者の製造者責任を考えれば、自公両党は候補を出せる状況ではないはずなのです。スキャンダル合戦に惑わされて、“ダメ比べ”で投票先を決めようとすると、この選挙の原点を見失ってしまいます」(政治学者・五十嵐仁氏)

 こんな薄っぺらな選挙戦では、消去法の選択になるのは当然だが、そこで有権者がイメージに流されたり、「支持する候補がいない」と投票を棄権してしまえば、権力者の思うツボなのである。



「出たい人より出したい人」と言い続ける自民党都連の石原伸晃会長(C)日刊ゲンダイ


「出たい人より出したい人」は翼賛政治のスローガン

 自民党都連の石原伸晃会長は、小池が手を挙げた時から、「出たい人より出したい人」と言い続けている。それで増田を担いだわけだが、この「出たい人より出したい人」は翼賛政治のスローガンだった。

 もともとは戦前の選挙粛正運動の中で生まれた言葉だが、それが転用され、1942年の東条英機内閣下で行われた総選挙で大々的に使われた。東条内閣は議会を完全掌握するため、翼賛政治体制協議会による候補者推薦制を設け、それ以外の候補を徹底的に妨害した。いわゆる「翼賛選挙」である。それと同じことが今、日本の首都で行われている。

 要するに、自民党が言う「出したい人」とは、これまでの知事と同様、自分たちの言いなりになる都合のいい候補のこと。それが増田ということだ。前出の五十嵐仁氏が言う。

「自民党が莫大な五輪利権を手放すはずがない。増田氏が知事になれば自分たちの利権を守れるから、推しているのです。東京都連と戦う姿勢をアピールしている小池氏だって、自民党の党籍を抜けていない。したたかな政治家ですから、当選した途端、与党と握る可能性は高い。果たして彼らが、五輪利権を牛耳る森元首相や政府に対してモノを言えるのか。暴走する安倍政権と一緒になって、突っ走るだけでしょう。いざとなれば、増田氏と小池氏で票をまとめる裏取引だってやりかねない。自民党の分裂選挙などというあおり文句にだまされてはいけません。自民党の利権政治家に牛耳られた都政を、都民の手に取り戻すことができるかが、最大の争点のはずなのです」

 政府とも渡り合える首都の力を安倍独裁のアクセルにしていいのか。自民党の中央集権政治に東京も屈するのか。そこが問われる選挙だ。政権と対峙できる候補を選ばない限り、都政は変わらないし、独裁政権のやりたい放題にブレーキをかけることもできない。

■自民支配では何も変わらない

 作家の島田雅彦氏は著書「優しいサヨクの復活」の中で、政権に対峙する左派の最大の弱点は「一枚岩になりにくいという点」だと指摘している。「そもそも個人主義だし、同じサヨクでも立場や言論の違いによってかなりの温度差があり、内部分裂を起こしやすい。大義名分のために個人の主張を捨てて団結するということが少ない」というのだ。

 例えばイタリアのインテリは、「ベルルスコーニのような独裁者を首相にしてはいけない」というまっとうな感覚を共有しているが、左派連合がなかなか一枚岩になれず、何度も政権返り咲きを許してきた。その代わり、左派連合が成功した時には、ベルルスコーニは選挙で負ける。

「日本でも、ようやく野党共闘の枠組みができた。もちろん候補者個人の資質も大切ですが、選挙はチーム戦です。増田氏が都知事になれば、東京でも清和会の実効支配が続き、利権まみれの政治が横行する。税金のムダ遣いが繰り返されるだけで、何も変わりません。有権者がこれまでムードに流されて投票してきたことのツケが、5年で4回目となる都知事選だと肝に銘じるべきです」(山田厚俊氏=前出)

 都知事選は1回あたり50億円もの都民の血税が使われる。その原因をつくってきたのは自民党だということを忘れてはならない。この選挙で問われているのは、候補者個人の資質というより、有権者をナメくさった自民党のやりたい放題を許すのか、なのである。

 

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