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トルコの情報機関はダーイッシュを支援、「自爆攻撃」を実行したひとりはトルコから送り込まれた(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/401.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 26 日 06:50:50: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トルコの情報機関はダーイッシュを支援、「自爆攻撃」を実行したひとりはトルコから送り込まれた
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201603250000/
2016.03.26 05:07:51 櫻井ジャーナル


 サウジアラビアと同様、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン政権がアル・カイダ系武装勢力やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)を支援していることは広く知られている。シリアやロシアの政府だけでなく、アメリカのジョー・バイデン米副大統領も公の席で認めている事実だ。

 2014年10月2日、バイデン副大統領はハーバード大学で講演、その際にシリアにおける「戦いは長くかつ困難なものとなる。この問題を作り出したのは中東におけるアメリカの同盟国、すなわちトルコ、サウジアラビア、UAEだ」と述べ、あまりにも多くの戦闘員に国境通過を許してしまい、いたずらにダーイッシュを増強させてしまったことをトルコのエルドアン大統領は後悔していたとも語っている。
https://www.youtube.com/watch?v=dcKVCtg5dxM

 勿論、エルドアン大統領はダーイッシュへの支援を後悔していない。最近はEUを揺さぶるために使っている。

 3月22日のブリュッセルにおける爆破に参加したとされるイブラヒム・バクラウィとハリド・バクラウィの兄弟はベルギー生まれ。兄のイブラヒムは2010年に強盗で逮捕された際にAK-47で警官を銃撃、懲役9年を言い渡され、ハリドは2011年にAK-47の不法所持で逮捕され、カージャックの罪で懲役5年を言い渡されていた。刑期を終える前に外へ出られたわけだ。昨年6月にイブラヒムはシリアとトルコとの国境近くで拘束されて「国外追放」になり、ベルギー経由か直接かは不明だが、オランダへ入国したという。

 バクラウィ兄弟のような、あるいはそれ以上に戦闘経験を積んだ数百人程度のメンバーがEUへ送り込まれたと言われているが、その作戦は「ダーイッシュの首都」とも呼ばれていたシリアのラッカで練られ、戦闘員や「自爆攻撃」の要員をリクルートしていたとする情報がある。

 2014年にラッカをシリア政府軍が攻撃した際にカタール、サウジアラビア、トルコの将校が拘束され、その後の尋問でトルコの情報機関MITが自爆攻撃の背後にいて、トルコ人「テロリスト」のネットワークが数年前からヨーロッパで張り巡らされ、その工作には犯罪組織が協力、イスラエルやサウジアラビアのグループが関係してるという。

 こうしたネットワークを考える場合、「NATOの秘密部隊」を忘れてはならない。イタリアで1960年代から80年代にかけて「極左」を装って爆弾攻撃を繰り返し、クーデターを計画した「グラディオ」やローマ教皇ヨハネ・パウロ2世をメンバーが銃撃したトルコの「灰色の狼」が有名だが、全NATO加盟国にそうした秘密部隊は存在、そのネットワークはまだ機能しているはずだ。(詳しくは拙著『テロ帝国アメリカは21世紀に耐えられない』を参照。)

 シリアを侵略しているアル・カイダ系武装集団やダーイッシュを支える兵站線がトルコからシリアへ延び、それをMITが管理していることも知られている。その輸送車両を昨年1月にトルコ軍の憲兵隊が摘発、その事実をトルコのジュムフリイェト紙が報道したのだが、エルドアン政権やその背後にいる勢力を怒らせたようで、11月26日に同紙のジャン・デュンダルとエルデム・ギュルが、また11月28日には摘発したウブラフム・アイドゥン憲兵少将、ハムザ・ジェレポグル憲兵中将、ブルハネトゥン・ジュハングログル憲兵大佐を昨年11月28日が逮捕された。3月25日に裁判が始まったはずだが、公判は非公開のようだ。

 裁判の内容を秘密にしなければならないほどのことをエルドアン政権はしているわけだが、その政権をアメリカなど西側は放置している。そのひとつの結果がブリュッセルでの爆破事件だが、トルコを含む好戦派を押さえ込まない限り、似たことが今後も続くと覚悟する必要がある。

 アメリカにも元DIA局長のマイケル・フリン退役中将のようにダーイッシュの危険性を訴えている人も出て来たが、軍人にしろメディアの人間にしろ、西側では沈黙している人が圧倒的に多い。

 

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コメント
 
1. 2016年3月26日 11:04:55 : ypOntLhHUo : ReSjWvUlqyk[6]
エルドアン大統領は、ベルギーのテロ事件後の記者会見で、テロ実行犯の一人をオランダ当局に引き渡していた際、オランダ、ベルギー両政府に、「この男は、外国人戦闘員だと警告したのだけれど、ベルギー当局は、テロとの関係を確定できなかった」と述べた。(アリバイ作り?)

>Brussels attack: President Erdogan says bomber was caught in Turkey last year and deported to the Netherlands

http://www.independent.co.uk/news/world/europe/brussels-attacks-president-erdogan-bomber-turkey-belgium-deported-isis-terrorist-terror-a6948341.html

また、ギリシアは、トルコと同じNATOの一員だが、キプロス紛争をめぐって、不倶戴天の敵同士になっている。

ギリシアのジャーナリストは、今回のベルギーのテロ事件と、昨年のパリ連続テロ事件の背後には、トルコの影がちらついていると指摘する。

フランスとベルギーのテロ事件は、クルド人問題に対する、両政府の対応に不快感を隠せない、トルコ政府の意趣返しだと見ている。

フランス政府は、クルド人問題をトルコ国内の問題として解決することを約束しておきながら、何もしなかった。

ベルギー政府は、国内に、クルドの独立を目指すクルド人たちを多数、匿っていると言うのが、テロの理由だとしている。

トルコもサウジも、米国の承認がなければ、何もできない。

米国の本心は、隠されているけれど、イスラエル以外の中近東諸国の弱体化だ。(トルコもサウジもパキスタンもエジプトも、その例外ではない。)

その論理から言えば、クルディスタン成立には、賛成であろう。

トルコ、サウジを介在させて、難民問題を引き起こし、テロリスト欧州潜入を促し、欧州民を揺さぶることが、今回のテロの目的だ。

それが、1%の支配維持に寄与する。

安定しているのは、1%だけでよい、他の99%は、絶えず混乱させる方法だ。


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