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サウジやトルコはシリアへの侵略戦争を続けてアサド体制を倒すため、携帯型地対空ミサイルを供給(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/536.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 4 月 17 日 06:34:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

サウジやトルコはシリアへの侵略戦争を続けてアサド体制を倒すため、携帯型地対空ミサイルを供給
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201604160001/
2016.04.17 05:43:39 櫻井ジャーナル


 サウジアラビアやその影響下にあるトルコは今でもシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒し、傀儡体制を樹立しようとしている。サウジアラビアを支えているアメリカの好戦派も同じであり、その人脈はフィリップ・ブリードラブNATO欧州連合軍最高司令官や安倍晋三首相ともつながっている。安倍首相はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と親しいようだが、当然だと言える。

 本ブログでは何度も指摘しているように、シリア情勢は昨年9月30日にロシア軍が空爆をはじめてから劇的に変化した。今年2月10日にはヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問、ウラジミル・プーチン露大統領と会談、22日には「テロリスト」を除外した停戦に合意したとする発表があった。

 しかし、サウジアラビアはあくまでもシリア侵略を続けるつもりで、2月19日付けシュピーゲル誌に掲載された同国の外務大臣へのインタビューでは、シリアの戦況を変えるため、地対空ミサイル、つまり携帯型の防空システムMANPADを供給しはじめたと公言している。
http://www.spiegel.de/international/world/interview-with-saudi-foreign-minister-adel-al-jubeir-on-syrian-war-a-1078337.html
少なくともアメリカ政府の一部もアサド政権の打倒を諦めていない。アフガン戦争の再現を狙っているのだろうが、今はカスピ海の艦船から巡航ミサイルで正確にシリアのターゲットへ命中させることができるなど状況は違う。

 シリア政府軍と戦っていた戦闘集団は現地の人びとから支援されているわけでなく、単なる侵略軍。ジョージタウン大学のハイララー・ダウド教授によると、反政府軍のうちシリア人が占める割合は5%。残りの95パーセントは外国人傭兵だとしている。
http://www.law.georgetown.edu/faculty/khairallah-daoud-l.cfm
外国人の中でもサウジアラビア出身者が最も多く、ロシアのチェチェンや中国の新疆ウイグル自治区からも来ている。

 侵略軍はトルコやヨルダンを拠点にしているが、主な兵站線はトルコからシリアへ延びていた。その輸送を守ってきたのがトルコの軍や情報機関MIT。言うまでもなく、エルドアン政権の命令だ。

 ドイツのメディアDWは2014年11月、トルコからシリアへ武器や戦闘員だけでなく、食糧や衣類などの物資がトラックで運び込まれている事実を報じている。
http://www.dw.com/en/is-supply-channels-through-turkey/av-18091048
その大半の行き先はダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)だと言われていた。

 イランのテレビ局プレスTVの記者だったセレナ・シムもこうした人や物資の動きを調べていたひとりで、トルコからシリアへISの戦闘員を運び込むためにWFP(世界食糧計画)やNGO(非政府組織)のトラックが利用されている事実をつかみ、それを裏付ける映像を入手したと言われている。そのシムは2014年10月19日に「交通事故」で死亡したが、その前日、MITから彼女はスパイ扱いされ、脅されていたという。

 昨年1月にはトルコの憲兵隊がダーイッシュへ供給するための武器を満載したトラックを摘発、そのときの様子をトルコのジュムフリイェト紙は5月に写真とビデオ付きで記事にした。
https://www.youtube.com/watch?v=ut0vxUuYmx4

 この輸送はエルドアン大統領の命令でトルコの情報機関MITが実行していたもので、同紙は「国家機密」を漏らしたことになり、11月26日にジャン・デュンダルとエルデム・ギュルが逮捕された。また28日にはウブラフム・アイドゥン憲兵少将、ハムザ・ジェレポグル憲兵中将、ブルハネトゥン・ジュハングログル憲兵大佐も逮捕されている。その後、ザマン紙の経営権を握るなどトルコ政府は情報統制を強め、ドイツ政府にはエルドアン大統領を批判したコメディアンを摘発するように要求、アンゲラ・メルケル首相は捜査を承認したという。

 今年1月にヨルダンのアブドラ国王がアメリカの議員を会談したときのメモがイギリスのガーディアン紙にリークされ、その中で「テロリスト」がヨーロッパへ渡っているのはトルコ政府の政策の一部だと説明している。
http://www.theguardian.com/world/2016/mar/25/sas-deployed-libya-start-year-leaked-memo-king-abdullah
こうしたトルコ政府にメルケル首相は屈服したということだ。

 アメリカやイスラエルだけでなく、サウジアラビアやトルコがアル・カイダ系武将集団やダーイッシュを支援していることは公然の秘密。2014年10月2日にはジョー・バイデン副大統領はハーバード大学で講演、その際にシリアにおける「戦いは長くかつ困難なものとなる。この問題を作り出したのは中東におけるアメリカの同盟国、すなわちトルコ、サウジアラビア、UAEだ」と述べている。あまりにも多くの戦闘員に国境通過を許してしまい、いたずらにダーイッシュを増強させてしまったことをトルコのエルドアン大統領は後悔していたとも語ったが、勿論、後悔はしていない。また、ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官は、アメリカの友好国と同盟国がイラン系のヒズボラと戦わせるためにダーイッシュを作りあげたと語っている。
https://www.youtube.com/watch?v=QHLqaSZPe98

 アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)が2012年8月に作成したシリア情勢に関する報告書によると、反シリア政府軍の主力はサラフ主義者(ワッハーブ派)、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQI(アル・ヌスラと実態は同じだとしている)であり、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けている。
https://www.judicialwatch.org/wp-content/uploads/2015/05/Pg.-291-Pgs.-287-293-JW-v-DOD-and-State-14-812-DOD-Release-2015-04-10-final-version11.pdf

 ワッハーブ派はサウジアラビアの国教。ムスリム同胞団は1954年にエジプトのガマール・アブデル・ナセルを暗殺しようとして失敗、非合法化され、メンバーの多くはサウジアラビアへ逃れてワッハーブ派の強い影響を受けるようになった。同胞団が暗殺未遂した2年後、イギリスの対外情報機関MI6がナセルの暗殺を検討しはじめている。(Stephen Dorril, “MI6”, Fourth Estate, 2000)

 故ロビン・クック元英外相が指摘したように、アル・カイダとはCIAが訓練した「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイルにすぎない。
http://www.theguardian.com/uk/2005/jul/08/july7.development
アル・カイダはアラビア語でベースを意味、「データベース」の訳語としても使われる。戦闘員の登録リストだということだ。その傭兵の多くもワッハーブ派だった。

 つまり、アメリカ政府から「穏健派」というタグを付けられた戦闘集団はワッハーブ派を中心に編成された傭兵集団で、2001年9月11日以降、アメリカ政府が始めた「テロとの戦争」の相手にほかならない。

 2012年の報告書が作成された当時にDIA局長だったマイケル・フリン中将はバラク・オバマ政府が方針を変えなければ、シリア東部にサラフ主義の支配地ができあがると見通し、実際、その通りになった。フリン中将はアル・ジャジーラに対し、ダーイッシュの勢力が拡大したのはバラク・オバマ政権が決めた政策によるとしている。
https://www.youtube.com/watch?t=675&v=SG3j8OYKgn4

 アメリカとその「友好国」がアル・カイダ系武装集団やダーイッシュを作りあげ、軍事訓練、支援してきたことはアメリカの副大統領や国防情報局も認めている。そうした武装集団と戦い、成果を上げているのがロシアであり、その大統領がウラジミル・プーチンだということも否定できない。イスラエルやネオコン/シオニストはアサド政権を倒すためならアル・カイダ系武装集団やダーイッシュと手を組むと開き直っている。今後、日本の立場が問われる場面もあるだろう。


 

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