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トルコ軍のシリア侵攻をアメリカ軍が支援、ロシアへの接近姿勢を見せていたトルコの引き留め図る(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/516.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 26 日 08:55:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トルコ軍のシリア侵攻をアメリカ軍が支援、ロシアへの接近姿勢を見せていたトルコの引き留め図る
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201608260000/
2016.08.26 03:28:00 櫻井ジャーナル


トルコ政府は武装蜂起を鎮圧した後にロシアへ接近してアメリカ政府を刺激、アメリカ政府は8月24日にジョー・バイデン副大統領をトルコへ派遣した。22日からトルコ軍はダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)がいるジャラブルスやクルド人勢力(民主統一党)がいるマンビジを砲撃していたが、副大統領がトルコに到着する数時間前には特殊部隊を含む戦車部隊をシリアへ侵攻させた。この侵攻はアメリカ軍が主導する連合軍が空爆で支援したようだが、アメリカ軍はクルド人勢力も支援している。トルコを引き留めておくため、アメリカ政府はクルド人を切り捨てる可能性もあるだろう。こうした軍事侵攻に対し、シリア政府は侵略行為だと非難したが、トルコは軍隊をシリア領内へ侵攻させているわけで、当然の反応だ。

 本ブログでは何度も指摘してきたが、ダーイッシュやアル・カイダ系武装勢力はアメリカ、イスラエル、サウジアラビアを中心とする侵略勢力が手先として使ってきた傭兵集団であり、その侵略にトルコも荷担してきた。侵略軍へ物資を運ぶ兵站線がトルコから伸びている。

 イスラエルやネオコンは遅くとも1980年代にイラクのサダム・フセイン体制を倒すべきだと主張していた。イラクに傀儡体制を築けば、ヨルダン、イラク、トルコの親イスラエル国帯ができ、シリアとイランを分断して弱体化できると考えていたと言われている。つまり、この段階からイラク、シリア、イランの「レジーム・チェンジ」を狙っていた。

 フセイン排除のチャンスは1990年8月にやって来た。イラク軍がクウェートへ軍事侵攻、それを口実にしてアメリカ軍が攻め込んだのだ。いわゆる湾岸戦争である。

 イラクがクウェートへ攻め込んだ理由は石油にある。イランとの戦争で戦費がかさんでいたうえ、石油相場が1980年の約60ドルから80年代後半には20ドルを切る水準まで低下し、イラクの収入は大きく低下していた。その相場下落はクウェートがOPECの決めた価格より安く売っているからだとフセインたちは考える。1986年にクウェートとサウジアラビアは40%以上の増産を決めている。その背景では、ソ連の石油収入に打撃を与えようというアメリカ支配層の思惑があった。

 こうした状況にあるため、CIAは1988年の時点でイラクがクウェートへ軍事侵攻すると予想していた(Jonathan Cook, “Israel and the Clash of Civilisations”, Pluto, 2008)が、ジョージ・H・W・ブッシュ政権は無関心を装った。例えば、1990年7月にアメリカ国務省の広報官だったマーガレット・タトワイラーは、クウェートをアメリカが守る取り決めはないと発言、エイプリル・グラスピー米大使はサダム・フセインと会談した際、アメリカはアラブ諸国間の問題には口を出さないと伝えている。また、下院のヨーロッパ中東小委員会で、アメリカはペルシャ湾岸諸国と防衛条約は結んでいないとジョン・ケリー国務次官補が語っている。(James S. Henry, “The Blood Bankers”, Four Walls Eight Windows, 2003)

 こうしたアメリカ側の発言に不審を抱いた人もいる。そのひとりがPLOのヤセル・アラファト議長で、アメリカ支配層の少なくとも一部がフセインを罠にかけようとしていると疑い、フセインに対し、挑発されてもクウェートを攻撃するべきでないとアドバイスしている。ヨルダンのフセイン国王もアラファトと同じ懸念を抱いている。両者はクウェート側に金銭による解決を持ちかけたものの、クウェート側は聞く耳を持たなかったという。(Alan Hart, “Zionism: Volume Three,” World Focus Publishing, 2005)

 結局、イラク軍は1990年8月にクェートへ侵攻する。それを見たアメリカ政府は間髪を入れずにイラクからの石油輸入を禁止、アメリカにあるイラクの資産を凍結、艦隊をペルシャ湾に派遣、イラク政府の軍を撤退させるという提案を拒否、国連安全保障理事会が決議660を採択し、イラクの軍事侵攻を非難して即時、無条件の撤退を求めた。

 そして1991年1月にアメリカ軍を中心とする連合軍はイラクに対する軍事侵攻を開始するのだが、フセインを排除しないまま、停戦になる。それを見てイスラエル/ネオコンは怒り、国防次官だったポール・ウォルフォウィッツはシリア、イラン、イラクを5年で殲滅すると話していたという。この話はウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官が2007年に語っている。

 ウォルフォウィッツ発言が現実になるのは2003年。2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとワシントンDCの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されると、この攻撃には関係のないイラク、さらにシリア、イラン、レバノン、リビア、ソマリア、スーダンを攻撃するプランをドナルド・ラムズフェルド国防長官の周辺が立てていたともクラークは語っている。

 また、調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュが2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に書いたレポートによると、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアはシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラをターゲットにした秘密工作を始めていた。イラクの破壊には正規軍を前面に出したが、それ以降はアル・カイダ系武装勢力を使っている。この工作にトルコも加わったわけだ。

 その結果、トルコの経済状況は悪化、レジェップ・タイイップ・エルドアン体制を揺るがす事態になってしまった。そこでトルコ政府はロシアへ接近、アメリカの副大統領がトルコへ乗り込んだわけだ。

 現在、ロシアは全面核戦争を回避しようとしているが、アメリカの好戦派は核戦争で脅せばロシアを屈服させられると考えているようだ。かつて、リチャード・ニクソンはアメリカが何をしでかすかわからない国だと世界の人びとに思わせれば、自分たちが望む方向へ世界を導くことができると考え、イスラエルのモシェ・ダヤン将軍は狂犬のように振る舞うことで世界を脅そうとした。現在のアメリカ支配層はそれ以上に危険だ。

 

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コメント
 
1. 2016年8月26日 12:25:24 : RTWWw8j8P6 : 0[104]

プーチンを見くびってはいけない、相手に先に発砲させるが、やるときはやる。

核戦争出来ないのはアメリカの方だ。


2. 2016年8月27日 15:15:50 : RATpiZ8w7A : m9Rxm8xZ624[50]
アメリカ・ブッシュ・CIA・シオニストの売国工作員が、大量摘発解雇されるきっかけとなった
先日のアメリカ御用達トルコ軍のクーデター。エルドアンはユダヤ・シオニストでありかつ、
アメリカ・ブッシュ・CIAに育成されたトルコ版ヒトラー。日本版ヒトラー安倍と同じ役割。
アメリカ・シオニストの御用達で、ロシアと交渉する振りをしながら単なる時間稼ぎ、何度
でもいくらでも嘘や芝居を繰り返す卑怯者なのだろう。

3. 2016年8月27日 19:16:58 : Wnc6oSvgYA : @SAV2f9Nl3c[194]
元彼氏 よりを戻せと ストーカー

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