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アジアが抱える最大の危機 それは日中関係:「対立と流血の1500年」という歴史観は異様、近代までほどよい距離感
http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/678.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 9 月 21 日 01:08:46: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


「地域支配をめぐる日中の争いの歴史は1500年前にさかのぼる。当初、双方は尊大な姿勢で相手国に臨んだという。中国側が日本を属国のように扱おうとすれば日本側も相手を侮蔑した」と説明されているが、“白村江の戦い”は、百済支配層救援(救出)に向かった倭の水軍が唐の水軍と出くわしてしまったことで起きたもので、いわゆる“元寇”も、元の使者を殺してしまった鎌倉幕府に対する懲罰的侵攻である(外来征服者である元の支配層はそれゆえ中華思想によりこだわった)。

 海が隔てていることもあり、日本(列島支配者)と中国(歴代王朝)の関係は、朝鮮半島や北方及び西域そしてインドシナ半島のような支配や秩序をめぐる苛烈なせめぎ合いではなく、ほどよい距離感を維持してきた。

 日本は、貿易で得られる利益を増大させるためそういう形を取った支配者もいるにはいたが、6世紀以降、知識や文物を手に入れながらも中国王朝の冊封体制に組み込まれることなくやり過ごしてきた。

 その距離感が崩れたのが近代史である。アジアに他に先駆け“近代化”を遂げた日本は、アジアとりわけ北東アジアにおける中国的秩序構造へのチャレンジャーとして振る舞うようになる。

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『ニューズウィーク日本版』2016―9・13
P.10

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アジアが抱える最大の危機 それは日中関係

対立と流血を1500年続けてきた両国間の歴史がいま長く不気味な停滞期に差し掛かっている

ケリー・ブラウン(ロンドン大学キングズ・カレッジ教授)

 今のアジアで最も憂慮される国家関係はどれか。武力紛争の可能性が最も高いのはどこか。

 核開発を進める北朝鮮? 緊張の続くパキスタンとインド? 南シナ海での中国と周辺諸国との衝突? その延長線上の米中直接対決?

 どれも由々しき問題であることは間違いない。だが歴史を振り返れば、アジアで最も危ない関係を、最も長く続けているのは、中国と日本だ。
 日中関係は複雑を極めるが、問題を煮詰めれば1つの問いに集約できる。これまで何かと言えば言い争ってきた両国は、それぞれが世界の強国となった今も衝突せずにいられるのか。
 歴史をたどれば、決してそうはいかない。マイアミ大学のジューン・ドライヤー教授が日中関係史をつづった新著『中華帝国と日の昇る帝国』によると、地域支配をめぐる日中の争いの歴史は1500年前にさかのぼる。当初、双方は尊大な姿勢で相手国に臨んだという。中国側が日本を属国のように扱おうとすれば日本側も相手を侮蔑した。

 ただし本格的に衝突するようになったのは、19世紀後半に日本が急速に近代化してからだ。1895年の日清戦争、1905年の日露戦争での勝利は、第二次大戦で地域をのみ込むナショナリズムの前奏曲となった。

 日中関係史には一定のパターンがある。温かい関係と冷たい関係の時期が交互に訪れるのだ。温かな時期の代表は、日中国交正常化が成し遂げられた70年代から80年代にかけて。90年代と2000年代半ばにも、短いながら良好な時代があった。しかし、ここ川年近くはずっと冷え込んでいる。


大国同士のせめぎ合い

 現在の対立は、両国が共に経済大国になってから初めてという点が注目される。長期的に均衡の取れた持続可能な関係を結べなければ、緊張状態はより大きな危険性をはらむ。

 中国側が悪感情を抱く理由の1つは、日本が侵略の歴史に向き合おうとしないという見方に基づく怒りだ。しかし圧倒的多数が戦後生まれの日本国民は、いつまでも改俊の情を求められることを不快に感じている。

 逆に日本側が腹立たしいと感じるのは、70〜80年代の積極関与策で中国の近代化に協力したのに見返りが乏しいことだ。ドライヤーによると80年代には日本政府による対外援助の7剖が中国に向けられた上、技術や知識の面でも日本は大いに中国に協力した。日本の協力がなければ、中国の改革開放はあれほど迅速かつ広範に進まなかった。

 日本国内ではあの積極関与という賭けは、負けだったとの見方が出始めている。中国の政治体制は変化せず、日本への感謝や友好の情も生じなかった。

 それどころか中国は日本にとり、悪夢のような存在になりつつある。共産党の一党支配による強大な国家が、日本に怒りと復讐心を燃やす。しかも日本の権益を狙うかのように海軍力を増強している。

 古代ギリシャの歴史家トウキュディデスは、「平和の代償」とは絶えず戦争に備えることだと言った。中国と日本は二度と衝突せず、何とかやっていくと考えるのは甘い。両国には長い争いの歴史があり、地域と両国に悲惨な結果をもたらしてきた。

従ってアメリカはアジアから撤退するなどという能天気なことも考えられない。米軍なき空白を争って日本と中国が直接対決しかねない。流血の歴史をたどってきた両国それぞれが恨みつらみを抑え、少なくとも交戦に至らないような持続的な枠組みが必要とされている。


 

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コメント
 
1. 2016年9月21日 01:54:22 : 60zrsP9i5I : gDIlEHw40xw[217]
歴史認識がいい加減にすぎる。中国は一度も日本を侵したことはないが、日本はこれまで3度にわたり中国へ攻め入っている。元軍、モンゴル軍を中国軍だと考えるべきではない。だから日本軍も元軍、朝鮮軍は皆殺しにしたが中国軍は保護し送り返している。それは当時からこれらを区別して考えていたということを意味する。

日本が大陸を襲った一度目は白村江に先立ち百済、新羅を支配下に置き、高句麗を抜いて満洲への侵入を狙った時。これは高句麗に撃退されて失敗、さらに唐を引き入れた新羅の策謀によって半島から日本は撃退される。

二度目は秀吉の朝鮮の役だ。これまた補給が続かず攻めあぐね、鴨緑江を前にして敗退することになった。

三度目はご存知満州国設立だ。ついに侵入、支配に成功するが長くはもたずこれまた撃退されて失敗した。

このしつこさはただごとではないが、日本は満洲人の国だから故地にこだわり、故地を支配することで満州族国群の筆頭の地位を宣言しようという、ただの主導権争いだと考えている。日本、高句麗、百済、満洲、後の清はいずれも満州族の国だ。だから、必ず四度目を画策しているだろうと思う。軍事的に行われるか、金融的に行われるかはわからないが、鳩山の東亜共同体構想など見ると、金融的な動きがあるように見える。


2. 大和狼[561] keWYYZhU 2016年9月21日 04:13:57 : Cy1RwkJe6w : v8fbutnTSBY[1]
中華、中華。自分がいちばん偉いという妄想囚われた中国。

そのプライド(笑)のゆえに人間になれない連中。

アジアの迷惑。自分の立場を全く理解していないところが更に愚か。

半島にも居るがな、そういう奴ら。


3. 2016年9月21日 05:30:21 : Qk0z0gVGLY : lQZkNLxHm_4[584]
要するに安倍自民を変えれば解決ってことか。

4. 2016年9月21日 09:32:16 : qQ1f0Y3FOq : j9JHqIa0Zi8[2]
>>02

ウヨの認識はジャイアニズム中共で止まったまんま。

南アジア、東南アジア、東アジア、中国がジャイア二ズムごり押しで蹂躙して孤立しているところがどこか教えてくれ。

アジアは多様だ。
多様ゆえに西欧列強に食いつぶされた。
同じことを極東の島国も真似したが、ついぞアジアの多様性を理解できず、また日本も多様性を提示できず、撤退した。
多様とは地勢的なものも含めてそういうのだが、>>02はそこまで理解しているのだろうか。

俺にはとてもそうは思えんがねw


5. 2016年9月21日 10:46:44 : tmUdaCHHuA : blgR0k5DmEo[17]
ただの自己中。

自分さえ良ければ他人から盗んでもいい、という狂人マインド。

世界の田舎者。アジアの恥さらし。


6. 2016年9月21日 19:57:20 : EzZVwtcuNT : kxgrC76XpJE[3]
5くん  ↑

キミはどこの国のことを言っているのかね。キミの言っていることは日本人全体には当てはまらないが安倍晋三及びその追随者にはあてはまるな。


7. 2016年9月21日 20:17:59 : kDVop4u7Ig : htN6NjVH0Kc[247]
「ロンドン大学の教授」!!「マイアミ大学の教授」ですか!!一体どこで『東洋史』を勉強してきたのかね?

<日中の争いの歴史は1500前にさかのぼる>のか!「奈良時代」の前から「隋唐」と覇権争うが始まってた?
<米軍なき空白を争って日本と中国が直接対決しかねない。>だから、アメリカが流血の歴史を抑えるため、
アジアからの撤退は能天気なことで、考えられないと。小学生向けの講義かしら?「子供騙し」だね…。

630年に始まる日本からの遣唐使は、奈良時代にはほぼ20年に1度の頻度で大使や留学僧などが派遣された。
当時の造船術や航海術はなお未熟な点も多く、海上での遭難も少なくなかった。戦争する余裕はあるのか?

中国だって、異民族を討伐して支配下に置いたとしても、税収より軍事支配のためのコストの方が上回る。
面子を重んじる中国には、アメリカのように守って上げるから『お金を出せ』なんて言えないじゃないの!


8. 戦争とはこういう物[1467] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2016年9月21日 20:49:37 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[109]
>従ってアメリカはアジアから撤退するなどという能天気なことも考えられない。

 本当に米国のお蔭で日中が平和なのか?
 アメリカにとって最も恐れる事は、日中が完全に和解、協力してアジアに共同体を気づき、米州や欧州の連合に対峙する事ではないか。
 アベ政権は「そんな事ありません!」と米に示すがごとく、慰安婦叩きや靖国参拝を繰り返して中国を挑発し続けているが。


9. 2016年9月21日 21:02:07 : kDVop4u7Ig : htN6NjVH0Kc[248]
<中華帝国と日の昇る帝国>・・・歴史的争点の追加お勉強になりますが、ただのお節介ですよ。

「日出処」「日没処」は『摩訶般若波羅蜜多経』の注訳書『大智度論』「日出処是東方、日没処是西方」
とあるなど、単に≪東西の方角≫を表す仏教用語である。

仏教用語を用いたことで、中華的「冊封体制」から離脱を表明する表現であったとも考えられている。
中国王朝側もその他に実利的な理由が無い限りは、わざわざ咎める様なことをしないのが通例であった。


10. 大和狼[562] keWYYZhU 2016年9月21日 21:49:19 : hy55y1MCkU : h4GysCZjF7o[95]
6のおっさん。
5は中国の事に決まってるだろ。


教養も何もないただのヤクザ。

毛沢東が極めつけだが、自国民ホロコーストの殺戮の歴史の国。

万世一系の皇国の日本はあんたの所のようにどこの馬の骨かわからんような人間が何回入れ替わったかわからんような国とは違うんだな。


11. 2016年9月22日 15:45:37 : CpWa2OOkR2 : FmWRDix5djY[2]
アメリカが一番問題の国だろ、日本ではない。

太平洋を渡って、フィリピンまで出てきた。 日露戦争で得た満州の権益を米国が望ん

だ ハリマンによる満鉄の共同経営を途中で日本が拒否した、米国が満州の経営に

参加できなかったことで、米国が日本にイチャモンつけ始めたのは確か。

満州は中国(漢民族)の土地ではないし。モンゴル族、満州族の住んでいた土地。

戦後チャッカリ中国がとっちゃった。


12. 2016年9月22日 21:36:02 : kDVop4u7Ig : htN6NjVH0Kc[249]
他民族の土地を強奪して植民地にしたって、所詮長続きはしないもの。「衣食住」さえ足りればいいと思う。
フィリピンもベトナムも独立の父と呼ばれる英雄がいる。異民族に奴隷扱いされることを喜ぶ人はいない。

≪満州国≫満州族の住んでいた土地なのに、何で中国がとっちゃったのかな?文句があるなら「清の皇帝」に
言うべきですね。『明朝』を滅ぼした満州族は、明の後を継いだことを前面に出し(明の制度を取り入れて
国政を整備した)文化的にも『康煕字典』『歴代題画』等を編纂させ、最初の「中国地図」作成させた。

中国を侵略して漢民族に同化されたの。満州文字(女真文字)は普及しなかった。溶けてしまったのです!
≪モンゴル帝国≫最盛期の領土面積は地球上の陸地の25%統治した「元朝」のモンゴル文字も同じでしょ。

・1662年〜1683年、台湾を拠点に「反清復明」を掲げた漢民族の『鄭氏政権』は、清朝に攻撃され滅びた。

・康熙帝即位後に起こった「三藩の乱」を鎮圧し、北モンゴル、チベットを服属させた。
・新疆を根拠地として、北モンゴルに侵入した「ジュンガル」部を滅ぼして『東トルキスタン』を支配下に
置いた。これによって黒龍江から新疆、チベットに及ぶ現代の中国の領土がほぼ確定した。


13. 2016年9月22日 21:48:22 : hy55y1MCkU : h4GysCZjF7o[99]
何でも俺のもの、他人のものも自分のもの。

みんなの海の道路も俺のもの。

魚も天然ガスも海のそこも俺のもの。

そういう我が儘ごう慢自己中で危険な奴らが中国だよ。

自分が殺した癖に相手がやったと言う人種よ。

人を食った話だが、本当に食べてたからな。

人類の敵だろ。


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