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まるでCG? 異形の駆逐艦「ズムウォルト」まもなく就役 特異な姿、背景にその任務(乗りものニュース)
http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/771.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 05 日 19:42:35: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「ズムウォルト」の異様な姿。アメリカ海軍では「誘導ミサイル駆逐艦(guided - missile destroyer)」と分類されている(写真出展:アメリカ海軍)。


まるでCG? 異形の駆逐艦「ズムウォルト」まもなく就役 特異な姿、背景にその任務
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161002-00010003-norimono-bus_all
乗りものニュース 10月2日(日)16時38分配信


■任務に必要なステルス性

 アメリカ海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦「ズムウォルト」が2016年10月15日(土)、就役します。

 この「ズムウォルト」は、何もかもが異様です。海に浮かぶその姿は、ひと昔前の低予算映画におけるCGかと思えるようなもので、不気味さすら感じさせ、まるでこの世のものとは思えません。

 その不可思議なシルエットは、レーダーによって探知されにくいよう、ステルス性を強く追求したがゆえの結果です。「ズムウォルト」は、大きな脅威にさらされる可能性の高い敵地の沿岸近くに展開し、内陸部へ対してその火力を叩き込むことに特化した艦艇。その姿を「見せない」ようにすることで、生存性を確保する必要があったのです。

 本来「ステルス」とは、相手に発見されにくいようにする技術やメカニズムを意味します。よって古くからある「迷彩塗装」も、立派なステルスのひとつです。現代の艦艇は、海上で背景へ溶け込みやすい灰色を基調とした塗装が施されていますが、これも単なる灰色ではなく、海域によって微妙に異なる海の色にあわせて、ライトグレーであったりもう少し暗い色調だったりと、国によってさまざま。かつてレーダーがまだ未発達な時代には、敵の目視照準を妨げるために、錯視を引き起こしやすいゼブラ柄の迷彩なども行われました。

■ロシア生まれ、アメリカ育ちのステルス技術 艦艇で実用化が遅れたワケ

 特にレーダー被探知距離を大幅に短くする現代的なステルスの理論は、意外にもロシア人物理学者のウフィムツェムによって確立されました。ウフィムツェムはレーダーの反射を制御しこれが計算可能であることを発見しますが、本国ソ連(当時)ではまったく注目されませんでした。そのため機密指定すらされず、のちに敵国アメリカで注目を集めることになります。

 ロシア人物理学者ウフィムツェムの発見は、1981(昭和56)年に初飛行したアメリカ空軍のロッキードF-117「ナイトホーク」攻撃機という形で初めて実用化されます。そして皮肉なことに、ロシア発の技術で設計されたステルス機F-117は、ロシア製レーダーをほぼ完全に無力化してしまいました。

 飛行機のステルス化に成功したアメリカのロッキード社(現・ロッキード・マーチン社)は、引き続きアメリカ海軍と共同で艦艇のステルス化を目的とした「シー・シャドウ」というステルス実験艦を開発。その有効性が確かめられます。

 しかし艦艇のステルス化は、軍用機のようにすぐさま“突然変異”が生じるようなことはありませんでした。1990年代には、早くもステルスを重視した艦艇の建造計画が立案されるものの、冷戦構造の崩壊によって「アメリカ一強」の時代になり、軍縮の流れからその計画はキャンセルになってしまいます。

 そのため「艦艇のステルス」は、たとえば1990年代から就役を開始したアメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦に、レーダー反射を制御するため直線部分が多く取り入れられるなど、航空機のそれに比べゆっくり、少しずつ実用化されていきました。

■「ズムウォルト」は日本へ 各地で見られる可能性も

「ステルスの理論」は、これまで数千年にわたり蓄積されてきた、「海上を航行するための理論」とはまったく無関係です。そのためステルスをあまりに重視すると、風や波による転覆を防ぐ「復原性」などの航行性能や使い勝手、または多様な任務を可能とする汎用性など、「船としての機能」を犠牲にしなくてはなりませんでした。また、艦艇のステルス化は航空機ほど絶大な効果は無いとみられるため、優先度がそれほど高くなかったことも大きいといえます。

「ズムウォルト」もまた、そのステルス性のための「犠牲」をともなっており、現行のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦に比べて対空戦闘能力、対潜戦闘能力が劣るなど、汎用性はかなり割りきっています。ただ一方で、2門備えている大口径の主砲155mm先進ガンシステム(AGS)や、80セルの先進垂直発射システム(AVLS)を搭載するなど、「対地攻撃重視」という従来の艦艇とはまったく違った思想で設計されており、それがあの異様な姿を現実のものとした、ともいえます。

 時期は未定ですが、「ズムウォルト」は将来的に長崎県佐世保市の在日米軍基地へ配備されることが決まっています。米軍の艦艇は友好のため、各地へ寄港することが多いので、奇々怪々な姿で日本中を驚かせる日は、そう遠くのことではないかもしれません。

関 賢太郎(航空軍事評論家)


 

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コメント
 
1. 2016年10月06日 11:26:02 : 60zrsP9i5I : gDIlEHw40xw[426]
倒される前はなんだって無敵に見えるものだよ。戦わないから最強なのだ。

2. 2016年10月07日 12:21:55 : VQkisJPRkw : w@oDb5qKmv4[37]
船の底の穴が開いたら、
沈没船!!

沈没船、オコトワリ!!

こんなものいらないんで、
アメリカ国内で消費してください!

よろしくお願いします。


3. 悪は必ず亡びる[185] iKuCzZVLgriWU4LRguk 2016年10月07日 16:31:20 : G87jWOEFxZ : 6pO3FKQxJDc[40]
日本沿岸にやって来ていきなり撃って来そうだ。

4. 母系社会[1233] leqMbo7Qie8 2016年10月07日 20:23:49 : cXfv3NuQ4A : Qay2AgZfzco[2]

●ロシアと中国は、ステルス性を無力化する「量子レーダー」を開発中

ロシアと中国は、ステルス機を無力化する「量子レーダー」を開発中らしい。このレーダーは、量子コンピューターや原子時計などにも使われている「量子もつれ」を利用するもので、これは「マイクロ波や光ビームに反射しない物体の検出に使う量子レーダー技術」なのだそうである。

量子レーダー技術で使われる「量子照明」原理は、2013年に可視光に対して実証され、その後、マイクロ波領域で使えるように改良されたという。ロシアや中国が開発したこの技術と、チェコが開発した「パッシブ検出技術」によって、「ステルス機能」は無力化されつつあるという。

中国は先日、世界に先駆けて「量子暗号衛星」を打ち上げたが、中国も量子計算機や量子暗号研究の最先端にいるのは間違いない。米国のステルス戦闘機のステルス性が無力化されれば、運動能力では劣るステルス機では制空権を維持することが不可能となり、旧世代の戦闘機に簡単に撃墜される恐れがあるという。

このステルス性を追求したアメリカ海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦「ズムウォルト」は、当初は30隻以上の大量建造が計画されていた。しかし、例によって価格が1隻33億ドルと高騰したので、30隻→24隻→7隻→3隻で建造中止になってしまった代物だが、結果的には大量建造しなくて正解だったのかもしれない。

http://www.trendswatcher.net/082016/science/ステルス機を無力化する中国の量子レーダー/


5. 2016年10月09日 09:00:55 : CKXW31PsVQ : L1qTAXFF4XI[1]
母系社会氏のコメント記事の補足記事を。

ステルス機探知専用レーダー、中露が極秘裏に開発?

2014年8月18日(JST.18:50) John Bosnitch

2014-08-19 改訂2

ステルス機探知に特化した専用レーダーを中露が極秘裏に開発中との見方が強まっている。旧ユーゴスラビア・コソボを巡るNATO軍との衝突で、ユーゴが米空軍の㊙ステルス戦闘機『F117(ナイトホーク)』1機を撃墜した際、係ったと言われる長波利用のレーダーと原理が似ているという。欧米の情報機関が懸命に実用化の段階を突き止める努力をしているが、機密の厚いベールに妨げられているらしい。ステルス機の原理となった『レーダー波乱反射設計は旧ソ連時代、ロシア人技術者が高等数学を駆使し考案した』(ロッキード・マーチン社のステルス部門責任者、ベン・リッチ)というから、歴史の皮肉な巡り合わせというほかない。

中露がステルス機探知に特化したレーダー開発に着手しているとの情報に最も神経を尖らせているのが米国だ。21世紀のペンタゴンの戦略でステルス性能を一層、磨き上げる事に最重点が置かれている。次世代統合戦闘攻撃機(JSF)F35『ライトニングU』、次期戦略爆撃機構想ーの空軍だけでなく、海軍も原潜、駆逐艦の分野でステルス技術を取入れ、中露に圧倒的技術力の差を見せつけようとしている。

『ステルス技術で先行すれば、数で不利でも戦況を覆せる』と読んでいるからだ。実際、世界初の超音速ステルス戦闘機、ロッキード・マーチンF22『ラプター』のライバル機との模擬空中戦分析では100%の撃墜率で、同盟国を含む戦闘機パイロットの心胆を寒からしめている。

しかし、ステルス機に死角が存在する事は、相当早い段階で知られていた。コソボ紛争当時、NATO軍の絶対航空優勢下でF117型機が対空砲火の犠牲になった。ユーゴ軍がチェコスロバキア製の長波使用のレーダー『タマラ』で大体の飛行位置をキャッチ。想定される飛行ルート上に地上砲火の弾幕を浴びせたと言われる。15年近くが経つが真相は不明だ。仏上空をイラクへ向け出動したステルス爆撃機B2『スピリッツ』の機影が地上レーダーに映ったとの情報も伝えられている。

ステルス性能はレーダー波を乱反射させ姿をくらませるのが基本。機体の外観デザインが既存機と全く異なるほか、エンジンが吐き出す赤外線を最小化する特殊構造も加え、敵のミサイル攻撃をかわす総合ステルス能力を付与している。

図:(Almaz Antey)アルマズ・アンテイ社の「NNIIRT」無線科学研究所は図に示す新型の2周波帯使用3-D早期警戒レーダーを開発、2013年秋に公開した。新レーダー「55Zh6UME」は生産が進み次第、配備中の旧型「55Zh6UNwbo-U」、輸出用の「同nebo-UE」と交替する。新レーダーは、旧型の比べ、極めて視認性の低い、つまりステルス性の高い、巡航ミサイルや弾道ミサイルまでも容易に捕捉できるのが特徴。新レーダーは、距離測定用にVHF波長帯、高度測定用にLバンド帯、を使う。大型のアンテナパネルはトレーラートラックに搭載され、360°回転式、設置、撤収に約5時間かかる。2周波帯を同時に使うためアンテナはパネル両面に設置してある。

こうした中で、お膝元の米軍OBの中から、中露がステルス機を捉えるレーダー開発の可能性を指摘しだした。一部が米海軍関係の専門メディアで、最近紹介された。

ステルス機を探知するレーダーとして中露は周波数の帯域が長い、長波(LF)利用が最適との実証結果を得た模様だ。TV放送で利用するSHF帯域以上の高い周波数を軍レーダーは使用、これを撹乱すればステルス性能を入手できる設計になっていた。今回、”死角”の存在が明らかになった以上、ステルス性能はピンチに陥る。だが、欧米の電子工学の専門家は、『おぼろげながらの位置は探知できても、ピンポイントの割り出しには数十年以上かかるかもしれない。実用にはほど遠い』と冷静だ。

気になるビデオ映像が最近、YOUTUBEで流された。マレーシア航空機を撃墜した旧ソ連時代開発の『S11(ブークM2)』を製造する露の軍用ハイテク電子機器メーカー『アルマズーアンティ』のプロモーション・ビデオ。米軍のステルス戦闘機F22『ラプター』、ステルス爆撃機B2『スピリッツ』を目標にステルス性能を誇示する専用レーダー、地対空ミサイルなどの存在を匂わしている。

ロシアのハイテク電子機器メーカー「アルマズ・アンテイ」社(Almaz Antey)が描く『対ミサイル戦闘の構想』を示す動画を次ぎに示す。10分足らずだが、中にはウクライナで使用された「Buke対空ミサイル」、SM3に迫ると云われる「S300対空ミサイル」などの使い方が含まれており、ロシアの対ミサイル戦闘についての考え方が良く判る。

–以上−

記事中の「アルマズ・アンティ社」のYOUTUBEの動画。

ALMAZ-ANTEY Russia antiair force Концерн ПВО Алмаз-Антей - promo video 2006 year

https://www.youtube.com/watch?v=btUPiuSHdgY



6. 2016年10月09日 10:44:49 : M6P7nhoK5E : Np5dffau2SU[330]
だっさ
こけおどし感タップリw
ステルスったって、ロシアには普通より目立つ船でしょ
F35なんてのも、今のロシアにとっちゃステルスでもなんでもないんだってさ

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