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米政府がシリア政府や露軍を攻撃すると判断、露政府はこれまで眠らせていた防空システムを使用へ(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/786.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 09 日 10:18:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

米政府がシリア政府や露軍を攻撃すると判断、露政府はこれまで眠らせていた防空システムを使用へ
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201610090000/
2016.10.09 05:35:05 櫻井ジャーナル


 10月4日付けのワシントン・ポスト紙は、5日にアメリカ政府はシリアのバシャール・アル・アサド政権に対する軍事攻撃を検討すると報じた。バラク・オバマ政権はロシア政府に対して軍事行動の可能性を通告、その反応を見ようとしたのだろう。

 それに対し、ロシア国防省はアメリカ側のリークを重く受け取り、シリアに配備されている防空システムのS-300やS-400は侵入してきた航空機やミサイルを撃墜すると6日に発表している。ロシア海軍の基地があるタルタスへS-300を移動させたともいう。

 アメリカ軍が主導する連合軍は9月17日、シリア北東部の都市デリゾールでダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)に対する大規模な攻勢の準備をしていたシリア政府軍をF-16戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機で空爆、80名とも言われる兵士を殺し、多くを負傷させた。

 アメリカ側はミスだと強弁しているが、現在の戦闘システムや現場の状況から考えて計画的な攻撃だった可能性はきわめて高い。今後もシリア政府の承認を受けずに軍事作戦をシリア領内で展開している、つまり侵略している連合軍がシリア政府軍を攻撃することは十分にありえる。S-300やS-400を使うと宣言された中、パイロットが乗った戦闘機や爆撃機が侵入してくる可能性は小さいが、巡航ミサイルによる攻撃はあると見られている。

 これまでもS-300やS-400は配備されていたのだが、使用されていない。9月17日もそうだが、イスラエル軍はシリアに対する空爆を繰り返しているわけで、使う局面はあったはず。当然、シリアやイラン側には不満があっただろう。

 ジョン・マケイン上院議員のようなネオコン/シオニストはリビアの時と同じように飛行禁止空域を設定して地上の手先の武装集団(アル・カイダ系にしろ、そこから派生したグループにしろ、タグを付け替えただけで基本的には同じ傭兵集団)を守り、アメリカ主導の連合軍がシリア政府軍を攻撃するという戦術を繰り返そうとしている。

 それに対し、好戦派のジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長でさえ、ロシアやシリアと戦争になると警告しているが、ワシントン・ポスト紙のリーク記事を見ると、ネオコンはリビアの制限に執着しているようだ。

 2013年には3月と8月に化学兵器が使われたと見られる攻撃があり、それをシリア政府軍の責任にしてアメリカ政府は軍事侵略を狙った。いずれもアメリカ側の主張は嘘で、自分たちが手先として使っている武装勢力が使った可能性が高いことが判明している。(これは本ブログで何度も指摘しているので、今回は詳細を割愛する。)

 アメリカ側の主張が嘘だということは判明しつつある中、9月3日に地中海からシリアへ向かって2発のミサイルが発射されている。このミサイル発射はロシアの早期警戒システムがすぐに探知、明らかにされるが、ミサイルは途中で海へ落下してしまった。イスラエル国防省はアメリカと合同で行ったミサイル発射実験だと発表しているが、事前に警告はなく、攻撃を始めたとも見られている。ミサイルはジャミングなど何らかの手段で落とされたのではないかと推測する人もいる。

 この当時、アメリカの国防長官はチャック・ヘーゲル、統合参謀本部議長はマーティン・デンプシー。ふたりともアル・カイダ系武装集団やダーイッシュを危険だと考え、シリアへの軍事侵略には消極的だった。それに対し、今はアシュトン・カーターとジョセフ・ダンフォードで、いずれも好戦派だ。

 その前年、2012年にはシリア政府軍がホムスでの住民を虐殺したと西側の政府やメディアは宣伝、軍事侵略の口実にしようとしていたが、これも嘘がばれてしまう。当時、現地を調査した東方カトリックの修道院長はそうした宣伝を否定、住民を殺したのは反政府軍のサラフ主義者や外国人傭兵だと報告している。

 そして、その修道院長は「もし、全ての人が真実を語るならば、シリアに平和をもたらすことができる。1年にわたる戦闘の後、西側メディアの押しつける偽情報が描く情景は地上の真実と全く違っている。」と書いた。また、現地で宗教活動を続けてきたキリスト教の聖職者、マザー・アグネス・マリアムも外国からの干渉が事態を悪化させていると批判している。

 最近、アレッポからアメリカへ帰ったジャーナリストも西側で語られているシリア政府を悪玉にする話が嘘だと報告している。



 

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コメント
 
1. 2016年10月09日 10:53:12 : hKRNRNsg7U : ZKs9_WJa1ss[111]
本当に愚かだ。アメリカはシリアロシアを攻撃するなら、世界中にテロを支援していると
公式に表明せよ。そしてアメリカ国民は政府の愚かな行為を辞めさせろ。

2. 2016年10月09日 15:44:16 : lOha4SmxFI : _37hnzacsrc[1]
デリゾールは誤爆ではなかったということか。

3. 2016年10月09日 18:04:25 : 9tkUOchzbs : Z49095c9hzU[7]

ミサイルというよりも、世には、ステルス戦闘機なるものがあって、そのような特別仕様ステルス戦闘機を用い、限られた時間ならば、レーダーに捕捉されずに攻撃が可能らしい。言い分にによれば、秘密裡(即ち、非公表で)にシリア政府による要請で駐留している、ロシア空軍基地なり海軍基地を短時間の間(ステルス機といえども、長時間シリア領内に滞在すればレーダー網に捕捉され、防空ミサイルシステムが発動し、その映像が公表される)に攻撃し打撃を与え、無事に逃げ帰り、軍事的に優位に立ちたいとの戦略がオプションとして考えられている。

ロシアはそれなりの対応を取って、実現の不可能性を警告をしている。

この話には前段階らしきものがひっそりとリークされている。著名な軍事戦略家である、イラン革命防衛隊、ソレイマニ氏はしばらく前にモスクワにあった後、シリア政府筋とS・アラビア政府筋とが非公式に接触していたとのべた。

世の中、自分だけがその能力を独占的に持っていると思うものは狂人であるが、S・アラビアとしては、USが上記のオプションを発動した場合に、まわりまわって、自国に国籍不明のステルス機が飛んでこないような工作・交渉が必要であっただろう。

ロシア国防相が包囲されているアレッポ内テロリストの武装維持での退去をうながす発言はシリアとS・アラビア政府筋の接触を受けての発言かと思われるが、テロリスト等は拒否の声明をだしている。現場を知る司令官ソレイマニ氏の判断とロシア情報員の収集情報を突き合せれば、包囲テロリストは一枚岩ではないのだろう。退去にさいしてテロリスト集団はその集団を一体的に維持不可能であって、二分三分してしまう(投降集団と、退去集団、退去先も同一ではなかろう)。アレッポでの分裂がシリア全土に波及してしまう。

外交交渉は手詰まり、戦況も手詰まり、と云える状況となっている。

ロシアが恐れているのは、上記ステルス機の攻撃が撃退されたのちにストレンジ・ラブ博士等の狂気を増すことかと想像している。


4. 2016年10月09日 23:14:32 : FaDq1QZJlB : f2xdQZlACeA[9]
専門家:ロシア国防省はシリアに関して米国に最後の警告をした
https://jp.sputniknews.com/politics/20161009/2875379.html

ややこしい言い回しだが、要はそれが何者であろうともシリア軍を攻撃する航空機をロシアは撃墜する、と宣言している。


5. 2016年10月10日 18:18:34 : fpt8itpB5Q : zW@YYVl31Kw[1019]
ヤバいね
露米の緊張が高まってきた、というかアメリカが戦争したくてたまらないようだ
それに安倍軍は追従するし
ロシアが潰れれば中国は世界で孤立する可能性があるから傍観するようなことはないだろう

問題の根本はBRICsが石油の決済にゴールドを使って、ドルを基軸通貨でなくそうとしていることか
ドルは発行し過ぎて崩壊が迫っており、そうなれば世界経済が大混乱に陥るのだからBRICsのやっていることは正しい

ロシアのラヴロフ外相は、ロシアは非常に長い間米国の行動に対して
「戦略的忍耐力」を発揮してきたが、今ロシアと米国の関係に抜本的な変化が生じたと述べた。
続きを読む: https://jp.sputniknews.com/politics/20161009/2877029.html


6. 2016年10月10日 18:48:32 : fpt8itpB5Q : zW@YYVl31Kw[1020]
ここ2週間ほどドルが上がっている
「有事のドル買い」と言われるものは
もしかして もしかすると
日本の特別会計からドル買い=米国債購入=アメリカの戦費?

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