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(社説)シリアを待つ「墓場の平和」 パックス・アメリカーナが終わるとき 空爆を受けて倒壊したとされるアレッポのビルから 
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/194.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 11 月 22 日 18:01:45: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

【社説】シリアを待つ「墓場の平和」パックス・アメリカーナが終わるとき
空爆を受けて倒壊したとされるアレッポのビルから被害者を運び出す人たち (20日)

2016 年 11 月 22 日 16:46 JST

 バラク・オバマ大統領は20日、訪問先のペルーで、シリア紛争が近々終結する可能性について「あまり楽観できない」と述べた。極めて控えめな表現だ。国連によれば現在100万人の市民がシリア全土で紛争に巻き込まれている。中でも悲惨な状況なのが、ロシアとイラン、そしてアサド政権軍が反政府勢力への最終攻撃を仕掛けているアレッポだ。

 6年にわたって紛争が続くアレッポでは20日、これまでで最大規模の空爆と砲撃が展開された。街の東部でその夜に診察を実施できた病院はわずかひとつしかなかったという。国際社会が反政府軍に対する援助も保護を行わない中、アサド政権を中心とした勢力はほぼ好き放題にしている。

 死者が後を絶たない状況について、トルコのレジェプ・エルドアン大統領は国際社会の対応を批判。市民や難民を保護するために米国やその同盟国が飛行禁止区域の設置を再度考慮するよう強く求めた。その主張は正しい。しかし当のエルドアン氏も批判される側に立つべき人だ。米国はトルコによる反政府軍への援助を何年にもわたり嘆願していたが、同氏はアサド政権の転覆が目的に含まれない限りそれはできないと拒否してきた。

 オバマ大統領は任期の最後まで自身の直感に身をゆだね、人道介入すら行う姿勢を見せない。米国がリーダーシップを示さない限り、他国が介入するようなことはないだろう。オバマ大統領にはウラジーミル・プーチン大統領に懇願するしか残された道はなかったが、ペルーでの両者は冷めた視線を交わし、握手をしただけだった。

 道徳的な非難さえ気にしなければ、ロシアとその同盟国がシリアで何をしようとおとがめを受けることはない。プーチン氏はそのことを理解している。オバマ氏は道徳的な非難の声すらかき集めようとはしない。

 ドナルド・トランプ氏が大統領に就任する2カ月後には、アレッポの戦いがすでに終わっている可能性がある。トランプ氏も行動する意欲は見せていない。21日、同氏はバーニー・サンダース上院議員に近い民主党のタルシ・ガバード下院議員(ハワイ州)と面会し、シリア情勢について語り合った。そのガバード氏が米国の国連大使に就任するという話もある。同氏はシリアについて何もする意志がないので、適任だろう。ロシアと中国が安全保障理事会で拒否権を持つ国連も、やはり行動する意志は持たない。

 米国が世界のリーダーシップを放棄するとき、シリアのような光景が世界に広がることは理解しておかなければならない。パックス・アメリカーナがプーチン氏による「墓場の平和」に取って代わられるのだ。

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https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiF_NPJ_rvQAhXHS7wKHVz5BJsQFggdMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB12408226390103943756704582451361779972608&usg=AFQjCNFmLN9u2lgJBGICypb3IcSpjMbtXQ  

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コメント
 
1. 2016年11月22日 20:07:10 : KhufG7i9V6 : EttR59ExOtQ[2]
現にある正当な政府に対して反政府勢力について軍事介入することは、間違いなく他国に対する侵略行為である。

アメリカはそれをやっている、この記事はその宣伝をしている。誰にでも非人道的だとレッテルを貼れば公然と戦争ができる。それをやっているのがアメリカ。

ウクライナでリビアでイエメンでそれをやった。シリアでもやった。しかしシリアではロシアが立ちはだかった。そしてアメリカは押し返された。

流れは変わった。今や宣伝しか出来ない。


2. 2016年11月22日 20:16:11 : b7TlTQxb4w : g9xf4DuZPKA[1]
そりゃあだって記事を発信してるのがウォール・ストリート・ジャーナルだもんw


3. 2016年11月22日 21:22:08 : GuCG5bQqwI : YuhUOHn6URw[1]
負け犬の遠吠えのような記事だ。

4. 2016年11月23日 00:08:36 : 6LgO8zI7us : 8GaVKpddTrk[1]
         負
         け
  /⌒\   オ 犬
 ノ) ・ \・)  | の
(/ (  ▼ヽ  ボ
  /\_人_)  エ
  /L\ソ\\
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ヽ|   |__|__| ♪
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     ヽ二)、二)


[32初期非表示理由]:担当:AA
5. 2016年11月23日 14:54:24 : hqabYOPoKM : oMekR67dRhQ[1]
そもそもシリアの反体制派は内戦など引き起こすべきではなかった。
欧米アラブスンニ派諸国とメディアも反体制派を全面的に支援するべきではなく、アサド政権の崩壊は時間の問題、などと反体制派を扇動すべきではなかったのだ。
この大前提を欠く論説など、まともに取り合う価値も必要も無いゴミでしかない。

6. 晴れ間[1299] kLCC6orU 2016年11月23日 15:04:53 : xni5yVaf3k : Fxfse0RTtHo[422]
アレッポで「抵抗」を続けている人々というのは、要するに「アルヌスラ戦線」(旧称)などのイスラム原理主義勢力ですね。
ここに残っている人たちは、何が何でもアサド政権とは「妥協の道」を探ろうとはしないようです。
ここの住民全体が、地縁血縁ぐるみでアルヌスラ戦線なのでしょう。
戦前の「神国日本」の狂信的な国民が「降伏」を露程も考えず、竹槍でも最後まで抵抗しようとしたのと同じ精神構造なのではないでしょうか。天皇教神道もイスラム(原理主義)も「カルト」であるという点では同じですが。こういう精神構造では、「平和的解決」は不可能でしょう。

11月20日の France2 のニュースが、アレッポの近況を伝えています。現在のアレッポでは、西側のジャーナリストは全く入っていないそうです。情報源は全て現地住民が発するもの。西側ジャーナリストはそれをもらうだけだそうです。(取材も後ろからついて行くだけ。)
「現地住民」とは言っても、「異様な黒髭」を生やした、見るからに「原理主義者」風の人たち。(「伸ばした黒髭」はイスラム過激主義のメルクマールであることに注意しましょう! 頭髪はきれいに刈り込んでいるのに、髭だけは異様に立派に蓄えるというのは、明らかに不自然です。) 目つきからして「平和な市民」には見えません。
4分32秒のこのニュースの中頃から、例の「ホワイトヘルメット」が登場しています。ナレーションでも「ホワイトヘルメット」(仏語で les casques blancs ) の語が聞き取れます。

http://www.francetvinfo.fr/monde/revolte-en-syrie/syrie-journalistes-a-alep_1930513.html

「ホワイトヘルメット」に関するビデオ(RT France) :
http://www.agoravox.tv/actualites/international/article/les-casques-blancs-sont-ils-70921
「ホワイトヘルメット」の資金源は西側(米英)の工作資金であるという解説。

同じ系統の資金が西側のメディアにも流れているのでしょう。彼ら英米支配勢力は、アサド政権に存続されては困るのでしょう。



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