イラク モスル奪還作戦は長期化の様相
12月17日 0時51分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161217/k10010810141000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_032

過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートからイラク北部の都市モスルを奪還する作戦は１７日で開始から２か月がたちますが、ＩＳの激しい抵抗でイラク軍の進軍のスピードは落ちていて、作戦は長期化の様相を見せています。

イラク軍やクルド人部隊は、アメリカ主導の有志連合の支援を受けて、ことし１０月からＩＳのイラク最大の拠点、モスルの奪還作戦を続けています。当初は、モスル周辺の町や村をＩＳから次々に奪い返し、イラク軍は作戦開始から２週間でモスル市内に入りました。そして、これまでにモスルの東側の地区のほぼ半分を奪還したと見られます。
これに対し、ＩＳは住民をいわゆる人間の盾にしたり、あちらこちらに爆発物をしかけ、自爆による奇襲攻撃も多用したりと、人口が多く、入り組んだ都市の特徴を利用して激しく抵抗しています。住民にも多くの死傷者が出ていますが、正確な人数はわかっていません。
また国連によりますと、戦闘地域から避難した人はこれまでに９万人余りに上り、厳しい寒さの中、避難民キャンプでの暮らしを余儀なくされています。
イラク軍は住民の犠牲を抑えるため作戦を慎重に進める必要があり、進軍のスピードが落ちていることから、当初の目標だった年内のモスル奪還は難しい状況で作戦は長期化の様相を見せています。 　

コメント
1. 2016年12月18日 17:47:27 : ugk7Wh5yCg : VSioL8fm6sw[2] ▲△▽▼ アメリカの傀儡軍は弱い、またアメリカのためにという意識など持ち合わせていない。サウジの金とアメリカ製の武器を使って活動しているということはある。

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