キューバ危機の時の米国亡命キューバ人がＣＩＡ支援のもとカストロ打倒の先兵となりキューバで返り討ちにあって全滅したなどはその例だ。

中東でも同様のことがあし、かつて英国民の一部が国を脱出して米大陸に新天地を求めそこで進軍してきた英国軍と戦ったこともそうだ。
対立した体制の国に移住した国民には常にそういう意識がある。別に驚くことじゃない。

俺がもしもシリア国民なら、イスラム復古主義者たちのイスラム法に基づいた生活を強要する世界に国がなったら俺は帰国しないよ。
宗教と政治を分ける世俗主義は捨てちゃいかんよ。

シリア政府に限らず、世界のどの国の政府も基本的に国民に労苦を強いることはあるし、シリア以上に混乱した国はある。
隣国イラクを見ればわかる。

ましてアラブの春とやらで跳梁跋扈しているのは、欧米の国々が自由の戦士と持て囃したイスラム戦士たちだが、これらが欧米に牙を剥くとテロリストとして処理される大矛盾を露呈している事実を無視するダイナモ先生のダブスタにはいつもながら呆れるわ。

思えばイラン革命が起爆剤となり、惰眠するアラブにショックを与え、ムスリムたちが蜂起するだろうと夢想したこともあったが、それも完全に醒めて今現在。

代わりに相変わらず嘘寒い民主主義だの人権だので棹を立て、お決まりの独裁非難で自分たちの言うことを聞ない国の政府を倒していく内乱を春などと言い繕う独善が幅を利かしてはや6年を過ぎて、それがようやくシリアで終わろうとしている。

民衆の側に立つ、民主主義、人権、綺麗な言葉だがいったい民衆、民主主義、人権てなんだ？
中東の内乱を見ていて、かって輝かしき異彩を放っていた言葉たちがいかに都合の良いモノか痛いほどわかったよ。

イスラムの可能性？
断言しよう。そんなものもはや欠片もない。
アレッポのこの帰結はなるべくしてなった。
そもそもの始まりを問わずして、なにがプーチン出ていけだ。
それとも3年かかって漕ぎ着けたこの帰結を先延ばしし、5年も10年もこの地獄を放置しろとでもいうのか？
バカなことを言うな。
プーチンを非難するのもいい、アサドをこき下ろすのも自由だ。
だがオバマを、メルケルを、オランドを、エルドアンを、サウジやカタールを非難しない抗議など俺は断じて認めんぞ。

>>2だが、うん、それは>>2で書き漏らしたのよ。
体制的対立国にビジネスや旅行者として来てる者も大同小異、そういう対立国に友好意識持ってんだからさ、とね。

＞日本の新聞は、政府に抗議するデモなど全く報道しないがこの問題ではたった数十人の参加者でも報道する。

うん、それはアサド政権転覆＆シリア侵略を狙う侵略国米国の奴隷国家がご主人に忠誠を表すための、アサド打倒のプロバガンダの一環だからね。

つまり、プロバガンダがニュースにとって代わってるということだね。

米国が侵略してる地域の、西側マスゴミ・ＴＶ記事はみんなそうだよ。

日本はその中でも最たるものなんだよ。

ここの議論、ダイナモなる人物の方がよほど幼稚である。また誰かの意見を受け売りをするだけなのも楽なもの。

>>2だけど、君のつまらないコメントの相手してる暇はないよ。
写真の数十人のデモによる反プーチン、反アサドがシリア国民の大勢の声だとでも言うのかい？

もしそうなら、中身の無いコメント返しなんかしてないで、写真の数十人ばかりの反プーチン、反アサドの声がシリア国民の大勢であることを、ちゃんと論理的に説明したらどうだい？
「ＳＮＳで家族と連絡を取り合ってる」なんて言ってないでよ。そりゃアレッポは惨状だろう。

その惨状を作り出したのは、アサド政権転覆を謀る侵略国米国の軍事要員やその手先の外国武装勢力の侵略であり、防衛上当然のこととしてシリア軍と同盟国のロシア軍がそいつら侵略者の掃討に出る。そうなれば掃討完遂まではいやでも惨状になってしまうのは当たり前。だがそれとアサド政権やロシアが悪いとかは別問題さ。というよりそういう事態を引き起こした侵略者が悪いに決まってる。

どこの国でも政権に反対する国民はいるけど、「独裁国家の退治」とか「民主的でない」と言って、他国がその国を転覆・侵略して良いなんて法があるわけない。
もっとも「独裁国家の退治」や「民主的でない」なんていうのは、米軍需産業が戦争ビジネスのために紛争や戦争をわざと起こす口実だけどね。

冒頭に戻るけど、ま、とにかく、数十人のデモの主張がシリア国民の大勢の声と思うなら「数十人の声」がなぜ「大勢の声」と言えるかをちゃんと説明して、君の説明に対する阿修羅閲覧者さんたちの評価を見たらいい。

2016.12.18

アレッポでシリア政府軍は米国、イスラエル、トルコ、サウジアラビアなどの将校を拘束との情報

plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201612180000

国連の停戦への動きとも関連していた可能性があります。