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日印協力のAAGCはどこまで続くか(チャイナネット)
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投稿者 無段活用 日時 2017 年 9 月 21 日 18:44:12: 2iUYbJALJ4TtU lrOSaYqIl3A
 



http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2017-09/21/content_50022764.htm
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2017-09/21/content_50022764_2.htm


日印協力のAAGCはどこまで続くか


タグ:モディ 一帯一路 AAGC 成長回廊


発信時間:2017-09-21 10:36:48 | チャイナネット |
 





インドを訪問した安倍首相は、モディ首相のハイグレードの外交的もてなしを受けた。両国首脳にとっての10回目の会合となった。日印両国は、中国という隣国に対し、利益の一致を土台とした抑制の衝動を持っている。日印両国がいずれも中国に対して領土紛争を抱えているためというだけではなく、かつてのアジア最大の経済強国である日本と中国を超えることを願うインドとには、中国に対する共通の思いがある。両国が今回、「アジア・アフリカ成長回廊」(AAGC)プロジェクトの共同建設での協力を重点的に打ち出したのは、その表れのひとつだ。(文:張敬偉。察哈爾学会上級研究員、中国人民大学重陽金融研究院客員研究員)

日本とインドが共同出資(日本が30億ドル、インドが10億ドルを出資)するAAGCは、「経済回廊」の建設をねらいとし、その地域の範囲にはアフリカ東西海岸や西インド洋の諸国も含まれる。日本とインドが主導するこの「経済回廊」では主に、関係国とのインフラ建設や生産能力プロジェクト、人的資源などの一括協力が行われる。

このことからわかるように、同プロジェクトは、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブよりも範囲はずっと狭いが、地域と協力プロジェクトでは「一帯一路」と重なっている。日本とインドが別の構想を打ち出し、両国主導のAAGCを作り、中国の「一帯一路」建設と主導権争いをしようとしていることは、故意の妨害とも言える。一方では、今年5月に北京で初めて行われた「一帯一路」サミットフォーラムで、インドは、代表を派遣して参加しなかった唯一の国となった。日本は代表を派遣して参加したが、「一帯一路」イニシアチブに加盟するかについては、条件が加えられ、態度に揺れも見られた。

インドのシンクタンクやメディアは当時、モディ政権のサミットフォーラムへの欠席を「孤立」と評した。もう一方では、モディ首相は、中国の改革開放に学ばなければならず、インフラ建設での弱みを補わなければならないにもかかわらず、中国に対しては強いライバル意識を持っている。モディ政権の中国に対する矛盾した心理はここから生まれている。BRICS5カ国のメカニズムの枠組の下で中国と協力し、新興市場が一緒になって先進市場と駆け引きし、旧秩序の囲い込みを突破し、グローバルガバナンスの新たな秩序を呼びかけるより大きな力を手に入れなければならない。

だが中国の「一帯一路」イニシアチブに対し、インドは協力しないという立場を取っている。インドが「一帯一路」イニシアチブに加入すれば、インドのインフラ建設と生産能力プロジェクトは中国に主導されることになるかもしれない。インドは、経済的に中国の従属国となることを懸念している。

さらに重要なのは、ポスト危機時代のインドが、西側の世界と機構の賞賛によって惑わされているということだ。インドは、中国を超えて発展速度が最も速い発展途上国となると考えられている上、世界最大の民主国を自認している。こうした情緒によって、インドには、中国と競争し、駆け引きをしようというモチベーションが生まれている。洞朗での衝突でインド政府やインド軍、メディア、民間が示した熱狂的な様子は、中国と自国に対するインドの認識にズレが生じていることを示している。

中国の主導するアジアインフラ投資銀行に対抗するため、日本は2015年、アジア向けの1100億ドルのインフラ投資を打ち出した。だが片手で拍手をすることができないように、この計画のその後の音沙汰はない。日印両国が打ち出すAAGCも果たしてどこまで続くのだろうか。

「一帯一路」イニシアチブはすでに、世界の多くの国の呼応を得て、期待できる成果を上げつつある。日本とインドがこれに加入すれば、ウィンウィンを実現できるだろう。だが両国が別の構想を打ち出せば、資源の浪費となるだけでなく、その成否には不確定性が満ちている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月21日



 

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