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シャーロッツビルの衝突事件とバノン主席戦略官の辞任の問題を全体概観する(その一)/副島隆彦
http://www.asyura2.com/17/cult18/msg/483.html
投稿者 仁王像 日時 2017 年 8 月 24 日 21:05:59: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

[2181]シャーロッツビルの衝突事件とバノン主席戦略官の辞任の問題を全体概観(アウトルック)する。
投稿者:副島隆彦 投稿日:2017-08-24
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

 トランプ政権の主席戦略官(チーフ・ストラテジスト)のスティーヴ・バノンが、8月18日に、トランプから解任されてホワイトハウスを去った。しかし、辞任の形をとって、今後も、バノンは、政権の外から(すなわち在野から)トランプを支える、と言った。

 この事件のことで、私、副島隆彦は、この一週間、深刻に考えていた。日本で私たちが「バノン解任(辞任)」を知ったのは19日だ。

 あれから一週間が経(た)った。私は、アメリカ政治思想の研究者であり、トランプ政権のことなら、おそらく日本で一番深く知っている、と豪語している。だから、日本国内の新聞記者や、有識者程度の書いている物など、初めから歯牙にも掛けない。彼らは、私の文を読んで真剣に私から学べばいいのだ。

 私は、アメリカのテレビのニューズ報道と、評論記事を20本ぐらい読んだ。
それで、ようやく大きく分かったことを書く。ここから、専門家たちも、日本政府のアメリカ分析、情報収集の係官たちも真剣に学びなさい。それが、日本国(民)の利益、=ナショナル・インタレスト だからだ。 

 以下に、私の頭の中に結実した「シャーロッツビルの衝突からバノン辞任まで」の全体像を、まず書くべき項目をポイントフォームで並べる。

  1.バノン自身が不注意だった。バノンが、不用意に発言したことを公表されて、「アメリカン・プロスペクト」(左翼誌)に嵌(は)められた。

  2.バノンの、ポピュリスト=アイソレイショニスト=リバータリアン的 「アメリカのための戦い、戦争」は正しい。 エスタブリッシュメント(支配階級)との戦いは徹底的にやるべきだ。

  3.だが、アイソレイショニスト(なるべく外国のことに関わるな主義。外国に軍隊を出さない主義× 孤立主義 )の場合、いくら国内問題が優先だとしても、世界との整合性で問題が出て齟齬(そご)が起きる。

  4.バノンだけが、「(北朝鮮が核を棄てるならば)在韓米軍を撤退させてもいい」と言ったのではない。キッシンジャー博士だ。北朝鮮の核兵器問題は、どうしても軍事的な解決に向かう。

  5.リー将軍の銅像を引き倒した、リベラル過激派の勝利では無い。あの行動は、アメリカの本物の白人庶民たちを、重低音のところで怒らせた。「(衝突した)両方に責任がある」のトランプ発言が正しい。

  6.「リー将軍は、人種差別主義者だ、奴隷制度の擁護者だ」をスローガンに、英雄の銅像というヘリテイジ(国民の遺産)にまで手を掛けたら、本物のアメリカ国民は怒る。
    黒人やヒスパニックでも長年白人社会に同化して、しっかりとした暮らしをしている者たち(リバータリアンの黒人やヒスパニック層)も、堅実な白人層と同じように怒る。

  7.南軍旗(ザ・コンデフェデレイション・フラッグ、テキサス州旗は一つ星で、この一種)まで議会の決議で、廃止、引き釣り下ろすことになる、と本物の白人層アメリカ国民の激しい怒りに火がつく。

  8.現在の第5次KKK =ネオナチ の集団の、「ヘイル(ハイル)・トランプ!」を、認めてはいけない。彼ら、貧乏下層白人の人種差別は、トランプ派の国民運動から排除し、叩きのめさなければいけない。

   9.トランプのバノン切りには、議会民主党(共和党とも)との裏取引、密約がある。これが一番、きたない。だが、これが現実政治だ。これで、トランプは、債務上限(デット・シーリング、予算通過の課題)と、税制改革で、9月中の米議会の大荒れは、回避された。

   10.トランプのバノン切りには、議会民主党とのゾッとするような裏取引、密約が確かに存在する。これが一番きたない。だが、これが現実政治だ。これで、トランプは、債務上限(デット・シーリング、予算通過の課題)と、税制改革で、9月中の米議会の大荒れは回避された。

   11.トランプは、中国の習近平と同じで、「(軍人たちよ)お前たちは、自分の仕事をしろGet work ! (死ぬのを覚悟で戦え)」演説をした(8月23日)。アフガニスタンへの増派(公表2千人、実際は一万人)を決定した。

   12.バノンが、戦略家として提起した最も重要な、世界史規模で大きな問題は、中国とのことだ。「アメリカは、中国の世界覇権(ワールド・ヘジェモニー)を許すのか。本当にこのま     ま認めてしまうのか」だ。 バノンは、このことで、大きな置き土産をした。「中国との闘いの、北朝鮮はその前座に過ぎない」と。

   13.だが、それでも、今のアメリカで、最大の問題は、やはりヒラリーを裁判に掛けることだ。ヒラリーたちMoonie= 統一教会の勢力を、世界中で追い詰めなければなければいけない、ということだ。バノンは、世界戦略家(ワールド・ストラテジスト)を気取って、足下の最大の問題を見損なった。バノンの能力の足りなさの故に責任がある。 
  今なおバノンの勢力を実は怖れているヒラリー派民主党勢力は、トランプのバノン切りで、決して安心できない。有頂天になれない。

以上が、この問題の全体概観(アウトルック)である。これらを、今からひとつずつ検討してゆく。まずバノン辞任の新聞を載せる。

(転載貼り付け始め)

●「バノン氏、政権外から支援 「トランプ氏敵と戦争」」

2017年8月19日 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170819/k00/00e/030/300000c

 18日に米大統領首席戦略官を退任したバノン氏は、極右思想を掲げるニュースサイト「ブライトバート」の会長職に即日復帰。ブルームバーグ通信の取材に「トランプのため戦争をする」と宣言し、「敵は議会やメディア、大企業にいる」と述べた。

 トランプ氏の最側近として政策理念や中長期戦略を担当したバノン氏は今後、自身のメディアを通じた言論活動で政権を支援する構えだが、その過激な言動が政権の波乱要因になる危険性もはらむ。

 移民排斥などトランプ政権の過激な政策を主導してきたバノン氏を巡っては、保守穏健派も取り込んだ本格政権形成の妨げになるとして、更迭論が高まっていた。退任に追い込まれた形のバノン氏が「反トランプ」に転じるのではとの観測が広がっていることに関し、バノン氏はブルームバーグの取材に

「誤解のないようにはっきりさせたい。私はホワイトハウスを去りトランプのため、彼の敵と戦争する」と強調した。 一方で、バノン氏は保守系ウィークリー・スタンダード誌の取材に「自由の身になった私は再び武器に手をかけている。相手を破壊する」と宣言。

(転載貼り付け終わり)  

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コメント
 
1. 仁王像[1673] kG2JpJGc 2017年8月25日 20:23:43 : GyVvtJGjQH : mkfG8wb8a9U[1]
 改めてこの要約部分を読むと、バノンを巡るポイントは3番と思う。この一文の副島の書き方には疑問がある。
 「アイソレイショニストで、いくら国内問題が優先だとしても、(外国に軍隊を出さないことは)世界との整合性で問題が出て齟齬が起きる」というが、後半部分が分からない。

 二人とも世界から兵を引くという大枠では一致しているのではないか。アフガンへの兵力の微増などは、押したり引いたりする過程の一現象で大きな流れは変わらないのではないかと思う。
 だがバノンは中国とは(軍事的ではなく)政治・経済的にはは張り合おうとしていると見られる。この点、トラ大は米国経済活性化のために中国に大幅な経済的譲歩を迫っている。ここは二人でちょっと違っている。

 13番では、「バノンは、世界戦略家を気取って(いるが)、能力が足りない」としているのは、上に議論したことには直接関係ない(もっぱらヒラリーをひっ捕らえる課題での発言)。

 バノンとトラ大の戦略上の違いは対中国政策ではないかと思う。この点でバノンがどれだけトラ大に歩み寄れるかで、閣外協力の質も規程されてくるのではないのか。
 田中宇の指摘する「米覇権の解体」とバノンは少し異質である。

 (関連)
http://www.asyura2.com/17/cult18/msg/484.html#c1
http://www.asyura2.com/17/cult18/msg/485.html#c2


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