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福島第一事故、「やりようで防げた」 津波工学専門家が証言(めげ猫「タマ」の日記)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/840.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 6 月 18 日 11:36:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

福島第一事故、「やりようで防げた」 津波工学専門家が証言
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2557.html
2018/06/17(日) 19:44:18 めげ猫「タマ」の日記


 福島県の地方紙・福島民報が報じるところによれば
「東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の旧経営陣3人の第16回公判は13日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれた。首藤伸夫東北大名誉教授(津波工学)が証人尋問で、『やりようによっては原発事故は防げた』と述べた。」
との事です(1)。

 (=^・^=)は福島第一原発事故の最大の謎は東京電力が津波対策をしていなかったかだと思います。これについて
 2011年3月11日に福島第一原発を津波が襲来しました(2)。


 (3)のオープイングをキャプチャー
 図―1 福島第一原子力発電所を襲った津波(海側から撮影)

そして大爆発を起こしました。


 ※(4)を引用
 図―2 大爆発する福島第一3号機

 5重の壁(5)が壊れ福島を中心に放射能が「うつり」ました。


 ※ (6)のデータを(7)に示す手法で6月1日に換算
 図−3 事故から7年を経て福島を中心に広がる汚染

 事故8年目になりましたが、図に示す様に福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超える(8)地域が広がっています。事故9年目の福島は汚染されたままです。
 放射性物質の量が半分になる時間で規定される半減期はセシウム137で約30年です(9)。30年で半分、60年で4分の1にかなりません。福島の汚染はあと数十年は続きそうです。福島の事故は原子力事故の影響は広範囲にかつ長期間に渡ることを示してます。原子力施設を運営する企業には「安全」を確保する高い能力が求められます。
 東京電力は2012年4月に福島第一を襲い事故の引き金となった津波について
 「東北地方太平洋沖地震は、これまでの知見では想定できないような規模のものであり、この地震によって生じた津波の高さ(規模)を想定できるものではなかったと考えています。」
と主張し(10)、福島第一事故は「想定外」の津波が原因だと主張しています。その考えはいまも変わっていません。
 東京電力は「柏崎刈羽の安全対策」を紹介した漫画を掲載しています(11)。以下にその一コマを示します。


 ※(11)を引用
 図―4 東京電力の「柏崎刈羽の安全対策」を紹介した漫画

 図に示す通り福島事故について
「想定を上回る津波が過酷な事故への引き金となりました」
記載し、ここでも「想定外」を主張しています。
 東北電力は貞観津波を想定し、女川原子力発電所の津波想定を海抜9.1m想定し,標高14.8mの場所に女川原発を
作ることをきめたようです(12)(13)。


※(13)を抜粋・加筆
 図−5 東北電力の津波想定

 図で見てわかる通り「貞観津波」の波源は福島第一と女川の中間の位置ですので、同じ影響が福島第一にも起こることも十分に予想でき筈です。
 図―2に示す様に福島第一原発から100km程北に女川原発があります。こちらの原発も津波に襲われたのですが、大規模な放射能漏れはおこらず(14
)、図―1に示す様の汚染はありません。これについて女川原子力発電所を運営する東北電力は
「1号機の設計時(昭和40年代)、文献調査や地元の方々への聞き取り調査から津波の高さを3m程度と想定していました。しかし、専門家を含む社内委員会での『貞観津波(869年)や慶長津波(1611年)などを考えれば津波はもっと大きくなることもあるだろう』等の議論を経て、当社は敷地の高さを14.8mと決定しました。」
と説明しています(15)。東京電力では「想定外」だった津波は東北電力では「想定内」だったようです。東京電力は他社(東北電力)が想定していた津波を「想定外」にしています。


 ※(15)を引用
 図―6 「津波」は想定していたとする東北電力

 東京電力の「想定外」との主張に疑問があります。
 福島原発事故の最大の謎は福島原発事故の原因だと思います。
 @東京電力の主張通り「想定外」の津波で起こった。
 A十分に注意すれば「津波」は想定できたが、注意を怠り津波が想定できなかった。
 B「津波」の危険性については、東京電力は薄々は感づいていたが、対策に莫大な費用がかかかるので、あえて無視した。
です。これをめぐり刑事裁判が行われています(16)。
 事故前に福島第一を襲った津波は想定されていました(17)。


 ※(17)を抜粋・加筆
 図―7 2002年の津波想定(福島第一原発付近)

 なぜか、福島第一原発付近の想定が消えていますが、周囲の溯上高で15mが想定されています。なお溯上高と津波の高さについては以下を参照ください。


 ※1 (18)を抜粋・加筆
 ※2  縦横比を変えています。
 図―8 溯上高と津波の高さ

 報道を見る限り(1)(19)(20)、事故前の津波評価の妥当性が裁判では争われているようです。
 6月13日の公判で、 福島県の地方紙・福島民報が報じるところによれば
「東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の旧経営陣3人の第16回公判は13日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれた。首藤伸夫東北大名誉教授(津波工学)が証人尋問で、『やりようによっては原発事故は防げた』と述べた。」
との事です(1)。


 ※(19)をキャプチャー
 図―9 「対策のやりようによっては事故は防げた」との証言を報じる福島のローカルTV(FCT)
 
 ただし
「ただ、福島第一原発が営業運転開始から40年を迎えつつあったため、『あと10年、20年で廃炉を迎える原発に、一企業が多額の費用を投じることができるのか』と疑問を呈し、安全対策を促しても理解を得るのは難しかったと振り返った。」
そうです(1)。


 ※(19)をキャプチャー
 図―10 「津波の試算に十分な説得力がなければ対策の取りようがなかった」との証言

 証言をした首藤伸夫氏は津波工学の専門家ですが(21)、原子力について精通しているとは思えません。原子力災害は既に記載の通り重大な結果をもたらします。たとえ「十分な説得力」がなくても、東京電力は結果の重大さを考えにいれる責務があったはずです。
 6月15日の裁判ではかつての原子力安全委員会の元委員が
 原発の津波対策について「震災前は、防潮堤以外の多重な対策を求められていなかった」
「想定を超える津波が来るリスクは低いと考えられていた」
との証言をしたそうです(20)。


 ※(20)をキャプチャー
 図―11 「想定を超える津波が来るリスクは低いと考えられていた」との証言を報じるFCT

 事故前に存在した「原子力安全委員会」は原子力の安全の確保に関する事項について企画し、審議し、および決定することでした(22)。結果として福島事故が起こったので「原子力安全委員会」はその任を結果として果たせなかったことになります。これに係った方は言い訳に終始し証言の信頼性は低いはずです。むしろ 「防潮堤以外の多重な対策を求められていなかった」「想定を超える津波が来るリスクは低い」などの事故前の「原子力安全委員会」が極めて甘い認識を持っていたことが明らかになっただけす。この証言について福島のローカルTV局FCTは
「震災前の原発における津波対策の実情を証言した。」
と評しています(20)。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 事故前の2008年当時、 東京電力原子力・立地本部原子力設備管理部長を務めていた方(故人)(2)は、政府事故調で
「日本の地震学者、津波学者のだれがあそこにマグニチュード9がくるということを事前に言っていたんですか。」
と証言しています(3)。ところが2008年に津波予測を試算した東電の関連会社(東電設計)の当時の担当者は
「最大で15.7メートルの津波が予測されることを東電の担当者に報告した」
は2月28日の公判で証言としました(1)。別の公判では
 @津波の長期評価に専門家などからも異論はなかった(気象庁職員の証言(26))。
 A内閣府の担当者から長期評価に信頼性が低いことを盛り込むように言われた(気象庁職員の証言(26))。
 B長期評価を踏まえた津波の備えが必要だった(元大学教授の証言(27))
などの証言があります。事故前の2008年当時、 東京電力原子力・立地本部原子力設備管理部長を務めていた方(故人)の政府事故調で
「日本の地震学者、津波学者のだれがあそこにマグニチュード9がくるということを事前に言っていたんですか。」
は嘘です。東京電力は平然と嘘を言っています。そして、本文記載の通り福島事故は想定外の津波によって引き起こされたとの見解を変えていません。

 この件についてNHKはユニークな報道をしています。6月13日の公判につては
「首藤(津波工学の専門家)氏は、『津波の高さを予測する土木学会の手法は世界的にも高い評価を受けている』という考えを示した上で、弁護側に当時の東京電力の判断が妥当だったかどうか問われると、『電力会社1社では手に余る』と述べ、判断は妥当だったと証言しました。」
とは報じましたが
「やりようによっては原発事故は防げた」
との証言は報じていません(28)。

 6月15日の公判は「東電裁判 原子力工学専門家証言」との表題で報じ、なかで「原子力工学の専門家で全国の原発の安全審査に関わっていた東京大学の岡本孝司教授」と紹介しています(29)。東京大学の岡本孝司教授は2005年より2012年まで原子力安全委員会原子炉安全専門審査会審査委員を務めており(29)、まさに事故の当事者です。この点が完全に抜け落ちています。NHKがこのような報道をする意図は不明ですが、新潟県知事が与党系に代わり(30)、新潟県に立地する東京電力の柏崎刈羽原子力発電所(31)の再稼働について、
「与党関係者には『野党候補が勝利すれば、再稼働が見込めない事態に陥る可能性があった。(慎重派の)前知事よりは環境が整えやすくなったのでは』と期待する向きがある。」
そうです(32)。東京電力が今も福島事故を想定外の津波によるものと主張しているので、これに沿った報道は結果として柏崎刈羽原発の再稼働を後押しする効果があります。NHKは国民の知る権利を充足しません(33)。これでは福島の皆様は不安だと思います。
 福島県のサクランボが本格シーズンになりました(34)。福島市のサクランボはつややかな赤い宝石の甘酸っぱさで人気があるそうです(35)。福島産は検査で「安全」とされます(36)。でも福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産サクランボはありません。


 ※(37)を引用
 図―12 福島産サクランボが無い福島県いわき市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県いわき市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2557.html
(1)「やりようで防げた」 津波工学専門家が見解 | 県内ニュース | 福島民報
(2)福島第一原子力発電所事故の経緯 - Wikipedia
(3)Video: Inside Japan's Nuclear Meltdown | Watch FRONTLINE Online | PBS Video
(4)3号機核爆発 - YouTube
(5)5重の壁 - Wikipedia
(6)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)半減期 - Wikipedia
(10)今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした|東京電力
(11)原子力発電所に質問です 柏崎刈羽原子力発電所の安全対策|東京電力ホールディングス株式会社
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は吉田所長の自作自演?
(13)女川原子力発電所における 津波に対する安全評価と防災対策
(14)女川原子力発電所 - Wikipedia
(15)原子力発電所の安全対策 東日本大震災と女川原子力発電所 | 東北電力 ホームページ
(16)詳報 東電 刑事裁判「原発事故の真相は」|NHK NEWS WEB
(17)予測された日本海溝津波地震 想定されなかった津波被害
(18)気象庁 | 津波について
(19)ニュース|福島中央テレビ
(20)ニュース|福島中央テレビ
(21)首藤伸夫 - Wikipedia
(22)原子力安全委員会 - Wikipedia
(23)吉田昌郎 - Wikipedia
(24)政府事故調査委員会ヒアリング記録 : 原子力防災 - 内閣府中の「吉田 昌郎⇒2011/8/8・2011/8/9⇒事故時の状況とその対応について 3」
(25)めげ猫「タマ」の日記 「最大で15.7メートルの津波」と東電関連会社、「だれがあそこに、くるということを事前に言っていたんですか」と東電原発設備責任者
(26)めげ猫「タマ」の日記 津波の長期評価に「信頼性が低い」を入れろと内閣府
(27)めげ猫「タマ」の日記 国の津波防災指針、原子力関係者に対する配慮があったに違いないと証言
(28)東電裁判「対策依頼の判断妥当」|NHK 福島県のニュース
(29)東電裁判 原子力工学専門家証言|NHK 福島県のニュース
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(31)新潟県知事一覧 - Wikipedia
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コメント
 
1. 茶色のうさぎ[-6729] koOQRoLMgqSCs4Ks 2018年6月18日 19:47:46 : PmXXndLYwk : 7E3tTGKnnGw[1]

 真実は?

 地震で、配管破断してるから、外部注水は不能です。 <消防車はムダ

 電源があっても、冷却装置は数日で停止します。 <IC、RCIC:非常用復水器

 つまり、必ず、メルトダウン、水素爆発します。 <証拠が3号機、2号機ですね。

結論: 津波対策しても、電源対策しても、、必ず、メルトダウンします。

 つまり、地震による、配管破断、後藤政志氏の指摘で正解ですね。 うさぎ♂

 証拠のグラフがあるでしょ! 検証委員会って、無能ですね。バカ ぺっ♪



[18初期非表示理由]:担当:反原発を装い、原発を推進して日本を今日の大破局に追いやった自民党=利権官僚政府と原子力ムラには批判も非難もせず口を開けば『小出がー』『松本ガー』『共産党がー』とやって利権者以外を誹謗中傷するコメント多数のため全部処理http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/413.html#c82

2. 2018年6月20日 20:59:23 : jy9XBpFx0U : zCOkc2miCaI[8]
女川原発は、津波ですべての原発施設が最上階まで冠水しています。
タンクもひしゃげていましたし、地下の配水管もミミズみたいにねじ曲がっていました。
女川原発は、事故当時、敷地内に核燃料がなかったのでは?

原発事故は原子力発電所の事故ではなく、核燃料の破損による事故。

米軍の空母の搭載している核燃料が、日本の原発で使用されているものと同じなのかわかりませんが、どのようなトラブルが発生しているのでしょうか。

日本の原発や使用済み核燃料施設で、空母で使用した核燃料は保管しているのでしょうか? それはどのくらいの量になっているのでしょうか。


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