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イノベーションなきシャープの復活=iWEDGE)
http://www.asyura2.com/17/hasan123/msg/767.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 26 日 17:09:31: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

イノベーションなきシャープの復活
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10482
2017年9月25日 坂本幸雄 (サイノキングテクノロジーCEO、元エルピーダメモリ社長) WEDGE Infinity


 昨年、台湾の鴻海(ほんはい)精密工業に買収されたシャープは業績が劇的に改善し、2018年3月期の業績予想では4年ぶりの黒字化を見込み、復活が期待されている。だが、本当の復活までの道のりはまだ長い。

 シャープは、16年度の営業利益が前年比で約2240億円増加している。売上原価と販管費の合計額が6000億円以上減少し、売上高の減少幅を上回った。つまり、この営業利益増は劇的なコスト削減によるものだ。

 これは鴻海の傘下に入った効果だ。同社では100万円を超える案件は全て社長が決裁するなど、徹底的にコスト削減が行われている。台湾企業ではコスト削減が達成できなければ工場長は即クビ、というくらいコストに厳しい。

 特に経営陣からプレッシャーをかけられるのが、仕入れ価格が直接コストに影響する購買部門。ある装置を調達した後、次の装置を購入する際に、値が下がらなければ購入済みの装置の費用は支払わないといった日本ではあり得ないような話もよくある。

 他にも、シャープは大幅な人員削減を行い、設備投資削減で減価償却費を減らしている。こうしたコスト削減への厳しい姿勢、ノウハウは日本企業も学ぶ点があるだろう。

 さらに、鴻海はグループ内での損失移転を行い、シャープの業績に与える影響を減らしている。シャープは、鴻海と共同出資する堺ディスプレイプロダクト(SDP)から、製造コストに利益を加えたコストプラス価格でパネルを調達していたが、鴻海傘下となった後、その価格が大きく引き下げられたと見られる。

 また、SDPは16年度に約600億円もの損失が発生したが、鴻海がSDPを子会社化してシャープの出資比率を下げることで、シャープが被る損失を軽減させた。

 こうして、鴻海傘下でシャープの業績が改善したことは間違いないが、それは主にコスト削減による一時的な成果であり、シャープが長期的に存続していくためには製品価値を高める必要がある。

 そのためには製品開発部門にある程度の裁量を持たせるべきだろう。私は、iPhoneが登場する前からアップルの技術者と会っていたが、彼らはいつも「世のためになる製品を出せば必ず売れ、数の論理でコストが下がる。初めからコスト重視では画期的な製品は生まれない」と言っていた。魅力的な家電製品を続々と世に送り出していた頃のシャープは開発の自由度が高かったが、当時のような裁量を開発陣に与えるべきだ。

 鴻海はOEMビジネスで成功を収めており、コスト削減第一の考え方を変えるのは難しいが、シャープの開発部門を別会社とし、鴻海グループでコスト削減を図る仕組みにすれば、シャープの価値もさらに上がるのではないか。

 製品開発には、人員削減で失ったエンジニアの補充も必要だが、優秀なエンジニアはコスト削減第一の企業に魅力を感じないだろう。シャープの本当の復活はまだ先だ。


 

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コメント
 
1. 2017年9月27日 06:59:18 : qNApj6abVo : pmR1FMr_lBA[1390]
案の定です。

中国企業ですから、賃金を下げて利益出す。

これしかできないのです。

シャープの社員は、可愛そうですね。リーダーたる役員が悪かったのです。

早急に逃げ出したが、懸命かもしれません。

今すぐには、むつかしいかもしれませんが、将来は考えて行動なさってください。


2. 2017年9月28日 09:52:23 : jIl0lbCP2M : eZ86r9pZyds[5]
中国資本に買われた音響の名門、サンスイがどうなったか。中国大陸製品に、バッジをつけて販売している状況だ。それもテレビジョンである。
(註 日本では販売されていません。)

サンスイのサイトです。
http://www.sansuiproducts.com/

赤井電機の場合は、もっと悲惨だ。カセットデッキではなく、エアコンや洗濯機や電気レンジを販売しているのである。

赤井電機のサイトです。
http://www.akai.com.au/index.html

●中国系企業は、このように買収したメーカーの歴史や伝統など完全に無視して、「高品質な印象のある日本企業」のブランドだけが欲しいのである。日本企業のブランドを手に入れて、「偽装日本メーカー」に成りすまして売り込む。全ては商売のためであり、そこには企業文化と言うものはないのである。

欧米メーカーは日本メーカーにやられて没落したが、その過程で欧州最大のメーカーだったグルンディッヒやアメリカのRCAやゼニスも、海外メーカーに売却されていった。かつての名門も、今や中国大陸製品になっているのである。そして次は日本の番だ。シャープも東芝の家電部門も、中国系になった。

●このような中、電機メーカーはどのように生き残っていくか。それの答えは見つからないが、中国系が弱いとされる高級オーディオに力を入れるメーカーがある。そのひとつがパナソニックだ。同社は松下電器産業時代に一世を風靡したテクニクスを復活させた。

その原動力となったのが、最近のアナログレコードの復活である。ダイレクトドライブ方式のターンテーブルを世界初に実用化した同社が、これを機にテクニクスを復活させたのだが、これと同じく高級スピーカーで知られた三菱電機のダイヤトーンも復活している。両社にとって、高級オーディオ部門は単独では赤字だろう。

高級オーディオ部門を復活させることは、技術者のやる気を引き出して、その効果を全社に波及させることを狙っているものと思われる。そもそも大学生が電機メーカーに入社したのは、オーディオをやりたかったからじゃないか。それがメーカーの事業撤退によって、テレビジョンやら調理家電やら空調機器に行かされたのでは、やる気もなくなる。

パナソニックのサイトでテクニクスのところに行けば、開発技術者が登場する。やりたいことをやらせてもらえる。それによって士気も高まる。中国系メーカーになったシャープでは、この先無理なことだろう。


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