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緊急報告 西日本豪雨/下 ダム放流「人災では」(ダムがあっても溢れれば無理!!)
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/569.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2018 年 7 月 16 日 10:09:48: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo
 

 一部与党議員は「だからダムを増やすなと言った前政権は」と云いたがっている様だが。冷静に分析すれば、ダムを超える豪雨で放水した事による洪水で、ダムの限界と堤防、避難準備の大切さが解る災害だったと解るはずだが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
https://mainichi.jp/articles/20180715/ddn/041/040/030000c
緊急報告 西日本豪雨/下 ダム放流「人災では」
毎日新聞2018年7月15日 大阪朝刊

*(画像)豪雨の後、濁った水を蓄えた野村ダム=愛媛県西予市で2018年7月12日、本社ヘリから加古信志撮影https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/07/15/20180715k0000m040144000p/6.jpg?1

 「戸が開かん」。途切れ途切れの電話の声は、不安そうだった。「そっちに行くけんね!」。愛媛県西予市野村町地区の小玉和矢さん(33)は、7日午前6時半ごろ、近くの祖母、ユリ子さん(81)に告げた。それが、最期の会話になった。

 この日朝、地区中心部を流れる肱(ひじ)川があふれ、ユリ子さんら59〜82歳の男女5人が死亡、約650戸が浸水した。複数の住民によると、午前6時半ごろから川は一気に増水。津波のような濁流が押し寄せ、同7時半ごろには住宅の屋根まで水が及んだ。

 気象庁によると、このときまでの24時間雨量は同市で観測史上最大の347ミリ。約3キロ上流の野村ダム(総貯水容量1600万立方メートル)は、午前6時20分から、緊急的に流入量とほぼ同量を放流する「異常洪水時防災操作」を開始。その水量は、直前の毎秒250立方メートルから一時、最大7倍近くに達した。

 「時間を巻き戻してほしい」。泥まみれの自宅を前に和矢さんは「何のためのダムなのか。小出しにするとか、やり方があったのでは」と怒りを口にした。

 地区の約5100人に避難指示が出たのは、7日午前5時10分。市関係者によると、その約3時間前の午前2時半ごろ、ダムの管理所長から市役所野村支所長に「7時45分に過去最大の毎秒1000立方メートルを放水する」と通告があったという。国は最初の連絡で「6時50分に放水開始予定」と告げたとし、双方に食い違いが出ているが、国の放流時刻の前倒し連絡などもあり、市の避難指示は5時10分に早まった。

 市は避難指示後に計3回、各戸に配置されている防災無線と屋外放送で住民に避難を呼び掛けた。だが、ダムの放流を知らせるサイレンや放送は雨音でかき消され、無線は呼びかけ続ける形ではなく、20〜30分おきの計3回。気付かなかった住民もおり、消防団は戸別訪問で地区を回った。支所の担当者は「指示のタイミングには最善を尽くした」と語る。だが、地元ではダムの放流が適切でなく、人災だったのではとの疑念が渦巻く。


*(画像)野村ダムの放流と愛媛県西予市野村町地区の被害状況
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/07/15/20180715k0000m040145000p/6.jpg?1

 ダムを所管する国土交通省治水課は、「避難指示が出てから操作までの70分間、川への流量も少なく道路への浸水もなかった。避難行動に貢献できた」と回答。四国地方整備局の長尾純二河川調査官は、「ダムの容量を空けて備えたが、予測を上回る雨だった。規則に基づいて適切に運用した」と説明する。

 今回、国所管の治水機能を持つダム558カ所のうち、約4割の213カ所で放流量を調節した。うち、県内の鹿野川ダムなど8カ所で野村ダムと同じ緊急放流がなされた。昨年までの10年間に全国で40回しかないが、広域で8カ所もの同時実施は極めて異例だ。

 県内を13日に視察した安倍晋三首相は「ルールに沿って対応したと報告を受けた」としながら、「さまざまな声があり、徹底的に検証する」とも述べた。

 京都大防災研究所の角哲也教授(河川工学)は、予測を上回る降水時のダム操作の難しさを「ちょうど良く運用するのは神業」と表現。「ダムを操作する現場の切迫感を、いかに早く住民に伝え、避難行動につなげてもらうかが大事」とし、非常時にどう動くのか日ごろから想定しておく重要性を訴える。

 自宅が2階まで浸水し、屋根に上って助かった富城純子さん(56)は「『ダム様』がどうにかしてくれると安心しよった。被災して、避難する側もさせる側にも課題がたくさんあると感じた。犠牲者が出てしまい、教訓にして、次につなげないといけん」と話した。【山崎征克、真野敏幸、藤河匠、中川祐一】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
関連:
■西日本豪雨 旧民主の公共事業「間違っていた」自民・石原、細田両氏が言及(産経)-八ヶ場ダムを引き合い「やはりダムは必要」
http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/635.html
投稿者 JAXVN 日時 2018 年 7 月 12 日 22:28:08: fSuEJ1ZfVg3Og SkFYVk4

 

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コメント
 
1. 2018年7月16日 11:49:05 : SJO0XRtlO2 : 3PVJzj1il1o[1]

>午前2時半ごろ、ダムの管理所長から市役所野村支所長に
>「7時45分に過去最大の毎秒1000立方メートルを放水する」
>と通告があったという。国は最初の連絡で「6時50分に放水開始予定」
>と告げたとし、


つまり、55分も放水が早まったわけだね。早まったことをしたんではなくて
相せざるをえなかったんだね。それにしてもさ、毎秒1000立方メートルの
放水って、すごい量だねえ。早めに小出しに放水することは出来なかったのか。

あっという間に二階まで浸水したって言ってるじゃないか。通報しただの聞か
なかっただの ・・・ 真実は死者が知っている・・・
 


2. 2018年7月16日 17:58:49 : kNeY0s9eJg : _DtOmeuKCLg[62]
>ダムの容量を空けて備えたが、予測を上回る雨だった

これが事実であったかどうか検証されることになろう。これまでの管理の仕方を漫然と行ってきて、ある時点で急に流入量を放出することになったのではなかろうか。

それから、山での急な雨が一時的にも蓄えられないのは、植林等のあり方に問題はないのか。


3. 2018年7月17日 07:20:57 : nvCxYccIik : pFwwc3MJpSU[20]
治水にダムが有効だと言うが、「治水ダム」として洪水に備えるのなら普段からダムは「空っぽ」にしておかねばならない。
そうしておいてこそ、降雨時に雨水を貯めることが出来るので、河川堤防を嵩上げするより効率的だという議論にも頷ける。
しかしいったんダム計画が出来ると、水道に使いたいだの灌漑に使いたいだの発電に使いたいだのの要望が出て来る。で、「多目的ダム」ということになると普段からほぼ満水にしておく必要がある。
時には観光政策上、景観保全の為に「満水」にしてほしいなどという意見も出る。
これでは降雨時の洪水対策としての効力に疑問符が付く。

昨今のように激甚気象が多発するようになり、今回のような放流事故が起きるようなら、少なくとも目的に「治水」を含むダムなら、貯水水位の引き下げを行い、降雨時の貯水能力を引き上げる必要がある。
それが出来ないなら、ダムなどという環境破壊型治水ではなく、堤防強化と言う本来の治水工事に予算を振り向けるべきであろう。


4. SHIGE[155] gnKCZ4JogmaCZA 2018年7月18日 09:14:14 : 8UP26mIKBQ : hYRsxvg75QU[136]
「野村ダム管理者」毎日新聞
「緊急的に流入量とほぼ同量を放流する『異常洪水時防災操作』を開始。その水量は、直前の毎秒250立方メートルから一時、最大7倍近くに達した。」

>>2コメント 「 <ダムの容量を空けて備えたが、予測を上回る雨だった>
これが事実であったかどうか検証されることになろう。これまでの管理の仕方を漫然と行ってきて、ある時点で急に流入量を放出することになったのではなかろうか。」

2のコメントによる指摘は適切で重要と思う。加えて言うなら、河口堰についても同様の指摘がされうる。
洪水時、洪水予想時でのこれら施設の管理運営判断が適切か、が検証されるべきだろう。

細部の管理運営面よりは、治水、発電、利水、環境維持といった施設の機能や目的の、緊急時での施設管理(運転)の優先度を明確にしておくことが急がれる。

国交省は、管理ミスと指摘、非難されるのを恐れ、流域全体の状況把握と連動した放水、貯水等の遂次の運転判断の、詳細いきさつを公表したがらないように感じる。

指摘に該当するような事例は、ここ数年でも目立ってきているように感じる。
ダム等の管理担当者現場の見方や、流域住民、行政、専門家の見識を入れてのオープンな議論がここでも緊急になっている。


5. 2018年7月22日 16:54:52 : kNeY0s9eJg : _DtOmeuKCLg[66]
治水ということを真剣に考えるならば、越水も考慮せざるを得ないのではないか。もともとこれまでの建設・土木業の振興発展をもとにした考えが間違いであろう。

参考>
代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives--
批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい--
https://blog.goo.ne.jp/reforestation

{ダム治水からの脱却を  2018年07月15日}
・・・東京新聞の記事では、嶋津暉之氏が「(ダム放流は)鉄砲水を人為的につくるのと同じ。むしろダムがあることが大きなマイナスになる」と語る。
また河川工学者の今本博健先生(京大名誉教授)は緊急放流するくらいなら、何も操作せず、ダム湖から自然に越水するに任せたほうがよいとし、「仮に越水しても、異常時の放水よりも緩やかな流量になるはずだ」と語る。
 同じく河川工学者の大熊孝先生(新潟大名誉教授)は、「河川があふれても堤防を決壊させず、床上浸水を防ぐことが大事。堤防の土に5%程度のセメントを混ぜることで強度を増す工法を積極的に進めていくべき」と語る。・・・
溢れても破堤しないという「耐越水堤防」を造ることは、大熊先生も言うように、技術的に可能であり・・・
・・・(そうでないのは)なぜか。ダムの費用対効果を高く見せるためだ。
ダムで下がる水位はたかだか十数センチ程度。しかし、その十数センチによって想定洪水を計画高水以下に下げるという計算をする。 それによって、ダムがなければ全面破堤で膨大な被害が生じ、ダムがあれば無破堤で被害額はゼロという計算をすることができ、ダムの費用対効果を高く見せることが可能になる。
・・・

○結論として、国交省はこれを契機に考えを改めるべきである。今からでも遅くはない。雨がダムの治水容量の収まるというこれまでの想定を超える豪雨が頻発すれば、片端から堤防など破堤していく。ダムに予算を投じるのではなく、それを、越水しても簡単には破堤しない堤防(耐越水堤防)に改修する予算に転用すべきなのだ。
 越水することを前提に治水計画を立てる。越水させるとしても、水田地帯などで堤防をわざと低くするなどして、被害の少ないところで意図的に溢れさせるよう計画する。 これはじつは武田信玄や加藤清正が治水で実施した霞堤の知恵である。
・これはじつは武田信玄や加藤清正が治水で実施した霞堤の知恵である。

{堤防強化を怠ってきたのは民主党ではなく河川官僚}2015年09月13日
・・・この元国民交通省河川計画課長は「日本災害情報学会」会長に。堤防決壊による被害を防げなかった人です。布村明彦、国土交通省元河川計画課長で近畿地方整備局長に。ダムありき治水からの卒業を提言した淀川水系流域委員会を潰す策を弄した人物だ。

・・・「淀川水系流域委員会」を立ち上げました。この委員会は、住民も委員に加え、徹底した住民参加によって治水計画を立案し、できるだけダムに頼らず、越流しても破堤しない堤防の整備を最優先に掲げていました。
 その淀川水系流域委員会を「成敗してやる」と本省から送り込まれ、潰してしまったのがこの布村明彦さんです。ダムにばかり頼る治水政策を推し進め、予算をそこに集中し、本来やるべき堤防の強化をおろそかにして、脆弱な堤防が連続する現在の河川をつくってきた側の方だといえるでしょう・・・


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