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世界各地で異常な猛暑=米で気温52度、北極圏でも30度超え−国連機関
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/584.html
投稿者 ピノキ 日時 2018 年 7 月 24 日 09:24:07: /cgEbzQ/iEx0c g3ODbYNM
 

http://news.livedoor.com/article/detail/15055873/
2018年7月24日 6時58分
時事通信社

 【パリ時事】国連の世界気象機関(WMO)によると、今年6〜7月は北極圏を含め世界的に気温が上昇し、異常な猛暑に見舞われている。

 カナダで熱波の影響で多数の死者が出るなど、日本と同様、世界各地で被害が相次いでいる。

 欧州北部では高気圧の停滞のため、平年より3〜6度高い気温が続く。雨が降らず水不足も深刻で、農作物への影響が懸念されている。

 ノルウェーとフィンランドの北極圏で7月、気温が33度に達した。スウェーデンでは約50件の森林火災が発生した。

 1913年7月に56.7度の世界最高気温を記録した米カリフォルニア州デスバレーでは7月、52.0度を観測。このほか同州ロサンゼルス近郊チノで48.9度、アルジェリアのサハラ砂漠で51.3度に達するなど、世界各地で異常な高気温となった。

 カナダでは東部のケベック州で熱波に加え湿度も上昇し、高齢者ら数十人が死亡した。一方で東部のニューファンドランド島では6月26日に雪が降り、地元メディアによれば約2センチ積雪した。

 WMOは異常気象について「温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向と関係がある」と分析している。   

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コメント
 
1. 2018年7月27日 08:36:01 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1047]
「理想気体」でザックリ考える今年の酷暑
夏休み、異常な暑さのメカニズムを分かりやすく解き明かす
2018.7.27(金) 伊東 乾
欧州北部で異例の熱波、各地で干ばつや山火事 大雨も
今年の夏が暑いのは日本だけのことではない。北欧のスウェーデンでも猛暑が続いている。写真はスウェーデン中部マルムチェピングの、日差しを避け木陰に避難した牛たち(2018年7月16日撮影)。(c)AFP PHOTO / TT NEWS AGENCY / Maja SUSLIN 〔AFPBB News〕

 台風12号が異様な進路を通って真北ないしやや西向きに進むとみられる今週後半の日本列島、本稿は水曜日の晩に書いていますが、記事が出る頃にはどんなお天気になっていることでしょう?

 台風の到来時は、熱帯低気圧で雲が日差しを遮りますから、若干気温は下がるようです。しかし、台風一過、通り過ぎればまた猛暑に逆戻る予報で、これはほぼ間違いなさそうです。なぜでしょうか?

 そのあたりを考えてみましょう。

熱学の基礎から考える
 ただごとでない猛暑です。子供やお年寄りを中心に、熱中症で体調を崩す人も少なくなく、冷房の不備など様々な問題が指摘されています。

 この暑さの理由、背景をごく簡単に、小中学生、あるいは高校生の子供たちと一緒に、夏休みの宿題ではありませんが、科学的に検討してみましょう。

 準備として、ペットボトルを1つ用意していただけると、簡単に演示実験ができます。必要なのはペットボトルと若干量のお湯、それとお水があれば完璧です。

 私は学校で物理学を勉強したのですが、演習の授業などは隣接する3学科が一緒でした。物理と天文、それと地球物理学科、略して地物です。

 地物はもともと物理学科だったものが、関東大震災を機会に地震や地球のこともこれからは科学的に考え、対処していかなければならない、と、当時の寺田寅彦教授などが設立した学科です。

 地震のみならず津波や気象、今で言うところの気候変動など環境学の走りのようなことまで、非常に先進的な内容を扱って、ほぼ100年の歴史を持ちます。

 しかし正直、私は地物の科目が苦手でした。だって、分かりにくいのですもの。

 地震や気象、気候変動などは複雑なシステムです。それらに対して知的好奇心や興味、専門となれば愛情がなければ、取り組むことはなかなか難しい。

 私はその愛情が不足していたんですね。もっとシンプルで、スキッと理解できるもののほうが好きでしたので、固体内の微小領域の量子伝導、今で言うナノテクノロジーの走りみたいなことを学んできました。

 しかし、今回は「複雑な気象」をよりシンプルで基礎的な自然法則、熱学を背景に、きわめてざっくりと理解し直してみたいと思います。

 湯沸かし器で熱湯を準備して、ペットボトルに4割くらい注いでみて下さい。実際にやってみましたが、あまり少なすぎても、多すぎてもいまいちでしたので、半分くらい、熱いお湯を入れてしばらく置き、しっかりフタをしましょう。

 この「しばらく置く」ことが重要です。ボトルの中でお湯の入っていない「カラ」の部分の気体が温まるのを待つのです。

 実はそれが、今回の話のポイント「高気圧」「低気圧」のモデルになりますので、1〜2分でいいですからしっかり待ちましょう。


 ボトルは350cc程度で十分、500tとか1リットルとかだと大きくて取り回しがしにくいかもしれません。

 十分にボトルの中の気体も温まったなと思ったら、しっかり蓋をして、そのまま冷蔵庫か冷凍庫に入れ、しばらく待ちます。

 30分とか1時間もすれば完璧ですが、ものの数分でも、効果はすぐに出てきます。何が起きるかというと・・・。

 ペットボトルがペシャっと潰れているのが観察できるはずです。なぜ潰れているか?


 ここでは、ボトルの中の温度が下がり、膨張していた気体が収縮して、圧力が下がったから、とここでは考えることにします。

 細かく見ればまだいろいろな理由がありますが、気体の圧力は(絶対)温度に比例するというゲイ=リュサックの法則、あるいはボイル=シャルルの法則と呼ばれる自然法則を、お湯や冷蔵庫、ペットボトルなど身近な対象で感じ、考え、理解することが第1目標にしておきましょう。

 高校生向けには、これらを式で表して、圧力をp (pressure) 体積をV (Volume) 温度をT (Temperature)としたとき、(絶対)圧力と堆積をかけ合わせた積pVが温度Tに比例する(∝ 比例するという記号を用いれば)

pV ∝ T

 あるいは、物質の量をn(モル)、比例定数をR(気体定数=正体をご存じの方には、ボルツマン定数とアボガドロ数の積ですが)と書いて

pV = nRT (理想気体の状態方程式)

 として高等学校で習った方もおられると思います。

 ちなみに、高等学校ではこの両辺がおのおのエネルギー=仕事の次元をもつこと、これらが熱力学の第1法則=エネルギー保存則の一つの立ち現れ方であること、などの自然の本質を教えません。

 学習指導要領という、日本国内だけで通用する、ローカルルールで、自然界が見えにくくなっている典型例と思いますので、指摘しておきます。

 気候の話ですから、本当は偏西風とか、いろいろな要素を考えるべきですが、思い切って簡略化し、以下では、いろいろザックリとした話しかできませんので、ひとまず「圧力と温度は比例する」と印象に留めておきましょう。

 圧力=気圧が高いというのは、温度が高い場合が考えられ、圧力=気圧が低いときは、温度〜気温が低い、という大まかな傾向のイメージが持てれば、シメタもの。

 そう、この夏の異常な「酷暑」つまり気温が高い状態は、日本列島上空の気圧が、ローカルに高くなっている、すなわち高気圧に覆われ、それらが停留していることに、原因があることに、繋がってきます。

気象予報を物理する
 この夏の猛暑・酷暑の理由について、天気予報やネットの気象情報では「ヒマラヤ高気圧と太平洋高気圧が重なった」とか「2重の布団蒸しみたいな状態」などと記しているのを読みました。

 布団蒸し悪くもないのですが、あまり感心しません。というのも比喩でしかないので、その先に論理的な展開を考えにくいからです。

 以下では、先ほどの「ペットボトル実験」を背景に、もう少し具体的に考えてみましょう。

 地球上の気象は大半が「対流圏」と呼ばれる地表近く、約11キロほどの高さまでのエリアにへばりついている大気が、様々な理由でかき回されて発生しています。

 先ほどのような「温度」と「圧力」を考える熱学の観点からは、最も主要な熱源は太陽で、それによって温められた地表とか海水などが2次的に熱溜めや熱源としても機能する、と考えて、大きくは外れないでしょう。

 日本列島の南には太平洋が広がっています。この広い太平洋の海の水が温められてできるのが「太平洋高気圧」、日本の夏が暑い理由の一つはこの高気圧=高気温と思って構わない。

 日本から地球表面を西に辿ると、マレー半島などを挟んで今度はインド洋を赤道が横切っていきます。

 このインド洋の空気も温められて上昇しますが、インド亜大陸の北部にはネパールやブータン、エベレスト=チョモランマなど8000メートル級の山々が聳えています。

 8000メートルということは「上空8キロ」に相当しますから、地表の対流圏でも相当上部まで屏風のような仕切りができている。

 そこで、インド洋で温められた空気=高温大気=高気圧が、対流圏の上部まで繋がる屏風か衝立に接するような恰好になる。

 これが夏の「チベット高気圧」で、今年の夏は、高い上空に形づくられる「チベット高気圧」と、より低い対流圏で発生する「太平洋高気圧」(太平洋にはチョモランマは聳えていませんから)2つの高気圧の裾野が、ちょうど折り重なるようにして、日本列島の上空を覆ってしまっている。

 これが、基本的な「酷暑」の基本構図になっている、と考えることができます。

 この状況が困るのは、太平洋高気圧も、チベット高気圧も、莫大な面積〜堆積を持つ熱源によって支えられ、互いに高気圧同志で、張り出し合っているところにあるでしょう。

 お相撲でも、力士同志が張り手を繰り出し続けたら、真ん中で中々勝負がつきません。一方が引き落としなど、ちょっと変化すると、大きく局面が変わります。

 「引き落とし」に相当するのは低気圧で、実際、今回の台風12号も熱帯低「気圧の谷」も、両者の間を風にあおられながら進むことになります。

 2人の横綱高気圧が上下にまわしを取り合った真ん中を、熱帯低「気圧の谷」の雲や雨がすり抜けて行くと、そもそもがダブル高気圧のがっぷり四つ組み合い状況が日本列島上空に居座っていますから、再び猛暑に逆戻りと予想される。

 という、ザックリとした中期予想の根拠になっている。

 ちなみに、ネット上の落書きに「水害兵器と酷暑兵器」による日本攻撃、などという荒唐無稽なものが記されていました。

 しかし、こんな巨大な高気圧を停滞させるのに必要な莫大なエネルギーを穏やかに供給し続けるテクノロジーを、残念ながら人類は全く手にしていませんので、かつてオウム真理教が喧伝した「ハルマゲドン」と同類の陰謀説、お話になりません。

 しかし「テクノロジー」としては実現不可能でも、公害、あるいは人災として、私たち人類が地球全体に与えている「環境負荷」によって、こうした気象状況が助長される可能性は、リスクとして検討すべきものと言えるでしょう。

 テクノロジーなら「制御可能」、そうではない、垂れ流しは「アーティファクト」人災であって、私たち人類や地球環境の全体を、より良い方向に導く力には直結してくれません。

 熱中症対策や家族の健康を守るのも大切な知恵ですが、単に「夏暑いのは仕方がない」「当たり前」ではなく、どのようなメカニズムでこの酷暑がもたらされているのかを、手触りをもって科学的に考えてみるのも特に教育の観点からは、重要なことだと思います。

 ということで、猛暑発生のメカニズムについて、少し物理してみました。夏休み、お子さんとの頭の体操に活用していただければ、嬉しく思う次第です。


2. かんかん踊り[23] gqmC8YKpgvGXeILo 2018年7月27日 20:20:18 : 8PmJZ4Z17k : VuWhi6kUUPY[7]
「『梅雨がない』はずなのに 北海道、長雨で不作心配」 (共同 2018/7/21)
https://www.47news.jp/national/2579763.html
「地球の最低気温を更新、−94℃、南極の高地」 (National Geographic 2018/6/29)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/062900198/?P=1
「ロシアで降雪 ヤクーチアのいくつもの地区で真夏に雪【写真】」 (SPUTNIK 2018/7/20)
https://jp.sputniknews.com/russia/201807205143515/
「カナダの異常な初夏 : ラブラドール州で前例がない6月の『1メートル80センチ』の積雪」
(地球の記録 2018/6/17)
https://earthreview.net/unprecedented-june-snow-in-canada-labrador-lodge/
「南米ペルーで極端な寒波 : 70人以上の幼い子どもたちを含めた少なくとも604人が死亡。
これを受けて国家当局は非常事態を宣言」 (地球の記録 2018/6/23)
https://earthreview.net/cold-hits-peru-over-600-people-dead/

世界全体が寒冷化に向かってる証拠もこんなにあるのだけれど?


3. 2018年7月27日 22:58:19 : yERre7895E : 2zSNupbVtbw[37]
寒暖を 世界で生かせ 温暖化

てなことには、なりませんかね?
そうだ、スターリングエンジンだ!


4. 2018年7月28日 12:12:45 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[505]
>>2 少なくともその中で 北海道の長雨は、寒冷化ではない温暖化の影響だ 北海道でも現在 猛暑の真っ最中だ
【太平洋高気圧が余りにも勢力が強すぎて 梅雨前線が北海道まで押し上げられてしまっただけの事】

温暖化か寒冷化か それを決めるのは局所的な現象ではなく あくまでも年間の総合的な気温データだと
何度いったら理解出来るのですかね カラス頭の妄想カルト君

寒冷化の証拠だ証拠だって、具体的な平均気温データを 持ってきた試しは 唯の一度もないという。


冬になるまで 大人しくしてなって。


5. 2018年8月06日 15:08:03 : kNeY0s9eJg : _DtOmeuKCLg[90]
>WMOは異常気象について「温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向と関係がある」と分析している。

あまりに簡単な結果の一部だけに言及しすぎではないか。今、この時点で異常な高気温の原因追求としては、頼りない。
 海洋の水温上昇が偏西風の蛇行の原因だとしても、冬季以来の気温変化などと明確に関連を示すべきであろう。
 
メディアは結論だけに焦点を当てないで、もっと丁寧に報告するか、あるいはより言及しないかにすべきではなかろうか。


6. 2018年8月25日 23:07:23 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1373] 報告
WEDGE REPORT
「ゾド」に生活を追われるモンゴルの遊牧民 温暖化&世界最悪級の大気汚染
2018/08/25
竹田有里 (環境ジャーナリスト)
 モンゴルが世界最悪級の大気汚染に見舞われているのをご存知だろうか?首都ウランバートルの大気汚染は、中国・北京の5倍といわれるほど深刻である。モンゴルといえば、青々と生い茂った草原と大地を馬とともに駆け回る遊牧民の姿を思い描く人が大半だろう。なぜモンゴルで大気汚染なのか?筆者はフジテレビ地上波で放送されたドキュメンタリー番組「環境クライシス」のディレクター兼ナビゲーターとして氷点下40度にもなる冬の凍てつく大地へ降り立った。
 中央アジアの山岳地帯、標高4300mのアルタイ山脈を超えると、見渡す限りの広大な草原地帯が広がっている。「人は馬の上で育つ」と言われるこの国は太古の昔から遊牧民の国だった。しかし、1990年の民主化以降、首都ウランバートルへの流入が激増し、国の人口約318万人のうちウランバートルの人口は146万人と半数を占めている。ちなみに遊牧民は95万人ほどで、家畜数は、全人口の20倍、約6000万頭と言われている。
 増幅の一途をたどるウランバートルは、近年深刻な大気汚染に悩まされている。そもそもウランバートルは盆地であるため、大気が留まりやすい。冬は世界平均の25倍もの汚染物質で大気が充満し、ついに“世界最悪の大気汚染“というレッテルを貼られることになった。

首都ウランバートルの街を覆うスモッグ
 事実、数メートルの先の信号の表示が“ガスって”見えないので交通事故に危うく遭うところだった。息を吸うと何かが入り込んでいて喉や鼻を刺激するわ、目なんて沁みて痛いわで、スーパーでマスクとサングラスを急遽購入した。街ゆく人たちは、おしゃれな皮のコートを身にまとっているが、表情を伺えない。咳き込む人も多く、数日経つと、唾を吐く人の姿は見慣れてしまった。
 現場や人々を取材する中でこの惨状の原因が見えてきた。気候変動である。
 気候変動によって放牧を放棄せざる得なくなった元遊牧民たちが、ウランバートルに押し寄せ、ゲル地区と呼ばれる遊牧民たちのゲル(移動式住居)の密集地域を形成した。この都市スラムで彼らは廉価な石炭で暖をとったり料理をしたりしてギリギリの生活を送っている。元遊牧民たちは、口々に「ゾドにやられた」と叫んだ。遊牧民たちに何があったのか?ゾドとは一体何者なのか?
冬の魔物「ゾド」

「ゾド」で死に絶える家畜

 今年の冬、ゾドによる被害が最も大きかったウランバートルから西へ400キロのウルハンガイ県に向けて車を走らせた。いたるところで、家畜の死骸が無残にも四方八方に転がっていた。
 ゾドとはモンゴル語で寒雪害を意味する。ゾドの発生要因は、冬の草地を覆う雪氷の増雪や夏の少雨や干ばつなどにより牧草の欠乏が続く気候状態である。ゾドが発生すると家畜は夏に十分な牧草を食べられず、脂肪が蓄えられなくなり、越冬できず大量の家畜が死に絶える。国民の約30%が遊牧民であるモンゴルでは、家畜を失うことは財産を失うこと同じ。多くの人々の命や生活をも脅かすことになる。
 ウルハンガイ県ブルド村の遊牧民オトゴンソガルさん一家は、今年のゾドで約300頭の家畜のうち半数も失ってしまったという。金額にして1100万トゥグルク、日本円で50万円。50万円があれば、子ども2人を大学まで通わせることができる。さらにゾドの影響は家畜の死だけではない。今年の冬は、ここ数年で最も厳しく、冬の定住場所で雪が深かったため、さらに違う場所へ移住する「オトル」を行い、家畜を連れゲルを運んだ。その最中、オトゴンソガルさんの家族が、大雪で埋もれた馬の救出中に凍死したという。それでもオトゴンソガルさんは遊牧民としての誇りを持ちゾドに立ち向かっている。「最後の1頭になっても遊牧民はやめない」。

春は出産の時期。生まれたばかりの家畜を幸せそうに世話をするオトゴンソガルさん一家

気候変動で「ゾド」が増加傾向に
 ゾドの研究者であるモンゴル環境省気候変動対策課のバトジャルガル博士に話を聞いた。
 「過去最も厳しかった2009年から2010年の冬に発生したゾドでは被害が遊牧民の8割に当たる77万人に及び、970 万頭の家畜が死んだと伝えられた。さらに今年は1月〜2月だけで70万9000頭の家畜が死んだ。この数はすでに2011年以降で最多である」
 さらに博士は「気候変動の影響でゾドの発生数が増加傾向にある」と指摘。
 下のグラフ・年間平均気温偏差は、モンゴルの年間平均気温偏差を示したものである(基準値は1961〜1990年の30年平均値)

 1940年から2015年の間に気温が2.24℃も上昇しており、最も暑かった年のベスト10は、すべて2000年以降である。

データ提供:Ministry of environemnt and tourism 写真を拡大
 次のグラフ・年間降水量偏差は、モンゴルの年間降水量偏差を示したものである。(1961年〜1990年の30年平均値)
 
 1940年から2015年にかけて、降水量が減少傾向にあることがわかる。

データ提供:Ministry of environemnt and tourism 写真を拡大
 博士によると、一昔前は12年に1度くらいの頻度でゾドが発生していたのに対し、近年は3.8年に1度の頻度で起きているという。このまま温暖化が進めば、遊牧民が消え、モンゴル国の3割を占める国民の生活基盤が失われる恐れがあるのだ。
ゾドによる社会問題
 オトゴンソガルさんのような遊牧民ばかりではなくゾドによって家畜を失った人々の多くが遊牧生活を止めざるをえず、ウランバートルに押し寄せてきている。その数は年々増え続け、ウランバートル人口の6割を占める約90万人に達した。上述の通り、首都への流入に拍車をかけている要因の一つだ。遊牧民たちは、遊牧生活で使っていたゲル(移動式住居)を設置しまくり、今では巨大な「ゲル地区」が形成された。しかし、居住を確保したらそれで安心というわけにはいかない。遊牧しかしたことがない彼らは、なかなか職が見つからず、3K(きつい、危険、汚い)の職場環境の仕事しか得られない。彼らの生活は困窮し、アルコール中毒や犯罪に手を染める人たちもいる。こうした元遊牧民が「環境難民」として肩を寄せ合っている。
 下図は、ウランバートルの人口推移の予測を表したもので、青線は政府が都市計画に伴う人口、赤線が現状の人口である。2009年にはすでに当初計画である2020年の112万5千人をゆうに超えた125万人にも達した。計画人口と現状人口との年々の乖離増大の背景には、政府の予想をはるかに超える元遊牧民たちの人口流入がある。

データ提供:ウランバートル市大気汚染削減庁 写真を拡大
 現在では、もはやこれ以上ゲルを建てられない状況に陥り、今年1月、政府は、ウランバートル市内に流入する遊牧民を規制する条例を制定。しかし、それでも墓地をぶち壊してゲルを建てる遊牧民までいるという。政府が、遊牧民の流入を規制した要因に、冒頭の「大気汚染」問題があるのだ。

「環境難民」が生む次の環境問題
 ゲル地区に住むソロンゾンボルドさん一家もその一人。彼らの「ゲル」からは、調理やマイナス50度の極寒に耐えるために燃やした石炭から出る汚染物質を含んだ真っ黒な煙が上がっている。

左・廉価な石炭売り、右・ゲルの中で使っている石炭

 煙の街と化したウランバートルの病院には、廊下に溢れかえるほどの患者が、大気汚染を原因とする「肺炎」などの病気を患って、受診に来院している。
 毎年400人を超える幼児が大気汚染を原因とする病気で死亡しているという。胎児や妊婦にも大気汚染の影響が及んでいる。
 ソロンゾンボルドさんの次男ニヤムバザルくん(小学6年)も肺炎をこじらせ、冬に外で遊ばないようにしている。

ソロンゾンボルドさん家族、左がニヤムバザルくん

ウランバートルのビル建設現場の内装業
 ソロンゾンボルドさんと妻は、ウランバートルのビル建設現場で内装業として毎日朝から晩まで働いている。2人の稼ぎは合わせて日本円で月収4万円ほど。子供達の学費どころか次男の医療費を捻出するのでせいいっぱい。ニヤムバザルくんの夢は、科学者になるため日本の大学で学ぶこと。子供の夢を叶えるため、両親は大気汚染に加担していることに胸を痛めつつも、安価は石炭で生活を支えている。
 そもそも彼らは、遊牧時代、「持続可能」な自然のサイクルの中で生きていた。家畜の毛や皮から衣服やゲルを作り、家畜の肉や乳から食事を作り、家畜の糞さえも夏の間に乾燥させ、冬に燃料として利用している。彼らの生活に、一切の“ゴミ”は排出されないのだ。

左・燃料にする家畜の糞、右・羊の毛から作る絨毯 
 しかし、今や家畜を失った彼らにとって、安価な石炭のみが命綱となっている。心地に住む富裕層や中間層は、セントラルヒーティングが完備されたマンション等に居住している。
 ゲルから排出された煙は、富裕層らが住む地区に流れやすく、ソロンゾンボルドさんの妻は、富裕層から罵倒され唾を吐かれたそう。「申し訳ない。でも仕方ないんです。非難の目を向けられることのない遊牧民に戻りたい…」と胸を詰まらせた。
 遊牧民たちは、何千年も前から先祖代々受け継がれた自然が創り出す恵みの中で生きてきた。環境問題とは程遠い世界で生きていた彼らに罪はない。しかし、我々先進国が地球に鞭を打ち続けたその罰を受けるのは、こうした何ら罪のない遊牧民のような「環境難民」である。気候変動の影響を真っ先に受ける人々を減らすためにも、我々先進国ができることはたくさんあるだろう。今回の西日本で起きた豪雨も、気候変動の影響も受けているといえよう。筆者の地元も、壊滅的な被害を受け、多くの人々が行き場を失った。我々日本人は、「環境難民」は遠い国の話であると思いがちであるが、肝に銘じてほしい。我々も「環境難民」になる日がすでに襲来しているということを。
 「環境難民」の数は、年々急速に増え続けていて、2050年には全世界で10億人に至るとも予想されている。
【Column 世界最南端のトナカイ遊牧民ツァータン族の危機】

 気候変動は、少数民族の存続にも影響を及ぼしている。ロシア国境沿いのツァガンノール(ウランバートルから車で48時間!)の山奥に、トナカイを遊牧する人たちツァータン族が点々と住んでいる。そのうち取材をしたのは、3家族14人。野営地には、400頭ものトナカイが飼われていた。1歳の男の子がトナカイの放牧の基礎を父親から学び、斧で薪を割る練習をしていた。

左・ツァータン族の家族、右・オルツと呼ばれる移動式住居
  そんなほのぼのとした地域は、モンゴルで最も温暖化の影響を受けているエリアの一つ。具体的な影響は、

・トナカイの餌であるトナカイ苔の成長が悪く、トナカイがやせ細る。
・これまで発生しなかったダニ類がトナカイに病原菌をもたらし死に至らしめる。
・日中暑くトナカイが動けないので夜に放牧するが、降雪量が少なく、トナカイが泥にはまり走れなくなり、夜行性の狼などに食われてしまう。

と多岐にわたっている。

 目まぐるしく変わる環境下にいても、子供たちは「この村が好き。トナカイを遊牧する生活はやめたくない」と頬を真っ赤にして屈託ない笑顔で言い切った。

トナカイの世話をするツァータン族
 先日、パリ協定の元で温室効果ガスの削減目標を達成しても、世界の気温が4℃から5℃上昇するというニュースが飛び込んできた。ツァータン族も「環境難民」とならざるを得なくなるのも時間の問題だ。
撮影:竹田有里


7. 2018年9月01日 11:37:20 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1414] 報告
 
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/665.html?c4#c4

猛暑で北極の氷山に亀裂、観測史上初の異常事態に
 


 


温暖化の影響がついに北極「最後の砦」に 最古の氷山が2カ所で崩壊
2018年8月26日 13:58小中大印刷

●史上初、2カ所の亀裂
 北極に存在する、最も古くまた厚みのある氷山の崩壊が始まった。2018年以前には起こったことがない現象であり、地球の温暖化の深刻さを伝える事象として憂慮される。

【こちらも】北極圏ツンドラ域の夏季温暖化を日本の海洋研究開発機構が解明

 2018年に入ってから、この氷山に2か所の亀裂が認められた。今年の記録的な猛暑がもたらしたこの崩壊は、衛星画像によって確認されている。グリーンランドの北部に位置するこの氷山は、北極でも最後の砦と呼ばれるほど厚い氷が特徴であった。

●地球の温暖化にも耐えてきた「最後の砦」
 衛星画像による北極の調査が開始されたのは1970年代であった。地球の温暖化の影響を受けて、かつては変化がなかった氷の厚さも年々縮小していることが確認されてきた。

 その中で、グリーンランド北部沖のこの氷山はその厚さが20メートルを超える場所もあり、温暖化の影響を受けない「最後の砦」であったのである。

 ケンブリッジ大学極地海洋物理グループのピーター・ワダムス教授は、今年の春の熱風によって氷山は陸から切り離され、結果亀裂が入ったのではと『インデペンデント紙』に語っている。来春にこの状況が悪化することを危惧する声もある。

●北極の動物生態系に大きな影響を及ぼす可能性も
 さらに、最も厚みのある氷山に亀裂が認められたことで、ホッキョクグマをはじめとする北極圏の動物の生態系にも影響を与えることが懸念されている。

 ホッキョクグマはアザラシを主食としており、氷を掘ってアザラシの巣穴を襲うという習性がある。そのため、温暖化による氷山の縮小はホッキョクグマの生態を脅かす危険が指摘されてきた。ワダムス教授は、氷山が陸から離れることによってホッキョクグマが狩猟の場を失う可能性があると語っている。それはすなわち、ホッキョクグマの絶滅につながる危機的状況を意味する。

 今後、海氷の変化が世界の気候にもどのような影響を与えるのか注目される。

 

 
http://www.y-asakawa.com/Message2018-3/18-message68.htm

加速する北極の氷の溶解

要因は表面を覆う「すすの微粒子」
 
 

北極海を行く原子力砕氷船ヤマル号。 私が北極点に立った2002年にも
氷の割れ目は随所で見られた。 溶解が進んでいる現在は割れ目はさらに拡大しているようである。

 

 
北極海の氷の中から大量のプラスチックの粒子が発見されたことから、ヨーロッパの海洋調査研究者や生物学者から、プラスチックの使用に対する警告が発せられたことは、先の「海水汚染の危機」でお伝えした通りである。 今回は同じ北極海で進む「すすの微粒子」による「氷の溶解」に関する警報である。

北極で氷の研究に携わっている日本やドイツ、デンマーク、オランダの研究チームが、いま北極ではたくさんの黒い氷が発見されており、気候変動に破壊的な影響を及ばしていると警鐘を鳴らしている。 黒い氷と言うのは、すすの微粒子が表面に癒着した氷のことである。

黒色の「すす」が氷に癒着すると、日光は氷の表面で反射されず黒い微粒子を通して氷に吸収されることになる。 その結果、氷は温度が上昇し溶け始める。 そうして空いた巨大な穴を上空から見ると、まるで月のクレーターのように見えるようである。

北極のすすの微粒子の増加は、氷棚を溶かして巨大な流氷や氷山を生み出し遠洋に流し出すため、北極海の氷床面積を減少させることになる。 それは また、温暖化現象を加速させるため、さらに氷棚や流氷、氷山の溶解を早めるという悪循環を生み出すことになっているのだ。 

 
 

 
 

氷に空いた巨大な穴は上空から見ると月のクレーターのように見える。

 
 
こうした状況を発生させている黒い微粒子のもととなる「すす」の増加の要因については未だ正確なことは分かっていないが、次の3つ の可能性が指摘されている。

@ 気候変動による草原火災の増加。
A 北極海を航行する船舶量の増加。
B 中緯度地域や北米、アジア地域からの飛来。

@についての代表的な事例として、最近起きたグリーンランド西部の数平方キロメートルに及ぶ草原火災による影響が指摘されている。 こうした火災は温暖化現象の影響で氷が溶け地肌が露出するようになったことが要因となっている。

こうして発生し始めた厳寒の地、グリーンランドや北シベリア地域の草原火災や森林火災は、 温暖化による氷の溶解をさらに加速させる悪循環に陥っている。 一つの火災が次なる火災を発生させる「火災の連鎖反応」を引き起こしているのだ。

一方、これまでHPで何度もお伝えしてきたように、米国・カリフォルニア州で頻発している森林火災も、Bの大きな要因となっていることは間違いなさそうである。 温暖化が世界各地に異常乾燥をもたらし、そうした異常気象が森林火災を頻発させて、さらなる温暖化を加速させているのだ。

こうして見てみると、トランプ大統領の温暖化対策を盛り込んだ「パリ協定」からの脱退は、北極圏の氷の溶解を推し進めることにつながるだけに、地球という水と氷に覆われた美しい惑星を危機的状況に追い込む要因の一つとなっていることは間違いなさそうである。 

自国第一主義を進める不動産屋・トランプ大統領には 、北極海や南極における氷棚の溶解などどうでもよいことだろうが、巨大な氷河が轟音と共に溶けていく凄まじい光景が、遠からずして自国の滅亡に繋がることを教えてやりたいものだ。

 
 

 
 

北極の氷の研究に携わっている研究者が手にしているのはすすの微粒子の集まり

 

 
 

 
 

2002年に撮影した北極海の氷棚。

氷棚(上)は降り積もる「すすの微粒子」によって温度をあげ、
下のように騒音と共に溶けて海面に向かって流れ落ちる。

 

 
 

 
 

(ドイツZDFテレビより)

 

 
 

 
 

私が訪ねた2002年の段階でも、北極海を覆った海氷はあちらこちらに
穴があき始めていた。今こうした氷の穴は遥かに巨大化して来ているようである。 

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