★阿修羅♪ > 国際17 > 872.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
トランプ大統領、ついに科学を否定…環境データ発表前に全検閲、太陽系の全惑星を有人探査(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/872.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 2 月 09 日 01:15:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                ドナルド・トランプ米国大統領(ZUMA Press/アフロ)


トランプ大統領、ついに科学を否定…環境データ発表前に全検閲、太陽系の全惑星を有人探査
http://biz-journal.jp/2017/02/post_17971.html
2017.02.09 文=深笛義也/ライター Business Journal


 1月に新米大統領に就任したトランプの暴走は、米国の科学界をも震撼させている。就任演説で「今世紀末までに太陽系のすべての惑星を有人探査する」と壮大な夢を語ったかと思えば、気候変動に関わりの深い環境保護局、内務省、保健福祉省、農務省に対して、メディアを含む一般向けの情報提供を一時的に停止するように箝口令を出し、環境保護局から発表される科学的な成果やデータについて、政府の職員が事前にチェックするという方針が出されたと報じられている。これに反発する科学者を中心としたデモも計画されている。

 科学ジャーナリストで一般財団法人日本宇宙フォーラム主任研究員の寺門和夫氏に、トランプの言動を解説してもらった。

「トランプが所属する共和党というのは、石油産業に近いということもあり、二酸化炭素(CO2)が原因で地球温暖化が起こる、という説については否定的な人が多いです。トランプの発言は今まで共和党の人たちが言ってきたことで、それ自体は目新しいことではありません」

 トランプ政権で国務長官への就任が決まったレックス・ティラーソンは、石油大手エクソンモービルの前会長である。では、 CO2と地球温暖化の関連は、科学的に見てどうなのだろうか。

「CO2が増えれば温室効果が増えるというのは物理法則で、どんな物理学の教科書にも出ていることです。実際に大気中のCO2が増えており、温室効果は必ず起こります。増えた熱を海が全部吸収してくれれば温暖化にはならないが、そうはいかない。CO2が増えるのと同時に世界の平均気温も上がっています。これが『無関係』とはいいづらい。2015年は気象観測が始まって以来、世界規模でみれば最も暑い年でしたが、16年はさらにその記録を塗り替えてしまいました」(寺門氏、以下同)

■「太陽系の果てまで有人探査」の思惑

 さらにこの地球温暖化の問題と、トランプが掲げた太陽系の果てまで有人探査するという夢は、関連しているという。

「NASA(米航空宇宙局)ゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン博士が1988年の米議会上院で行った証言が、地球温暖化問題のきっかけになりました。『あいつのせいでこうなった』ということで、地球温暖化に関して『NASAはけしからん』と思っている人もいないわけではない。NASAの地球観測の年間予算は、JAXA全体の年間予算くらいの規模です。トランプは『地球観測はやめて、その予算を太陽系の果てまで行くことに使え』と発破をかけているわけです」

人類がより宇宙の遥かまで旅するというのは、それ自体は夢のある話だ。

「今世紀中に太陽系の果てまで行くというのは、技術的に無理です。2030年代までにやれることは、火星を周回するということぐらい。30年代というのは、月に基地ができて南極越冬隊みたいに長期滞在になっていくという時代でしょう。火星に行くというのは、月みたいにすぐに帰って来られないので、さまざまな問題をクリアしなくてはなりません。

 まず、太陽を回る地球と火星の位置の関係から、打ち上げのウィンドウ(適切な時間帯)は2年に1回しか訪れません。帰りのウィンドウも2年に1回しかない。行きと帰りに7〜8カ月、滞在が約1年として、だいたい3年のミッションになります。月なら往復3〜4日で行けますが、火星はそうはいきません。自給自足で生きていける永住的な施設や、病人が出ても治療できる環境を整備する必要があります。それができるのが、40年代か50年代でしょう。木星や土星だと、行くだけで3〜5年かかるわけで、10年くらいのミッションになる。今世紀中には無理でしょう」

■「偉大なアメリカ」と矛盾

 トランプは保健福祉長官に、ジョージア州選出下院議員の整形外科医トム・プライスを選ぶ人事を発表している。プライスはオバマケア反対の先頭に立って議会活動をしてきた。オバマ政権がゲノム、がん、脳などの生命科学研究に積極的だったことに対して、下院議員としてプライスは、これらの予算拡大に一貫して反対してきた。

「生命関係でいうと、キリスト教右派に代表されるようなアメリカにある一つの傾向で、ドラスティックに生命を操作するような研究に否定的な人が多いのです。その一つがES細胞で、これは人間の受精卵からつくるという倫理的な問題がもともとあったわけです。2代前のブッシュ政権時には、連邦予算でES細胞の研究をするのは止められましたが、それがオバマ政権移行後に解禁された。それをまた元に戻そうという動きです。

 しかし、ES細胞の研究は、アメリカでものすごく進んでおり、今や世界一。トランプが言っている『偉大なアメリカ』の一つです。確かにこうした研究は、生命の操作につながる領域にまで踏み込んでいく可能性はあります。そういう倫理的な問題を一つ一つクリアしながら研究は進んでいるわけで、すべてをストップするとなると、アメリカの科学は遅れてしまいかねない。アメリカの医療ビジネスにも影響してくるでしょうね」

 では、アメリカの科学者たちがトランプに憤っている、一番の問題点はなんだろうか。

「地球温暖化、宇宙、ES細胞の研究がどちらの方向に行くのかが政策で決定されるのはある意味仕方のないことです。しかし論文をチェックして政策に反するものは出すなという検閲が行われるとなると、これは科学そのもの否定につながります。科学論文は科学のルールに基づき、査読やレビューを行って、科学的におかしくなければ発表されます。政治的バイアスが入ってくることがないからこそ、科学の研究成果というのは万国共通になっているわけです。論文の発表に政治的な検閲を入れるというのは、どの国もやってない。トランプがそこまで踏み込んでしまうということは、すごく危うい気がします」

『偉大なアメリカ』を掲げるトランプ自身が、それを根本から否定するということが、科学の領域でも起きてしまっているのだ。

(文=深笛義也/ライター)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年2月09日 05:28:24 : q931E3NW4E : Xao0gDyXwoc[667]
非常に胡散臭い。

そこにある温暖化に関した肯定的な科学的見解もまた、政治的利用価値を見出され特定の権益に寄与してきたはずである。
そして科学界そのものが権威信仰の集まりである事もそこに否定できないだろう。

つまりそこにあるのは、科学を否定しているのではなく、権威信仰化した組織の圧力を否定しているのである。そしてまた偏向一辺倒のプロパガンダを牽制する狙いがあるのである。

多くの科学者はいまだ温暖化人為説に懐疑を唱えているし、その検証結果も実に科学的視点からのものである。しかしそれは学会の意向に楯突くものとされて、すべてトンデモというレッテルを貼られて黙殺されている。何故なら、政治的利用価値を見出されているためで、そこには純粋な科学的視座等必要とされていないからでもある。

科学的根拠が政治的な利用価値を持つことを否定する由もないが、科学と云うものが単なる信仰となって自由な意見を迫害し、封鎖することになるならそれは自ら地位を落とすも同じ事である。

そしてまたそのことで巨額な資金が動くとするなら、そこにある純粋な学問としての機能に疑義を唱えざるを得ない。

例えて、武装した僧兵のたまり場として機能し、女人禁制も破られて本来の僧侶としての役目を忘れた比叡山を織田信長は焼き討ちにした、その正当な理由にもっともだと納得するのと同じである。

さらに、限定的で特定の組織の意図、目論みに沿うようにして、純粋な科学的視点に常に張り付いて封殺するというのもまたおかしな話である。つまり権威的な信仰の存在を利用したいとする様々な立場の思惑がそこに浮き彫りになる。

そうした実例はかなりの数起きているわけだ。日本人科学者からも何人かその犠牲となっているだろう。
われわれが知らないと言うだけである。

本来、科学分野とは人類に夢を観させ、人類の発展に寄与するものだと思うが、政治と金の癒着の所為なのか、今の科学界のしていることは金になら無い技術革新はあってはならないのである。
よって人類に問題意識ばかりを抱え込ませる事にしかなっておらず、まるで人類を未発達な猿へと変えて籠の中に追い込んでいるかのようである。

そして、石油資本産業そのものの在り方を否定するならするで、その産油のメカニズムそのものが地球環境を破壊していることに対してまできちんと言及すべきであるし、科学界はそれに対抗すると云うなら、それを考慮してどう地球環境を再生させるべきかの視点をもって問題定義すべきである。

そして世界規模の気象変動には、世界規模の途上国で起きた著しい森林伐採が大きく影響しているといった指摘も過不足なく伝えるべきである。

アインシュタインやパウロが自分の研究がのちに政治利用・軍事産業化され、それで多くの人命が無惨に奪われていく事を懸念し、晩年に深刻なまでに自身の科学者の性を呪っているし、それを後に続く科学者へ対しても必要な認識としてきちんと伝えている筈である。

石油資源の利用に関しても、未だ依存している状況であれば、排ガスを規制するのではなく、それを根本ら解消させるアイデアを具体化するのが喫緊の課題で、今の人類に必要とされたものの筈である。

例えば、二酸化炭素が問題だと云うなら、それを大気へ放出する前に分解して大気汚さぬ為の液化フィルタ等の開発を考えれば良いはずである。それが出来る筈であるのにそれをしない、させない、知恵を与えない、許認可しない、或いは闇に葬ると云う事をして来たのが既得権益層である。
学会的権威の働きと云うのも、支配層との癒着の中で、あらゆる権力機構と連係を取り、なんとか一定の閾値の内側で抑えてきたというのが現状だろう。
それらがもし外へ漏れればもはやダムの決壊は避けられないのだから。

そこに対してメスを入れる者はやはりトランプということになるのだろう。

そしてそこに科学的権威の象牙の塔も崩壊する。
彼ら支配者側があくまで利用したいものとは、例えば「原子力推進の為の口実」などでしかなかったわけである。


2. 2017年2月09日 05:43:33 : aDoTdrAWw2 : 2t6_4yHTANU[1]
阿修羅の悪い面が出たコメントだね。
阿修羅は冷静に世情を分析するところから出発したはずなのに
やわらかな心をもつ人たちが皆無になり、とうぜん、
カルトのような妄想的言辞が跋扈するようになった。
ここはもう終わりだね。

3. 2017年2月09日 07:39:22 : lTyXA6m4QR : iagPfxb6muE[1]

そこがトランプ劇場のいいところ、なのさ。

汚れた資本主義の仮面をはぎとって欲しいな。

破天荒なほど勇敢だ。



4. 2017年2月09日 09:40:01 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[3618]

米国は、優秀な移民と、彼らのもたらした科学技術のおかげで戦争と競争に勝利し発展してきたのだが

それを否定しているのだから、当分は低迷だな

ま、愚民による大衆民主主義を続けている限り、こういうことは必ず起こるw



5. 2017年2月09日 13:44:40 : hKRNRNsg7U : ZKs9_WJa1ss[251]
科学万能を信じてるやつは実際科学のことをほとんどわかってない。

専門家の言うこと鵜呑みにするほど危ないことはないよ。


6. ダイナモ[160] g1@DQ4Npg4I 2017年2月09日 14:42:09 : xbvVrGFwh2 : XI84yJCmKuA[79]

>>5

素人は実際科学のことをほとんどわかってない

人為的な地球温暖化を否定している「専門家」は何人いるんだ

査読を受けて専門誌に掲載された気候変動に関する論文のうち、人為的な地球温暖化を支持している科学的論文は97%に達している。
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/197.html#c3

科学界ではもうすでに結論は出ているのだ

人為的な地球温暖化を否定しているのはそのほとんどが専門外の「素人」によるものだ
 
「水素水」を信じている「素人」も大勢いるしな
 


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際17掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際17掲示板  
次へ