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対北朝鮮先制攻撃論の罠:韓国中央日報:先制攻撃は非現実的な選択肢:韓国の同意と中国の暗黙的同意が必要
http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/105.html
投稿者 あっしら 日時 2017 年 4 月 12 日 08:53:20: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


※関連参照投稿

「北朝鮮 止める秘策はあるか:米国の安保専門家や元高官「攻撃できるとは思わない」:唯一の策は今なお有効な「日朝平壌宣言」」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/883.html

「北朝鮮攻撃なら事前協議 米、日本政府と確認:すごい!米国の軍事力行使を制御できる日本」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/884.html

「仁王像さんへ:安倍政権に限らず戦後日本は米国の属国:”金正男”怪死事件に北朝鮮は非関与」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/881.html

「仁王像さんへ:北朝鮮に“政治的負債”を抱える安倍首相しか日朝国交正常ができないという説明のどこが”よいしょ”なの?」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/864.html

「首相 北朝鮮情勢「いかなる事態でも国民守り抜く」:できないことを軽々しく口にする愚昧宰相:拉致問題=国交正常化を急げ」
http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/850.html

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【コラム】対北朝鮮先制攻撃論の罠(1)
中央日報日本語版 4/11(火) 15:29配信

韓半島(朝鮮半島)の4月危機説が広がっている。今月中に北朝鮮が6次核実験や長距離ミサイル試験発射を強行し、これを機に米国が北朝鮮に対する先制攻撃(厳密に言うと予防的攻撃)に出て韓半島で戦争が起きるかもしれないという不吉なうわさがインターネットやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を中心に相次いでいる。

注目されていたドナルド・トランプ氏と習近平氏との米中首脳会談が呆気なく終わり、危機説がより増幅されている雰囲気だ。トランプ氏は中国が協力しなければ、米国だけでも北核問題の解決に積極的に乗り出すと気勢を上げている。すべての選択肢がテーブルに上がっており、先制攻撃のような軍事的措置も排除しないと公開的に明らかにしている。

対北朝鮮先制攻撃論が浮上したのは今回が初めてではない。1994年、1次北核危機の際もクリントン米政府は寧辺(ヨンビョン)核施設に対する先制攻撃(surgical strike)を真剣に検討していた。だが、金泳三(キム・ヨンサム)元政府が強力に反発して実行直前の段階で失敗に終わった。だが、今はその時と事情が違うというのが2017年4月韓半島危機説が広がっている背景だ。

まず、北朝鮮の核とミサイル能力がその時とは比べものにならないほど大きくなり高度化した。これ以上、手をこまぬいているわけにはいかない水準まで達している。米国と北朝鮮いずれも「リーダーシップリスク」を抱えている点もその時とは明確に異なっている。トランプ氏と金正恩(キム・ジョンウン)委員長2人ともどこに跳ねるか分からないラクビーのボールのような性格の持ち主だ。金正恩委員長が核実験や長距離ミサイルの挑発を強行し、これに対抗してトランプ氏がシリアを爆撃したように対北朝鮮先制攻撃を命令するといった状況を排除することはできない。米中首脳会談が終わるやいなや米国が空母「カールビンソン」を韓半島近隣海域に移動させ、マイク・ペンス副大統領を突然韓国に送ったのも不安だ。

だが、先制攻撃は非現実的な選択肢というのが北朝鮮の事情に明るい軍関係者らの見解だ。何より標的があまりにも多くなったという点だ。核とミサイル関連施設が北朝鮮の全域に散在しているうえに、隠された施設が多くて一時に攻撃し難い。それでも確認されたところだけを狙えば、効果はあまりないうえに副作用だけをもたらしかねない。標的の相当数が中朝国境地帯に集まっている点も問題だ。

さらに大きな問題は、戦争拡大の可能性だ。先制攻撃に対する報復として北朝鮮が駐韓米軍基地を攻撃すれば韓国に対する付随的被害は避けられない。十中八九全面戦争に拡大すると見なければならない。この場合、休戦線一帯に集中配備されている北朝鮮の長射程砲の恐るべき火力のために開戦当日だけで首都圏で数十万人の人命被害を覚悟しなければならない。

最終更新:4/11(火) 15:29

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000040-cnippou-kr&pos=4


【コラム】対北朝鮮先制攻撃論の罠(2)
中央日報日本語版 4/11(火) 15:29配信

要するに、対北朝鮮先制攻撃は全面戦争を覚悟する前には踏み切ることのできない途方もない冒険だ。充分で緻密な準備と計画なしには不可能だ。当然、韓国が同意して韓米連合軍が緊密に協力するという前提の下で実行可能だ。北朝鮮のミサイル攻撃圏にある日本の同意と協力も欠かせない。中国の暗黙的同意も必要だ。韓国内の外国人をあらかじめ疎開することも大きな問題だ。このすべての手続きをひそかに進めることは難しい。先制攻撃は事実上、宣戦布告になるほかない。

数年以内に北朝鮮が米国の本土を攻撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成する可能性があるだけに、あらかじめ手を打たなければならないというのが先制攻撃論の主な論拠だ。米国に対する潜在的脅威要因を取り除くために第2の韓国戦争(朝鮮戦争)を辞さないというのは無責任でかつ無謀極まりない論理だ。

最大の被害者は韓国になることが明らかな状況で、韓国政府の意見を無視して米国が一方的に強硬することはできない。どの韓国政府も簡単に同意することは難しい。ジェームズ・マティス国防長官やハーバート・マクマスター国家安保担当大統領補佐官のようにそれなりにトランプ政府で合理的思考をしている軍出身の要人が先に反対する可能性が大きい。

いかなる方法を使っても北核問題は解決しなければならない。現在としては、北朝鮮の核とミサイル能力を凍結させ、南北や米朝間和解を通じて敵対感を緩和し、統一や韓半島の非核化を最終目標にして進めるのが現実的だ。この場合、既存の北朝鮮の核を認める格好になるという点が当然、問題として提起される可能性がある。韓半島の非核化を実現するまでは北朝鮮に相応する核能力を韓国にも一時的に許して「恐怖のバランス」を取る必要がある。韓国に戦術核を再配備し、米国と共同管理・運用させることが一つの案になり得る。

戦争を覚悟してこそ平和を守ることができるという言葉は正しい。だが、戦わずに勝てれば、それが最善だ。北朝鮮の挑発には断固として対抗する必要があるが、明らかなリスクを承知で火に飛び込むのは愚かな蛮勇だ。対北朝鮮先制攻撃はすべてを不幸にさせる悪手だ。その罠に陥ってはならない。

ペ・ミョンボック/中央日報コラムニスト

最終更新:4/11(火) 15:29

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000041-cnippou-kr&pos=1

 

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