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首脳会談を前に「優しく愛して、お願いトランプ」が日本を覆う異常−(田中良紹氏)
http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/422.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 2 月 09 日 00:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

首脳会談を前に「優しく愛して、お願いトランプ」が日本を覆う異常−(田中良紹氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1spjra8
8th Feb 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks


メディアには週末の日米首脳会談に向けたカウントダウン報道があふれている。

経済で押し込まれることはないか。安全保障面は大丈夫か。そうした心配が論じられている。

トランプ大統領が選挙中に日本の自動車メーカーを槍玉にあげ、

また米軍駐留経費の負担増を言ったことで、

まるで「冷たくしちゃイヤ、優しく愛して、お願いトランプ」の雰囲気が日本を覆っている。

先週のマティス国防長官の初来日も、7日のティラーソン国務長官と岸田外務大臣との初の電話会談も、

米国が尖閣諸島を日米安保条約第5条の「適用範囲」と言ってくれるかどうかだけに注目が集まり、

「言ってもらえた」と安堵の胸をなでおろしている。

米国が「適用範囲」と言うのは当たり前で胸をなでおろす話ではないのにこの有様である。

そんな態度では「交渉術」を自慢するトランプ大統領をつけあがらせるだけだとフーテンは思う。

さらにトランプの後ろにキッシンジャー元国務長官が「指南役」としているならなおさらだ。

フーテンの見るところキッシンジャーは日本人嫌いである。嫌いというよりバカにしている。

バカにしているから日本人には本心を隠してリップサービスをする。

しかし日本人以外には「日本人ってバカだよねー」と言っている。

ところが日本人はキッシンジャーを妙にありがたがって「日本向け」のご高説を拝聴する。

例えばキッシンジャーは中国の周恩来との秘密会談で「中国人には我々と同じ戦略性があるが、

日本人には戦略性がない。日米安保条約は日本を暴発させないためのビンの蓋だ」と言った。

つまり安保条約で米国は日本を自立させないようにするから中国にとっても利益になるという意味である。

またキッシンジャーは「日本人は分かり切ったことをやるのに15年もかかる」と言った。

ペリー来航で開国するしかないのにすったもんだして明治維新まで15年もかかった。

戦争に敗けて西側陣営に付くしかないのに60年安保まで15年も右往左往した。

だから冷戦後の世界にもすぐ対応できないし、何をするにも時間がかかる。キッシンジャーはそう考えている。

一方のトランプ大統領も『トランプ自伝』(早川書房)を読めば、日本人を好きではない。

まず商売相手としてやりにくい。必ず大勢でやって来てその全員を納得させなければならず、

それがなかなか難しい。しかも真面目一方で交渉しても楽しくない。

ただ日本人は金を持っている。その金はアメリカを圧迫して貯め込んだ金で、

これまでの米国の政治指導者は日本の貿易政策にうまく対処できなかったとトランプは考えている。

そう考える人間だから自分が大統領になれば日本が米国から吸い上げた金を取り戻すのを

自分の仕事と考えるのは不思議でない。

『トランプ自伝』によればそのための交渉術は、まず相手に自分の腹の中を分からせないようにし、

かつ自分が相手より優位に立っていると思わせることだとしている。

その意味では、当選が決まると真っ先に土産を持って会いに行った安倍総理は、

最初から自分の優位性を認めているのだから交渉相手としては格好の標的となる。

フーテンなりにトランプの心理を読み解けば、

下手に出てくる相手はみんなの見ている前でおだてれば喜ぶ。

そして一人の時に脅しをかけるのが有効である。

週末のワシントンDCとフロリダでの日米首脳会談はそうした考えをベースに組み立てられていると

フーテンは見ている。


そしてトランプ政権誕生後の日本を見ると、

「尖閣諸島に安保条約第5条を適用してくれ」とそればかりを熱望し、

中国にびくついていることを臆面もなく表明した。

弱みがそこにあるならば安全保障を絡めれば経済交渉も有利に進められると考えるのが自然である。

それにしてもなぜ日本はこれほど「尖閣への安保適用」を熱望するのか。

それは中国が尖閣の領有権を主張し始めた時、

米国が日中どちらの側にも付かないというあいまいな態度をとり続けたからである。

原則として領土問題は当事者同士で解決すべき問題で、国益を侵されない限り介入すべきではない。

米国はそう考えたのだろうが日本は違った。

普通の国ならば自国の領土は自国で守ると考える。

ところが日本ははじめから米軍に守ってもらえなければ領土を守れないと考える。

「ビンの蓋」が米国の思い通りの結果をもたらしているのである。

日本は米国なしには何もできないと表明する国になった。

米国はオバマ政権以来「尖閣には安保条約が適用される」と言うようになった。

きっかけは日本をTPP交渉に引き込むためである。

しかし米国がそう言ったことを中国と戦火を交えてでも日本を守ってくれると考えるのは誤りである。

米国の利益になれば守るが、利益にならなければ守らない。当たり前である。

米国民が血を流してでも守る価値があると思わなければ税金を使うことを米国民は許さない。

冷戦時代の米ソがそうであったように核保有国同士が直接戦火を交わすことはあまりにもリスクが大きい。

それでも米ソの軍拡競争が激しかったのは、軍拡によって相手国の経済を疲弊させ、

経済体制の崩壊が政権崩壊につながることを狙ったからである。

米中で言えば、中国経済の破たんが共産党の一党支配を崩壊させ、

米国流の民主主義が導入されれば米国の勝利と言うことが出来る。

しかし米中にはすでに緊密な経済関係が築かれている。

そこが米ソ関係とは異なり、中国経済の破たんは米国経済も返り血を浴びて破たんする可能性がある。

冷戦後とは「唯一の超大国」として覇権を目指した米国が、

自分に代わり得る覇権を抑えるため、

中国とロシアとEU(ドイツ)と日本を「仮想敵国」として互いを競い合わせ、

その結びつきに楔を打ち込もうとしてきた時代である。

しかし米国の覇権は世界中に反米テロ組織を生み出し、

情報と金融に特化した経済はリーマン・ショックとなって「資本主義の終焉」を思わせる経済危機を招いた。

そのどん詰まりから抜け出そうと米国はもがいている。

そのもがきがトランプ大統領という稀有の指導者を生み出した。

それは「米国時代の終焉」をも思わせる事態なので各国みな冷静に推移を見守っている。

そうした中で「仮想敵国」の中からいち早く軍門に屈した日本だけが、

米国がなければ生きていけないとばかりに「すり寄ろう」としている。

「すり寄る」ことで国益が得られるならそれはそれで理解できる。

しかし中国の軍事力にびくつくような妄想を基に経済交渉を行えば

トランプ流「交渉術」にしてやられることは目に見えている。

自国の領土は自国で守る。

その基本認識を国民に植え付けることもできないで「お願いトランプ」では、

キッシンジャーではないが「どこに戦略性があるのか」と言いたくなる。


 

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コメント
 
1. 2017年2月09日 09:06:58 : tlWnVFEXyg : YdpJ@QYwqXE[415]
立場が人を育て考える力を養うからな。

阿修羅の薄っぺらい持論見てたら立場のない責任の発生しない
自己満足論に何の意味もないのはよくわかる。

アメリカから突き放されでもしない限り変わらないだろう。


2. 英松[241] iXCPvA 2017年2月09日 11:12:53 : wONaLl8IgQ : 6rzrY7eRCSU[137]
日本のマイノリティ支配者の中国に対する不安心理は、
 豊下楢彦著 「昭和天皇・マッカーサー会見」
に書かれています昭和天皇の共産主義勢力に対する懸念と同じものです。

安倍政権が掲げた
 ・戦後レジームからの脱却
 ・自主憲法
は、グローバリスト勢力が望んだ傭兵化を進める為の方便だった事が今回のトランプ登場劇で明確になりました。

昔も今も、普通の一般国民の力の集積によって世界でも稀にみる国力となっていますが、その国民には富は還元させずさらに二つの勢力に一層収奪される事になるでしょう!


3. 安倍を辞めさせる会[645] iMCUe4LwjquC34KzgrmC6Ynv 2017年2月09日 20:21:35 : FAt0kYWxVo : ylcjRTfmBXc[605]
GhQが日本の子供たちへチョコレートを配ってアメリカ兵は優しいとか、尖閣列島が日米安保の施政権が含まれると安堵しているの基本的には同じ。

4. 2017年2月09日 20:58:10 : bYLiTFC55s : U5AdSJsPd0M[458]
ハッキリ言って日本は「ばか」である。なぜかというとだな、トランプにすり寄るのは、中国についてほしくないし、日本についてほしい。なのだ。

どうして、頭が固いんだ?   トランプは日本に対して「なんでアメリカが日本を守らなきゃいけないんだ?日本独自で守れよ」って言ってんだから、「そうですか、そうします」でいいんじゃないか?

今まで日本は「核」をもって中国に対して対等にやりたかったけど、アメリカの反対で「核」は持てなかったんだろう?

それが、今はどうだい「日本は核を持っていいんじゃないか?」って言ってくれてるんじゃないか。

千歳一隅のチャンスじゃないか。「核ミサイル」100発ぐらいいつでもできるだろう?ってか、秘密裏にあるんだろう?

堂々と「核保有国宣言」して、アメリカから独立して見せろよ!

全国から、特に沖縄の全米軍基地を撤退させて、真の独立国、中立国として世界のみなさんと仲良くしていこうよ!


5. 2017年2月09日 22:32:03 : piS4tj6jjs : LrlWm_@8vtE[66]

日本が核保有国になって真の独立国になれると考えるのが最大の馬鹿だ。

日本は日本の意思で戦争できる国には永久になれない国にされてるんだ。

日本の意思で開戦する時とは、日本が核攻撃で滅ぶことを意味している。

再び国連を脱退して世界から孤立してからしか戦争はできないだろう。

どれだけ馬鹿なことを馬鹿ウヨどもは考えるのか死ななきゃ分かるめえ。



6. 嫌韓[887] jJmK2A 2017年2月10日 09:27:13 : ZK1ZZm7CIk : IEtXIwUmXEE[13]
>自国の領土は自国で守る。
 その基本認識を国民に植え付けることもできないで「お願いトランプ」では、
 キッシンジャーではないが「どこに戦略性があるのか」と言いたくなる。

そうなんだよね。
自分の国は自分で守らねばならないよね。
何時までも、本当に守ってくれるか判らない日米安保に頼っていては駄目だよね。

しかし、アメリカの戦後の洗脳教育がすごくて、日本人にまだその自覚が
十分には生まれていない。
悲しい事だ。

だが、戦後教育で自虐史観を徹底的に教育されてきた団塊世代も
一線を離れ、アメリカの洗脳からも抜け出す時代に入り出したのでは?

サヨクもほぼ絶滅危惧種となってきた。
まあ、後10年、日本は真の独立国に生まれ変わるのでは?



7. 2017年2月10日 15:05:36 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[1469]
  6の言う真の独立国とは、いうなれば自国ファーストであり、対外的に見れば保護主義と呼べるのである。
   となると、現在の米国大統領の提唱する、自国ファースト精神をも評価する側面が無ければ、自国のみの独立を是とし、他国の独立は良しとしない、という唯我独尊となり、日本が米国新大統領の自国ファーストを歓迎しないように、他国もまた日本の自国ファーストを歓迎出来ないだろう。
   日本自身が歓迎出来ないような、独立精神を誇示した他国の方針は、例えば北や中国の核保有や軍拡に代表されるだろうが、それゆえに日本が、「隣国とは緊張関係にあり、その振る舞いは看過出来ない」などとして一層の軍拡に励む事態を考えれば、6や日本政府の意図する、軍産複合体の活躍を主とした武力衝突に伴う戦闘行為を前提とした「積極的平和主義」などは、天に唾する思考回路である。
   一国の独立と言っても無数の選択肢が存在するのであるが、それらの選択肢を奪っているのが、日本の政財官護送船団という集団方式による料亭政治であり、彼らは旨い肴に旨い酒で一献傾けて気分を高揚させては、日本の一層の軍備で敵国を攻撃して屈服させたい、という唯我独尊の妄想に浸っているのである。
   ところで、米国では閣僚を選抜するにあたり、大統領の推薦を鵜呑みにせず、上院が様々な角度から閣僚に相応しい資質を審問し承認に至るシステムを持っているようであるから、「大臣ポストを得て血税を預かる事務方と組めば既得権益集団の仲間入りができる」、とばかりに、順送りに専門性も無い自党議員を閣僚に入れる自民党政治こそが、まず租税主義、国民代表議会制度の何たるかに無知過ぎ、とてもでは無いが、自国の事務方からさえも独立出来ていないのが明白である。
  こういう、結果責任の所在も不明な、文民統制機能を欠いている状態で「独立する」とは、先の大戦と同様に「一応大暴れして見せる位の事は出来ます」などとして、計画性の無い無茶苦茶な玉砕戦法で、またしても世界を仰天させるくらいが関の山であろう。
   与党を先頭に、国民議会がまず官僚機構から独立することが先決であるのは論を待たないのである。   

8. 2017年2月11日 08:23:46 : piS4tj6jjs : LrlWm_@8vtE[74]

真の独立国という遠大なテーマを安易に考えすぎるのが全ての間違いの根本原因だろう。

言うなれば真の独立の程度に用いても国の内外に根拠を探すと矛盾の証明になるだけだ。

現在の我々は真の独立国なる意義について己の我見を離れてアプローチするのが正攻法。

歴史を客観視すれば可能になるが日本が真の独立国と言えない状態はいつからだろうか。

巷の世論は第二次世界大戦の敗戦からというのが圧倒していると言っても過言ではない。

それが真実の的を射抜いているのか国民の心に疑問が未解決の状態であるのも事実だろ。

この状態が未だ正しい結論を導き出せないで国民が自問自答の域を抜け出せない姿です。

これを力による現状変更のように権力の権威で結論できない性質の問題であるのは明白。

それなら如何なる方法があるのか。

それは歴史を客観的に見直して日本の生い立ちを正しく認識し直す以外に何もないだろ。

天皇の実権が武力で奪われてから現在に至るまで日本は真の独立を失って回復してない。

今の日本人には日本が真の独立国から転落した歴史の分水嶺を客観視することが重要だ。

その因果を正しく知らなければ恒久的と言って良いほど真の独立が回復できる訳がない。

このことは正しく理解すれば回復可能という性質の問題とは全く違う国民の決意が必要。

すなわち知識として共有したからといって権力任せや他人任せで真の独立は得られない。

自由な時代の主権者国民一人一人が真剣に決意したという証になる儀が必要ということ。

つまり流血革命によるい国民の犠牲を伴って行う性質の方便を遥かに凌駕するのである。

真の独立国になるべき国難レベルの問題は国民的に正統な日本人の自覚する儀が重要だ。

勿論、現在の国民気質や国民感情が切実に真の独立を願うというような状態にもないが。

知識や知能が優れていても国が滅ぶこともあれば真の独立国になれると限らない訳です。

正統な日本人を自覚したという儀なくして日本が真の独立国になれるなんぞ抱腹絶倒だ。

日本人は常に有言実行とは無関係なことばかり実行する無駄な国民気質してるんだよな。

国民主権と象徴天皇が協力し現在なお踏襲される逆賊の権力体質を終焉させるしかない。



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