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2017/04/07 06:08
<今村氏は６日の衆院東日本大震災復興特別委員会で質疑に先立ち、「みなさまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる。感情的になってしまった」と進んで陳謝した。
ただ、「感情的になった」とは４日の記者会見で質問者に「出ていきなさい」などと激高したことを指す。自主避難者を巡る発言を撤回したわけではない。今村氏は「引き続き誠心誠意、職務に当たり、被災者に寄り添い、復興に全力を尽くしていく」と述べた。
安倍晋三首相も６日の衆院本会議で「復興に向けて全力で職務に取り組んでもらいたい」と述べ、今村氏が辞任する必要はないとの認識を示した。
しかし、野党は復興相としての今村氏の資質を問題視している。民進党の蓮舫代表は会見で、同氏をかばった首相を「驚きを禁じ得ない」と批判。「自主避難せざるを得なくなった被災者の環境はどういうものか。いじめの問題、政治課題が深刻化している」と指摘した。共産党の志位和夫委員長も「原発の被害という問題をまったく無視した暴論だ。復興相の資格はない」と切り捨てた。
公明党も今村氏の発言には不快感を隠さない。井上義久幹事長（衆院比例代表東北ブロック）は６日の党会合で「被災者それぞれに状況が違うことに思いを致しながら支援しなければならない」と苦言を呈した。今村氏が所属する自民党二階派の会合では、河村建夫会長代行が「発言には気をつけなくてはならない」と引き締めた>(以上「毎日新聞」より引用)
フリーランスの記者から自主避難した被災者が帰還しなかった場合、住居手当が打ち切られることに関して質問され「自己責任だ」と切れた今村復興相が今後も復興相に居座ると発言し、安倍総理も今村氏の続投を明言した。
閣僚にいかなる失態があろうと、本人に辞任の意思がなく任命権者が居座ることを容認したなら国会議員に手出しは出来ない。そういう仕組みになっているのなら、国民が不適当な閣僚や総理大臣を辞任に追い込むしかない。
国民は確実に安倍自公政権を倒す権利を持っている。次の総選挙で自公を半数割れさせれば良い。そうすれば確実に安倍自公政権は瓦解する。
日本のマスメディアは安倍氏と「寿司友」になり、マトモな批判精神を忘れてしまった。テレビで少しでも安倍自公政権を批判したなら、次の回にテレビ画面から消えてしまった、というのは珍しくない。それもテレビ制作者たちの政権に配慮する「忖度」なのだろう。
マスメディアによるバカな世論調査では安倍自公政権の支持率は持ち直して60%もあるという。経済政策もダメ、無理やり承認したTPP参加も頓挫し、駐韓国大使償還も理由もなく韓国へ戻しても韓国の閣僚たちは誰も会わないという失態を演じているのに国民の過半数は安倍自公政権を支持している、というのだから驚き以上に怒りすら覚える。
今村復興相は明らかに常軌を逸している。それも激昂して怒鳴ったという以上に、自主避難した被災者に住宅手当を打ち切っても「自己責任だ」と言い切るのは彼らが「被災者」になった因果関係が全くお解りでないようだ。
福一原発が爆発して大量の放射性物質を撒き散らさなければ彼らは家を捨て故郷を捨てて避難しないで済んだ。福一原発を含めて「原発の安全神話」を捏造して全国各地に原発を建設したのは電力各社と政府の責任だ。
今回避難解除をした地域が果たして安全なのか、東電や政府は確実に断言できるのか。それなら東電本社をその地へ移して、東電社員はそこで執務することだ。政府も経産省や復興相をそこで執務するように決めてはどうだろうか。
被災地を見回る時だけ立ち寄って、現地で生産された野菜などを食べて「安全だろう」とパフォーマンスするのではなく、そこで暮らしてはどうだ。それが嫌なら、被災者で避難している人たちに最大限の支援を続けるのが責任者のあり方だ。責任者として不適格な政治家は次の選挙で落選運動を起こそう。
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