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アドナン・カショギ氏の訃報に思う  天木直人
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/721.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 8 月 16 日 00:45:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

アドナン・カショギ氏の訃報に思う
http://kenpo9.com/archives/2028
2017-08-15 天木直人のブログ


 きょう8月15日の東京新聞は、終戦の日の社説として「誰が戦争を止めるのか」という記事を掲げている。

 その記事は、もし人類が進歩するというのなら、戦争の世紀から平和の世紀に変えなければいけないとして、普通の人たちの正義が政権を動かす例を列挙している。

 しかし同時に戦争を商売にする者や戦争に興奮しする国民がいる事も書いている。

 その一人がアドナン・カショギ氏だ。

 東京新聞のその社説の冒頭はこういう文章から始まっている。

 「・・・6月世界に配信されたアラブの武器商人アドナン・カショギ氏の訃報。81歳・・・」

 この記事で、私ははじめてアドナン・カショギ氏が今年の6月に死んでいた事を知った。

 サウジアラビアのメッカで宮廷医の父に生まれたカショギ氏は、米国に留学中に米国からエジプトに大量のトラックを売る仲介からはじめて、その後武器商人に転じ、世界で知らない者はいないほどの武器商人になった。

 私がサウジアラビアに勤務していた時、よく耳にした人物だ。

 まだ生きていたのだ。

 そして今年の6月に死んでいたのだ。

 東京新聞の社説には、カショギ氏の訃報は6月に世界に配信されたと書かれている。

 つまり、武器商人カショギ氏の名前は世界ではそれほど知られているということだ。

 しかし、日本では、このカショギ氏の訃報を報じる記事を私は見た記憶がない。

 きょうの東京新聞の社説ではじめて知ったくらいだ。

 これを要するに、日本と言う国は、これまでは武器商人には馴染みのない国であったということだ。

 しかし、これからは違ってくるかもしれない。

 安倍首相の武器輸出解禁により、これからの日本は武器輸出国となる。

 武器商人が横行するような日本になるのかもしれない。

 菅官房長官を記者会見で追いつめて有名になった東京新聞の望月衣塑子という記者には、「武器輸出と日本企業」(角川新書ー2016年7月初版)という著書がある。

 その最後はこうしめくくられている。

 「私たち日本人は、武器輸出に踏み切ったことで、欧米と同じ世界に一歩踏み出した。本当にこのままでいいのか・・・」

 望月記者が本当に追及したかったのは、加計疑惑をごまかす菅官房長官ではなく、なし崩し的に憲法9条違反を進める安倍政権に違いない。

 そう思わせてくれた、アドナン・カショギ氏の訃報の記事である(了)



【社説】終戦の日に考える 誰が戦争を止めるのか
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017081502000127.html
2017年8月15日 東京新聞

 人類の歴史は戦争の歴史ともいわれるが、いったい誰が戦争を起こすのか、また誰が戦争を止めるのか。最近の二つのニュースから考えてみたい。

 一つめのニュースは、六月、世界に配信されたアラブの武器商人アドナン・カショギ氏の訃報。八十一歳。ロンドンでパーキンソン病の治療を受けていた。

 イスラム教の聖地メッカで宮廷医の父に生まれ、米国に留学。初仕事は在学中の二十一歳、米国からエジプトへの大量のトラックを売る仲介だったという。

◆武器商人カショギ氏

 その後武器商人に転じ、米紙ニューヨーク・タイムズによると顧客の企業は、航空機やミサイルのノースロップ、ロッキード、グラマン、車両類ではクライスラー、フィアットなど。製品は世界に流れた。米国からイランへの武器密輸、イラン・コントラ事件にも関わる。

 かたや高雅な暮らしを愛し、豪邸で豪華なパーティー。その晩年「私が何か悪いことをしたって。一切ない」と述べたという。

 武器、兵器はもちろん国家の防衛品である。生産は兵器産業を支え、科学技術を進展させもする。

 しかし一方でおびただしい血を流させもしただろう。

 武器商人が死の商人と呼ばれるゆえんでもある。

 二十世紀が戦争の世紀と呼ばれ、兵器開発に明け暮れ、戦争を繰り返してきたことを忘れてはなるまい。

 その反省と深い悔悟を忘れてはなるまい。

 その主体は国家であり、国民であり、つまり私たち民衆である。

 二つめのニュースは、先月、国連で採択された核兵器禁止条約である。

 米ロなど核兵器保有国と、アメリカの核の傘の下などとして日本は不参加だったけれど、多くの国々が核兵器の使用・保有・生産、また威嚇の禁止を約束した。

◆被爆者らの不屈の訴え

 国の動きとは別に被爆者の全国組織、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の長く不屈の訴えがあった。被爆少女の折り鶴は反原爆のしるしである。小さな柔らかな紙であっても訴えは鋼より強いはずだ。

 思い出してみよう。

 一九九九年に対人地雷禁止条約、二〇〇八年にはクラスター弾禁止条約が実現している。市民と有志国の力である。

 対人地雷は田畑を耕そうとする人々を殺し苦しめ、小さく多数ばらまかれるクラスター弾は拾う子どもらを殺傷した。その直接の当事者ではなくとも、国は違えども同じ人間として黙ってはいられない。普通の人々の正義である。

 その普通の人々が戦争を止めたことはある。

 よく知られた例はベトナム戦争だろうか。

 一九六六年暮れ、ニューヨーク・タイムズのハリソン・ソールズベリ記者がハノイに入り、戦争の実態を伝え始めた。果たして勝てるのか、と。

 対抗するようにワシントン・ポストのコラムは共産主義側の宣伝の鵜呑(うの)みと批判したが、全米約三十市で反戦デモがわき起こる。徴兵拒否が起きる。

 やがてデモはホワイトハウスを取り囲み、ニクソン大統領は米軍撤退を決める。

 国民には自国の戦争を止める力がある。

 政情はどうあれ、私たちは私たち自身の力をいまだ軽んじてはいないだろうか。

 逆に国民は戦争に興奮することがある。

 英国のフォークランド(アルゼンチン名、マルビナス)紛争時、アルゼンチン軍に制圧された英兵が地面に腹ばいに伏せさせられている写真を見た英国民は開戦へと奮い立った。失業とインフレで支持率低迷中のサッチャー首相は国防相や外相らの慎重論を押し切り戦争に踏み切った。

 結果は戦勝で、支持率は上がった。しかし英国側二百五十六人の死者、七百七十七人の負傷者を出し、アルゼンチン側ではそれ以上の犠牲者のいたことを忘れてはなるまい。アルゼンチン側にもむろん非はある。それでも外交解決は本当に無理だったのか。政治は何を恐れ国民は何を望んだのか。

◆平和の世紀を求めよう

 もし人類が進歩するというのなら、戦争の世紀から平和の世紀へと変えねばならない。

 武器商人カショギ氏らの活躍した世紀から、市民・民衆の求める平和の世紀へと移行せねばならない。そういう力は強くなりつつある。そういう時代に私たちは生きている。

 対人地雷、クラスター弾、そして核兵器。それらに決別を告げる世界運動は、戦争の歴史に別れを告げる人類史の小さくとも大切な一歩であると思いたい。





















 

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コメント
 
1. 2017年8月16日 02:54:56 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[4773]
東京新聞は素晴らしいですね。
長谷川幸洋氏を除いて。

2. 2017年8月16日 09:33:13 : NkmK03qUVc : XCyVUrQL8K8[8]
んでこんな記事出すのに意味あんのか?

日本製兵器なんぞどこの国も買わないよ。日本の技術も廃れている。昔の海軍のように八木アンテナを造るようなことすら出来ない。

第二次大戦でアメ公に眼中になかったレーダー技術を取られて、それで戦争に負けたのが判ってないようだな、天木は。

ゼロ戦や大和みたいなモンばかりが兵器じゃないし、そんなのどこの国も買わないよ。そういうソフトウェアの質だって重要なのに、そういうものを大事にしておらず、流出許してる日本の現状も天木には判っていない。


3. 2017年8月18日 19:29:44 : qFLrcoO25I : IwCZRvTYQMk[482]
知らぬのと 馴染みないのは 別のこと

武器商人 日本の商社 メーカーも

世界的 でも日本だけ 蚊帳の外


4. 2017年8月19日 12:06:21 : c93j6p3teA : kpD5hIvuk2Y[463]
>02
それは誤解ですよ。日本の武器は精度において最高です。日本の技術は世界一です。ただ輸出禁止で量産してなかったから価格が高く商業性はありません。武器輸出解禁になれば飛ぶように売れると思います。ただ、それがいいかと言う事は別問題です。まあ、その世界の技術も開放感あふれる日本ですからそうとう漏れていると思います。特にアメリカには率先して提供しているのですから困ったものです。ステルス戦闘機もそうですが日本の技術なしには作れません。他の国は肝心な最後の一個の技術は教えませんが日本は全開です。
話は変わりますが、カショギを投稿したのは天木さんだからで誰もカショギという武器商人の事など知らないでしょう。まあ、武器を売る商人がいるのだと理解すればよいと思います。カショギがイランイラク戦争があった当時テヘランのインターコンチネンタルホテルのなんフロアーか借り切って出張してきていると有名になった事があったような気がします。
アメリカは本当に悪魔の国です。イラクのフセインをたぶらかしイランイラク戦争を始めラムズフェルドはバグダッドを訪問してフセインと堅い握手をしながら相手のイランにも武器を売っているのです。もともとイランはアメリカの傀儡政権でしたから、戦闘機も含めて武器はほとんどがアメリカ製でした。戦争をするとなると必然的に部品も含めてアメリカ製の武器が必要になります。アメリカは両方に武器を売って莫大な利益を得たのです。アメリカを信用したフセインが哀れになります。最後はアメリカに裏切られてアメリカに殺されています。
日本はアメリカにすがりついて生きていますが、イラクのフセインの事をよく学ぶべきだと思います。アメリカは裏切りの国でもあるのです。

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