当時は尊王攘夷運動の真最中、攘夷つまり外国勢を打ち払えだった

　で　薩摩、長州がイギリス艦隊を砲撃した。兵器の差を思い知らされて

　負けたが、その後の講和交渉を高杉晋作が若年にもかかわらず　行い

　イギリス艦隊司令官クパ−相手に一歩も引かず。見事な交渉で相手を

　おどろかせた。そして攘夷は無理と学んだ。

●奇兵隊を組織したのはたしか、

　しかし、幕府の第二次長州征伐が始まっており、順当なら長州降伏がすじ

　であった、長州藩のながれもそうなっていた。

　しかし、高杉晋作ただ一人幕府に対抗するため、無謀にも、まさに無謀

　とも思える、わずか８０人決起し、奇跡的に長州藩主流派に勝ち

　その後の幕府との戦いで勝利した。

　結果がすべて、奇兵隊という斬新ナアイデアや　だれにもまねできない
　
　ような行動力　高杉晋作がいなければ、長州藩は徳川幕府に降伏し

　明治維新はなかったかもしれない。それほどのキ−マン。

　（伊藤博文の　高杉晋作の評価）

　「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然として敢えて正視するも
　
　　のなし、これ我が東行高杉君に非ずや。」

　　動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし。
　　周囲の者は、ただただ驚き、ぼう然とするばかりで、
　　敢えて正視する者すらいない。
　　これこそ我らが、東行高杉君ではないか。

奇兵隊はカミカゼ特攻のそれに通じるような事や、無垢の農民を殺戮者にしても良いように巧妙に洗脳した。今でいう偽装ゲリラで、民百姓を傷つけてはいけない幕府を騙し討ちにした。いうならば、平家に勝利するのに、手段を選ばぬ奇策や奇襲ばかりやった源義経のやり方を真似ただけ。

それだけではなく、「俺達の命令に従って戦地へ行け！」という具合に、平民を無理にドンパチに巻き込むようにした日本軍の原型だ。高杉の効と罪でいえば、罪の方がずっと重いウェートを占める。

そういう奇策や邪道頼みだったので、日本軍が正攻法、軍略セオリーで攻めたり、守る中国やアメリカに負けたのは当然。邪道の勝利を声高に宣言したが、それが海外には到底通じるものではない。

日清では準備不足の中国を攻めただけだし、日露もアメリカとイギリスの協力で勝たせて貰っただけ。それを神国などと喧伝したのだから、第二次大戦でクソミソにされなかった方がおかしいのだ。

幕末の動乱を駆け抜けた革命児高杉晋作

新時代を築いた初代内閣総理⼤⾂伊藤博文

軍事、政治ともに絶⼤な⼒を発揮山縣有朋

近代日本の礎を築いた⽴役者のひとり⽊⼾孝允

尊王攘夷の道筋を作った若き英才久坂玄瑞

by 山口県観光プロモーター／広報事務局