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ジャーナリストが命がけで伝えたシリアの地獄絵図 レイプ、拷問 人口2240万人で難民500万人超 これが“内戦”の実態だ
http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/124.html
投稿者 軽毛 日時 2017 年 4 月 11 日 12:51:57: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

ジャーナリストが命がけで伝えたシリアの地獄絵図
HONZ特選本『シリアからの叫び』
2017.4.11(火) HONZ
本当に読むに値する「おすすめ本」を紹介する書評サイト「HONZ」から選りすぐりの記事をお届けします。
シリア反体制派支配下の刑務所に空爆、16人死亡
シリア北西部イドリブで、空爆が原因とされる火災の消火活動にあたる民間防衛隊「ホワイト・ヘルメット」のメンバー(2017年3月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/Omar haj kadour〔AFPBB News〕
(文:冬木 糸一)

シリアからの叫び (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズII-15)
作者:ジャニーン・ディ・ジョヴァンニ翻訳:古屋美登里
出版社:亜紀書房
発売日:2017-03-04
シリアの国情は長い期間にわたって荒れ狂っている。

ことの発端は2011年。2010年に起こったアラブの春を端緒として過激化した反政府運動と、それに対抗するアサド大統領に率いられた政府軍によって内戦が勃発。ジリジリと進まない市街戦、非人道的で歯止めのかからない拷問、市民へのレイプ被害など無数の事態により状況は泥沼化していく。

国連難民高等弁務官事務所によるとシリアからの難民は500万人を超えたという。外務省のデータによると2012年のシリア人口は2240万人だから、尋常な数ではない。

いったい、シリアで何が起こっているのか。そもそもなぜこのような戦争が起きてしまったのか。そこで暮らす人々は何を考えているのか。本書『シリアからの叫び』はそうした疑問に答えるべく、政府軍、反体制側といった立場を問わず、シリアの人々に対して寄り添うようにして行われた取材をまとめた渾身のルポタージュである。ジャーナリストだけ数えても94人もの犠牲者が出ているシリアなので、ただでさえ命がけの取材内容を、見事な筆致で描き出していく。

レイプ、拷問

本コラムはHONZの提供記事です
事実上の戦争が起こっているわけだから、シリアで起こっていることは何もかもが問題といえるのだが、とりわけ深刻にみえるのがレイプ/拷問による市民への被害である。シリア国連調査委員会のレポートによれば、シリア難民たちは脱出理由のひとつに誘拐やレイプ、拷問の危険性が高まったことをあげているが、著者が調査を行った2012年頃から日常的に行われていたようだ。

本書にもレイプ被害にあった犠牲者の生々しい声が集められている。レイプは被害者からしてみればただでさえ最悪の事態だが、結婚するまでヴァージンであることが求められるイスラム教の女性にとってはより深刻な結果をもたらす。レイプ被害を受けることで結婚ができなくなり、社会から孤立せざるをえなくなるなど、精神的な被害がより重体化するケースがあるからだ。

政府軍による(反体制側も拷問を行っているという証言もある)拷問の内容も衝撃的。一人の男性の証言によると、家に押しかけてきたアサドの軍隊員によって銃撃され、拷問を行う病院へと連行される。死体置き場へと放り投げられ、毎晩拷問が終わるとそこへ戻されることになる。

拷問では好き放題に殴られ、逆さにつるされ、外科用のメスで腹を開き腸を切られ、乳首の下から背中の中央まで届く穴を開け吸引チューブで肺に穴を開けるなど、とても現実とは思えない過酷な拷問が行われていたケースが無数に浮かび上がってくる(ちなみにこの証言者は、医師が偽の死亡診断書を書いてくれたことにより脱出し、ぎりぎり生きながらえることができた。)。

一センチ一センチ進んでいく

取材は市街戦が起こっている街の政府軍や、市井の人々に対しても行われている。特に市街戦においては、政府軍も反政府軍も、もちろん市民も疲弊しつくしている様が描き出されていく。

市街戦では戦況が膠着しがちであり、スナイパーが一日中銃弾を応酬しあい、建物を一軒一軒、道路を一本一本じりじりと制圧する/される苦しい戦いが続く。極度に長い時間死が隣にある日々。『「ひとつの建物を占拠するには何時間も、何日もかかるんだ」リファフは低い声で呟いた。「こんなふうに戦いは進むんだ。こっちが一センチ進むと、あっちは一センチ下がる。あっちが一センチ進むと、こっちは一センチ下がる」』とは政府軍側の兵士の弁だ。

こうした市街戦が起こっているすぐ近くで、戦時シフト(デスクやコンピュータが人数にたいして足りないので、半日だけ行われる勤務や授業)で働いて、スナイパーがひそむ街で子供を育て、買い物に出かけ、学校を開き、なんとかして日常を成立させようとする人たちもいる。

“「でもわたしのような中立の者もいるから、なんとか仲良くやっていけるのよ。みんなうんざりしてるから近所づきあいはいいの。あなたはホムスが戦場だと聞いているでしょう。でも、爆弾と暮らすことを学んでいる人たちがいるってこと、知らないでしょ」”

Twitterなどで発信できる時代だが、こうした"戦場"とみなされている場所で営まれているそのリアルな実情は、著者のようなジャーナリストがいなければなかなか表に出てこないものだろう。

これが“内戦”の実態だ

本書でシリアの人々の実態を知ったからといって、我々にできることは多くはない。

とはいえ、どれほど容易く破壊的な争いに陥ってしまい、元の生活に戻るのがいかに困難なのか。非人道的な拷問やレイプが当然のものになってしまう過程、そこでいったいどれだけの不幸が起こるのかという、“内戦”──その実態を、本書は心底まで実感させてくれる。声なき人に声を与える、ジャーナリズムの仕事のひとつの見事な達成の成果がここにある。

HONZメンバーであるアーヤ藍が配給に携わったシリア映画はこちら。


◎こちらもおすすめ!
・まいったかっ!大阪にはこんなおもろい大学あるんやぞ『教えて! 学長先生-近大学長「常識破りの大学解体新書」』
・凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』
・体は星くずで出来ている──『スプーンと元素周期表』
・酒、悪態、怠惰、ストレスを肯定する──『悪癖の科学 その隠れた効用をめぐる実験』
・『そして、暮らしは共同体になる。』「ゆるゆる」という新スタンダード
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49680  

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コメント
 
1. 2017年4月11日 14:54:00 : 8uGjnVtK3w : vp_ferI6TeM[21]
欧米のイヌがジャーナリストなる仮面をかぶってシリア政府、ロシアを攻撃している。ジャーナリストより宣伝工作員の方がふさわしい。

2. 2017年4月11日 16:27:40 : GahmTwT1Jg : ce4@0BpsbgA[27]
戦争詐欺のスレとそれを暴くスレが同時にたっている。面白いね。

3. 2017年4月11日 18:12:09 : 8uGjnVtK3w : vp_ferI6TeM[26]
著書のリストをみるとオカルト丸出し、阿呆丸出し。低脳丸出し。

4. 2017年4月11日 18:49:24 : TIALpDi5Ho : r5YwxG13ApQ[1]
ホワイトヘルメットを取り上げていることだけで、この書評記事には、疑問符が付く。

原著は、「Janine di Giovanni,The Morning They Came for Us」である。(本は読んでいないので、書評をする気はない。)

政府軍による拷問が取り上げられているので、一言言及すると、著者は、その証言の信憑性を、何をもって、担保したのか?(例えば、政府軍による拘束の理由は、何か?拷問を使って、どんな尋問が行われたのか?政府の拷問施設にいる医師が、裏切り行為を簡単に行うのか、等々。)

ジャーナリストは、裏付けのある証言を提示することに、初めて説得力を持つ。

確かな裏付けのない証言は、プロパガンダと区別することは、できない。

> 西側の政府や有力メディアが情報源にしているSOHRや白ヘルは米英情報機関やアル・カイダと連携(櫻井ジャーナル)

http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/896.html


5. 2017年4月11日 19:25:55 : 9cDZ5auBU2 : 1HLnO1LdbGA[77]
シリアやイラクの中東地域には部族間の争いや宗教対立が内在していたのだろう。
そこへ欧米の石油利権と武器供与、不満分子への炊きつけがあった。
フセイン謀殺を機にに内在していた鬱積が一挙に噴出した結果だ。

日本でも16世紀、宣教師と言う名の欧米の工作員が紛れ込み、内乱を起こした。
時の権力者はそのたくらみを見事に見破り、国を統一、布教活動を禁じた。
遡って明治維新、欧米列強は日本の権益を得るため、幕府側と倒幕側それぞれに武器を供与し日本の分断を図った。
そこに暗躍したのが使い走りの坂本竜馬だった。
残念なことに、当時の英傑は江戸の戦場化を回避し無血開城をした。
欧米のもくろみは崩れ去った。
内戦は収束し国は一つにまとった。

そして近代、日本は欧米の富の源泉、植民地支配と人種差別をなくすため立ち上がった。
それに対し、欧米列強は水面下で武器支援を行い中国を使って日本を大戦争に引きずり込んだ。
英国の象徴、戦艦はもろくも日本の航空機で撃沈され、オランダも敗退、唯一日本に優勢を保ったのは米国のみであった。
この戦争はルール違反の原爆で収束した。
しかし、植民地は解放され、当初の日本の目的は多くの犠牲のもとに達成された。

シリアが一つにまとまる事はない。
部族間の争いは、それぞれが国境を定めて国を造らなければ収まらない。


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