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ドイツは電力の輸出国だ ―原子力主体のフランスにも供給 (自然エネルギー財団) 
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/208.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2018 年 8 月 10 日 14:14:34: FpBksTgsjX9Gw 6bOWo@mx6bKSag
 


「ドイツは電力の輸出国だ ―原子力主体のフランスにも供給」  
(ロマン・ジスラー 自然エネルギー財団研究員 2018/3/2)
https://www.renewable-ei.org/activities/column/20180302.html

欧州各国の電力の輸出入を正しく把握するためには、物理的な電力の流れと商業的な電力の流れに差があることを理解する必要がある。日本政府が発行するエネルギー関連の重要な資料にも、誤解を招くデータが見受けられる。ドイツとフランスを例に詳しく説明しよう。

ドイツは2017年に過去最高の電力輸出量を記録した。近隣諸国に対する電力の輸出量が輸入量を602億kWh(キロワット時)も上回った。

上記の地図を見るとわかるように、ドイツはフランスに対しても137億kWhの電力を年間に輸出している。これはドイツの電力市場における卸売価格(スポット価格)がフランスの価格よりも安かったからである(図1)。

ドイツの卸売価格が安い理由は、限界費用がほぼゼロの風力発電と太陽光発電を大量に導入したことによる。両国の電源構成が示すように、ドイツではエネルギー転換が進んで、2017年には風力と太陽光による発電電力量の比率が全体の20%を超えた(図2)。さらに水力とバイオマスを加えると、自然エネルギーの比率は33%に達する。一方のフランスは原子力が70%以上を占めて、自然エネルギーは17%にとどまっている。

こうした状況であるにもかかわらず、ドイツが自然エネルギーへの転換を推進するために、原子力を主体にしたフランスからの電力供給に依存しているのではないか。そう思い込んでいる人が日本には少なからずいるようだ。冒頭で書いたように、電力の物理的な流れと商業的な流れを混同していることが原因だろう。

典型的な例は、経済産業省の「エネルギー白書2017」に掲載された下記の図である。この図はフランスを中心にした欧州各国の電力輸出入の状況を示すために使われている。しかし、このデータは物理的な電力の流れをまとめたもので、商業的な電力の輸出入を示すものではない。

上記の図を見ると、2014年にフランスがドイツに対して147億kWhにのぼる大量の電力を輸出する一方で、ドイツからの輸入量はわずか8億kWhに過ぎない。このデータは正しいとはいえ、誤解を招くものである。実際には不完全な情報であり、2国間の電力取引の状況を的確に表していない。

データの出典元であるIEA(国際エネルギー機関)の「Electricity Information 2016」では、電力の輸出入をどのように推計したのか。IEAは2国間の国境を越えた電力を輸出入の対象にしている。そこには非常に重要な注釈が付けられている。「電力が他の国を回って元の国に戻ってきた場合や、ある国を電力が通過した場合には、いずれも輸出量と輸入量の両方に加える」。

例えばスイスやイタリアの消費者が、隣国のフランスの電力を契約して購入した場合を考えてみよう。フランスで発電した電力はドイツの送電線を通って隣国のスイスに送られて、そこで消費されるか、さらにスイスの隣国イタリアに送られるケースがある。この場合にIEAの集計では、ドイツは(1)フランスから電力を輸入し、(2)別の国(フランスの電力を購入した国など)に電力を輸出した、とみなす。

本来は送電サービスを提供するだけでは、その国の電力の需給バランスに影響を与えない。A国からB国へ、C国を通過して電力が送られても、C国の需給バランスは変わらない。

要するに経済産業省がエネルギー白書で示した輸出入の数値は、フランスとドイツのあいだの電力取引を表すものではない。これをもとにドイツがフランスの原子力発電に依存している、と結論づけるのは単純な誤りである。

フランスを中心とする電力の輸出入の状況を正確に把握するために、以下のデータを見ていただきたい(数値の単位は10億kWh)。

上記の図は2014年におけるフランスと他の国のあいだの商業的な電力の流れを示したものだ。驚くことではないが、ドイツはフランスに対して実質的に電力を輸出する状況にあった。当時のドイツのスポット価格は32.8ユーロ/メガワット時(4.6円/kWh、2014年の平均レート1ユーロ=140円で換算)で、フランスの34.6ユーロ/メガワット時(4.8円/kWh)よりも安かった(図1を参照)。

しかも2014年は例外ではない。ドイツ政府が福島第一原子力発電所の事故の直後に7基の原子力発電所を即時停止した2011年だけは、フランスからの輸入量が輸出量を上回った。その後は2012年に電力の需給状況が改善して以降、ドイツはフランスに対して商業的に輸出国の立場を続けている(図3)。

 一方のフランスから見ると、2つの利点がある。(1)ドイツの送電インフラを利用して他の国へ電力を輸出できる、(2)ドイツの電力を調達して国内の消費者に安く電力を供給できる。

なぜ物理的な流れが商業的な流れと一致しないのか、不思議に思われるかもしれない。両者の違いは物理学の法則に従って生まれるものである。物理的な電力の流れは、最も混雑の少ない経路を通るため、必ずしも商業的な流れと同じにはならない。

発電事業者は契約どおりに電力を作り、送電事業者は契約した相手に電力を送り届ける役割を担う。もし送電ネットワークにボトルネックがあったら、電力の大半は最も混雑の少ない経路を通って契約者まで送られる。隣国の送電ネットワークを経由するケースも多くある。

電力の輸出入は、主に2つの目的で使われている。1つは電力システムに柔軟性をもたらすことを目的として、風力や太陽光など変動型の自然エネルギーを統合するツールになる。もう1つは国内の電力の需給状況がひっ迫した時に、より安いコストで需要の増加に対応できる。

つい最近もフランスが凍えるような寒さに見舞われた時に、1065万キロワットの電力を近隣の国々から輸入したことがあった。そのうち約500万キロワットがドイツからの輸入だ。フランスの電力のスポット価格が120ユーロ/メガワット時(15.6円/kWh、1ユーロ=130円で換算)まで上昇したのに対して、ドイツでは54ユーロ/メガワット時(7.0円/kWh)と半分以下だった。

以上のような欧州における電力の輸出入の状況を理解することは、日本の政府や産業界が長期のエネルギー戦略を決めるうえで大いに参考になるはずだ。

-------(引用ここまで)--------------------------------

グラフ、図は元記事を見て下さい。

経産省のエネルギー白書などに引用される資料、データは気をつけて見ないといけません。

このフランスの電力輸出入の状況を示した図は、一見、原子力大国のフランスが欧州各国に
大量に電力を輸出しているように見えませす。

しかしドイツを通して他国に送電される電力も含まれており、実際にドイツがフランスから
輸入している電力はわずかで、二国間に限ればドイツの輸出超過です。

コストが異常に高い原子力は再生可能エネルギーに勝てるわけがありません。
今後はドイツの電力輸出が大幅に増えることは間違いありません。

また欧州各国で再生可能エネルギーが急速に普及していますから、
フランスから高価な電力を輸入する必要もなくなるでしょう。


(関連情報)

「原子力礼賛大推進の日経新聞ですら原発が最もコスト高と認めざるを得なくなった」
(拙稿 2017/12/7)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/203.html

「仏大手電力会社、太陽光発電のコストは2025年までに1kWh=1セントにまで低下する・
電気料金はほとんどただに(bnl)」 (拙稿 2016/12/31)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/218.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 茶色のうさぎ[-7813] koOQRoLMgqSCs4Ks 2018年8月10日 20:49:57 : yjpSSMGIgo : 1nfHd6QxT6g[-6]

 単位が、よく分かりません。 日本の人口、約1億人♪

 日本人、一人あたり、常時、1kwと思います。 100w電球:10ヶ♪

 原子炉1基、100万kw級。 <100万人分ですね。

 ↓ 日本の消費電力量は約1兆kWh。 1兆kWh(日本全国の1年間の総発電量)
http://japan.ahk.de/fileadmin/ahk_japan/Dokumente/02_Murakami_METI_.pdf#search=%27%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B9%B4%E9%96%93%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%9B%BB%E5%8A%9B%27

結論: 原子力なんて、無用は確かと思います。 うさぎ♂



[18初期非表示理由]:担当:反原発を装い、原発を推進して日本を今日の大破局に追いやった自民党=利権官僚政府と原子力ムラには批判も非難もせず口を開けば『小出がー』『松本ガー』『共産党がー』とやって利権者以外を誹謗中傷するコメント多数のため全部処理http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/413.html#c82

2. 茶色のうさぎ[-7818] koOQRoLMgqSCs4Ks 2018年8月10日 21:17:57 : yjpSSMGIgo : 1nfHd6QxT6g[-11]

 1兆kWh <1kwh:10円なら、年間10兆円だー♪

 日本の一般会計、約100兆円だから、

 電気料金だけで、1/10だー♪ <妥当なの?? うさぎ♂ 車輸出くらい?

>2017年、日本の貿易総額(輸出額と輸入額の合計)は約154兆円。この金額は日本の国家予算(2017年度一般会計約97兆円)を大きく上回っています。
http://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/tokucho.html

>自動車の輸出金額は16兆円、輸入金額は2兆円
http://www.jama.or.jp/industry/industry/index.html



[18初期非表示理由]:担当:反原発を装い、原発を推進して日本を今日の大破局に追いやった自民党=利権官僚政府と原子力ムラには批判も非難もせず口を開けば『小出がー』『松本ガー』『共産党がー』とやって利権者以外を誹謗中傷するコメント多数のため全部処理http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/413.html#c82

3. 2018年8月11日 21:50:07 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[726] 報告
 
 日本でも 原発の関電が 電気がたりなかった??
 
4. 2018年8月11日 22:40:29 : BO9Qa22atq : ecTpWGQdN_Y[31] 報告
太陽光パネルのネガキャンをしている奴等は騙されているのかそれとも本気にしてるのか知らないが、最近とみに増えてきた。警戒せんとな。いかなる問題があろうとも原発の存在よりはマシだ。
5. 茶色のうさぎ[-7847] koOQRoLMgqSCs4Ks 2018年8月12日 02:54:41 : R5HKEtSxY2 : 7m_C8NBpJl8[2] 報告

>電力の輸出量が輸入量を602億kWh(キロワット時)も上回った。

 つまり、日本では?

 年間、1兆kWh ÷ 1億人 = 1万kWh、必要なんだよ。

 ドイツでは?

 602億kWh ÷ 1万kWh = 602万人分、余ったんだよ。 <原発6基分

 つまり、東京都の人口、1300万人の半分くらい、余ったんだよ。

 まぁ、工業?農業?産業内容でも別ですね。 うさぎ♂ この理解でいいの?ぷっ♪

 もっと、分かりやすい説明しろー♪ばか



[スレ主【魑魅魍魎男】による初期非表示理由]:アラシかも(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)

6. 2018年8月14日 00:28:12 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1290] 報告

ウラン市場に回復の兆し 生産縮小と需要増の予測で

中国などが原子力発電所を増やしているため、ウラン価格は上昇傾向にある。写真は中国福建省の福清市にある原発 PHOTO: LIN SHANCHUAN/ZUMA PRESS
By
Paul Garvey
2018 年 8 月 13 日 15:01 JST
 ウラン鉱山が次々と閉鎖される一方、世界中で原子力発電所を新設していることもあり、長く低迷してきたウラン市場に強気の投資資金が流れ込んでいる。
 今年に入って、原子炉で使用する放射性物質ウランの価格が劇的に好転することを見込んだ投資ファンドがいくつか設立された。2011年に福島原発事故が起きて以来、各国が原子力依存を見直したことから、ウランは最もパフォーマンスが悪い商品となっていた。
 福島第1原発の事故が起こる前、ウランの価格は1ポンド=約70ドルだった。2017年5月にはその価格が19.60ドルにまで落ち込んだ。見積もりによると、それは世界のウラン生産の少なくとも4分の3が不採算となる水準だった。米国では、ウランの低価格に苦しむ生産業者がトランプ政権に輸入制限を嘆願した。米商務省は先月、関税導入の前段階となる可能性のある調査を開始したことを明らかにしている。
ウラン価格の推移
Source: UxC
.(単位:ポンドあたりドル)2017’1817181920212223242526$27April 2, 2018x$21(単位:ポンドあたりドル)

 ウランは他の多くの商品と異なり、公開市場では取引されていない。取引の多くは交渉を通じた随意契約の下で行われている。しかし、コンサルティング会社トレード・テックが算出する推定スポット価格はここ数週間で25.85ドルに上昇していた。これは過去2年以上で最も高い水準だ。
 中国が原子炉に投資していることといくつかのウラン鉱山の閉鎖という追い風を受けて、ウラン市場の反騰を見込む新たなファンドが次々と設立されている。マルセロ・ロペス氏はブラジルのL2キャピタル・パートナーズで新設された総資産3000万ドルのウラン投資ファンドを運用している。
 ウラン価格が上昇するとみているロペス氏は、「現在のウラン市場はわれわれが生きている間で最大の好機だと思う」と話す。
 最近の価格の上昇は供給削減への反応であり、それは長期的な価格上昇圧力を招く可能性もある。
 世界最大のウラン生産業者であるカザフスタンのカザトムプロムは昨年12月、生産を20%削減すると発表した。先月にはカナダのウラン生産大手カメコがマッカーサーリバーとキーレイクの鉱山での採掘作業を無期限で中止すると発表した。
 カメコのそうした措置がウラン市場に及ぼす影響を過小評価することはできないと主張するロペス氏によると、それは「サウジアラビアが原油市場から撤退するようなものだ」という。
 供給が減少する一方で、需要は増加が見込まれている。
 世界原子力協会によると、世界には450基の原子炉があり、そのうちの39基を擁する中国では新たに19基が建設中だ。大気汚染の一因となっている石炭火力発電所に代わるものを必要としている中国にはさらに203基の原子炉を建設する計画がある。ロシアには37基、インドには22基の原子炉があるが、既存の発電電力量を2倍以上にする計画の一環として両国それぞれで新たに6基の建設が始まっている。
 米エネルギー情報局(EIA)によると、化石燃料への依存を減らそうとしている中東地域の発電電力量は今年の3.6ギガワットから2028年には14.1ギガワットに急増すると見込まれている。
 その一方で米国のような先進国は、他の燃料の生産が制限されていることを踏まえると、電力構成の一部として原子力発電を維持していく可能性が高いとアナリストは指摘する。
 ロンドンに拠点を置く投資顧問会社バッカス・キャピタル・アドバイザーズのピーター・バッカス氏は「世界のエネルギー需要が劇的に増すことに疑いの余地はない」と話す。「ウランはその解決策の一部にならざるを得ない」
 バッカス・キャピタルは今月にロンドン証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施したイエロー・ケーキの創設と上場で中心的役割を果たした。製錬されたウランの購入と保管を行う同社は2億ドルを調達した。米資産運用会社ブラックロックは同社の株式の4.7%を購入した。
 オーストラリアのファンド運用会社トライベッカ・インベストメント・パートナーズ(運用総資産18億ドル)もイエロー・ケーキのIPOを後援し、今月にはウランに特化したファンドを設立した。ウラン価格の反騰を見込んだ投資のためにそのファンドは約7400万ドルの調達を目指している。
 ウランに関してはフライングも何度かあった。旧ソビエト連邦製の核弾頭を原子炉燃料にリサイクルするプログラムの終了(2013年)や日本の原子炉の福島事故後初めての再稼働(2015年)はウラン相場好転のきっかけになるかともてはやされたが、ウラン価格の持続的な回復は実現しなかった。
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7. 2018年8月14日 02:37:29 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[769] 報告
>>6
そうでなくても安全対策などで原子力は超コスト高で競争力はないのに、
これでウラン燃料が値上がりしたらもう完全に終わりだね。

ウラン鉱山は世界に数えるほどしかないし、
埋蔵量はせいぜい40年程度。

こんなものにエネルギー源を頼ることが大まちがい。

8. 2018年8月17日 11:44:09 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[800] 報告
ドイツが原発を廃止できるのは、フランスの原発で発電した電力を
輸入できるからだ、という原子力ムラによる主張は
今後一切認めないからそのつもりで。
9. RO[1] gnGCbg 2018年8月26日 22:50:38 : NNmnie2Pgc : _g2OhikyoPs[1] 報告
ドイツ→フランスの電気が安い原因はそれが余剰電力で、要するに押し売りしてるから安くしてやるよという訳でして。逆にフランス→ドイツの電気は無風または夜間みたいな再生エネルギーが不足している時間を補うためなので、足元見られて高いんです。
そもそもなぜ自分で作った電気を自分で使うじゃなくて、大量の輸出と輸入があるのか考えてください。「風が強い・日照りが強いなどのときは無駄な発電を安値で売って、その逆のときは高値で買ってる」んですよ。
フランス(と隣国ら)の電気生産に依存しているのは全く間違いがありません。今いきなりヨーロッパ電気網がなくなれば、ドイツは夜に灯る電気すら足りない国になりますよ。

ところで日本は夜、どこから電気を買えばいいですかね?

10. 2018年8月27日 17:26:44 : SjQ3nDAMTI : Ay5yTeCCmz4[1] 報告
そもそも脱原発したいのなら石炭やガスを沢山焼けばいいだろ、なんでクリーンエネルギーじゃないといけないんだ?
11. 2018年9月11日 16:23:21 : qW5770aSac : k9XcZ01CpGM[918] 報告
>>9
>ドイツは夜に灯る電気すら足りない国になりますよ。

デタラメ。
夜の電力需要は夜9時ぐらいまでで、それ以降は朝まで落ちていくので
問題にならない。

原発は出力調整ができないので、夜間に電力が余ってどこも困っている。

風力もあるし、それでも足りなければ火力で補えばいいだけの話。

また溶融塩太陽熱発電も開発されている。
鏡で太陽光を集めて塩を熱し、この熱で蒸気を発生させて発電タービンを回す。
溶融塩は断熱した収容装置に入れられ夜間も発電できる。

再生可能エネルギーはどんどん技術が進歩している。

12. 2021年3月17日 07:26:39 : 09EaoSVYls : cEY1UmpsSDgycVE=[87] 報告
「『ドイツはフランスの原発由来電力を輸入している』は本当か」
(熊谷徹 EnergyShift 2019/8/6)
https://energy-shift.com/news/686fba8d-956a-45a3-8b61-15b7dea97909

好評連載の熊谷徹氏の欧州エネルギーレポート。多く寄せられている反響の中に、「そうは言ってもドイツは原発輸出国のフランスから電力を輸入している。だから再エネに取り組むことができるんだ」というものがありました。では、本当に再エネ先進国のドイツは、フランスから原発由来の電力が輸入されているから成り立っているのでしょうか。

激動する欧州エネルギー市場・最前線からの報告 第6回

■ 「ドイツは、脱原子力を実現したいのなら、フランスからの電力輸入をやめるべきではないか」

私は日本で時々欧州の電力事情について講演をすることがあるが、その時に聴講者から「ドイツは2022年末までに原子力発電所を全廃するが、フランスから原発で作られた電力を輸入しているではないか。ドイツは、本当に脱原子力を実現したいのならば、フランスからの電力輸入をやめるべきではないのか」という意見をよく聞く。

■ 電力を物理的に分けることは不可能

2017年の時点でフランスの電力の約71%は、58基の原発によって作られている。したがってドイツがフランスから輸入する電力に、原子力で作られた電力が混ざっていることは事実だ。

さらに隣国チェコやルギーも原発を使っているので、これらの国からの電力にも原子力による電力が混ざっているはずだ。

ただし電力の物理的な性質から、家庭のコンセントから家電製品に流れる電力を、物理的に「100%再生可能エネルギーによる電力」とか「原発からの電力が全く入っていない電力」と分けることは、不可能だ。

ドイツでは多くの電力販売会社が「100%再生可能エネルギーによる電力」と銘打った料金メニューを用意しているが、これは契約上の話である。実際に消費者の自宅に流れる電力には、様々な電源からの電力が混ざっている。このためドイツの多くのエコ電力販売会社は、T V(テュフ=技術監視協会)など公共的な性格の強い認定機関から「この会社の電力は100%水力発電所で作られている」などの認証を受けている。

つまり2022年12月31日にドイツで最後の原発のスイッチが切られても、この国の電力市場に周辺国から原発からの電力が流れ込むことは間違いない。

■ 単一電力市場をめざすEU

さらに、欧州の電力市場では国境を越えた電力取引が日常茶飯事となっている。

ドイツの電力の卸売価格がフランスよりも安ければ、ドイツの電力が大量に流れるし、逆も起こり得る。しかも今後欧州では、国際的な電力取引が今よりも盛んになる。

欧州連合(EU)は、将来欧州を一枚の銅板のように各国間でスムーズに電力が行き交う「単一電力市場」にする計画を持っている。

具体的には各国の国境にある送電線の結節点の数を増やすことによって、国の間の電力の売り買いを盛んにする。欧州諸国の送電事業者は、国内で需給が逼迫した時に外国から電力を買うことによって、系統の安定を保とうとするのだ。

したがって、ドイツ政府がフランス?府に対して「あなたの国の電力の71%は原発で作られているので、買いたくない」と拒否することは事実上不可能である。そのような態度はフランスを怒らせ、欧州電力市場の統合の流れに逆行するものとして厳しく批判されるからだ。

また、エネルギー調達は各国経済の安全保障にかかわる問題なので、他国が干渉して変更させることは難しい。ドイツ政府がフランス政府に「原子力の比率を下げてくれ」と要望しても、フランス政府ははねつけるだろう。

ドイツ政府が日本の福島事故を教訓として脱原子力に踏み切ったのは、まず自国で出来る所から始めたわけである。

つまり他国のエネルギー政策に干渉することはできないので、「隗より始めた」というわけだ。ドイツはものづくり大国が長期的に原子力と褐炭・石炭と訣別し、自然エネルギー中心の社会に切り替えても経済成長を達成できることを、世界中に示そうとしているのだ。


ただし、欧州の電力取引の実態を知るには、物理的に流れた電力量だけでは十分ではない。その理由は、電力を売るには送電線に流さなくてはならないからだ。

たとえばフランスとポーランドは国境を接していない。したがってフランスがポーランドに電力を売る場合には、電力はまずドイツに流れ込み、そこからポーランドへ送られる。したがって、フランスからドイツに流れ込む電力が全てドイツで消費されるわけではなく、他の国へさらに流れるケースもあるのだ。

■ 年々増えるドイツの「電力黒字」

したがって、取引の実態を知るには、二国間の契約に基づく電力の取引量を調べる必要がある。連邦系統庁の統計によると、2017年にドイツが外国へ#2った電力量は730億kWhだった。これに対しドイツが外国から買った電力量はその4分の1にも満たないわずか170億kWhだった。つまりドイツの電力の「貿易収支」は大幅な出超なのである。

時系列的に見ても、ドイツは2008年以来電力の「純輸出国」である。

2011年に輸入が大幅に増え、「黒字」が一時的に減った理由は、日本の原子炉事故の影響でドイツ政府が7基の原発を止めさせたため、国内の電力需要を急遽カバーする必要が生じ、外国からの輸入量が増加したからである。

それ以降は、再生可能エネルギーの設置容量の拡大とともに、輸出量が年々増加。逆に外国から購入する電力の量が年々減っているので、「電力の出超」が拡大する傾向にある。連邦系統庁によると、ドイツの電力出超量は、2011年からの6年間で約19倍に増え。

ドイツの発電量の中では年々再生可能エネルギーの比率が増えている。ドイツが外国から輸入する電力量が年々減っているということは、フランス、チェコなどの原発からの電力を使った電力の比率も年々下がっていることを示唆している。

■ フランスに対してもドイツは出超

欧州随一の原発大国フランスからの電力輸入量も、減る傾向にある。

2016年にドイツはフランスから23億kWhの電力を買ったが、翌年には約35%減り、15億kWhとなった。逆にドイツからフランスへの輸出量は、120億kWhから153億kWhに増えた。

ドイツはフランスに対しても電力の純輸出国なのだ。

「フランスにはなぜ58基も原発があるのに、ドイツから電力を輸入するのか」と不思議に思われる方もおられるだろう。

その理由は、フランスのブルターニュ地方などで冬に電力が時折不足するので、外国からの電力輸入が必要になるからだ。さらにフランスの原発の修理・点検が重なると、ドイツからの電力8入量が増えることがある。

■ フランスも今後は再エネ拡大へ

さて、フランス政府は、原子力の発電比率を現在の約71%から2035年までに50%に減らす方針を明らかにしている。

同国では、原子力産業が重要な雇用先となっている。このためフランスは原子炉をドイツのように段階的に閉鎖するのではなく、再生可能エネルギーの比率を増やすことによって、原子力の発電比率の引き下げを実現しようとしている。

フランスでは2017年に再生可能エネルギーが電力消費量に占める比率は16.3%に留まっており、ドイツ(2018年=38% *)に大きく水を開けられている。

ドイツの環境・エネルギー問題に関する研究機関「アゴラ・エネルギーヴェンデ」のディミトーリ・ぺスチア研究員は、2018年に発表した独仏間.電力取引に関する報告書の中でこのように述べている。

「ドイツとフランスは、パリ協定の目標を達成するには、2030年までに再生可能エネルギーの比率を大幅に高め、原子力、化石燃料の比率を引き下げる必要がある。フランスは原発の設置容量を維持する方針だが、将来欧州の電力市場で再生可能エネルギーの価格競争力が高まり、普及が進むにつれて、原発はstranded asset(収益を生まない役立たずの資産)になる危険がある」。**

フランスが将来ドイツのように脱原子力に踏み切ることは考えにくい。そう考えると、ドイツで消費される電力の中に原発からの電力が混ざる可能性は将来も否定できない。

ただし今後は各国で再生可能エネルギーの発電比率が増えていくことから、ドイツで消費される電力に混ざる原発由来の電力の比率が将来減っていくことは確実だ。

*https://www.bdew.de/presse/presseinformationen/rekord-erneuerbare-decken-38-prozent-des-stromverbrauchs/
**https://www.iddri.org/en/publications-and-events/report/energiewende-and-transition-energetique-2030

-----(引用ここまで)---------------------------------

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